回り道のついでに
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2005年07月30日(土) 今更。


 どうやら、完全にまいってしまっているようだ。
 大きい犬以外の人じゃ、駄目なようだ。
 恋ってそうゆう物なんだっけ。そうだよなぁ。

 あたしは馬鹿者なので、その辺もかなり曖昧だった。
 傍に居てくれる、優しい誰かでもいいんじゃないか、とか思っていた。
 だけど、やっぱり誰にも代わりは出来ないんだって解ってしまった。

 大きい犬に知られたら、浮気だー。ってまた騒ぐんだろうか。
 実際に浮気ではあるけど。
 
 あたしはもともとこういう軽い女だ。
 欲とか快楽には滅法弱く作られている。
 今まで、体だけの関係の人も居たし、こういうものは精神とかけ離れて存在するのだと信じて疑わなかった。
 でもそんなのまやかしだった。

 君以外の人と、3回試してみた。
 3回とも失敗した。
 驚きもある。
 でもショックだ。
 君のせいで、あたしは変わってしまったみたいで。
 今が正常なのかもしれないけど。
 でも君が相手しなくなった今になって、こんなことに気づくなんて。
 なんて馬鹿なんだろう。
 反省なんかしないけど。
 後悔もないけど。
 気持ちは君にしか向かわないのだろうか。
 それって怖いね。
 君の気持ちは遠くに向かっているのに。

 こんな想いするのは初めてで、言うなれば遅い初恋な訳で。 
 右も左も分からないし、相談するにも照れくさい。

 あたしどうしちゃったんだろう。
 君に会って、今度はどうなっちゃうんだ。
 会うの、ちょっと怖い。
 何話せばいいのか分からなくなったらどうしよう。
 まさか顔見て泣くなんてことは無いよな・・・。
 不安。
 でも、会いたい。
 
 ああ、やっぱり後悔、かな。
 浮気は浮気か。片思いでも。
 どちらにもごめんなさい。
 一番はあたしに、ごめんなさい。
 自分の気持ち、裏切るのは一番おろかなことだ。


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2005年07月27日(水) 行方知れず。


 もっと頑張らなくちゃ、と思う。
 ゆっくり行こうなんて言っといて、もうこの様だなんて、我ながら情けなさ過ぎる。
 そういえば自分には忍耐なんかないんだった。
 今から、ったって遅いよね。
 にっちもさっちもいかないなぁ。
 くじけそうだ。
 切ない気持ちを通り過ぎると、痛みになるなんて知らなかったよ。

 初恋は実らないと言うし、
 どうにもならないことなんて、世の中には有り触れている。
 あたしのテンポで、
 この恋がどうにかなるだなんて思ってないつもりだったけどさ。

 大きい犬が、相手を決めてしまったら。
 もうあたしは必要じゃなくなるんだ。
 君の腕の中で、
 他の人が眠るのか。

 それは仕方のないことかな。
 あたしは諦めるべきなのか。
 というか、これからはどうしたらいいのか。
 諦めるなんて、
 そんなに簡単じゃない。
 でも思い続けるのも、結構難しい。

 どうやらあたしは君でないと駄目みたい。
 あたしのこと、好きと言ってくれてる人には、
 ごめんなさい、と告げてきた。
 
 初めて人を好きになって、
 恋の痛みとか苦しさとかを知った。
 恋かどうか分からないとか思っていたのは、
 認めるのが怖かっただけだ。
 分かったら、もう終わりが近いなんて皮肉だね。
 なにも始まらなかった。
 これから、なんてない。
 そういえばそうだ。
 
 今度会うとき、なんて言おうか。
 全部伝えたら、君はどんな顔するのかな。
 さよならをするのかな。
 すごく怖い。
 でも会いたい。
 会わなきゃならない。
 始める為に。
 そして終わらせる為に。

 ただ一緒に居たいだけなのに。
 恋は恐ろしい。
 好きだと分かったら一緒には居られないのか。
 あたしは愚かだ。
 
 もっと頑張らなくちゃね。


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2005年07月24日(日) 君の声、言葉。


 お姉さんは元気?
 うまくやってるみたいだね。楽しそうでいいね。

 今月入って初めて電話がかかってきた。
 そろそろ君のことばっか考えてはなくなった。
 あたしのことを好きだ、と言う奴が現れた。
 どうしようか・・・って思ってた。
 そんな時にかかってきた電話。
 久しぶりの君の声。

