1人と1匹の日常
2004年11月28日(日)  お願い。
今日はお天気もいいし、ママの体調もよい。
ということで。ちょっくらお散歩に出かけることにしました♪

コンビニと本屋とアイスを買いに・・・♪
りんくうと「よいお天気だねぇ♪」など、のほほんと鼻歌など歌って、電動車イスをブーン・・・と歩いていると。
・・・・後ろから、「ワンワンワン」と、ワンコさんの鳴き声が。
後ろを振り返ると、な、なんとー、リードにつながれてないワンコさんが、走って来るーーー汗
吠えながら、ひたすら走り近づいてくるワンコさん。

・・・と、ゆっくりとした動きしかできない、これでも全速力の我が電動車イス。
横では、りんくうが、「??????」
あっという間に、あと一歩で、ワンコさんに追い付かれてしまうぅぅ・・・りんくうは、「??????」
お家の方が出てきて下さり、首輪を持って、お家に戻られました・・・ほっ。

びっくりしたー。
もしも、ワンコさんが凶暴で、突然、噛み付かれたら?
りんくうは、決して自分から、吠えたり、威嚇したりはしないから、なされるがままなんだよね。
ママは、どうやって、りんくうを守ればいいの?

今日の突然の出来事に、りんくうとつながるリードを持つ手が、しばらく震えてました・・・。
ここで、お願いがあります。
お外で、ワンコさんが楽しんでいる時は、どうか、リードをどこかにつなぐか、人間さんの手でしっかり持っていて下さい。
放し飼いは、怖いのです・・・。

りんくうと言えば、ワンコさんが去った後、「こっ怖かった・・・。」と、座り込んでるし・・・。
でも、ちょっと寄り道した、ペットショップの、前から頼んでいた、歯磨き用おもちゃ。入りのショップ袋を、自分でテイクして歩いては、帰りは「るんるん♪」なりんくうさんなのでした・・・♪
2004年11月25日(木)  言葉のキャッチボール
入院中、病棟の看護師さんに、「お変わりないですか?」と聞かれることが多かった。
それには、いつも「はい。」と答えていた。
お茶を配られる時に、「お茶いいですか?」と尋ねられ、お茶をいただきたくて「はい。」と答えると、そのまま去られてしまったことがあった。
どうやら、お茶いいですか?=お茶いらないですか?だったようだ・・・。

家に帰り、訪問看護師さんとの会話で、「何か具合の悪い所ある?」「他に何かすることある?」と、具体的に尋ねられていることに、ふと気づいた。
帰りには、「何か取っておく物ある?」と、必ず聞いて下さる。
「ここが具合が悪くて・・・。」、とか、「今日は体を拭いて欲しい。」とか、「何々を取って下さい。」とか、次から次に言葉が出てくるから、不思議・・・。

病棟の看護師さんは、たくさんの入院患者さんを受け持っているわけで、なかなか時間が割けないのかもしれない。
訪問看護師さんは、たとえ30分から1時間と限られた時間だとしても、その時間を訪問先の利用者さんと一対一でコミュニケーションを取ることができる。

入院中、検温の時に、「りんくうは何歳?」「何を食べてるの?」と、看護師さんと会話が弾んだことがあった。
なぜか、それがきっかけで仲良くなった看護師さんには、体の状態やいろんなことを聞けたり話せたりできた。

コミュニケーションひとつでも、言葉の投げ方受け取り方によって、いろんな形があることを知った。
2004年11月24日(水)  「持って行って♪」
「持って行って。」
の出番活躍中のりんくうさん。

母がジュース缶をりんくうに手渡し、「持って行って」とお願い。
「はいはーい。」
ママの場所まで、運び屋です♪

ママが隠れていても、あっちこっち必ずみつけちゃう。
ママ探しが楽しくてたまらなく、
りんくうに「持って行くものない?」って聞かれた母は…。

飲みたくない気分のジュースとか、
たまに配達が届いたり…。
2004年11月23日(火)  1人と1匹なら
ママには苦手なことがあって、りんくうにも苦手なことがある。
それぞれできることとできないことがあるけれど。
最近、その線を引いてるのは、誰でもなく、人間のママだったんだなぁ…と気づかされた。
2004年11月22日(月)  お久しぶりです。
しばらく更新が途絶えてしまい、ごめんなさい。。。

実は、ママが、パルスという、ステロイドの大量投与の点滴治療のため、入院してしまってました。
10日間の入院生活を終え、先週の金曜に帰ってきました。
治療の副作用で食べられないし、慣れない病院生活の中、風邪を引いてしまい、発熱もしちゃうし、ダウンしてました。。。
でも、昨日から、少しずつ食べられるようになったし、ちょっとずつ回復しているので、安心して下さいネ。

入院中・・・、りんくうはどうしてた?というと。
いろいろ悩んだのですが、病院側の配慮もあり、個室で一緒に居ました。
お家で、待っていてもらうよりは、その方がお互いのいつもの生活を続けることができるかなと思ったので。

といっても、病院には病院の生活リズムがあり、もちろん治療のために入院しているため、日中のほとんどは点滴につながれてる状態。
入院後半戦は、風邪と副作用のため、ひたすらダウンしてしまいました。。。

