ことばとこたまてばこ
DiaryINDEXpastwill


2005年05月31日(火) 剥き出しの片言

シャキシャキとチョコを食するとうどんがしゅるしゅるともつれて大蛇と絡み合う。
大蛇の眼に上空から滑空した鳩のくちばしが突き刺さった。
シュンと吹き出る白けし血。
のたうちまわりながらもうどんをすする大蛇。


遠方でその経緯を眺めたる仙人の唇は
パリパリとすっかり乾ききっていた。


のたりのたりと地を這うようにして要塞に立てこもる彼らの手へ希望がやってくる。

生きていてね、とスピーカーより流れる絹も散り散りの悲痛な声。
しかし恐怖に身を強ばらせて耳をふさぐ彼らには一切合切も届かず。
くぐもったうめきにも似た笑い声が草葉の陰より聞こえてこないか?

はばたけ! 極楽へ!
はばたけ! あまねく光に満ちし天上へ!

緑色の翼にくちづけを交わして はばたけ!


2005年05月30日(月) 未成熟な我を見ておめえはどう思っている

正直なところ、筆談を「あー、いっすよー」って
いとも簡単に、かつ詳細に内容を書き込んでくれる
人の気持ちが理解できない。
もしもおれが おれが おれよりも身体的に弱い立場の人がいたらば
きちんとそう言えるだろうか? できるだろうか?
できはしても、相手の御身を主にしたうでもできるだろうか?

否。
否。

実は否。して頂いているからとしても、おれまでが出来るとは言えないし、できない。
はははは、めんどくせえけど、ま、こいつ、かわいそっだから、はは、しょうがねぇ。
って、そんな情感があって。あって。あってしまって。

どうにもおれは未だに傲慢が過ぎている。
目が見えないだとか、音が聞けないだとか、身体が不自由に動かないだとか、
などなどの社会的には色々と不便の壁がぶ厚くある障害者と言えども
ひとたびなんらかの形で逆の立場に回れば 存外に醜い場合が多くある。


人と出逢う機会が限られるがゆえに
未成熟だから。
こなれてないから。
豊穣でないから。

実のところ。
実のところ。


2005年05月29日(日) ドアホウレポート

あのちっちゃいコかわいいな♪なんつって
ほがらかに にきにき 勇気りんりんと
身体に満ちるエネルギーをもてあまして
鼻息も荒く ふんふんしながらとびはねる
あのちっちゃいコかわいいな♪なんつって

なんつって なんつって

あのでっかいコかわいいな♪なんつって
人とじょうずに話せなくって ジリジリ
それでも なんでか人と話したーい、と
心にひそめてはチラチラ チラチラ
してたら たまたま あの人と目が合っちゃった
はわわわ どうしようって心情は沸騰して
不器用に地面へ目をそらしては チラチラを繰り返す
あのでっかいコかわいいな♪なんつって

なんつって なんつって


2005年05月28日(土) 言わずにおこう

どうにも以前とは少し現状が移ろったようですね。
何かにつけて「ははは はは はん 人それぞれですからね」
なんて嘯いては人生悩み少なく軽やかにしたろうと企む人が増えました。

