Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 F1パロディ短編「F1ナイトライダー」
2005年10月31日(月)

●「FORMULA1」に「F1ナイトライダー」をアップ

 4年ほど前に、Barの方に「F1ナイトライダー」というF1パロディを書き込んだのですが、皆さん覚えていますでしょうか。確かそのときには結構好感触だったような気がするのですが……。
 実は僕がこれまでBarや他所の掲示板に書き込んできたF1パロディはすべてストックしてあるのですが、最近そのストックを読み直してみて、「F1ナイトライダー」は今読んでもなかなか面白いなあと思い、今回「FORMULA1」のページにアップすることにしました。

 さて、この「F1ナイトライダー」は、2000年初頭のF1フェラーリと、アメリカの人気ドラマで日本でも放送されて一時期ブームになった「ナイトライダー」というドラマをパロディにした作品なのですが、この元ネタである「ナイトライダー」を知らない方には、さっぱり意味がわからない内容になっています。そこで今回は、そのアメリカの人気ドラマ「ナイトライダー」について解説してみたいと思います。

 「ナイトライダー」は1982年にアメリカで放映を開始されたSFアクション(1〜4シーズン)で、以後アメリカのみならず日本をはじめ世界各国で当時大変な人気を博したドラマです。日本では1984年に「日曜洋画劇場」でパイロット版「ナイトライダー」及びスペシャル版「ナイトライダー2〜6」の放映により高視聴率を得て、週放映のテレビシリーズ版「ナイトライダー」「新ナイトライダー」へと続きました。

 ストーリーを解説しますと、若き敏腕警察官マイケル・ロングは極秘捜査中に実は産業スパイの一味だった女性の裏切りにより相棒を殺され、自らも銃で顔面を撃たれて瀕死の重傷を負う。ヘリで駆け付けたナイト財団総帥ウィルトン・ナイト等によって救出されたマイケルは、最新技術による顔面整形と指紋改造手術を施され別人として生まれ変わる。マイケル・ロングはナイト氏の指示により合法的に葬られ、新たにナイト氏の息子マイケル・ナイトとして甦る事となった。病による死期の近付くナイト氏は、彼のナイト・インダストリー社の誇る科学技術の粋を集めて制作されたスーパーカー「ナイト2000」と、自分の代わりに不幸な人々を助けるために世の中の「悪」と闘うという夢をマイケルに託して人生の幕を閉じる。こうしてマイケル・ナイトの活躍とナイトライダーの物語が始まるのである……というもの。


「ナイトライダー」


 で、そのナイト・インダストリー社の誇る科学技術の粋を集めて制作されたスーパーカー「ナイト2000」というのが、キット(K.I.T.T.=Knight Industries Two Thousand)と呼ばれる人工知能を備えた黒いトランザムで、「人命尊重」と「マイケルを守る」プログラムが組み込まれていても、自ら独立した意志で行動しマイケルの任務を補佐する、様々な驚異の機能を搭載した世界でただ一台のドリームカーなのです。

 ナイト2000に搭載されている人工知能キットは非常に性能が良く、ナイト2000を制御しているので、人間が運転しなくても自分の意志でナイト2000を走らせることができます。また、人間と普通に会話することができるだけでなく、任務にまったく関係ないような世間話などもすることができ、驚くべきことに相棒であるマイケルに対してイヤミや皮肉、ジョークまで言うのです!

 さて、ナイト2000の代表的な特長をご紹介しますと、まず砲弾をも跳ね返す特殊装甲が施されており、鉄の棒で殴られても、銃弾を浴びても、コンクリートの壁や他のクルマとぶつかっても傷ひとつつかない、まるでゲームの中のクルマのようです。また、50ミリの鉄板をも貫通するレーザー光線などの武装も施されているので、まるで未来の戦車と言った感じですね。さらに最高速度は音速を超えるので、このナイト2000がレースゲームに登場したら、他車や壁にぶつかっても壊れないわ、ライバルカーはレーザーで蹴散らせるわ、スピードは速いわでぶっちぎり優勝が可能でしょう。

 そして、ナイト2000の機能の中でもとくにポピュラーなのが、障害物をジャンプして飛び越える能力「ターボブースト」、そして緊急時などにドライバーや助手席、後部座席に座る人間をサンルーフから放り上げる「イジェクトシート」でしょう。
 特に「ターボブースト」はナイト2000の必殺技、「水戸黄門」で言うところの葵の紋所のようなもので、ナイト2000がジャンプしない話はないと言われるほど「ターボブースト」は頻繁に登場し、テレビを観ている「ナイトライダー」フリークは「待ってましたッ!」と食い入るように画面に釘付けになると言うわけです。


飛びますッ!



壊しますッ!



爆発なんてへっちゃら!


 まあ、わかりやすく言うと、アメリカ版「1台西部警察」、アメリカ版「クルマ仮面ライダー」と言ったところでしょうか。では最後に、「ナイトライダー」のノリがよくわかるシーンをご紹介しましょう。


■「ナイトライダー」でよくあるシーン

マイケル「キットッ!ターボブーストだッ!」
KITT「だめですマイケル!距離が足りません!」
マイケル「やるだけやるんだッ!」

(ジャンプするナイト2000)

ブワァァァァァン!(ジャンプシーン:前方から撮影したもの)
ブワァァァァァン!(ジャンプシーン:側面から撮影したもの)
ブワァァァァァン!(ジャンプシーン:後方から撮影したもの)
ブワァァァァァン!(ジャンプシーン:真下から撮影したもの)

(無事着地するナイト2000)

マイケル「わぁ〜おぅ!」

(興奮して毎回同じ雄叫びを挙げるマイケル)
(よく見るとマイケルの口の両側には唾が溜まっている)

KITT「マイケル!お願いですから無茶はやめてください!」

(クルマに説教されるマイケル)
(次のカットではマイケルの口の両側に溜まった唾は消えている)



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 Mako、競馬初体験
2005年10月30日(日)

 僕はこれまでギャンブルは一切やらなかったのですが、僕がよく行く近所のショットバーのマスター(大阪出身)が競馬をやっていて、「今日の天皇賞の馬券買いに行くんやけど、まこっちゃんも一口買ってみぃひんか?」と言われたので、200円一口とささやかではありますが、生まれて初めて馬券を買ってみることにしました。

 今日は第132回秋の天皇賞(G1)というレースが10レース目にあり、マスターも他の常連さんもそのレースの馬券を買うと言うことなので、僕もそのレースの馬券を買うことにしました。
 で、ネットで色々出走馬の情報などを見てみたのですが、如何にせん競馬などこれまでやったことがないので、どの馬が良い馬なのかと言うこともわからなければ、馬のデータの見方や競馬用語もよくわからないので、とりあえず名騎手・武豊が騎乗する「リンカーン」という馬に懸けることにしました。

 リンカーンは牡の5歳馬で、サンデーサイレンスを父に持ち、グレースアドマイヤを母に持つ馬。過去の出走レースでは、前回の京大賞(G2)で武豊騎乗で1着、過去にもG2レースでは勝ったことがありますが、G1では今年6月の福永祐二が騎乗した宝塚記念での4着が最高位で、まだ勝ったことがありません。
 しかし、競馬ニュースを読むと、リンカーンはG1では過去2回、1番人気に指示された誰もが認める実力馬で、いつ戴冠の日を迎えても不思議はないそうです。またリンカーンに騎乗する武豊も「リンカーンのG1制覇を成し遂げる」と自信のコメントを残していました。

