出産時に亡き祖母と母の写真を母子手帳に挟み持って行った。 連太朗が無事に産まれ安産だったのは二人のお陰だと信じている。
あぁ、二人に連太朗を見せたかった。 でも、きっと空から見てるだろう。 これからも見守っていて下さい。
退院後、3週間ほど実家へ帰っていた。 母が居ないから何もかも自分一人でやらなくてはならず わざわざ実家へ帰る事もないのだが父への親孝行と思い帰る事にしたのだ。
父に「連太朗、見とってね。」と頼むとホントにジーッと眺めてるだけで 抱くときも正座してガチガチになってたのには笑った。 そんな父も日に日に抱く姿もさまになっていった。
近所の親戚のおばちゃんや従妹達も毎日やって来ては連太朗をあやしてくれてた。 買い物に行けば「可愛いのがあったんよ。」と言いながら服を買い込んできてくれた。
やっぱり帰って良かったよ。 連太朗は、みんなに愛されて幸せだね。
春分の日の今日、連太朗のお宮参り。
場所は神社ではなく私達が結婚式をあげたホテルの神殿。 父が互助会に入っているのとスタッフに知り合いが居るし ホテルだと着付けから写真撮影、食事まで一カ所で済ませるからだ。
連太朗も私も父が作ってくれた着物を着て義母に結納の時にもらった帯を付けた。
御神酒を、おでこに3回つけ昆布やスルメ、栗を口に3回はこぶ歯固めの儀 色々と言われるがままにやって20分程で終了。 この間、連ちゃんはお義母さんに抱かれスヤスヤと眠る。
お次は写真撮影。勧められると、つい欲しくなり分厚いアルバム式の物を注文。 椅子がチャイルドシートみたいになってて首がすわってなくても大丈夫。 スタッフの人は手慣れたもので連太朗が寝ようが泣こうが 空き缶で作ったガラガラと白いボードでカメラ目線にしてくれる。 なんか見ているこっちが疲れた・・・。
ホテルで食事会。 連ちゃんは担当の仲居さんに気に入られ「ちょっとお借りします。」と 他の仲居さん達の所へ連れて行かれ遊んでもらってた。
お父さんは、いつもよりもご機嫌であまり飲めないお酒を 「今日は美味しい。」と言いながら飲んでいた。
連ちゃんの初めての行事も終了・・・ホッだな。
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