どうにも以前とは少し現状が移ろったようですね。
そういった理念がばっこした現状では「アタリマエでやんすよ。だからどうしたか」
なんて言い返さずにいられなくって。

でも実は我だって「ははは 人それぞれ、ってなんたる利便さに満ちた言葉!」
なんて思いながらくどくど言いたれてしまいそうで。


でも言わずにおこう。


今はそんなことを言っても「ぐわあ、なんたる悟りに満ちたお方でしょうか!」
なんてことはなく、ただただ「気怠いお方ねえ」と思われるだけだよ、と考えて。

だから言わずにおこう と思った。
だから胸の内におこう と思ったよ。


2005年05月27日(金) ごーるどふりゃーっしゅ

ひかりのなかの 君の産毛 こがねいろ
そうだナ きれいだナ

ひかりのなかの かまきり こがねいろ
うん きれいだ

ひかりのなかの くものす こがねいろ
ウゥーン きれい

ひかりのなかの 雨 こがねいろ
だはははは きれいきれい


なにもかもこがねいろに 染めあげよ

ぜいたくにも 世界の色はこがねいろ


2005年05月26日(木) 屋久島

その様に震えなくともよいよ。
おれが守ったるぅからさ。
と、ひとりごちるおれの背後で長寿の木そびえる。

うははっははははは!
って軽率に笑いうめきながら近づく輩を、
どうする?君は。おれは君の言うままだぜ。

ぐははっははははは!
って下品に笑いうめくあいつらを
どうする?君は。おれは君の言うままだぜ。


なんですと?
逃がせと? 逃がせと?
だってあの糞馬鹿野郎どもは 君の 御身を削り取りやがったんぜ!
かけがえのない、君の、その身体をだぜ!
なんで!
これほど言うとるのに!   ええ、いいじゃねぇか、殺してもサ!
なんですと?
それでもいいと? 逃がせと?
だってあの薄ら糞呆け野郎らは 君の 君の 君の 身体ナイフで切り取ったんだぜ!
何百年も、いやいやいや何千年も、生きてきた 君の身体をだぜ!

なんですと?
それでも? それでも? それでも?
いいや、だめだね
逃がせはしねぇ おれがおれがおれが えふふふふ、相応の罰を教えてやる

なんですと?
逃がせと? 逃がせと? 罰なんておよしなさいと?
えふふふふふ 君はそう言うかもしんねぇね
けれど おれは君の言う君の美しさなんて 信じねぇな
おれの感じた君の美しさを一番に信じるよ えふふふふ
とりあえずは この野郎の皮を一枚、一枚、

君の生きてきた齢 等しく 剥がしてやろうと。


2005年05月25日(水) 笑ってないなーアハハン

カメラでおめえの肢体を撮ります。
夜空のプラネタリウムはプレゼント。

風に 風に 風に 風に 風に
飛ばされて 飛ばされて 飛ばされて
風は 風は 風は 風は 風は
吹きあれて 吹きあれて 吹き荒れて

飲め飲め飲め 飲め飲め飲め
酒酒 酒酒酒酒 ほほえむその顔で周囲をうまいことだましてる?
酒酒酒酒酒酒 ほほえむその顔で自分もえらいことだましてきている?

酒酒酒酒酒 飲んで飲んで 精神をゆるゆる ゆるくさせて
そしてほほえむその顔でどれだけずっと自分にすらもほほえんできていたの?

ああああー、ああー、あーあ、にやにやしてばっかで、あああーあ、あ、
ほほえみは にはには、という音がするのだよ。
にやにやは ほほえみではござらんよ。

にはには ほっこりほがらかにぷるぷるしてくるにゃねんころり。
にやにや じっくりゆどみながらじくじくしてくるどぎゃぎゃぎゃ。

おめえは おめえは
ほほえんでいる のか
くちはしゆがめている だけか

いちどは知っておこうぜ、イェイイェイ オゥオゥベィビィ


2005年05月24日(火) 手紙

あのお方より思いもよらぬ手紙を頂き狼狽する。

その透明な眼をペロリ舐めて口にふくみたいなあと首飾りをシャンシャン鳴らせてる。

ひとつとして書き損じの無い手書きの文字に、悪筆につき遅筆なる我を省みてはうめく。

腹を抱えて呵々大笑の翁はいとも優しくシマウマの背をなぜる。

桜色ととらえるか、ピンク色ととらえるか、なでしこ色ととらえるか、げに魅惑的なる色の便箋。

コップにつがれた酒を呑みほそうとして顔面を上に向けるとしょうけらがにたにた笑ってた。

文を読んでは願わずにいられない。再度読んでは願わずにいられない。文面を指でなぞっては願わずにいられない。

ゴーグルを通して見える世界は暗く、あぅん、と嘆きそうになった頃、猫がしなやかに眼鏡拭きでゴーグルの汚れをぬぐいとったよ。

ハーモニーの調整が済んだら今度こそ本当の愛の話をしよう。


2005年05月23日(月) いるの?