 そこで、今回はリンカーンに「単勝」で200円懸けることにしました。「単勝」というのは、1位にならなければまったく何もつかないという賭け方で、言ってみれば「一発狙い」ということです。「副賞」だと値段は下がるものの、確か2着までに入ればお金が入ると言うものです。まあ今回は初めての経験なので、200円ですし、一発勝負で行ってみようと思ったわけです。

 さて、注目の第132回天皇杯、リンカーンは3番人気でオッズは7.2でした。しかし、結果は松永幹夫騎手が乗る14番人気の伏兵ヘヴンリートーマスが、牝馬としては8年ぶりの勝利を収めました。タイムは2分0秒1でした。また、秋の天皇賞連覇を狙った1番人気のゼンノロブロイが2着、3着にはダンスインザムードが入りました。
 で、リンカーンはどうだったのかというと、何と15着でした。タイムは2分0秒9、着差は首の差、通過順位も14→15→16とどんどん順位を落としていくという失速でした。

 いや〜僕の競馬初体験は、武豊なら何か奇跡を起こしてくれるかもしれない、しかもリンカーンがG1で勝つのはもはや時間の問題、レース直前の仕上がりも非常に良かったということで期待していましたが、やはりそんなに勝負の世界は甘くはなかったようですね。しかしまあ、ほんのわずかな時間、夢を見させてもらったような気がします。(……たかが200円で「夢」て……)

 また機会があったらチャレンジしてみようと思います。



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 東京モーターショーに行く
2005年10月29日(土)

 えー、実は今日、幕張メッセで開催している「東京モーターショー」に行ってきました。無謀にも愛車S2000で行ったのですが、行きは朝7時過ぎに東名高速の静岡インターに入り、幕張の会場に到着したのは昼頃。5時間もかかってしまいました。

 東名高速道路は順調に流れていたので、9時半ぐらいには東京には入っていたんですよ。ところがそこから三軒茶屋とか渋谷あたり、さらに湾岸道路から会場までが大渋滞で、全然進みませんでしたよ。ただ、久々に東京タワーやお台場のフジテレビ社屋を間近で観ることができたのは良かったです。東京タワーは、やっぱり大阪で観た通天閣とは迫力が違いました。湾岸沿いに出てからは、レインボーブリッジを通過してしばらくは空いていたので、レインボーブリッジを気持ちよく駆け抜けられて良かったです!

 レインボーブリッジが封鎖されてなくて良かったです。

 さて、渋滞の中ようやく幕張に辿り着いたのですが、幕張メッセの無料駐車場はすでに満車で入れるはずもなく、クルマの列は幕張メッセをぐるりと回って千葉ロッテマリンスタジアムの横を通過し、かなり離れた場所にある臨時駐車場まで誘導され、そこからシャトルバスで会場へと向かいました。

 この臨時駐車場がもうだだっぴろいのなんの!このあたりは広大な埋め立て地なのですが、とにかく東京ドームが3つは軽く入るのではないかと思われるほどの広さで、その向こうには個性的なデザインの高層マンションが乱立しており、何だかとても殺風景な場所でした。


だだっぴろい臨時駐車場



乱立する奇妙なマンション群


 臨時駐車場から会場までは無料のシャトルバスで2〜3分で到着。ちょうどお昼時だったので先にランチを済ませてから、いよいよ幕張メッセの中へ。もうとにかく人・人・人の会場内で、まずは新型コルベットが展示されていたブースでもみくちゃにされました。で、最初は3時間もあれば一通り見て回れるだろうと思っていたのですが、とんでもない誤算でした。人の多さもさることながら、会場は広いわ展示車は豊富だわで、結局お昼過ぎから閉館時間の夜7時までフルで見て回り、ようやく全部を見て回ることができました。


会場の様子


 今回の「東京モーターショー」の模様は、後日「PRIVATE」のページにレポートをアップする予定ですが、とりあえずかいつまんでお話ししますと、やはり普段はまずお目にかかれない国内外の名車や新型車、斬新なアイディアを盛り込んだコンセプトカーを、目の前で観ることができたというのが感動でしたね!
 ミツオカのオロチや日産のGT−Rコンセプト、犬を載せられるホンダのWOWなど、自動車雑誌やゲームの中、あるいはネットの中でしか観ることができなかったスーパーカーやコンセプトカー、その実物はやはり迫力が違いました!雑誌やゲームの中で見た限りでは「このクルマは奇抜すぎてイマイチだなあ〜」などと思っていたりしたクルマもありましたが、やはり実物で観ると迫力満点で、細かいディティールなどもわかって、乗ってみたいクルマばかりでしたぞ!


まるで生き物のようなミツオカの「オロチ」



超目玉!日産「GT−Rコンセプト」


 また名車や新型車の他に、ホンダ、トヨタ、ルノー、マクラーレンの2005年型F1マシン、さらには三菱、トヨタ、スバル、フォードなどの2005年型WRCラリーカーなど、モータースポーツで活躍したマシンも展示されており、特に今年佐藤琢磨が乗ったBAR・ホンダとフェルナンド・アロンソがタイトルを獲得したルノーのF1マシンの実物にお目にかかれて良かったです!


壁に埋め込まれたF1チャンプカー



琢磨のマシンもありましたぞ!


 その他、スバルが初めて作り上げた「テントウ虫」の愛称で知られる名車「スバル360」も展示されていたのですが、やはり「スバル360」は可愛い!絶対今売り出したらブームになること間違いなしなのになあと思いながら、その愛くるしいボディを堪能してきました。


ラブリーな「スバル360」


 そしてホンダのブースには新型S2000も!やはりS2000はホンダが久々に世に送り出した本格スポーツカーですからあるだろうとは思っていましたが、やはりありましたよ!いや〜しかし、S2000も独特なスタイリングではありますが、やはりどうも他のクルマ同様細かい部分の近代化が進んできてしまい、マイナーチェンジするたびに個性が薄れていってしまうような気がします。やはりS2000は僕が乗っている初期型が一番いいなあと思ったりもしました。そう言う意味では、僕が愛するS2000って、性能もスタイリングも本当に優れているんだなあと再確認することができました。


やっぱりあったぞ!新型「S2000」


 ぶっちゃけ、今回のモーターショーで世界中の様々な名車や新型車を見て回りましたが、最終的には「やっぱり乗るならS2000だな!」という結論に至りましたね。いや、もちろん愛着もありますけど、それ以上に長年乗っても飽きが来ない「特別なクルマ」という感じがします。S2000って、適度に奇抜で適度に実用的と、趣味で乗る市販スポーツカーとしては非常にバランスの取れた、それでいて個性的なクルマなんですよね。

 さて、今回は180枚近く撮影できるデジカメと普通のフィルムカメラのEOS7の2つのカメラを持ち込んだのですが、デジカメで175枚、EOSで36枚撮りフィルム12本分も写真を撮ってきましたぞ!とにかくこれだけ多くの貴重なマシンを間近で観る機会などそうそうないので、悔いが残らないように片っ端から写真を撮りまくったのですが、相当混んでいたにもかかわらず、意外と簡単に各マシンの全景を撮ることができました。やはり写真撮影の際に、どんなに混み合っていてもマシンが全部撮せるように、ブースの広さなども計算されているんでしょうね。

 で、昨日の時点で、今日は昼過ぎから雨になることはわかっていたのですが、予報通り午後3時過ぎぐらいから雨が降り出しました。本当は雨で客足が少なくなることを期待したのですが、その考えは甘かったようです。しかし帰る頃には雨も上がり、傘なしでシャトルバスに乗って臨時駐車場まで帰ってこられたので良かったです。

