あるみさんのにっきをめざせ

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あるみさんのにっきを目指せ

//Last modified 21/02/14


 それは素敵なショウタイム

2009年07月22日(水) 


  高校(だか中学だか曖昧。中高一緒だったので……決して過去過ぎるからでは!)の地学の先生はよく、ふらり、といなくなってしまいました。
  ふらりといなくなっては山に登っていたり、外国で日食を見たりして、帰ってきてはその経験話をしてくれてました。決して楽しいだけの話ではなかったけれど、その話を聞くのが好きでした。
  やはりある時、ふらといなくなり、戻ってきて「外国で日食を見ていた」と。
  「私もみたーい」「私もみたーい」の合唱の中、東京でも見られるときがあると黒板に2009年、と書かれました。
  まだ20世紀の中、20世紀が終わることも21世紀が来ることも、自分が学生をしていないこともまったく想像外の私は、2009年になっている自分の年齢を想像してあり得ない、と思ったことをクリアに覚えています。クラスからも「私その時(自粛)歳だわー」と困惑と笑いが起きました。
  老人になった姿はまだ想像がつくにしても、20代、30代となっている姿はまったく想像の外。学校と家庭だけが世界の全ての見事なまでのピーターパンです。そして、
  今すぐは見られないのか、とがっかりするお嬢さん方に「自分は見られるか判らないけれど、君たちは見られるのだから」と先生は穏やかに笑われていました。
  その言葉はほどなくして現実となりました。先生は、はるか上空からの日食観察に切り替えてしまわれたので。

  名古屋は雨、の天気予報で長い約束の成就を危ぶみましたが、まさしく「見られるんだよ」の言葉通りに晴れ間の覗く薄曇りに恵まれ、雲が日食ガラスの役割を果たして綺麗な三日月形の太陽を見ることがかないました。
  高校(だか中学。略)以来の約束はここに叶えられたのです。ガラスもなく、天気予報も悪く、そんな中でたまたま仕事が休みで玄関先で見られたのは、たぶん、先生の配慮だったのでしょう。
  いや、そんなに心配はしてませんでしたが。
  なにしろ、「2009年が駄目でもその次は2035年。君たちなら見られるよ」との言葉があるのです。当時からですと、そりゃちょっと長過ぎですが。

  昼間にはみない鳥が鳴いて、蝉が黙って、太陽が欠けて、玄関先でわきゃわきゃしていたら近所の人がちょっとだけ日食ガラスを貸してくださって(雲フィルターが有ったのでないほうが見やすかった……眼には悪いですが)、いつもの光景ではない感じで
 「あー。面白かった」
  と気負わずにまとめておけたことが一番楽しかった気がします。
  では、また26年後に!


 たぶん、私は3回目だから。

2009年07月08日(水) 


  だめだめです。
  ほんとうに、だめです。
  ついに3回観てしまいました。破。
  ついでにポップコーンも買いましたとも。1,500円で、ポップコートンジュースと作りの甘いアスカのフィギュア。勇気ある価格です。アスカに「だからアンタも食べるのよ」だの「目標を完食せよ」と言わせる恐ろしいパッケージなので、OK。お弁当の暗喩ならいいのですが、お食事の暗喩なら怖くて泣きます
  ちなみに名古屋の109シネマズは、セットで注文すると「ジュースは別の容器に入れますか?」と聞かれ、「お願いします」というと、別の普通の容器にジュースとポップコーンをくれ、特製ネルフ紙コップとアスカ箱は未組立のまま、ビニール袋に入れてくれます。うん、ニーズを読み切っている。
  おかげで、ポップコーン販売が5列に並ぶと言うみたこともない光景を見せていただきました。地道な努力は商売の基本。

  と本題に戻すと、いつも途中で意識がなくなるので(魂が抜けける、というか)最後の方の記憶がいつもなくなっていくのです。
  ちなみに「序」の時も魂が抜けて、最後でカヲル君が出てきたことに気がついていませんでした。おかげで、他のひとと話が通じないったら。我ながらなにしてるんだか判りません。
  しかし、今回、さすがに3回目! ピザハットは判りませんでしたが、トウジ君は確認出来ました。魂の抜けも減ってきて、ちゃくちゃくと記憶が出来ています。
  そして今回の衝撃は、「予告があったこと」
  ……い、いや! 今までもちゃんと観てます。観てますってば。ちゃんと冬月さんとゲンドウさんが剣岳やっているのは気がついてましたとも!(あれ? 常夏の世界に冬山? ←今気がついてんの)
  が、予告に綾波(とミニ綾波)がいたなんて記憶から抜けていますがな。今回はじめてみました。あれ、初日からちゃんと上映していました? いたんですよね……記憶力の摩訶不思議。

  ところで、序を観たとき、beautiful worldはゲンドウさんの歌かと思ったんですが、破ではシンジ君の歌ですね。てか、序でそんな解釈したのは私くらいですか。そして、「破」としてはTV版のOPが合う気がします。ほとばしる熱いパトスで思い出を裏切って神話になってしまえ。と。
  でも、考察だろうが、ループだろうが、スパイラルだろうが、ここまで力技の前にはしょぼしょぼです。

  さすがにこれだけみると、一段落です。あとは月末だ!(まだ観る気か)


 一週間経っていないのに

2009年07月01日(水) 


  もはや2回目を見てしまいました。映画の日に。
  「破」
  おかしい。私、どう考えてもおかしい。
  しかも、思い立っていったのではなく、前回観たとき帰り際に予約を入れておく念の入れよう。
  今まで自発的に何回も映画館に通ったのは……ミンキーモモ夢の中の輪舞。だって、前売り券が3枚つづりで大きなイラストになっていると言う、今やったらどつかれそうな物だったんですもの。
  うん。その話もおかしいね。おかしいけど、今の自分もおかしい。
  そもそも私、今までそんななエヴァ好きなはずでは………………なかったような気がするけれど……あ。今回もネタバレ触りつつまいります。ケータイだと見え見えでしょうか。申し訳ないので、映画館に行ってください。
  そして本編は

  式波さんが尋常でなくかわいいから、よし!
  素直になろうとして心開いて、その結果があれでは不憫すぎるですのよ。

  そしてシンちゃんがすごくかっこいいから、よし!
  2回目、前回のところと、「来い!」でまた号泣です。ああああのシンジ君が「来てよ」じゃなくて、「来い!」。命令文ですのよ、奥様。
  冷静に考えて、突然ネグレクト親父に呼び出されて、あんな怖いロボットもどきに乗せられて、あんなおっかない敵(といわれているもの)と戦わされるなんて、逃げちゃ駄目だどころじゃないです。全力で逃げないと。私なら、全速力で逃げます。逃げて爆風で即死したほうが怖くない気がしますもん。14歳には絶対に無理。もちろん、今でも無理。逃がしてくれ。
  なのに、彼は逃げないどころか、自分の意思で自分の欲しい物をとりに行くのです。しなきゃいけないからじゃなくて、したいから。
  すごいかっこいい……!
  くらくらです。
  まさか主人公にくらくらする時がこようとは。さすが、27話。

  しかし、私は旧劇から新劇の間にどれだけ成長したのかとか、自分には何が描けるのかとか考えると、もうどうしようもないきもちに……。あうううう……。
  
  3回目、観に行くか。
  次回のテーマ
  ・ ピザーラはどこだ
  ・ 委員長をかばうトウジはどこだ
  ・ お弁当メニューを確認だ!
  の3本でお送りします。



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