茶畑
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2003年06月28日(土) 空し悔し

辞めたいという気持ちがまた強くなった。
なんたって部長と席が近いもので、話の内容とか色々聞こえてしまって嫌なのですが。

私も前まで、他の2人と一緒に担当してた仕事(仮にA社としておく)で、最後にデータトラブルが発生した。納品前にバタバタしまくり、私は別件のB社の仕事が始まったからその対応からは外れていたけれど、他の2人(SさんとKさん)は大変だった。2人とも、私ほどはスケジュールが詰まってはいなかったけれど別のC社の仕事が始まっており、本当はそちらに集中し始めなければならないのにそれもできず。

直前まで修正が入り、みんなで必死に対応して(私も先週の土曜は出勤して手伝った)やっと何とか納品したのだ。もちろんミスはあってはならないんだけど、ミスが起こっても仕方のない状況だったのも事実。早くC社の仕事に移りたいのに、いつまでもダラダラと終わらないA社の仕事なんかやりたくないという気持ちになるのも無理もないし、疲れているのだから見落としだって出てくる。だからこそ、別の人にチェックしてもらうなり何らかの対応が必要なのだけど。DTPオペレーターの方も人が足りず、窓口になっていたオペレーターのYさんは何社もの仕事を掛け持ち、徹夜やら休出やらが続いており。全チェックをかけるにしても全ゲラを出力している時間はない、とのことだった。それも無理もないと思う。

しかし。
部長殿はそんなバックグラウンドを理解せず、事故が起こったと知るや溜息つきまくり(で、別の事務所にいる、前の日記に書いたお気に入り女性に電話して愚痴る)。客先に連絡を取って事故の処理方法などは考えるものの、表面的な原因(何月何日に誰がチェックした時に見落としたとか、修正個所だけチェックして全体を見直さなかったとか)を探るばかり。自分はマネジメント系ばかりやってきて制作の実作業なんてやったことがないから、担当者の状況や気持ちなんて想像もつかないのだろう。

SさんとKさんは昨日C社に打ち合わせに行って来ていた。で、A社の事故の話が一旦落ち着いたとき、「今始まっている仕事の他にもう一本C社から仕事を依頼されそうだ」という報告をした。スケジュールはほとんど同じ、2人だけで2本同時にやるのは無理に近いと思う。でも、部長は「大変だよねー」と言うだけ。何だそりゃ!!

実作業の割り振りなどは課長クラスに任せるばかり、とにかく現場の大変さは理解しない。いや、大変なのは何となくわかっていても、みんなが(表立っては)文句も言わずに深夜残業や休日出勤(あるいは徹夜)をして仕事を片づけるのは当然と思っている感じがある。そして事故が起これば「事故を起こさないようにしろ、もっとちゃんとチェックをしろ、何度も見直せ、うちの会社は信頼度が落ちてきている」などと、馬鹿の一つ覚えのように繰り返すばかり。部のメンバーが表彰状をもらっても、誉めることもしないくせに。たまたま仕事が終わって早く帰る日が続けば「また早く帰るのか?」という無言のプレッシャーをかけてくる。そんなこと言ったってやるべき事が終わりゃー帰るに決まってんだろ、会社に住んでる訳じゃねえんだからよ。

私と一緒にB社の仕事をしているMさんは以前、部長に「B社の仕事は1人でやれば?」と言われたらしい。2人だってキツイのに1人なんて無理に決まってる、ましてやMさんはライティングだけでなくディレクターも兼任しているのだ。そんな仕事をたった1人でやれば事故の元になるに決まってるのに。Mさんは最近「B社の仕事だけでは物足りないでしょー」とも言われたらしいのだ。

何考えてんだよ!!

できるだけ多くの仕事を回して利益をあげたいという考えは、立場上仕方のないことだろう。でもそんな金勘定ばかりが頭にあって、社員を大切にしようとは考えないのだ。不況だから人なんかいくらでもいる、ぐらい思っているのかもしれない。
うちの部長だけでなく会社の上の連中はみんなそうかもしれんが。

それと。
私は先週はほとんど深夜残業して頑張ったけど、それでも「既婚だからあんまり使えない」とか、新卒入社当初のイメージが変わらず「こいつ本当に大丈夫なのかなー」とか(これは部長だけでなく上のオヤジ連中はそういう奴が多い、それも腹が立ってる一因。外注スタッフならすぐに信頼する癖に)思われてるのは何となくわかる。もう疲れ切ってしまった(特に精神的に)から今日は休出すんのはやめたけど、同じ島の他のメンバーはおそらく出勤してる人が多いだろうから、「また彼奴は休んでるよー」とか思われてんのかもしれん。あたしゃ今週ほとんど島で一人残ってたんだぜよ。

私が被害妄想的になってる部分もあるだろうけど、それにしても。
ああーやってらんない。やってらんない。


2003年06月22日(日) つかめない

来年の3月で絶対に辞めてやる!