 ところが、帰りは再び大渋滞に見舞われ、東関東自動車道に乗ってからはディズニーランド帰りのクルマも合流してきて、しばらくは全然動かないような状況が続きました。
 しかも!何と途中で車線を間違えて首都高速から降りてしまい、よりによって六本木から渋谷にかけてと、東京でももっとも混雑するエリアで下道に出てしまったのです!おかげでS2000で六本木ヒルズの真横の道を通過してしまいましたぞ!まさか六本木ヒルズの横を、行きは上(首都高)から観ながら通過したのに、帰りは下(一般道)から見上げながら通過するとは思いませんでした。

 あいにく鈴木島男は見かけませんでした。

 また、このあたりの道は上に首都高、下には一般道ががんじがらめのように複雑に入り乱れており、ナビを頼りに走っても、どっちに曲がればいいのか、どの車線に入ればいいのか混乱してしまい、しばらく六本木をS2000でさまよってしまいました。
 しかしまあ、こんな時間(夜9時頃)にS2000で東京の街のど真ん中を走るなんてことはまずないことですから、貴重な経験をしたという意味では良かったですね。

 おかげで静岡に辿り着いたのは深夜でしたよ……。

 ……まあ、途中のパーキングエリアで夕飯も食べたんですけどね。

 今回の模様は後日詳しくご紹介しますのでお楽しみに。



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 バトンをセクハラ扱いした愚かな女性記者
2005年10月28日(金)

 BAR・ホンダ(来季ホンダ)のイケメンドライバー、ジェンソン・バトンが、イギリスのメンズ雑誌で女性ドライバーについて語ったことが「差別発言」だとして波紋を呼んでいるそうですね。

 それによればバトンは、最近話題になっているダニカ・パトリックやキャサリン・レッグ嬢など女性ドライバーの進出について触れ、女性ドライバーにとって大きな胸のふくらみはモノコックの中で快適でないことや、メカニックがシートベルトを締めたりする際に要らぬ心理負担を生じさせることなどをマイナス点として列挙したといいます。

 これについて大衆紙『サン』は、「バトンがグリッドガールの胸に心を奪われていなければ、いくつものレースで勝っていた筈」との、女性記者によるキツイ反論を掲載しているそうです。

 ……頭悪いねえ〜!

 ……いやいや、頭悪いというのは、大衆紙『サン』の女性記者のこと。バカかこの女性記者は……。グリッドガールの胸がどこから出てきたん「だっちゅうの!」きっとこの女性記者はガツンと言ってやったことで高飛車になっているんだと思いますが、論点がまったくズレとるやんけ……。
 というか、大衆紙『サン』自体がバカなんですけどね。知っている方も多いかと思いますが、日本で言う『女性自身』とか同様、根拠もないようなガセネタや噂ネタを載せてあおるのが仕事の低俗な新聞ですよね。

 バトンはただ女性ドライバーの進出について、純粋に想定される問題点を指摘しただけで、これを「セクハラ」と取るなんて、やっぱり欧米社会なんですねえ。
 アメリカじゃ何気なく言った些細な一言で思いがけず「セクハラ」だと言われて会社を首になるケースも少なくないそうです。
 「男女平等」などと言っておきながら、都合のいいところでは「男女の区別(それも理不尽な)」を主張して、ホントそういうところはなんだかなあと思いますな。

 僕がバトンだったら、この大衆紙『サン』の女性記者を名指しでけちょんけちょんにけなしてあげますけどね。僕は基本的に男女平等と考えていますので、批判する時は男女の区別なく批判しますぞ。

 …………まあ、僕はバトンではないんですけどね……。



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 鉄拳風「こんなF1はイヤだ」
2005年10月27日(木)

■こんなF1はイヤだ

こ、やたら台数が多いー。

こ、渋滞してるー。

こ、抜け道とかあるー。

こ、抜け道も混んでるー。

こ、何か遅いー。

こ、コース沿いにコンビニとかあるー。

こ、ドライブスルーがマクドナルドだー。

こ、至る所でネズミ捕りやってるー。

こ、対向車がいるー。

こ、歩行者がいるー。

こ、交差点があるー。

こ、一旦停止とかあるー。

こ、工事中とかあるー。

こ、路肩に長靴とか落ちてるー。

こ、テレビ中継がモノクロだー。

こ、実況がジョン・カビラだー。

こ、解説が掛布だー。

こ、ピットレポーターが鶴瓶だー。

こ、「お母さん、これ今給油しとりまんの?」とか言ってるー。

こ、坂道発進とかあるー。

こ、サーキットが教習所並みだー。

こ、教官が隣に乗ってるー。

こ、ミスするたびに減点されるー。

こ、高齢者マークが付いてるー。

こ、「赤ちゃんが乗っています」マークが付いてるー。

こ、セーフティーカーが西部警察だー。

こ、みんなノーヘルだー。

こ、みんな私服だー。

こ、実は足でキコキコ漕いでるー。

……え〜、以上、鉄拳でした〜ー。



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 F1、2006年の新ルール
2005年10月26日(水)

 去るF1第18戦日本グランプリの際、各チーム代表とドライバーとが集まり、先にFIAから呈示された「ノックアウト方式」による公式予選について話し合われましたが、それが一昨日の24日、正式に承認されることとなりました。

 これは3段階のステップを踏んで最終的な予選グリッドを決めるもので、まず15分間のセッションを2回行い、それぞれタイムの遅い順に後尾から5台ずつ脱落。残った10台が20分間の最終セッションを行ってそのタイムでグリッド上位10位までを決めるというもの。

 まずすべてのクルマの出走が認められ、最初の15分間のタイムで下から5台が足切りされ、この5台は16〜20番手になり、残り15台はリセットされます。
 次の15分でさらに5台が足切りされてこれは11〜15番手になり、残り10台はリセットされます。
 最後の20分は残った10台だけでタイムアタックが行われ、そのベストタイムでグリッド1〜10番手が決まり、ここでの最速車がポールポジションになります。

 また、予選セッションから決勝レースのスタートまでクルマはパルクフェルメで保管され、この間の燃料補給とタイヤ交換は認められません。しかし予選セッション最初の40分間については燃料給油は認められ、予選最初の2つのセッションで除外されたクルマについてはレースに向けてピットレーンがオープンされるまで燃料給油が認められます。予選最後の20分間は決勝レース・スタートの燃料で行われます。
 最後の20分間のセッションに走行するクルマは、決勝レース・スタート前に、最後のセッション開始時の燃料搭載量と同量まで再給油できます。

 さらにFIAの決定事項の中には、「もし22台のクルマがイベントに参加の資格がある場合には、それぞれ15分で脱落するクルマは6台ずつとなり、24台のクルマがイベントに参加の資格がある場合にも同様に行われ、選抜した最後の20分間のセッションは12台で行われることになる」と付け加えており、暗に「11番目のチーム」「12番目のチーム」の来季からの参入をすでに容認しているかのようなことを匂わせています。

 それから、今シーズンに初めて導入された「レース中のタイヤ交換禁止」というルールは、やはりアメリカグランプリでの一件やライコネンの事故などを考慮してか、わずか1年で廃止となり、来シーズンからは再び決勝レース中のタイヤ交換はいつでも認められることとなりました。

 そして、注目されていた、僕も切に願っていた「スリックタイヤの復活」に関しては、2008年から昨日ご紹介した新エアロカーが導入されることでおのずとダウンフォースが著しく減少するため、グリップ力を補うためにスリックタイヤの復活は不可欠であるという結論に達したようで、2008年から復活する見通しです。

 それにしても、来シーズンの予選方式は、また何だか複雑なことになっていますなあ。チームやドライバー、それに放映するテレビ側も、ちゃんと把握しないと手順を間違えそうですな。一番やっかいなのは、新しい予選ルールを視聴者にわかりやすく解説しなければならないテレビ関係者でしょうね。

