あるみさんのにっきをめざせ

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あるみさんのにっきを目指せ

//Last modified 21/02/14


 こんな面倒なことをこまめにする人はすごい

2008年03月31日(月) 


  結局、ケータイは換えませんでした。
  またしばらく、movaとのおつきあいです。
  3年8ヶ月目ですのよ。
  長期利用のご褒美にタダで電池パックをくれるというのでありがたく押し頂いて参りました。

  一応、ショップに行った時までは最初は機種変のつもりでした。
  s501i(ミッフィーの画像がプレインストールされているという理由だけで決めました)にしようと決めて、付属品も選んで……ふとDoCoMoのにーちゃんに聞いてみることに
 「──FOMAって、電波の届かないところ多いんですよね?」
 「ええ。でも昔よりは、うん。工事も遅れているけれど、まぁ、たいていのところは、うん。山奥でなければ、ええ」
  恐ろしいほど具体性に欠けた返事です。
 「……具体的に何処ですか。富士山頂が駄目なのは聞いたことがあります」
 「ですから、そんな山奥でなければ……」
  富士山頂って山奥ってイメージはあまり無かったのですが、確かに樹海は厳しそうです。樹海に行く機会はあまりなさそうですが。
 「街なかは大丈夫ですよ」
 「どの程度の?」
 「だから、街なかなら」
  ……まったくイメージがつかめません。世間ではどの程度から街なんでしょうか。
 「たとえば岩村は? 岐阜の恵那の、岩村町」
 「────お待ちください」
  にーちゃんはひっこんでしまいました。岩村とは我ながら良い選択。とりあえずある程度、山で、都会で、自分的に目安になりそうです。しかもまた行くかも知れないのでリアルに知りたい話です。
  うきうきわくわくどきどきと待つこと約10分。長すぎる気もします。
  そして奥から出てきたにーちゃんは
 「具体的な地名でお願いします。……あの…村とかじゃなくて」
  …………………えー。なにそのリアクション。岩村は地名ですってば。じゃ、なにか。青森は森で、群馬は馬なのか、千葉は葉っぱなのか、名古屋は屋号なのか。大丈夫か。いや、岩村を『岩とか村』と解釈したのなら、10分間も何を考えていたんだ。
  なんだか、ケータイを買うテンションがどんどん下がっていくのを実感しました。

  仕方がないので、ケータイの話題にシフトします。聞いておいたほうが良いところ……そしてにーちゃんに答えられそうなこと……。
 「s501iの『売り』ってなんですか?」
  ダウンロードが速いとか、電池がもつとか、防水とか。知っておきたいですし、これなら答えられるでしょう。よしよし。
  しかし、にーちゃんは再び答えるのでした。
 「『売り』はありません」
  ……は? お前、売る気有るのか。何でもいいから言ってくれや! こっちは素人なんだから! 正直にも程があるわ!
  ついつい、言葉が乱暴になってしまいます。とりあえず、口にはしませんでしたが。
  そんな胸を張って答えられても、テンションはもう少しでマイナスになりそうでした。
  売りのない商品ってのもなぁ……と、原点に戻って他の機種のお勧めも聞くことに。
 「私、粗忽ですから」
  あまり繊細な機械じゃないものがいいなーと言葉を繋ごうとしたとき、にーちゃんは
 「なるほど! そうですね!」
  ……同意したな。迷いもなく、同意したな。人の言葉を遮ってまで同意したな。15分も話していないのに、うち10分はにーちゃん奥に引っ込んでいたのに、同意したな。
  そこは一応客商売なんだから「そんなことはないですけれど、ショックに強い機種は……」と継ぐべきでしょうが。
  「いや、でもそんな考え方もあるな、と」
  どんな考え方ですか。
  あまりに、にーちゃんと意思の疎通が出来なくてテンションは大きくマイナスに針が振れていました。前回のオールピンクのおねーさんにあいたかった……。
  も、別に新しい機種じゃなくてもいい。
  電池新しくしてそれでいい。
  ちょっと不便だけど不自由じゃないし。

  消失してしまうポイントはグルメカタログに交換してもらうことにして救済です。
  その手続きもうんざりとしてしまう会話でしたが、割愛します。サポートセンターに電話してもらう内容をメモに書いて棒読みしてもらったのは初めてでした。
  ケータイ屋さんですから、「Mac」が判らないのは当たり前なのです。きっと。