と、5月下旬は思っていた。
理由は査定にまつわる色々な話。
4月、業績悪化を理由に全員が給料カットになった。5月になり、査定によって私の給料はカット前のマイナス2000円に。

40代以上の人は、転職が難しいという弱みにつけ込んで給料の低下が激しかったらしい、1万円マイナスなんて人もザラだそうだ。その中でほぼ前の水準に戻ってるのは評価しているからだ、という部長の話。給料の中の「特勤手当」とされる5万は、残業20時間だか30時間分を見込んで付けているのであり、そうは言っても残業の多い人と少ない人がいて、そこは調整が必要であると。私の場合もその調整の対象(つまーり、残業が少ない)だったが評価が高いため、そのままにしてある、と。

それだけ聞けばまあ確かにマシな方なのかな、と思いきや。

若手の男連中はほとんど昇進しているのだ。そして、私の2ヶ月後に結婚した優秀な女性のことを、別の男性社員との面談中に「結局は『奥さん』だから、仕事に制限が出る」と宣ったそうだ。

それだけでも相当頭に来るんであるが、何と。

同じく結婚を控えておりお母さんが病気であり、つまり家庭の事情で残業できませーんと声高に宣言していた部長のお気に入り女性は、給料あがったんだとさ。それが最も腹が立つ。
その人と私は入社当初から色々話をしてきて、ちょっと前までよく飲みにも行ってた。彼女はうちの会社で頑張ってるし苦労もしているのは確かで、私のことをとても誉めてくれているし、あまり悪くは言いたくなかったんだけど、今回のことで完璧にキレた。
部長に甘えまくってさんざん優遇してもらいながら、自分ばっかり大変だ大変だと大騒ぎし、人のことは「大変なのは仕方ない」あるいは「もっと頑張らなきゃダメ」みたいな言い方をするのだ。おそらく、そのまま部長にも喋りまくってるに違いなく。そういう人が、仲がいいという理由で評価が高くなるのだ。

結局こんなもんかい。社員数ばかりは「大企業」の仲間入りしてても、所詮は同族経営の中小企業。

ああ情けない。会社には本当に失望した。
特に部長。同じ部の人もほとんどが嫌っているか呆れているのだが、なんだかんだ偉そうなことを言っても自分のお気に入り社員のことしか考えてなく(あからさまに優遇しててみんな腹立ててる)、面談時に「(給料がアップしたことは)黙ってろ」と言えばそれで済むと思いやがって、人をなめすぎ。
私の面談の時なんて口を挟むまもなく一方的に話され、「ああーもう10時だよー」(次の予定があるから急がなくちゃ)なんぞと聞こえよがしにぶつくさ言いながらとっとと面談を終了しやがって、失礼極まりない。

お気に入りの人たちだって、相当無理して体を壊すまで働いてくれるから評価してる部分もあるようだし、本当に、人を大切にしようという姿勢が全然見えない。

そう思うと、あの部長の元で(私は腹を立ててるのが露骨に態度に出てしまうたちなので、きっと評価はあがらない)あと何年か働くのはごめんだ、今すぐにでも辞めたいという気持ちになるのだ。

あと、前々から思ってる「出版業界で働く」っていう夢もまだ実現していないし。

しかし、部長との件(あと、例のセクハラオヤジもむかつくが事務所が別々になったので大分マシになった)以外は居心地のいいのは確かだし、給料安いっつっても転職後に給料アップできる保証なんてどこにもないし、頑張ればキャリアとなって食いっぱぐれない可能性が高くなる仕事内容でもあり、来年の3月と言わずもう少し頑張ってみてもいいんじゃないかーという気も。

でもね、疲れたのも事実。今やってる仕事は頑張ってるけど、先週は深夜残業続きで、ほんとに疲れるし空しい。
そう、空しいのだ。


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