 ……まあ、今年よりはコンペティティブになるのではないでしょうか。



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 超ダサダサの近未来F1マシン
2005年10月25日(火)

 昨日24日、FIAと各チームとの間で2006年以降のレギュレーションについて話し合いが持たれましたが、FIA側はここでオーバーテイクをより容易にするための新しいエアロ案を提起しました。
 先に行われたFIAの調査では、世界中のF1ファンが一番望んでいるのはオーバーテイク・シーンであることがわかっていて、これを受けFIAはパートナー関係にあるAMD社と調査した結果、オーバーテイクを阻む大きな要素に「前車が後続車に与える空力の問題」がクローズアップされてきたそうです。
 そこで今回マックス・モズレー会長がこれらを考慮したリヤウィングに関する新しいレギュレーションを提起したというわけです。

 これがその「新エアロカー」のスケッチ案。



CDG New Aero Car
(C)FIA


 これは正式には「CDG(Centreline Downwash Generating )カー」と呼ばれるもので、オーバーテイクをより容易にするための新しいエアロ案で、AMD社と調査した結果生まれたものだそうです。






 ダサいッ!ダサすぎるッ!





 なんかね……





 一瞬「ミニ四駆」かとッ!





 しかもこの新エアロカー、FIAは画期的な2枚リヤウィングを発表したと豪語していますが、実際にはリアタイヤの前方にあるディフューザーで跳ね上げられた空気の流れが、リアの真ん中にウィングがないことで乱れ、マシン後方の気流はとんでもないことになってしまいそうな気がします。完全にリアウィングのことしか考えておらず、ディフューザーをまったく無視していますな。
 しかもリアウィングが2枚になったことで、左右のウィングの角度にほんの少しでもずれが生じてしまったら、それはもうマシンバランスはもの凄く悪化してしまうことは間違いないでしょう。

 いや〜驚きですね。FIAが提起してきたオーバーテイクを可能にする新しいレギュレーション案が、こんなしょーもないものだったとは……。


 これ、本当に20007年から導入されるんでしょうか……。



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 F1、11番目のチームは一体……
2005年10月24日(月)

 F1で来シーズン、ホンダがエンジンを供給し、佐藤琢磨が起用されると言われている、いわゆる「11番目のチーム」ですが、今月初めにホンダがBARチームの株式完全取得を表明した際に初めて明らかとなったこの新チームは、今日現在でまだまったくその正体は明らかにされておらず、不気味な沈黙が続いています。ただ、ホンダという大メーカーが公式の会見で不用意な発表をするとは考えにくく、すでにかなり具体性があるものとみられています。そんな中、様々な噂だけが一人歩きしている状況です。

 まず、これまで佐藤の移籍先として挙げられていたレッドブル・ジュニア・チーム(現ミナルディ)やミッドランド(現ジョーダン)は現行の10チームということになるので該当しません。
 同じくすでにマクラーレン・ジュニア・チームとして噂になった日本人女性がオーナーの「ディレクシブ」も、この関係が事実であれば「どこのメーカーとも関係しない」というホンダの説明からすると候補から外れることになります。

 そこで最初に挙がった説が、日本国内で期待の高い「童夢参戦説」。F1には不可欠な日本有数の風洞を保有し、シャシー製造の最高技術も持つ童夢はホンダとの関係が深いですが、童夢側の言動からはそうした動きはみじんも見受けられないため、この説は早々に消えていきました。

 次に挙がったのが「ダラーラ説」。ホンダが第3期F1活動を開始する際に、当初マシン製作を受注したのがダラーラで、かねてホンダとの関係は深く、またジョーダンを買収したミッドランドもこのダラーラにマシン製作を依頼していたという実績もあります。IRLやF3、スポーツカーなどF1以外での実績は世界ナンバーワンといっても差し支えないほどです。まさにホンダが会見で明らかにした「F1参戦はないが、十分なレース経験がある」という条件にも合致するのですが……。

 続いて挙がったのが「カーリン説」。トレバー・カーリン氏率いる「カーリン・モータースポーツ」は、言わずと知れた、佐藤琢磨がイギリスF3チャンピオンを獲得した時の所属チームで、エンジンもホンダ・エンジンを使用していました。
 今季、カーリン氏はミッドランド(ジョーダン)の立ち上げ時にはチームオーナーに請われてスポーティング・ディレクターに就任しましたが、その後F1チームの運営から手を引いています。また、アンソニー・デビッドソンも当時佐藤のチームメイトで、これまたホンダがバックアップする理由の一つに上げられているようです。

 その後噂は「ドバイ関与説」から「鈴木亜久里関与説」まで持ち上がり、一番最新の噂では、ジョン・メナードなる人物の名前が挙がってきました。イギリス・オックスフォードにある旧アロウズ・チームの工場を持つメナード社がその背後にあるというものです。
 元々はシャドーF1のメンバーが設立したアロウズはジャッキー・オリバー氏が率いたのですが、その後トム・ウォーキンショー氏の手に渡りました。その後アロウズは2002年のドイツグランプリを最後に消滅しましたが、倒産したTWRが保有するリーフィールドの工場は債権者だったジョン・メナードが購入して現在に至るそうです。またメナード自身もアメリカでチーム・メナードとしてIRLなどで活躍し、のちにパンサー・レーシングに吸収されましたが、現在もスポンサーとして継続しています。
 そしてIRLといえば鈴木亜久里、さらには現BARチームのスポーティング・ディレクターのジル・ド・フェランと、結局また1本の線で繋がってきます。

 さて、2005年現在でF1は10チーム20台のマシンで争ってきましたが、F1には現在12チームまでのエントリー枠があり、2つも空席があると言うことになります。で、ホンダ系列とみられる「11番目のチーム」の他に、実はもう1つチーム、メルセデス系列とみられる「12番目のチーム」の存在も浮上しています。
 この新たな2チームが噂通り参戦するのであれば、いずれもシャシーはBAR、あるいはマクラーレンのものの流用ということになるようです。しかし、現在のF1レギュレーションでは、F1参加チームはシャシーを自製するコンストラクターであることが求められています。
 これに対して、参加チームを増やしたいバーニー・エクレストン氏は、これをクリアにするために「知的所有権」の購入、つまり、マシンの設計図を購入し、その設計図を基に新規参入チームがシャシーを製造するという裏技を後押ししているそうです。ただし、レギュレーション変更に慎重なFIAのモズレー会長や他のチームをこの方法ですべて説得できるかどうかはまだ不明確です。

 そしてその結論が今日24日に開かれたFIAの世界モータースポーツ評議会(F1委員会)で出されるとみられていたのですが、結局評議会では新規参入チームに関しては一切発表はありませんでした。一応噂ではFIA(モズレー会長)もエクレストン氏も基本的に同意の方向とみられているそうですが、今回FIAから何も発表がなかったとこで、全チームの賛同がまだ得られていないことが考えられます。

 いずれにしても、ホンダ系列とみられる「11番目のチーム」とメルセデス系列とみられる「12番目のチーム」が2006年に参戦するには、もうこの方法しか時間的に不可能であることは間違いありません。

 11月15日の2006年エントリー締め切り日に、すべてが明らかになるでしょう。



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 Voiceの書籍化をもくろむ
2005年10月23日(日)

 えー、昨日コンビニの文庫本コーナーで、恐ろしい内容の書籍化されたブログを発見したからではありませんが、Voiceもいくつか記事をピックアップして、それを一冊の本にまとめてみようかと思ったりなんかしています。……といっても、うちのVoiceはいわゆる「ブログ」ではないので書籍化してくれるサービスはなく、書籍化しようとしたらデザイン、印刷、製本、装丁などはすべて実費と言うことになります。

 もちろん売りませんッ!

