胡桃の感想記
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2005年05月01日(日) 「グッバイ、チャーリー」中日劇場

【CAST】紫吹淳 大河内奈々子 池澤春菜 斉藤レイ 大浦龍宇一 松井基展 鈴置洋考

数々の女性と浮名を流すチャーリーは不倫の現場をその亭主に見つかり、銃で撃ち殺されてしまう。そして神様のいたずらか、チャーリーは女の姿で再びこの世に戻されてしまった!親友ジョージの助けを得て、チャーリーは次第に女性になって行くのだが・・・。(パンフレットより)

一幕はチャーリーのパニック振りを面白おかしく、二幕はジョージへの想いに気づき切なくなる舞台だった。
プレイボーイだったチャーリー、一途になるとスゴイ・・・もう一度奇跡を求めて、海へ飛び込んでしまうのだから。

生前のチャーリーはプレイボーイで、親友の妻でも上司でも妻でも寝取っちゃうような奴だったけど、皆、心からは憎めなかったみたい。彼が誰にでも親切(女性限定で)だったのは、誰のことも本気ではなくて愛していなかったからだ。鈴置アレックスはチャーリーを銃殺(しかも3発!)した張本人なのに、釈放後は後悔していた。
「チャーリーじゃなくて妻ラスティを撃つべきだった」
・・・それもどうかと思うが。

女性に転生後の紫吹チャーリーは、憎めない素敵キャラ。自分が女と気づき、ズボンを下ろしたまま歩く姿に、爆笑しつつ、「女優さんがここまでやっちゃっていいの?!」と感銘すらした。そして翌日には、美容院とエステに行くチャーリー。外見より内面を磨けと言われるが、外見を綺麗にしてその気になるって大事な事。チャーリーが数日で女性になれたのは、まず外見を美しく磨いた効果もあると思った。

もちろん、親友の大浦ジョージの協力と不倫相手だった大河内ラスティの本心に初めて触れたというのもあるけど。

大河内ラスティは少々おっとりしすぎの口調でチャーリー銃殺事件を話すので、大浦ジョージの「あなたのような賢い人が何故・・・」という台詞がとても違和感だった。でもこのラスティ、元はシカゴのナイトクラブのタバコ売りだったと二幕で明かされ、何となく納得。大河内さんはものすごく細くて、背が高くて綺麗だった。鈴置アレックスと和解して、女王様然とする所なんて、おっとり口調なのに威厳があったし。

ジョージの恋人の池澤ジェニファーは髪型がオバサンっぽかったのが残念(笑)。声がとてもアニメ声で、怒ったときは犬の鳴き真似もしていたみたい。


胡桃 |MAIL

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