あるみさんのにっきをめざせ

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あるみさんのにっきを目指せ

//Last modified 21/02/14


 夢の続きははっぴぃえんどで

1999年01月26日(火) 


  唐突に友達と連絡をとりました。
  伊太利へ現実逃避に行くという話をするため……で、まだ本気なのか、このままた計画で倒れていくのかは、よく判って居ないのですが(大体、計画が全部遂行されていたら私は国内外で行っていない場所はなくなるんですな、これが)、まるで、印刷屋のパンフレットをみて「うっとり…… 装丁はどうしようかな」と夢を見るように、ツアーのパンフを見てうっとりするのが楽しいのです♪ 
「やっぱり、自由行動が多いのがいいよね〜」
「そうだよね〜。あ、でも私、イタリア語出来ない」
「奇遇だな。私もだ。だから取りあえずツアーね」
「ところで、ミラノで2日も何するんだろう? そーゆーツアー多いね」
「アウトレットで服買うんじゃない?」
「なんで伊太利行ってまで服買うねん」
「だよねぇ。あとは〜宗教画とか〜」
「なんで伊太利行ってまでそんな辛気臭い物見ないといかんねん」
「だよねぇ。伊太利って言ったら、ジェラードとパスタとピッツァと……(略)」
「んじゃ、アウトレットと宗教を外したツアーで名古屋空港からも出ている……」
「そんなツアーはない(断言)」
  ……行けるのでしょうか……(゚_゚;)

  と、言う文脈でここはひとつ、「ローマの休日」を見ようと思ったのですが、何でだか「王様と私」を見てしまいました。共通項は、映画。ちぴっと大雑把な気もします。
  英語版の上に字幕もないと言うぶらぼぉな物だったので、よく自信はないのですが、驚いたのなんの。
  それまで、「王様と私」はユル・ブリンナーが踊っているシーンしか知らなかったので、はっぴぃえんど・こめでぃだと思っていました。何の疑いもなく。
  だから、ラストシーンでThe Endの文字が出るまで、正確にはそこでテープが終わってしまうまで、王様が立ち上がり、「はははっ。すべてはお芝居だ。文化的で理論的だろう?」とでも言いながら心配しているヒロインを抱きすくめ、はっぴぃえんどだと……(途中の「お芝居の上演」はそのための伏線だと勝手に思っていたり
  ……いゃあ、驚いた。悲しいとか、そういう処まで驚きのあまり到達できませんでした。今でも何だか、信じられないわ。
  
  と、いかにも物知らずな発言をするのでした。


 登山記録

1999年01月17日(日) 


  なんだか、書きたいことはいっぱいあったのです。例えば、CGIのその後とか。あと、センター試験の話とか、4年前のあのこととか。でも、気のせいならいいけれど、多分、そのことじゃないことを書かなくてはならない気が、ものすごくします。
  ……う……うぷ(-。-;)
  そう、私は生まれてから2回(一回目は98.10.21)も、山に行ってしまいました。ふう、英雄の前に私はただの庶民なのに……。

  予兆はありました。
  月亭(仮称)さんが、「青春18切符が余っている」とのたまっていたのです。軽く流したけれど、7割は来るだろうな、と思っていました。
  私なら、そんなネタになる話放っておかない自信があるんですもん。
  案の定、16日になって「行くの。くすくす☆」とのたまっていらっしゃる。ひとのことは言えないけど、計画性を持とうよ、計画性。
  そんなわけで、「ぴんくのくまのぬいぐるみ」を目印に(どーでもいいが、この目印は何とかならんのでしょーか。しかも、途中二人ほどに「鵜飼さん?」「酒向さん?」と聞かれるし……もしかして、メジャーなんですか、ぴんくのくまでの待ち合わせ)名古屋駅に落ち合う。
  待ち合わせに向かう間、ちょっとだけ、「美少女が来たらどうしよう*^^* そうよね、月亭(仮称)さん、女の子かもしれないし♪」と浮き立ったりしましたが、まったく無駄な浮き立ちでした。ちっ。返して、私の浮き立ち。
  とりあえず、初対面が山である不条理には目をつむって、レッツgo。