 で、昨年ぐらいに一度Barから行ける「Question」に、「ベスト・オブ・Voice」と題してどのVoiceの記事が面白かったかというアンケートを募ったのですが、全然票が集まらなかったのでひっそりとアンケートを終了し、自分で一番最初から読み直して、記事をピックアップしてみようと思いました。

 ところが……いざピックアップしよう思って読み直してみると、書籍化して活字にするような記事が……まるでない!どの記事も書籍化するような内容ではないんですよね……。やっぱり毎回どうでもいいようなことばかり書いているので、よくよく考えると書籍化するほどたいそうなものでもないんですよね。

 そう言う意味では、昨日ご紹介したブログは、あんな内容で書籍化ししかも販売までしているその勇気を称えたいですな。

 そもそもVoiceは、別に日記とかではなく、M−NESTというサイトにある程度連動しているものですから、このサイトあってのVoiceであって、Voiceだけを切り離して書籍化しても、何ら意味を成さないんですよねえ……。
 サイトに関係ない内容だったとしても、僕の趣味や好みや独断や偏見が全面に出ているものがほとんどですから、高いお金を出して書籍化したとしても、読む人は限られてきますからねえ。

 ま、とりあえず今までのVoiceはこのままネット上だけで公開し、今後は書籍化しても耐えうるような記事を意識して書いていこうかと思っております。



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 書籍化されたブログを立ち読み
2005年10月22日(土)

 コンビニの文庫本コーナーに、最近インターネットで流行っているブログを書籍化して出版されているものを見つけたので、手にとって読んでみました。

 内容は……普通の女子高生が日々の出来事を絵文字入りで書き綴っている日記で、そこに毎回内容とはまったく関係ない自分自身を撮した写メールを添えているというもの。立ち読みしただけでもちろん買っていないので内容を正確には覚えていないのですが、その内容をかいつまんでみると、


  ■○月×日(月) 晴れ

  今日は休みだったので朝からドラクエ!\(^○^)/
  ようやくレベル30になったのでカナに自慢したら、
  カナはもうレベル40でラスボスを倒してるし……o(≧〜≦)o
  午後はヨーコと街でお茶したよ!(○⌒∇⌒○)
  ○○で食べたチョコクレープがめっちゃうまかった!( ̄〜; ̄)

  byなっち



  ■○月×日(火) 曇り

  今日はヨシコとアッコと3人でプールに行ったよ!\(^○^)/
  今年買ったピンクの花柄の水着を初めて着てみた!(≧∇≦)
  ヨシコとアッコに「可愛い!」って褒められた〜!\(^〇^)/
  はしゃぎすぎて鼻に水が入っちゃって痛かった!(/ _ ; )
  遊び疲れて帰りの車の中で爆睡しちゃった!(_ _)Zzz
  ヨシコ、運転してる横で寝ちゃってごめんね〜!(^人^;)

  byなっち







 こんなんが売れるんかーッ!







 もうね……






 アホかと。






 バカかと。






(略)問いつめたい。






 いや〜びっくりでしたね!こんなしょーもない本が普通に売られているとは……。

 例えば、ブログの女王と呼ばれる真鍋かをりの「ここだけの話」のような、アイドルが私生活を語ったようなものならまだしも、こんなどこにでもいる女子高生の何でもない私生活のブログを書籍化して出版して、一体誰が買うと言うんでしょうか。

 あるいは普通の女子高生だったとしても、例えば「私の恋愛体験記」とか「愛猫ミーの観察日記」とか、何かしら内容があればいいですよ。それが今日見つけた本は、

 ドラクエやって
 パフェ食って終わりかいッ!


 ……それとも、日記の内容はどうでもよくて、ただ単に日記に添えられている顔写真が目的なのか?……いやいや、それにしたって別に普通のキャピキャピ系の女子高生がブリッコしてるだけの何でもない写真ですぞ!

 まあネット上でブログとして載せている分には、そりゃまあ自由に誰でも閲覧できるわけですから、観る人は観るでしょうよ……。でもだからってあんた、印刷して製本までして、わざわざご丁寧に装丁までして、コンビニで売るか普通……。しかもA6サイズでこんな内容の日記が延々載っているだけで、税込680円ですよ!

 ガンダムオリジンより
 高け〜じゃね〜かッ!

 いや〜こんなんが普通に売れるんだったら、僕も書籍化してみようかなあ。「イケメンミュージシャンのセキララ日記」とかテキトーに題名つけて……。



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 両親にゴーヤチャンプルを作る
2005年10月21日(金)

 今日はふと思い立って、両親のために夕食にゴーヤチャンプルを作ってご馳走しました。普段実家でご飯を食べる時は、僕は台所に立つことはなく、主に料理の得意な父が作ったおかずにありつくだけなのですが、今日はなぜかゴーヤチャンプルが食べたくなり、以前に何度か作ったことがあるので、まだゴーヤチャンプルを食べたことがない両親のために作ることにしました。

 普通だいたいゴーヤを買いに行くと、入れて混ぜるだけの「ゴーヤチャンプルの素」がすぐ近くに置いてあったりしますが、僕は使いません。僕のゴーヤチャンプルはコンソメと塩コショウで味付けします。

 ちなみに、炒飯でも煮物でもスープでも、僕の料理ではコンソメはかなり使います。

 僕のゴーヤチャンプル3人前で用意するものは、ゴーヤ(苦瓜)2本、豆腐半丁、豚肉約300g、玉子3個、コンソメ、塩、コショウ、ごま、カツオ節です。

 まずはゴーヤを縦に半分に切り、スプーンを使って中の種の部分と白い部分をガリガリと削り取ります。この白い部分がかなりにがい部分なので、白い部分がなくなるまで削り取ります。その後さらにそれを縦半分ずつに切り、その後それらを輪切りにしていきます(実際には輪切りの1/4)。
 切ったゴーヤを、今度は苦味を抑えるために塩もみし、水洗いして塩気を取ります。この後それらを氷水につけておくと、さらに苦味が抑えられます。
 続いて豆腐を半丁を水で洗い、よく水を切った状態で一口サイズのサイコロ状に切っておきます。また玉子も3つといた状態にしておきます。

 次に、フライパンに油を引き、豚肉を炒めます。豚肉に軽く火が通ったら、そこへよく水を切ったゴーヤを入れ、コンソメ、塩コショウで味付けして一緒に炒めます。ゴーヤが柔らかくなってきたら、といてあった玉子を入れ、豚肉やゴーヤとからめていきます。その後サイコロ状に切ってあった豆腐を入れ、軽く潰しながらまんべんなく他の材料と混ざるようにしていき、さらに風味を出すためにごまを適当に入れ、豆腐に軽く火が通ったら火を止めます。最後にお皿に盛った後でカツオ節を振りかけて出来上がり。

 両親はゴーヤチャンプルを初めて食べたのですが、なかなか好評でしたぞ。ただし、本来ゴーヤは夏の食材なので、今の時期のゴーヤはかなり小振りでした。



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 福山雅治の教え
2005年10月20日(木)

 今日のお話はちょっと下品なお話なので、お食事中の方はご注意ください。


DANGERSIMONETADANGERSIMONETA

 以前、福山雅治がラジオ番組の中で話していたのですが、彼はある時ホテルに泊まった時に、シャワーを浴びる前におしっこがしたくなり、独りなので問題ないだろうということで、全裸で洋式トイレの前に立ちおしっこをしたそうです。
 で、そのとき、普段は服を着た状態で用を足すので気付かなかったのですが、全裸で立った状態でおしっこをすると、かなり足などにしずくがかかるということを発見したそうです。そこで彼は「こんなにしずくが飛び散っていたのか!」と思い、それ以後はなるべくしずくが床に飛び散らないように、おしっこでも必ず座って用を足すようになったそうです。

 「トリビアの泉」でも同じような話が紹介され、その確認VTRでは、水分に反応して色が変わる紙を洋式便器のまわりに敷き、その上でスタッフが実際に立った状態でおしっこをして検証していました。その結果、床に敷かれた紙にはかなりのしずくが飛んでいることが証明されました。細かいしずくからかなり大きなしずくも合わせると、予想以上におしっこのしずくは床に飛び散っていたのでした。

 僕もこれらの教えに従い、新居の洋式トイレでは、必ずおしっこをするときでも便座に座ってするようにしています。なのでうちのトイレはいつもきれいです!