  というわけで、しばらくmovaです。
  それまで、富士山に登れるかも知れないというわくわくがあっていいではないですか。
  突然気が向くか、再び電池が切れるか、もっと致命的に壊れるかするまで。
  または、FOMAのアンテナが富士山頂に出来るまで。


 ケータイ

2008年03月28日(金) 


  「ケータイ」と打って変換すると、「ケイタイ」と出ます。逆もまた然り。
  大概の若者文化は判っているつもりですが──ただし、プリキュアとかマリみてなどが若者文化に類されていると仮定して──ケータイは判りません。そりゃもう、さっぱりきっぱり。
  今の子は3年7ヶ月前(調べてもらった)からずっと使用しているので、実にシンプルな機能です。それすら使いこなせていませんが。そして43ヶ月の間に世間は目まぐるしく進化していたのでした。
  ため込んだポイントが今月末で切れるし、そろそろ電池の減りも速くなったし、3年間使えば世間的には頑張ったほうだろうし、そろそろ機種変更でもするかな、と軽く思いDoCoMoショップに足を踏み入れて………判らん。心底判らん。ワンセグってなに、GPSって庶民が使っていいものなの、FOMAってなに。
  仕方がないので、お店のひとに相談しました。
 「どの機種がお望みですか?」
  こっちが相談しているのに、質問で返すのは卑怯です。お店の人がカタログをびろーっと広げてくれます。
  が、どれって言われても。言われて選べるのならそもそも相談しません。
  私としては、電池が入っていて、話せて、メールの送受信が出来て、ちょっぴりネットが出来れば構わないのです。ぶっちゃけ、今のままでも別に不自由はないし。カメラもワンセグも着うたも別に固執はないのです。

  思い起こせば、前回の機種変更の時も、「話せてメールが送れるの」しか希望がなかったので、少しでも候補を減らそうと「カメラ要らないし、ケータイでゲームもしないので要りません」と親切心で申し出たのにどうしたわけだか怒られたのでした。
  なぜだかはいまでも判りません。
  「そんなケータイはない」って言われたけれど、いくら3年と7ヶ月前でもそれはないだろう。

  と、前回の轍を踏まないために、予習しておいた決めぜりふを意気揚々と
 「フルブラウザのあるの!」
 「全部です!」
  わーい。振り出しに戻る。

  店員さんもくじけません。
 「幾つか見本持ってきましょうか? どんなのがいいです?」
 「かわいいの」
  これで、何個かセレクトしてくれるというのはたいしたもんです。さすがプロ。
  ……ただ、それが全部ピンク色だったのは偶然ですか。気にしちゃ駄目ですか。そうですよね、そんな安易な方法のはずはないですよね。うん。
  そんなこんなで30分くらいあーだこーだと相談に乗っていただき、いったん帰宅することにしました。
  が、最後の最後で重大な話が……。
  「今のケータイの充電池、1個は無料で差し上げますよ」
  ………振り出し戻りすぎです。
  どうしたらいいんだ……。


 エア。

2008年03月11日(火) 


  何だか忙しいです。
  いつもこの季節、忙しいのは、たぶん、一日10時間近く寝ているから……
  ええ、花粉症(と薬)のせいです。
  起きている時間が超過密になっています。昨今の幼稚園児よりもたくさん寝ているかも知れません。いや、でも不可抗力なの。仕方がないのです。

  年々一日一日が早く過ぎていくし、このままではいかーん! ということで
  今回こそ新刊いっぱいの夏をめざして、エアイベントを設定しました。
  このエアイベントに合わせて新刊を作っていけば、OKなのです。
  目指すは、5月のSCity(※脳内)。
  本来でしたら、3月の春シティ(※脳内)あわせなんですが、今週末ではいくらエアイベントでもコピー本になってしまいます。なので、順延。
  ……この順延という態度が既に危険な気もしますが。
  とりあえず、何から作ろうかな♪ ←まだここ


 くっきぃ!