愛し過ぎて悲痛な想いに張り裂けたる対象の「彼」は死んだ。
ふとした拍子に転んだ先にあった木の棘に喉をまっすぐ貫かれて。
その後すぐに私は冥婚を行った。死んだ彼と私との結婚式。
「これからもずっと猫と笑おうね」
それが私の彼への言葉。

私の過剰な想いといえばそれまででしかない。
けれどあれから猫はずっと一点を見つめたあと、すぐ必ず私に顔を向けて見つめる。


やめて。哀しいからやめて。

続けて。哀しいけど続けて。


2005年05月22日(日) 救いの原理

たれぞの人生を救いたいと考えるか?
だったら我はたれぞの人生も救えないと考えるべきであるよ。


2005年05月21日(土) つまりはおめえがどう感じるか

わたしの貞操を奪うたは
行為を行ったその彼ではなく
窓の外で凝視していたカラスにこそある。


2005年05月20日(金) びっぼーにーん

ふと見やった穴の奥で魔界がほつれておる。
なんたることでしょう、かの赤鬼、青鬼の闊歩する魔界すらも現世の罪に押し潰されるとは!

神神かみさんよ

この世はそれほどひでぇのかい?
私たまらず空中に向けて問う。

かの金魚が青空にて極楽魚、泳いでおる。
それがだね、実にゆるせねえなあ。むかつくなあ。
とおっしゃられる。

しまった。


神という端麗なる高貴なお方ほど
どうしたって、どうしようったって、
根本なる我らの心情を伺えないのだ、ということを失念しておった。

偉くなるもんじゃねーや。
偉くなるもんじゃねーよ。


名が売れるもんと偉くなるもんとはまったく別類でござんすなあ。
とのようなことを我が友の貧乏神とうはうは語る。

世界は貧乏だ。おめえの金も心も身も。


2005年05月19日(木) んーんんんんんーんんー

はぎゃーん、と愛したもろう
ぶきゃーん、とひっちゃぶりましょう
べらゃーん、とこわがりましょう
でぬゃーん、と屁をひりましょう
ぢどゃーん、とゴッドファーザー


2005年05月18日(水) 聞こえぬけれども騒音は視えて

お茶の中に小銭を沈ませて窓の外を眺めると、遠くで布団をはたく軽い破裂音が響き、駄犬が発情して慌てふためく婆の足にしがみつきぷるぷる腰を動かし、父親の下品なだみ手話などがことごとくあたしの視界に入る。やかまっしゃ。ああたら、やかまっしゃ!ちったあ、おだまりこっ!

あたしは眼を閉じた。


2005年05月17日(火) 欠満

満ちている者たちより 欠けし者たちは充満している。

言葉を欠いて、なお
音声を欠いて、なお
身体を欠いて、なお
精神を欠いて、なお

満ちている者たちより 欠けし者たちは充満している。

いつだって言葉を欠いた者の放つ言葉は 到底真実を突いて素敵だ
いつだって音声を欠いた者の聞く音声は 久遠なる光に満ちた音だ
いつだって身体を欠いた者の行動は 地面を空を愛し尽くしえる
いつだって精神を欠いた者の心眼は 更なる深淵の境地に存在する-+



2005年05月16日(月) うーん

脳みそコネコネ シチューといっしょにぐつぐつ煮えてるよ
アッハハハ くちゃくちゃしてて まったく
なにかも欠けて 書けません



言葉が出ねえぜ


2005年05月15日(日) 知覚の前後

どうしてだかおめえの名前をずっと知っていた
まったくの初対面なのに私はずっと知っていた
おめえの顔 手 胸 腰 腿 爪 知っていた
知っては知って知るほどに やはり知っていた
運命のお方とか何か甘いこと抜きに知っていた
まるで犬のように 花火のように 知っていた
おめえの匂いは大脳を巡りに巡って知っていた
おめえの存在は刹那活きる花等しく知っていた
我は死にまして天国で待っていても知っていた
夢幻の宴にてピエロが囁きやっぱり知っていた
純白な天使の羽で鼻の下をくすぐり知っていた
世界各地 津々浦々 どこにいても知っていた
ビーナスの両腕の在処を知るように知っていた
シリシリリリリ 境の消えた世界で知っていた
知っていたよ 知っていたのさ 知ってたんだ
知っていたぜ 知っていました 知って知って