 ……いえ、だからといってトイレ掃除を怠っているわけではありませんよ。ちゃんとこまめに「流せるお掃除シート」を使って拭いたり、トイレマジックリンで清掃していますぞ!

 大きい方は……僕はしたことがないのでわかりません。(ウソ)



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 古畑任三郎 VS イチロー!
2005年10月19日(水)

 僕はフジテレビ系の人気ドラマ「古畑任三郎」のファンでもあるのですが、その「古畑任三郎」が、来年正月の3夜連続のスペシャルで、遂に完結してしまいます。このドラマは、言わずと知れた田村正和扮する名刑事と犯人の対決を描いた人気シリーズで、毎回大物俳優が犯人役でゲスト出演し、古畑任三郎との対決が見物となっています。で、その気になる最後の田村正和の相手役(犯人役)は誰になるのかな〜などと思っていたのですが、なななな何と!あのアメリカ大リーグ・マリナーズのイチロー選手が出演することが明らかとなりました!

 フジテレビによると、イチロー選手がこのドラマのファンであることから出演が決まったということです。もちろん主人公の刑事に扮する田村正和と対決する犯人役で、イチロー選手本人の役を演じるそうです。3夜連続放送の2夜目に登場する予定です。

 イチローはドラマ初出演。しかも、古畑任三郎と対決するドラマのキーマンとして登場するわけですから、CM等でも流ちょうなMCを披露しているだけに、その“役者”ぶりが注目されます。きっと田村正和演じる古畑任三郎とイチローらしくクレバーな対決を繰り広げてくれることでしょう。

 松嶋菜々子との対決でオーラスを迎える「古畑任三郎」シリーズ。第1夜も石坂浩二&藤原竜也のキャスティングが決まっていましたが、第2夜に関してだけは「海外在住の大物日本人」とだけ情報が流れていました。秘密のベールに包まれていたその人物はイチローだったんですね〜!メジャー移籍した2001年から5年連続で200本安打を達成。今や“米国で活躍する日本人”の代表格といえる存在ですね!

 イチローが本人役で登場するというのが興味深いですよね!しかも完全犯罪をもくろむ殺人事件の犯人を演じるわけですから。あの人の良いイチローが殺人犯ですよ!打撃同様のクレバーな頭脳で古畑と息をのむ知恵比べを繰り広げるといいますから、来年の正月が非常に楽しみです!

 94年4月から10年にわたって続いた名物ドラマは、今回の放送で完結。ラストランを飾るにふさわしいキャスティングとなりましたね。



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 GUZZINIのパスタパンスチーマー
2005年10月18日(火)

 1万円もするイタリア・グッチーニ社製のおしゃれな「パスタパンスチーマー」が懸賞で当たってしまったので、さっそく先週の日曜日に使ってみました。

 「パスタパン」といっても、焼きそばパンやコロッケパンのパスタ版ではありません。パスタパンとはパスタを茹でる鍋のことで、グッチーニの「パスタパンスチーマー」は、パスタを茹でてお湯を切る「パスタパン」と、肉、野菜、魚などを蒸す「スチーマー」がひとつになった、おしゃれなキッチンアイテムです。

 まずグッチーニ(GUZZINI)とは、1912年にイタリアで創業した会社で、鍛冶屋職人だったエンリコ・グッチーニが職人仲間と牛の角を使った特殊な調理道具の生産を始めたのが、グッチーニのルーツです。

 したがって、グッチ裕三とは関係ありません。

 1938年、当時軍用開発された新素材「プラスチック」にいち早く着目し、鍛冶屋から先端的なキッチンメーカーへと大きく変貌します。1950年代から80年代にかけてグッチーニ社は飛躍的に成長。社外のデザイナーと提携して、「デザイン」重視の商品群を次々と作り出します。1980年代以後は調理家電、インテリア、ステーショナリーなど新しい分野へ参入を果たしキッチンの総合メーカーへの道を歩みます。今日グッチーニは90年の伝統と歴史を誇るイタリアを代表するブランドです。

 そして懸賞で当たったグッチーニの「パスタパンスチーマー」ですが、カラフルな色合いと独特のフォルムが特徴的なパスタパンです。僕が当たったのはイエローでした。その斬新なアイデアとデザインで特許を取得しています。本体は、耐熱樹脂塗装が施されたテフロン加工アルミ製なので、熱伝導に優れ、しかもとても軽いです。ポリプロピレン製のフタも軽く使いやすいです。サイズは径22×高さ26×幅28cm、容量にして5.8Lとかなり大きいです。


写真1


 本体・フタともに前部が低く、後部が高い構造になっています。加熱する際は、写真1のように本体とフタを併せます。フタを180度回転させると、湯切り穴が現れますので、パスタをゆでた後のお湯はフタをつけたまま捨てることができます。羽のような取っ手と、前部が低くなっているフォルムのアルミ製本体により、軽い操作でお湯を捨てることができます。さらに、写真3のようなスチーマーが付属していますので、蒸し料理にも使えます。


写真2



写真3


 で、今日はとりあえず、簡単にできるパスタを作ってみました。イタリアではパスタが主食なので、きっとこのパスタパンを使って家族全員分のパスタを一度に大量に茹でてしまうのでしょうが、僕は独り暮らしなので、とりあえず2人前を作ってみました。

 パスタは7分で茹であがる普通のパスタを使い、それをパスタパンで茹でている間に別の鍋でほうれん草を茹で、茹であがったほうれん草の水を切り、オリーブオイルを使って、塩・コショウで味付けしながらフライパンでベーコン、ニンニクとともに炒めます。パスタが茹であがったらお湯を切り、ほうれん草、ベーコン、ニンニクの入ったフライパンに入れてからめて出来上がり。下ごしらえも含め、正味10分程度で出来上がってしまいました。

 このほうれん草とベーコンとガーリックのパスタは初めて作ったのですが、さすがにシンプルなだけあって美味しかったです。僕は普通にパスタ屋さんやイタ飯屋などでパスタを注文する時も、こういったサッパリ系のパスタをよく注文するのですが、さすがに舌の肥えた人が食べたら違うのかもしれませんが、僕の舌で味わった感じでは、パスタ屋でお金を払って食べるパスタとそう大差ない美味しさだったので、わざわざお店にこのパスタを食べに行くのが、何だか馬鹿らしく思えてしまいましたよ。



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 2005年F1シーズン総括
2005年10月17日(月)

