読書記録

2022年03月22日(火) 浄土双六 / 奥山 景布子

  橋を架ける男 ー 願阿弥 ー

籤を引く男ー 足利義教 ー

乳を裂く女 ー 今参局 ー

銭を遣う女 ー 日野富子 ー

影を造る男 ー 足利義政 ー

春を売る女 ー 雛女 ー



ー生きるとは、しょせん双六か。
気まぐれな仏の見せる賽の目。それでも、命ある間は振り続けねばならぬ。
この世が地獄であればあるほど、人はあの世の極楽を望む。だから僧侶たちは地獄の絵解きをして来世を望め、仏を信じよと。


やはり私は女が主人公の物語が好きだ。

だいぶ前の大河ドラマ「日野富子」たしか花の乱だったか・・・見たいなぁ。








2022年03月16日(水) 最後の医者は桜を見上げて君を想う / 二宮 敦人



 第1章  とある会社員の死

妊娠6カ月の妻がいる会社員が白血病と診断された。

 第2章  とある大学生の死 

3浪の末 医学部に合格した女子学生がALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断された。

 第3章  とある医者の死

武蔵野七十字病院の医師が下咽頭がんステージ3でリンパ節転移していた。

福原雅和  武蔵野七十字病院の副院長にして天才的な外科医。
患者の命を救うことに執念を燃やす。

桐子修司  武蔵野七十字病院の皮膚科に勤務。
患者は死を選ぶ権利があるが信念。
付いたあだ名は「死に神」

福原医師と対局の桐子医師の間にいたのが、がん宣告された音山医師だった。
三人は医大の同級生だった。








2022年03月03日(木) 89歳、一人暮らし。/ 大崎 博子

お金がなくても 幸せな日々の作りかた

ツイッターで152,501(3月3日現在)ものフォロワーを持つおばあちゃま。

若いうちはだいたいいつも健康だから、健康なんてそこまで気にしません。 
だから、欲しいものが手に入ったら幸せ、好きな人ができたら幸せ。
そういうものです。
 年を重ねていくと、心が安定していれば幸せ。80過ぎたら健康なら幸せ。
健康だから心が安定する。そうなったらイヤなことがなくなる。これが年配者ループなのでしょう。 

一気読み。

毎日 石神井公園への散歩と太極拳。
お仲間とのお喋りとツイッターでもいろんな人との繋がり。
私の理想とする暮らしがあった。
そこそこ健康で一人暮らしで、
24時間自分の時間。
うらやましがっても 多分・・・一人暮らしはできそうにないから、現状を受け入れるしかない。


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