2005年05月11日(水) 相手への利用目的

ぎりぎりと爪切りを押しつけパッ

深爪。ひりひりりりり

愛の汁 浴びる

これが優しさ ってぇもん


2005年05月09日(月) いぬ

いったい如何なる嗜好か知らぬけれども
我が駄犬 猫の糞をば 美味しんぼ

ほきゃーん 口くっさいなあ!
でへーん こんなにも愛おしいのに…幻滅したわっ!
あわはっ あたしの腕 ナメタ!ナメチャッタ!

でもまあ この我が駄犬 愛犬。


2005年05月08日(日) あまねく人生皆勉強

じつはわたしって駄目人間ですか、地球温暖化に無駄に貢献していますか、
と思わざるをえなき時期をどうにかやりすごしてきたあたいだから言えるのです。
「美しく端麗な死なんてどこにもないのですよ」


そしてまた、思わざるをえなき時期の中にいるあなたもこう言えるのです。
「ああ、みんな絶望しているんだ。わあ、なんという自由」



そうですよ そうよ そうなの
だから
生き抜けるだけ生きなければならない義務をおめえは知らなければならない。


2005年05月07日(土) 卑猥な!

おめえの中の熱さ
まだ覚えてる中指。


2005年05月05日(木) 幼子の冒険

まだ階段を登るにも苦労重ねた幼いあの頃、わたしは命の危険を顧みない、まさに無謀な冒険へと出ようとしていた。未だ見果てぬかの地。いつだってそこを想うたびにわたしはぞっくりぞっこんするのだった。わたしはまずイチゴが掌に収まるほどの小さな手で戸棚の箸入れ場のとってを掴む。前もって準備してあったゴミ箱に足をかけて、身体を持ち上げる。降り立ったは実に足場の不安定な場であった。一歩足を踏み外せば、戸棚の頂と比較すれば未だ標高は低いにせよ頭を打ちつけて小便を漏らすには足る高さであった。膝小僧が笑う。わたしはその恐怖を否定しなかった。手は汗ばみ吐息も荒くガクガクブルブルしながら激しく脈打つその小さき心臓を叱咤し、食器入れ場のガラスを慎重に開けて十分な足場のスペースを確保する。はたして成功した。ほわきゃーん、とひとまず安堵。けれどもあそこはまだあんなにも遠い。わたしは上を見上げてひとりごちる。しばしそうしていただろうか。さあ休憩はもう充分だ。わたしは登らねばならないのだ。なんとしてでも!そして精一杯に背伸びをして2段目の食器いれ場のガラスをそろそろと開く。ここからが執念場であるぞ!わたしは細い二の腕に力こぶをつくり、身体を持ち上げる。しかしなんとしたことであろうか!この時、わたしは掌に発する汗を甘く見過ぎていたのだ。極度の緊張と運動がもたらす汗の量はじょじょに広がり、手の第一関節のみで全身を支えることとなってしまった。しまった。忸怩たる思い。うう、とかすれた声が漏れる。いまや人差し指と中指の先でふんばっているのみ。幼子といえども生きてきた、その脳裏を走馬燈が駆け抜ける。びゅるびゅる。母の顔。ほ乳瓶。パイオツ。父の顔。公園で間違えて食べた芋虫の苦い味。駄犬のふぐり。夏目漱石。みっちゃん…ぐわあ、そうであったよ!みっちゃんのためにこのような大冒険をすることとなったのだ!みっちゃん!待っていておくれ!我ながら信じがたいほどのパワーがみなぎり、ぐらわあっ、と呻き、そして、わたしはついに食器入れ場2段目という前人未踏の地を踏んだのだ!爽快かな爽快かな。いつもならば見えぬ冷蔵庫の上の様子が実によく判る。きったないなあ。すわ、あれは半月ほど前に取り上げられた電子遊具!