 2005年のF1シーズンは、「新時代到来」「世代交代」、この二言に尽きますな。多くのフェラーリファンは認めたくはないでしょうが、これが現実です。6年にも及んだフェラーリの黄金時代が終焉し、ルノーによる新時代が到来。そして5年連続で王座に君臨したミハエル・シューマッハの時代が終わり、フェルナンド・アロンソ、キミ・ライコネンという新世代の台頭が始まった。そういうことです。

 この事実を受け入れられない者たちは、決まってこう言います。「今年はマシンが悪かっただけだ」と……。そう、それこそがF1グランプリなのです。ドライバー、マシン、エンジン、タイヤ、そして運、F1とは、これら総合力で競われるモータースポーツですから、「マシンが悪かった」としても敗者は敗者です。それを言うなら、キミ・ライコネンだって「今年はエンジンが悪かっただけ」ですからねえ。マシンが良ければ他のドライバーでもチャンピオンになれる可能性はあるわけです。そもそも「今年はマシンが悪かっただけだ」ということは、言い換えれば昨年までの5年間は「マシンのおかげでチャンピオンになれた」とも言えるわけですよね。

 あと、ものすごく不思議でしょうがないのですが、「ミハエル・シューマッハが実力で負けたわけではない」という、その根拠は一体なんなのでしょうかね。今シーズンだけを見ても、シューマッハとアロンソ、さらにはライコネンの3人の実力だけを比べることなんて不可能なことですし、「シューマッハが実力で負けるなんてあり得ない」という考え自体があり得ないですね。
 無論シューマッハはF1の歴史の中でもっとも成功したドライバーであり、その実力や技術は現役ドライバーの中では群を抜いているのは間違いありません。
 しかし、例え優れたドライバーでも、必ず体力的、精神的に衰えてくるものです。そうでなければバケモノです。一方のアロンソやライコネンは、まだまだこれから成長していく若い世代。シューマッハが実力で負けたとしても無理はないでしょう。

 「シューマッハが実力では負けていない」ということを証明することはできませんが、「アロンソが実力でシューマッハに打ち勝った」事実はあります。第4戦サンマリノグランプリ、抜きどころの少ないイモラでしたが、47周目に2位に浮上したシューマッハは、トップのアロンソより2秒以上も速いペースでアロンソを追走。勢いの止まらないシューマッハは51周目、ついにアロンソの背後に迫り、オーバーテイクのチャンスを伺いました。
 シューマッハは、マシンを左右に振りながらプレッシャーをかけ続けましたが、アロンソは要所を抑えシューマッハをブロック。テール・トゥ・ノーズの激しいバトルは実に10ラップ以上、ファイナルラップの最終コーナーまで続きましたが、アロンソがシューマッハを見事に抑え切り、マレーシア、バーレーンに続く3連勝を達成しました。第18戦日本グランプリで、アロンソがシューマッハを2度に渡ってパスしていったシーンも、まだ記憶に新しいですね。

 シューマッハの話はこれくらいにして、アロンソとライコネンの話に移りましょう。

 単純に「速さ」だけで言えば、アロンソ&ルノーよりもライコネン&マクラーレンの方が優れていたことは言うまでもありません。実際ライコネンは今シーズン、トップ独走中にマシントラブルでリタイヤを余儀なくされたレースが何度かあり、そのたびに獲れたはずの10ポイントをすべて失ってしまったわけですから、取り損ねた10ポイントを獲得していれば、2005年のチャンピオンは変わっていたかもしれません。

 しかし、先程も述べたように、F1グランプリはドライバー、マシン、エンジン、タイヤ、そして運の総合力で競われるモータースポーツです。マクラーレンはマシンとエンジンに信頼性を欠き、そしてルノーは圧倒的な信頼性と安定した速さ、そしてアロンソのミスのない完璧な走りで、ダブルタイトルをものにしたのです。
 ライコネン&マクラーレンのようにいくら速かったとしても、最後まで走り切れなければまったく意味がないのです。その点では、ルノーの信頼性の良さは際立っていましたね。ルノーを除くトップチームは、トップスピードを稼ぐため、すべて7速セミオートマティックのトランスミッションを採用していますが、ルノーは6速セミオートマチックを採用しているので、ギア比の効率も良く、エンジンやギアボックスへの負担も少なかったのが信頼性に繋がったのでしょう。

 さて、最後に、スペイン人としては初、F1史上最年少のチャンピオンとなったフェルナンド・アロンソですが、彼に対しても「マシンと(ライバルが脱落していった)運だけでチャンピオンになった」という声をよく耳にしますが。それは断じて違います。
 確かに今年のルノーの信頼性はピカイチ、マシンもそこそこ速かったですが、やはり何と言っても、アロンソの実力なくしては、チャンピオンにはなれなかったでしょう。何と言っても、同じマシンに乗る、シューマッハとは互角とも言われた実力者ジャンカルロ・フィジケラですら勝てなかったのですから。

 アロンソはまだ若干24歳ですが、その走りはすでにベテランのようなストイックな走りで、非常に冷静沈着で安定した速さを持ち、そして何と言っても今シーズンは、まったくミスをすることがありませんでした。ライコネンも非常に速いドライバーですが、ライコネンにはミスも多いですから、トータル的な実力で言えば、今のところライコネンのよりもアロンソの方が一歩秀でているのは確かですね。アロンソがこの先も何度かチャンピオンになることは間違いないでしょう。

 シューマッハの引退が囁かれる現在、F1は新たな天才を見いだしたのです。



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 2005年F1グランプリ、閉幕
2005年10月16日(日)

 いや〜、とうとう今年も終わってしまいましたね、F1シーズン。今年は史上最多の全19戦でシーズンを争われたのですが、長いと思っていたシーズンも、終わってみればあっという間でしたな。何だかF1シーズンを追いかけていると、1年があっという間に過ぎてしまうような気がします。ミカ・ハッキネンが初めてチャンピオンになった98年などついこの間のような感覚ですが、もうあれから7年も経ってしまったんですねえ。月日が経つのは早いものです。

 さて、今日は2005年F1グランプリを締めくくる最終戦中国グランプリの決勝が行われたわけですが、その決勝スタートの直前に、思わぬアクシデントが起こりました。レコノサンスラップ(グリッドに並ぶためのアウトラップ)で、ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)とクリスチャン・アルバース(ミナルディ)が接触。両者のマシンは激しく壊れたため、スペアカーを使用することになり、ピットスタートを余儀なくされてしまいました。なおこの接触事故はレース後審議され、ミハエル・シューマッハが「厳重注意」を受けました。

 「厳重注意」とは、わかりやすく言えば「今回は目をつぶるが、気をつけろよ」ということで、つまりは不問ということですな。やっぱりシューマッハは琢磨と違って、何をやってもまったくお咎めがなくていいですねえ。え?この場合はレースが始まる前のアクシデントだから処分の対象にはならないって……?

 ……アホか!