でも、りんくうは、頭を冷やしているタオルが落ちれば、テイクしてくれたり、点滴をしたままトイレに行こうとすると、「何かできることない?」と、点滴棒を引っ張ってくれたり、食後の薬が入った袋をロッカーから運んでくれたり・・・。
なぜかお家でいるより、大活躍してくれました♪

普段は、もしかして、りんくうの可能性を、みつめてあげれてなかったのかもなぁ。(反省)
入院生活と治療と、体のしんどさに、不安ばかりの入院生活。
お家に居る時と同じ、「おはよう。」のりんくうの笑顔に、涙がポロリ。

病棟の看護師さんとも、訪問に来て下さってる訪問看護師さんと同じ白衣ということもあり、すっかり慣れたりんくう。
同じ病棟の入院患者さんからも、「がんばってね。」と温かく受け入れて下さり、今回の入院生活を送ることができました。

もしも、これ以上の長期の入院となった場合、お互いのことを考えれば、他の方法を考える必要があったかもしれません。
しかし、今回は、短期で、治療が終われば退院できると、先が見えていたため、この方法を選びました。
でも、一緒に過ごせて、よかったと思います。

病院で温かく受け入れて下さった、先生、看護師さん、看護助手さん、事務の方、清掃の方、給食部の方・・・全ての方に、ありがとうの気持ちでいっぱいです。
ほんとに、りんくう共々、お世話になりました。

・・・しかし、場所が変わっても、1分でグースピー☆寝ちゃうりんくうの技は、天才かもしれません。笑
あと、いつでもどこでも、ごはんは完食です。笑
2004年11月08日(月)  あなたと、出会えて
この所、ママの体調がよくなく、ステロイドの内服のプレドニンも増量してしまった。
日中も安静に寝ていることが多く、どうしてもりんくうも一緒に寝てしまうことが多くなってしまう。
こんな日が続くと、「これでいいわけないよね。」と焦り出して、早く元気にならなきゃ!と思うのだけど・・・そうはなかなか病気は言うことを聞いてくれない。

介助犬りんくうと暮らし始めてから、何度も、「こんなわたしがユーザーでいいのか?」と何度も思った。
もっと社会に進出し、社会貢献を果たしている方に、まだ日本で数少ない介助犬と共に暮らすことが、意味が大きいんではないか?
仕事も定職も持たず、在宅で暮らすわたしが、介助犬ユーザーとなるのは、自分の自己満足だけなのではないか?

日頃、お家の中が生活の基本のわたし達は、どうしても、外でのお仕事に機敏性がない。
外で活動することに体力的にも疲れてしまうママ自身も、体がだるくなってしまい、「もう帰ろっか。」となってしまったり・・・。
たまに講演などで人前に出ては、その機敏性のなさに気づかされ、お家でのんびり生活に、反省してしまう・・・。

正直、そんなことの繰り返しでもあった。

でも、わたしにはりんくうが必要だから。
毎日そう感じさせてくれる。
病気が進行して、自分で車イスに移動できなくなった時。
ドアを開けて外に出たりんくうが部屋に戻ってきた時。
いつもなら、ママが「もうっ閉めなきゃいけないでしょ。」と、車イスで走って閉めに行ってたのが、いったんベットに寝ると、そこから自力で動けなくなったママは、りんくうに全力でお願いするようになった。
何度も繰り返している間に、目の合図だけで、さっと閉めるようになってくれる日も多くなった。
あ、うんの呼吸を感じることも増えた。

朝起きた時、「りんくうおはよう」と言って、ベットにアップしたりんくうとお互いに顔を抱きしめ、「早く起きなさい。」と靴下をテイクして持ってくる、ちょっぴりおせっかいりんくう。
そんなあなたに、何度、朝が来る素晴らしさと、生きる力強さをもらったか。

このりんくうとの毎日を、ずっとずっと大切にしたい。
あなたの笑顔を、ずっとずっと守りたい。
病気のママだけど、寝込んでしまってるこんな時も、あなたのママとして、その責任をしっかりと心に留めたい。
2004年11月05日(金)  福祉タクシー
今日は、病院に検査と診察に行きました。
通院の往復には、いつもリフトで車イスごと乗れる、福祉タクシーにお世話になっています。

今日お世話になった福祉タクシーさんから、このお仕事を始められるまでのお話をお聞きしました。
会社を定年されてから、何か人のお役に立てるならば・・・と、福祉タクシーを始められたそうです。
格安な運賃でガソリン代のみ負担してもらうという形をとり、「ボランティアといっても、手は抜きません!」とおっしゃってやさしい笑顔で、にこやかに笑っておられました。

奥様は、以前から、新聞に掲載中の「シンシア日記」の大ファンで、今回、りんくうの同伴もお尋ねしたのですが、「介助犬ちゃん、ぜひ乗せてあげて♪」と、とても理解して下さりました。
新聞は全てストックされておられて、ユーザーのわたしよりも、ほんとに詳しいくらいの知識量をお持ちです。

診察中も、今日は患者さんで混んでいたのに、長い時間、待って下さっていました。
・・・ありがとうございました。

今日は介助犬の話や、いろんなお話ができてよかったです。
とっても温かな出会いの思い出が、1つ増えました。
思い出のみではなく、これからもお世話になると思います。
これからも、1人と1匹をよろしくお願いします♪
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