茶畑
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2006年08月10日(木) 病状?

今朝も3時過ぎに目が覚めた。きっかけはトイレだが、いったん起きると色々と考え事をしてしまい、興奮して眠れなくなるのだ。その状態で2時間ほど過ぎ、やっと眠くなったときにはもう起きなければならない時間で、寝起きが最悪になってしまうことが何度もある。だから今日は眠るのを諦め、そのまま起きていた。それでも、家を出る時間はいつもと変わらなかった。

鬱病の「早朝覚醒」にあたるのだろうか。

仕事中に眠くて仕方がないということはなかったものの、相変わらず集中するまでに時間がかかる。いったん集中し始めると没頭するのだが、その状態になるまでの時間が長いのだ。

このような状態は今始まったことではない。ずっとずっとそうなのだ。学生時代の勉強だってそうだった。好きな教科ですら、なかなかやる気にならない。嫌いな教科に至っては、明日がテストで、勉強しなければ悲惨な目に遭うことがわかっていても、とにかくやる気にならなかった。何故こんなにやりたくないのだろうと、我ながら不思議だった。

私はずっと鬱病だったのだろうか。

素人考えだけれど、病気かそうでないかの境目は至極曖昧なものだろうと思っている。人間の脳はまだまだ解明されていない部分が多いと聞く。誰だって不調になることはある。私は1年以上、必死に自分の心を抑え付けてきたのだから、相当に疲れているのは事実だ。しかし、最近は食欲もある。本も読める。会社にも(遅刻ギリギリだけれど)普通に出社しているし、帰宅してから夕飯の支度をしている。普通の生活が送れているのだ。

鬱はしばしば「心の風邪」と表現されるが、風邪ならば軽いうちは自然治癒するのではないだろうか。それとも、治ったように見えるだけなのだろうか。根本的な治療が必要なのだろうか。

カウンセリングを受けようかと、インターネットで探してみてはいるが、今のところ行きたいと思うところがない。病院に付属のカウンセリングルームならば、はじめに「病気」と診断されてしまうのではないか。どうもそれには抵抗がある。私は自分がどうすべきか、自分で分かっているつもりだ。

それとも、そんな思い込みにとらわれずに、とにかく専門家に相談したほうがいいのだろうか。長期に渡って心が苦しいのだ。睡眠障害が起きているのだ。

迷いつつも、行動には移さないまま日が過ぎていく。

彼からは、今週日曜日のメールを最後に連絡が来なくなった。とりたてて用事がないからなのだが。連絡がないといってもまだ一週間も経っていない。少しでも連絡を取らない期間が続くと、これで彼とのつながりが絶たれる、と考える。寂しくて苦しくて、でもそれでいい、距離を取らなければ恋心が落ち着かず、彼が新しい幸せを見つけたときに辛くなりすぎる、と自分を抑える。こんな思いを何度も繰り返してきた。ようやく落ち着いたかと思った頃にまたメールをやり取りするようになり、気持ちが盛り上がってしまうのだ。いや、もうそんなことはないのかもしれない。これで本当に終わってしまうのかもしれない。少なくとも私のほうから連絡をするつもりはないのだから。

苦しい。


2006年08月07日(月) 移ろい

旦那との夏休みが消えた私は、とりあえず今日一日休みを取った。免許の更新に行かなくてはならなかったのでちょうどよかった。一日でも休むと気分がぜんぜん違う。

土曜日には地元の花火を見た。そうなのだ、今は夏真っ盛りなのだ。恋で悩み、苦しみ、あがいてきたので、季節が変わっても心のどこかでは実感が持てないでいた。仕事に追われて月日のたつのが早かったことも、理由の一つではあるのだが。

でも、今日、久しぶりに真夏の太陽の下を歩きながら、時が流れていることをじんわりと感じた。

彼とは7月末、もう一人の女友達と3人で飲みに行き、午前3時過ぎまでカラオケをしてしまった。あくまで友達同士の盛り上がり。彼に会うのは5ヶ月ぶりだったが、メールを頻繁にやりとりしていたせいか、前回(2月)に会ったときのような「この人だったっけ?」という戸惑いはなかった。

その飲み会が終わり、しばらくはメールも無くなるだろう、それでいい、と思っていたのだが、彼からは相変わらずメールが届く。このままつながりが薄れてしまうのを寂しいと思ってくれているのだろうか。

恋心を打ち明けはしなくても、正直に伝えることができればいいのだが。私にとって彼はとても大切な存在で、これからもずっとつながりを持っていたい、できれば定期的に会って話ができる仲でいたい、と。贅沢な望みなのだろうか。

山岳会を辞めた私は、他の友達と時々はメールをやりとりするものの、頻度は低い。一日に一通もメールがないことが珍しくないのだ。そんな中、彼からのメールがしょっちゅう届いてしまうと、彼に執着する気持ちが強くなりそうで怖い。いずれ彼は他の人と幸せになるのだ。そのとき、現実に直面して苦しむことになってしまう。

彼がもし私のことを好きになってくれたとしたら、うれしそうに旦那の話をする私を見て辛い思いをしていることだろう。なのに彼の恋の話からは逃げようとするなんて、本当に自分勝手だ。

3人で飲んでいるとき、彼が真剣な顔で「僕にはすがるものがない」と言っていた。だからやっぱり距離を取るべきなのだ。私にはやさしい旦那がいて、十分幸せだ。彼にもそうなってもらわなくてはならない。

まだまだ悩みは尽きないけれど、彼への恋心を何とかしなければと思ってから1年以上が経ち、やはり落ち着いてきてはいる。仕事が手につかない、眠れないなどの辛い状態は、続いても2〜3日だ。まだまだ重症かもしれないが、以前と比べれば落ち着くのが早くなっている。何より、旦那への愛情が揺らぐことがないのが大きい。

それでも、彼からのメールに返信してしまう私。いいのかなぁと思いつつも、彼のほうも私とどうにかなろうという気持ちはないのだろうし、今はメールが頻繁だけれど、徐々に減ってゆくだろうから、変に構えたりせずに日々を過ごしていけばいいのかもしれないと思ったりもする。つながりが完全に切れることはないだろう。切れてしまっても、それはそれで仕方がない。

まだ、胸の痛みは消えないけれど。


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