 あのねー、OL人妻の姉さんとなんかいい感じだよー。

 ・・・。
 あ、そうなんだ。

 まだえっちはしてないんだけどね。

 はぁ。そうなんだ。。

 会わない時間が長くて、待とうとは思ってるけど、久々の話の最初にそんな報告は嫌だ。
 全部遅すぎたみたいだ。
 どうしよう、ってどうしようもない。
 君に特定の相手が出来たら、もう君を想わないって決めてる。
 勿論、君が相手を特別に想ってることが条件。
 で?
 元OL人妻はどうなのさ。
 ううむ。

 君に拘る理由が思いつかない。
 君のこと好きだと想っているけど、あんまり自信ない。
 君だけをずっと思っていられるほど、我慢強くないよ。
 
 一緒に居たいだけなのに、なんでうまくいかないんだろう。
 君とあたしはもう一緒に歩けない?

 あんな報告しておきながら、
 あたしの夏休みの予定聞いて、予定合わせて、

 泊まりにおいで。

 その言葉。
 なんだかわからないよ。
 次に会った時に、
 自分の想ってること全部伝えて、君の気持ちも知りたいと思ってたのに。
 何を言ったらいいのか、もう分からなくなっちゃった。

 


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2005年07月20日(水) そうは言っても。


 ゆっくり、かぁ。

 誘いを連続で断られるとなんか凹む。
 君の姿が見えないから、君以外の現実が重く圧し掛かってくるから。
 嫌なことがあると、君に会いたくなる。
 いいことは君に教えてあげたくなる。
 物理的な距離も、時間も、
 なにもかもが
 妨げになって、
 不安になるくらいなら、
 恋なんかしなければいいのに。
 誰かを頼ったり、甘えたりしたくて、
 寂しい時に一緒に居てくれて、
 くじけそうな時に励まして、
 落ちそうなときに支えてくれる、
 そんな都合のいい相手が欲しかっただけなのかな。

 不安なのは、君のこともそうだけど、
 一番は自分のこと。
 君を思う気持ちに、偽りがないと信じたいけど、出来ない弱さが怖い。
 会わないくらいで駄目になるのなら、この気持ちは一過性のものだったんだ。きっと。
 あの時は本物でも、
 だんだん色褪せるなら。

 どうして一人きりで生きられないんだろうなぁ。
 何も求めないで生きれば、辛くはない。
 でも楽しくもないね。
 
 あたしの頭はあんまり回転が速くない。
 考えるのにすごく時間がかかってしまう。
 それでも答えが出ないことが多い。
 でも一つ一つ決めていかないと、前には進めない。
 ここで落ちるともう駄目になっちゃうんだろうな。
 頑張ろう。うん。
 やれる所まで、行ける所まで。
 回り道回り続けて、それでも何処かにたどり着きたい。
 途中で誰かに会えたなら、多分それだけで十分。
 そう思って、もうちょっと頑張る。
 君が居なくても。
 
 そうは言っても


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2005年07月19日(火) 宇宙の神秘。笑


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 占いをしてもらった。
 ここのところ、全部が全部駄目な方へ向かっている。
 頑張ると、もっと泥沼にはまる。

 道端のおばさん。
 あたしの顔と、手と、生まれた日と。
 そこから何が見えますか。
 生まれ持ったものですか。
 あたしが作ってきたものですか。

 あたしと君は相性が宜しくないらしい。
 君は特定の人を作るのが苦手らしい。
 あたしがはっきり言わないと駄目らしい。
 気持ちは自然に伝わらないらしい。

 そうなのか。
 今年は前厄らしい。
 そうだったのか。
 今年、頑張って前に出ないと、来年はもっと大変になるんだって。
 負の貯金は利息が高いらしい。
 
 あたしは君に言いたいことを言わなければならない。
 そのために、自分の気持ちもはっきり決めなくちゃならない。
 仕事も、部活も、学校も、家族も、
 あたしがはっきり決めて行動しなくちゃならない。
 そっか。
 あたしが宙ぶらりに吊るしてたことが、大体の諸悪を生んだのか。
 ふむ。
 