2008年03月08日(土) 


  ※ 痛い話です。
    不得手な方は……逃げてー。

  時々、無性にお菓子を作りたくなります。
  大抵はストレスがたまっている時なんですが──お菓子作りって、力仕事が多いのでかなりイライラ対策に素敵──さらに切実な理由がある時があります。
  That'sびんぼー。
  お菓子は買うと高いのです。
  めったに作らないのに、作りたい波が押し寄せると一から器具を買いそろえてしまうので結果として高くつくのですが、そこは見て見ぬふり。大人は気がつかない振りが出来てなんぼってもんです。
  ……ワッフルメーカー、欲しいなぁ。絶対、絶対、一・二回遊んだら無駄にするけれど、欲しいなぁ……きっとあれさえあれば、毎日が楽しくなる気がする。原稿だってバッチリ…………………………………はっ。今、何か悪魔が囁いたような気がするわ。いけないいけない。本筋に戻ります。

  ということで、2月は見事にクッキー月でした。
  理由は簡単で、某所で見かけた手づくりクッキーにくらくらしたのです。
  実にんまそうでした。
  うずうずクッキーも素敵。
  クッキーブームが襲来なのです。
  あまりに盛り上がったため、夏コミカットもクッキーでした。途中までクッキーじゃなかったのに、突然クッキー。クッキーの神が舞い降りたのです。突然すぎて変ですが、ま、いいか。
  ……かくして、100均クッキーを食べるものの、なんか違う。新聞で見かけたクッキー屋に通うものの、高い。敷居がではなくて、値段が。ほとんど同意という気もしますが、一枚、80-120円。もりもりと買えば、あっさりと大枚がとんでいきます。クッキー5枚と文庫本一冊が等価なんて厳しいにも程があります。
  中学生よりも貧乏を自認する私はここで気がつきます。
  クッキーが買えないのなら、作ればいいのよ。
  あったまいー。
  繊細なデコレーションがなければ、なんとかたぶんいけるはず。
  えーと、型と、粉と、バターは去年何かのブームで買い込んだものがあるから(何のブームかはまったく覚えていない……いかに一過性だったかがこれで知れる)それを回して……。
  うきうきです。
  盛り上がった心は止まるに止まらず、考えるのも恐ろしいほどの材料を買い込みました。この買い込み代でかなりの量のクッキーが買えた気がしますが、それに気がついてはいけません。

  クッキー量産時代の幕開けでした。
  ぶらぼー。
  自分で作ると、バターの量の恐ろしさを痛感しますが痛感するだけで実感しないのがコツです。

  そして、その夜もクッキーを大量生産し、机の上にクッキー型を置いて寝たのでした。なぜか、そうした器具は部屋保管なのです。
  ちなみに私は布団派です。美しい日本の住宅事情により、机の下で寝ています。
  家にはねこがいます。
  このねこによる人の起こし方は、ご存知の方はご存知ですが暴力です。耳元でコンビニ袋シャカシャカの刑など確実に人のいやがる方法を編みだす知恵は、あの小さな脳みその何処から思いつけるのか摩訶不思議でなりません。

  ああ、もう、お判りでしょうか。
  いつものごとく、夜中に下僕を叩き起こしたくなったねこ様は、机の上のものをすべて机の下の下僕に投げつける手法に出たのです。
  その中に、クッキーの型が混ざっていたのは運命だったのです。
  真っ暗闇の中、叩き起こされ、ねこ様のご所望の食事の用意をしようとして
  
  思いっきり、踏みつけました。
  クッキーの型。
  
  踏みつけただけでなく、拙いと思った瞬間、うっかりと踏み込んでいるほうの足に体重移動してしまいました。逆だ! 逆! 型はねじれて、ぐぎゅうっと…………。
  
  あのね、くっきぃのかたってね、ステンレスでね、ふむといたいんだよ。
  にんげんのあしと、くっきぃのきじとどっちがかたいのかなぁ。

  
  土踏まずをクッキー型に抜くという新手の拷問を自己開発してしまった私は涙も出ず、ただ床に転がるのみでした。しかも、よりによってなのかなんなのか、型は花型。たくさんの花びらはエッジとしての使命を果たし終え、ただのスクラップと成り果てています。
  さすがに事態の異常性に気がついたのか、ねこは私の足を……舐めるなぁぁぁぁ。

  歩けるようになるのに、二週間を要しました……。

  ……でもいいなぁ。ワッフルメーカー。はっせんもするけれど。私の愛しているベルギーワッフルも、簡単に……ぶつぶつ……ワッフルが買うと一枚100円として、80枚作れば元が取れるし!(あえて目を向けていない所は、見て見ぬふりが大人ってものです)


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