あのような地へと隠蔽されておったのか、誠に不憫な。待っておれよ、この旅が終わればすかさずお主を助けにゆくぞ!さて、ここまでくれば戸棚の頂はもはや目と鼻の先。みっちゃん…。幼子にだって性欲とまでは言わずともそれに似た思いは確実に有するのですよ。というわけでみっちゃんを思うが同時になにやら股間のあたりがぬらぬらするヘンな気分のわたし。あっはーん。いっやだなあ、もう。さあ、最後の冒険がいま始まる。まずわたしは両手を頂へとしっかり握りしめゆっくりと右足をも頂にかけて、渾身の力を込め全身を持ち上げた!この偉業をあなたがたは万古不易語り継がねばならぬよ。幼子はついに戸棚の頂へたどり着いたのだ。感激にぶるぶるする幼子。そして彼は発見した。はたせるかな、それは陰毛であった。ソレミヨ!この時、幼子の頭には天使がラッパを振り回して破壊してまわり悪魔がルンタラッタしていた。ソレミヨ!これでみっちゃんに「オトナのあそこの毛はどこにでも行くんだぞう」という自論を証明することができるであるよ!しかしなんだ、積年夢にも見た場所のはずなのにたいして面白きこともなき。がっかりだなあ。さあ、王の帰還ですよ。帰ります。と思って下を見たわたしは、目のくらむような高さに今改めて恐怖を覚えしりもちをついてしまった。これは…帰れない。そう気づいてしまったわたしは「あぎゃーんあひーんあふーんあべしゃらーべんびんびんびーん」と大声で泣きわめき、それを聞きつけた母親になにやってんのあんたこのばか!と罵倒されながら無事救助されました。遭難した人の救助料ってべらぼうに高額と聞き及んだのであるが…いくらするのかね?と母に問うが、なにやってんのあんたこのばか!と罵倒され尻をたたかれるのみでまったくやれんね。まあよい。この陰毛さえあればわたしは心底より満足なのだ。ほほん。



※これはおれの体験談。一部脚色含む。


2005年05月04日(水) ハングリーです

腹は膨れ、
金が余り、
性も充分。

その現状にだめだこりゃ、と思わないならば
そのまま海に飛び込んで腹からサメに食われちまえ!
ついでにイソギンチャクに足の指を溶かされちまえ!
はたまたマグロの大群に体中穴だらけにされちまえ!
ちまえ!ちまえ!ちまえ!ッちまえ!ッチマイナー!

腹は千切れ、
金は無意味、
性も尽きた。

海底に沈みゆく眼球は眩しく輝く太陽に御身向けて。
海底に沈みゆく右手小指は深海魚の頭にぶつかって。


2005年05月02日(月) 君の思い

他の誰でもなく、他の何かでなく、
ったひとり君という君の思いを。

その胸を切り開き、したたり溢るる君の思いを。
スプレーを夜空に向け噴射した霧が、消散するに似た淡い君の思いを。
ったひとり君という君の胸一杯にわだかまる思いを、
蕎麦をすするように、つるっと呑み込んでは

まだまだコシがなっとらんね、おめえの思考はさ!
でもまあそうだねあれですよ、はは、やっぱり、うめえよ。

と、共に笑いたいと思うことははたして傲慢かな。
しかしそれでもよいのだと思うしかない。
肥大した自我の相手を相手と思わぬ無神経な思考だって、
時には多大なる助けに成りうるのだと思わなければならない。


そうでも思わないとばかなおれは愛しい君になにもできなくなってしまうんだ。


許しておくれ。 あの偉ぶった口調を。
許しておくれ。 あの威張りくさった言葉を。

君は生きているのかい?


陽 |HomePage

My追加