 占いは奥深い。
 特に、この東洋の占いは、いろいろな心理が散りばめられてて、怖い。
 このおばさんも怖い。

 あたしはやりたいことを一つ一つ埋めていくことにしよう。
 言いたいことは、実は言わずにおけない性質なんで、心配しないで置こう。
 君には、次ぎあう時までに、告げる言葉、考えておくね。
 君の答えをゆっくり聴かせて。

 


2005年07月12日(火) ゆっくり、好き。


 激しい恋をするには、エネルギーとパワーが要る。
 そんなものが、このスローテンポのあたしにある訳がない。
 思い返してみても、誰かにそんな想いを抱いたこと、ない。
 でもこれはまちがいなく恋であると思う。

 一緒に居られたら、それだけでお腹がいっぱいになる。
 あったかくなる。
 
 そんな気持ちだ。
 
 でもやっぱり苦しい時もある。
 相手があたしを見てないとき。
 視線の先と、思考の先に、他の誰かが居る時。
 あたしの知らない女の人の話をする時。
 君があたしに

 彼氏作りな?

 と言う時。
 
 そんなときにも、ちゃんと笑って聞き役になる。
 うまくかわしてしまう。
 小器用なあたしだ。

 君に、想う人が居ても、あたしは君が好きだよ。
 幸せになれるのなら、君の恋を応援すらする。
 でも、相手のこと、好きじゃないなら、
 反対する。
 相手を、あたしより好きなら、応援する。
 遊びの恋ならしないで。
 寂しいだけなら止めて。
 抱きたいだけなら駄目。
 
 君もあたしも物臭だから、二人はいつまでも近付かない。
 君もあたしも寂しがりやだから、二人はいつまでも遠ざからない。

 この距離が、あたしを楽にするし、苦しませる。
 お互いに都合のいい距離だね。
 
 いつまでかこのまま居られるかはわからない。


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 せっかく芽生えた想いなので、
 このままゆっくり、育ててもいいかな。
 もうちょっと、好きでいていい?
 ゆっくり、好きでいさせてね。
 


2005年07月11日(月) かたつむり。


 あたしは一体何がしたいんだろう。

 折角、大きい犬に出会ったのに、
 どうしてこう、何もないんだろう。
 
 だいたいこれって恋なのかな。
 そもそも恋ってなんなんだ。

 会いたいって思う。
 話すことなんかなくても、喋りたい。
 たまに君のことを思って涙が出る。
 
 もし君に好きな人が出来たら。
 それがあたしでなかったら。

 どうでもよくなるのかな。
 あいつが優しいから好きなのかな。
 優しくしてくれる人ならいいのかな。
 でもあいつがいいんだよなぁ。
 それは恋なのかな。
 
 なんだかまたよく分からなくなってきた。

 あいつが誰かを好きになることに、
 文句なんか言えない。
 あいつが誰かと付き合うってなったら、
 とりあえず理由を聞こう。
 どうでもいい理由なら、怒ってみよう。うん。
 
 あいつがあたしのことを好きでも、
 それが恋じゃないのなら、
 やっぱり仕方ないことなんだろうなぁ。
 あたしだけのものにならないのは。

 じゃあ自分はどうしたらいいのか。
 あたしは、これが恋か分からないから、
 行動には出なかったわけだけど、
 実際に恋だ!って気付いたときには
 もう遅いのでないか?
 でもまだ見極め段階・・・。
 あたしってつくづくカタツムリだなぁ。
 焦らなくてもいい。
 じっくり育てよう。
 恋じゃなくても、大事な人に変わりはない。
 
 






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2005年07月04日(月) 言葉じゃ、難しい。


 言いたいことを思ったとおりに伝えるのは難しいけど、
 思っていることをそのまま伝えるのは、もっと難しい。
 伝わるってことが、とても重要だからだ。
 理解されなくても、伝達したい。
 誰かに、何かを伝える。
 誰かに、何かが伝わる。
 目に見えなくても、形にならなくても、
 心の欠片が、君に届けばいい。
 
 あたしはまだそれを言葉には出来ないけど、
 他の方法で、君に伝える。
 いま、ここにあたしがいること。
 君に伝わってる?

 大きい犬に、あたしの気持ちを伝えようと思った。
 でも、やっぱりもう少し待とうかな。
 言葉じゃなく空気で伝わるようになるまで待とうかな。
 何を今更、って思うくらい。
 ちゃんと君に届いてる?

 大きい犬とネコの間に、何が存在するのか分からない。
 でもいつか気付く。
 この空気の言葉たちに。
 
 


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