  と、いうわけで、マウンテンに到着。
  めでたく、月亭(仮称)さんは念願の「甘口いちごスパ」とコーヒーをオーダー。ちゃれんじゃあであるが、このために来ているので彼はそれでいいのです。いや、むしろ、ここで「コーヒーだけね☆」と言われたら困りますし。
  私は、前回の壷スパにちょっと懲りたので、ほうれん草とベーコンのスープスパをオーダー。ほうれん草とベーコンなら、割と味に変化が多くて食べられるだろうと踏んだのです♪(スープスパの方が普通のよりなんか楽な気がしたのは私がまだ夢を見ているせいなのでしょーか……)

  果たして、壷ではなかった。少なくとも、その点では私は勝利者です。
  箸ではなく、フォーク(と、スプーン……必要ないけれど)だし。ちゃんと、皿にやってきたし。……大皿に。山盛りで。座っていても、傍らで立っているウェイターの持っている皿が山盛りのそれだと判るくらいの盛り。どんな時でもポリシーを貫く店、マウンテン。かっこいい。そう、思わないとやってられん。
  味は……濃かった。バターソースでした。コンソメだと思った私の完敗(・・、)
  しかも……私はそのスープ(と言う事に対外的になっている物)の味を知っている気がしました。そう、いちばん安いスープスパゲティの素。但し、明らかに濃縮倍率は間違っている注釈付きで。もう一つ言うことが赦されるのなら、ほうれん草とベーコン、何処ですかぁ?

  だが、今回も私は良い子でした。頑張って食べました。食べて食べて食べて、ようやく普通の大盛りに達しても食べ続けました。
  味蕾は既に何が何だか判らなくなっていました。
  月亭さん(仮称)によると、「バターの味」だそうですが、そんなんとっくの昔に私には判らなくなっています。が、負けたくても、負けることは赦されていないのです。
  何しろ、対面にはあの甘口いちごスパを喜々として(←主観)食べている人間が居るのです。人間の尊厳のために、と言うフレーズが脳裏をよぎってきました。
  そう、私の人間の尊厳のために、この戦いは負けられないのです。負けたほうが失う物が少ない気がするのには目をつむります。
  ……それにしても、気色悪い。私の視界には、のたのたとたゆたうピンクの物体がとぐろを巻き、暖かい甘ったるい湯気が鼻孔を直撃し、一口戴いてしまったこの世のものとは思えない甘ったるい味が思い出したように反芻されてます。自分で選りごのんで食べている彼はいいんですが、私はただ巻き込まれているだけなのに何故、こんな目に……
  「気色悪い」
  思ったことを口にした私に「食べ物に対して失礼なコメントを」と月亭さん(仮称)はおっさったが、では、そのピンクの、熱でキウイと苺がへたっている自称スパは、食べ物に対して失礼な存在ではないというのでしょうか……。
  かくて、パスタ部分完食。残ったスープにふと思いついてフォークを載せてみたり。……フォーク、沈みません。この濃度は何事なのでしょ? 

  しかし、いちごスパ完食者の前に庶民はただ黙するのみ……。オフらしい斜め後ろの席の人の視線は、英雄に固定されたままでした。この世のものでない物を見る目。うん、気持ちは判るよ。でも、私はただの道案内人だから、一緒にしないでね。

  相変わらず、オフの多い喫茶店でした。石川ナンバーの車まで輝いてました。もし、マスターが「店、おしまい」と言ったら、そのニュースは一両日中にネット中を駆け巡ることでしょう。でもって、『有難う、山。僕たちは君を忘れない』オフが連日開催されて、記念撮影者も続出。目に見えるようです。
  山の前に道はない。山の後にも道はない。
  がんばれ、マスター。意外だったのは、なんかいかにも地元の乳母車を押した家族連れもちらほらと居たことでした。他にも近くに有るだろうに……なにを好き好んで(謎)

  その後、鶴舞公園で胃を宥め、カクタスカフェの紅茶で舌を宥め(ここの紅茶が好きなんだってば。隣がまた、「ザ・マウンテン」と言う名前だったのは偶然。山の口直しに山に行くほど人生捨てていません)、ナゴヤドームで苺クレープ♪ なんか甘いものが欲しくてわざわざ移動しました。なのに、エビ味噌クレープを食べながら(彼の感想は「山の後でなければ、違和感が有る味だと思うが、今は甘くないので美味しい」そうでした。世間は甘いものとそれ以外で出来ている)、
  「もし、いちごスパが、苺クレープと同じ成分でできているのなら、その苺クレープって(以下略)」
  ……なんてことを言うのですかーー


