1人と1匹の日常
2004年05月20日(木)  ペットボトル♪
喉が渇いたなぁ。と。
りんくうに、冷蔵庫を開けて、ペットボトルを持ってきてもらう。

「ナイス・ボーイ♪」
しっぽふりふり、ドアを閉めた冷蔵庫の前まで、「もう1本いる?」
「・・・いっ、いらない・・・いらない。ノー。」

飲み終わったペットボトルを、ジー。とみつめるりんくう。
しっぽは、ふりふり♪
目は「くれくれ♪」モード。

ペットボトルは、りんくうの大好きなおもちゃ。
ペチャンコに潰れるまで、転がり追いかけ、噛み噛み遊ぶ。
中身がなくなったら、あたしのもの♪
とばかりに、全部飲みなさいと、目で訴える、りんくうなのです。
2004年05月15日(土)  共に生きる
補助犬法案が施行され、早1年半。
地元では、お店などの受け入れも広まり、介助犬りんくうと一緒に、街へ自由に出歩く日々。
久しぶりに、補助犬法案がまだなかった、あの頃を思い出す出来事に出会った。

「介助犬がいなくても、生きるのには必要ないでしょ?」

介助犬を持ちたいと、希望した時。
様々な、意見を聞いた。

わたしにとって、りんくうは、生活していくのに必要な存在。
なくてはならない、パートナー。
歩けないから、車イスで歩くのと、同じ。
ただ、物ではなく、命のある生き物。
気持ちを分かち合い、共に生きる存在。
介助犬は、わたし達障害者にとって、社会で自立するに、必要な存在なのです。
そして、わたしは、介助犬りんくうと共に暮す道を選んだ。

介助犬について、認知が広まり、当たり前かのように思いつつあったこの頃。
街の方の、「お仕事中だから、触ってはダメよ。」の、温かな眼差しに、改めて、心から感謝の気持ちになった。
2004年05月10日(月)  りんくうのかばん
外出時には、背中に背負う、りんくうのかばん。
そこには、両サイドに、「介助犬」と記されていて、「お仕事中」であるということをお知らせすると共に、かばんの中には、外でのトイレグッズ(新聞紙やペットシーツ)や水飲みカップなどが入っています。

先日、とある講演会を聞きに、会場で小学生の女の子と出会いました。
お話を聞いている間、ジッと車イスの横で伏せて待っているりんくう。

「ここにいる間は、かばん取ってあげたら、いいんじゃない?」
「かばん、重いよ。」

座席で伏せて待っている間も、りんくうの意識もお仕事モード。
(りんくうなりに、適度にリラックスはしています♪)
また、周りにおられる他のお客さんも、いきなり大きな犬がいたら、ビックリされるでしょうから、「介助犬である」ということを、お伝えする意味でも、かばんの存在は、重要なのです。

でも、せっかくゆっくり横になっている時に。
いつも重いかばんを背負っているりんくう。
時々、もぞもぞと、居心地が定まらず、手足を伸ばしたり動いている姿を横目に。

小学生だって、授業中は、ランドセル背負わないもんなぁ・・・。
と、その女の子の素直な疑問に、考えさせられたのでした。
2004年05月09日(日)  盲導犬
おとつい盲導犬になるまでのTVドキュメントを観た。
未来の盲導犬をめざし、訓練をがんばっている盲導犬の卵。
新人1年目の、盲導犬訓練生の苦悩と喜び。
そして、盲導犬のユーザー(使用者)となり、約3週間の合同訓練をがんばっている、視覚障害者の女性。

テレビの向こうから、こちらも「みんながんばれ〜!!」と、手に汗を握りながら、そして、人と犬との絆の深さに胸を熱くしながら、元気と勇気をもらいました。

そして、今日。
たまたま偶然に、盲導犬とユーザーさんをみかけました。
お仕事中ということもあり、そっと遠くから、見守らせていただいたのですが、実は盲導犬と出会ったこと自体、初めて!!
ほんとに、感動と、盲導犬のシッポがふりふり楽しく揺れてる姿に、幸せな気分にさせてもらいました♪

りんくうと同じ、補助犬の仲間たち♪
わたし達もパワーが沸きました☆
2004年05月01日(土)  おそば屋さんにて
お昼ごはんに、おそば屋さんに♪

空席を待っている間、お店の前の通路の片隅で、りんくうとしばし待つ。
お客さんにお声を掛けていただく。

「犬も一緒にお店に入るんですか?」
「ほんとにお店に入ってもいいんですか?」

(車イスの横で、床にダウンして待っているりんくう。)

「疲れてるわ。かわいそうに…。」

介助犬の説明もできないまま、行かれてしまった…。

おそばを食べてる間、りんくうはスヤスヤと気持ちよさそうに、ヨダレを垂れて寝ていたなんて、もしもその続きを知ったなら、どんな気持ちになられたかな?

やっぱり、「犬はかわいそう」…なんだろか…?
明日 / メニュー / 昨日 / サイト / 手紙/

My追加