 ゴールはいつだってスタートしてから探す物

1999年01月10日(日) 


  ふふふ。時は熟した。熟したというより、切羽詰まったという気もするが、ありとあらゆるファクターが私に「自力CGI」を示唆している。さいわい、「CGIで作る掲示板」という参考書も有るし、ふらふらと探しているうちに、判りやすいページも見つけた。……人生、根性だ(^^) やってやれないことなど無い………筈だ……多分……

  で、参考書を読む。読む。読む。……うわぁ、判らん。湯にっ玖珠のシェ留の照れネット……と、こんな感じでしか判らない…(UNIX、シェル、telnetが正解、多分……) それでも、根性を総動員して読み進める。かろうじて、輪郭は判りかける。私はお勉強が好きなのだ。判らなかったことが、理解の点になり、線になり、面になり、球になり、分子模型のようにうねうねと繋がっていく感じは大変楽しい(余談だが、分子模型が繋がる感じと言ったら友達にいぢめられた。が、その友達も同じことを言うのに、「シナプスが繋がる感じ♪」とのたまう……なんか、こいつにいぢめられるのは少し理不尽な気が……) 楽しいったら楽しい。楽しい筈だ(自己暗示)。ぶつぶつぶつ。

  と、自分を鼓舞しながら進める。よし、設置したいのはとりあえず、これとこれ……一応、リムネットに説明が有るはずだからCGIの個所を読んでみよう。なになに? 「CGI、SSIに関しての質問はお断り。自力で頑張れ。サポートしないよん」……しーん。い、いや、それくらい簡単ということよねっ(←自分に言い聞かせている)そもそも、一部のプロバイダでなければ、FTPでどうにかなるし、妙なファイルは要らないはずだし……ちょっと……もしかして、リムネットって……その一部っ!? うわぁ どないしろと言うねん……

  しかし、良い子の私は、FTPでなく自力でどうにかするべきだと、まだ根性で考え、自力で行うことにする。ごちょごちょ。よし、これでOK……ってなんでシェルが止まる……? いやな予感がして、慌ててページの閲覧をすると……出来ない……なんかデータがなくなっている……らしい。脳裏を怖い考えがよぎる。「判らないうちに勝手にシェルをいじらないこと。もし、サーバーごとダウンしたら損害賠償、と言うことも有ります」(参考書より) ……出来ない。損害賠償は出来ない。慌ててリムネットに電話する小心者がそこにいた。

「あのぉ、ちょっとページをアップしていたら〜閲覧できなくなってしまって……」
「本当ですね、シェル、いじりましたか?」
「た…多分(多分どころではないです。やみくもにいぢりました)。でも何をしたんだか……自分でも……」
「では、言う通りにしてください」
と、完全に素人だと判断(←正しい)された私は、噛んで含めるように言われるまま直し続け……最後に
「何でアップしました?」
「FETCH 3.03.です」
「そういうバグは初めてですね……記録しておきます」
  ……バグじゃないんです(・・、) 私が自力で止めたてしまったんです……(・・、) とは、勿論、言えなかった。すまん、FETCH。そうこうするうちに、正しくページが表記される。
「あ、表示されましたね」
電話の向こうで確認しているリムネット兄ちゃんをよそ目に、FETCHに謝り続け、おたくなページでは有っても、18禁なページではないことに大変感謝していた。しかし、またこういうことが有ると怖いので、休日の昼間にしか実験できない……(※夜はサポートデスクがお休みです)

  Macでリムネットで根気があって心が広い方、私にCGI教えてください(^^;)
  と、いいつつさらにちょっと判りかけてきた……。あと、幾つの「ちょっと」を繰り返せばゴールなんだろう。と、参考ページをさまよう私にとどめが……「シェルもリムネットのように判りにくいページは……」……しーん……。

  ……ゴールはどっちだ……


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