 それにしても、今回の件に限らず、昨年のヨーロッパグランプリでのバリチェロと琢磨の一件と言い、モナコでのシューマッハとモントーヤの一件と言い、フェラーリのバックミラーは見にくいのでしょうかねえ。どう見てもこれらの3件、シューマッハもバリチェロも後ろ全然見ていませんよ。構造上後方視界に問題があるのか、はたまた「後ろなど見る必要はない」というフェラーリの慢心なのかはわかりませんが、いずれにしても何とかしてくれないと、それこそ「危険」ですがな。

 決勝はポールポジションのフェルナンド・アロンソ(ルノー)が素晴らしいスタートを決め、トップで1コーナーへ。3番グリッドのキミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス)も好スタートを切り、2番グリッドのジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)に並びかけますが、イン側にいたフィジケラがポジションをキープしたため、ルノーが1-2体制のまま1コーナーをクリアしていきます。
 一方、佐藤琢磨(BAR・ホンダ)が17番グリッドから素晴らしいスタートダッシュを見せたかに思われましたが、ジャンプスタート(フライング)の裁定が下され、佐藤はドライブスルー・ペナルティを受け、最後尾まで順位を落とす苦しい展開となってしまいます。

 ……あ〜あ、またやっちゃったよ琢磨君……。

 トップのアロンソはファステストラップを連発し、2番手以下を大きく引き離しに掛かります。コンストラクターズ・タイトル獲得のためにルノーの前に出たいマクラーレン・メルセデスでしたが、ライコネンとモントーヤはフィジケラにブロックされてしまい、アロンソは独走態勢を築きます。そして18周目、4番手走行のモントーヤが排水溝の蓋を踏むというアクシデントに見舞われ、緊急ピットインを余儀なくされてしまいました。結局モントーヤはその後リタイヤしてしまいます。
 モントーヤのアクシデントにより導入された、異物の排除とコースのチェックのためのセーフティカーにより、各ドライバーは続々と1回目のピットストップを実施する中、何とまだセーフティーカー走行中の22周目、10番手までポジションを上げていたミハエル・シューマッハが単独でスピンしコースオフ。コースに復帰できずリタイアに終わってしまいました。
 今回は予選で6番手と、まずまずのポジションからスタートするはずだったのですが、スタート前の接触と言いこのスピンオフによるリタイヤと言い、今年のシューマッハとフェラーリを象徴する幕切れとなりましたな。

 セーフティカーの導入でアドバンテージを失ったアロンソでしたが、リスタート後も快調で2番手のチームメイトフィジケラを引き離します。しかし29周目に、今度はジョーダンのナレイン・カーティケヤンが大クラッシュを喫し、マシンの撤去のため再びセーフティカーが導入されます。これよりアロンソ、フィジケラ、ライコネンをはじめ、ほとんどのドライバーが2度目のピットストップを実施。このピットストップでライコネンはフィジケラを交わすことに成功し、ポジションをアップさせます。
 
 そんな中、琢磨はピットに入らずそのまま周回したため、大ききポジションをアップさせました。レースは34周目にリスタート。8番手までポジションをアップした琢磨でしたが、ギアボックスのトラブルに見舞われ突然マシンがスローダウン。BAR・ホンダでの最後のレースは残念ながらリタイアに終わってしまいました。
 
 その後49周目に、2度目のセーフティカー導入でピットインする際、フィジケラはピットレーンで意図的にペースを落とし、ライコネンやバリチェロを塞いだ行為がレギュレーション違反と判断され、フィジケラにドライブスルー・ペナルティの裁定が下ります。フィジケラは49周目にドライブスルー・ペナルティを受けますが、幸いひとつポジションを落としただけの4位でコースに復帰しました。
 
 レースも残り5周を切ったところで、2位のライコネンがファステストラップを連発し、トップのアロンソにプレッシャーをかけます。ライコネンは4秒差まで追い詰めますが、アロンソが逃げ切りチェッカー。アロンソの勝利により、ルノーのコンストラクターズ・タイトルが決定しました。この結果、ルノーはドライバーズ・タイトルに続き、ルノーエンジンとしては97年以来、オール・ルノー体制では初のコンストラクターズ・タイトルも獲得しました。

 終わってみれば、今シーズン安定した強さを維持し、コンスタンスに上位フィニッシュを重ねてタイトルを獲得したルノーとフェルナンド・アロンソが最後に花を添え、そして今後も良きライバルになるであろうキミ・ライコネンが、速いがもろいマシンに苦しみながら何とかアロンソに食らいつき、最後も2位でレースを終えたといった感じですな。

 来シーズンも、この2人の争いになることは間違いないでしょう。



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 F1最終戦中国グランプリ予選
2005年10月15日(土)

 今週末はいよいよ2005年F1グランプリの最終戦中国グランプリですね。今日はその予選が行われました。

 中国グランプリの舞台となる上海インターナショナル・サーキットの天候は晴れ。気温23℃、路面温度23℃というコンディションの中、午後1時(日本時間午後2時)、まずは前戦日本グランプリでレース結果から除外という無念の裁定を受けた佐藤琢磨(BAR・ホンダ)がアタック。琢磨は大きなミスもなく手堅く1周をまとめ、フリー走行でのベストタイムから、1.8秒遅れの1分38秒083を記録しました。トップチームが1分34秒台を記録しているので、この琢磨のタイムは決して速いタイムではありませんが、まだ路面コンディションが悪いトップバッターでのアタックだったこと、そして決勝で後方からスタートすることを想定して燃料を多めに積んでいるものと思われ、ま、今回は致し方ないですな。

 琢磨に続いて2番目にアタックに入ったのは、前戦日本グランプリのオープニングラップのアクシデントでリタイアに終わったファン・パブロ・モントーヤ(マクラーレン・メルセデス)。ルノーと争っているコンストラクターズ選手権を奪取するためには、ここでモントーヤが、どこまでスターティンググリッドを上げられるかということも大きなポイントとなります。しかし、決してコンディションがいい状況とはいえない序盤のアタックながら、琢磨のタイムを約1.9秒も上回る素晴らしいタイムを記録し、マシンのポテンシャルの差をまざまざと見せつけました。

 その後、3番目アタックのヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)、10番目のルーベンス・バリチェッロ(フェラーリ)、13番目のラルフ・シューマッハ(トヨタ)と実力者がアタックに入りますが、モントーヤのタイムを上回れないまま、14番目のミハエル・シューマッハ(フェラーリ)を迎えます。
 昨年シューマッハは初開催だった中国グランプリの予選で、1コーナーでの大スピンによりノータイムに終わりました。今年もフリー走行からタイムが伸びず苦しい展開が続きましたが、注目のタイムアタックでは1コーナーから2コーナーにかけてやや膨らんだものの、セクター3ではこの時点のベストタイムを記録し、暫定トップのモントーヤを上回ることはできなかったものの、2番手につけました。

 そして、今シーズン最後の予選は、いよいよ最終組を迎えます。最終組最初の出走はジェンソン・バトン(BAR・ホンダ)。無駄のないスムーズな走りで、セクター1、セクター2とベストタイムをマークしたバトンは、モントーヤのタイムを上回り暫定トップに躍り出ます。
 そして2005年チャンピオン、フェルナンド・アロンソ(ルノー)がアタックに入ります。フリー走行ではマクラーレン・メルセデスに及びませんでしたが、全セクターでベストタイムを記録する素晴らしい走りをみせ、バトンを交わしてトップに立ちます。続くジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)は、1コーナーの進入でミスがみられたものの、セクター2ではベストタイムを記録し、アロンソのタイムには及ばなかったものの、僅差で2番手につけます。
 
 ルノー勢がこの時点でワンツー体制を築いたところで、日本グランプリで劇的な逆転劇を見せたキミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス)が最終出走者としてアタックに入ります。この日2回のフリー走行ではいずれもトップタイムを記録するなど、マシンを仕上げてきたライコネンでしたが、予選ではコーナリング時に修正を加えるところが見られ、結局それがタイムにも影響し、ルノーの2台を上回ることができず3番手に留まりました。これによりルノーはフロントローを独占。コンストラクターズ・タイトル獲得に向け、最高の形で決勝を迎えることになりました。アロンソは今シーズン6回目、記念すべきミシュラン100回目のポールシッターとなりました。

 結果、明日の決勝はアロンソ、フィジケラ、ライコネン、バトン、モントーヤ、M・シューマッハ、クルサード、バリチェロの順でレースがスタートされます。佐藤琢磨はジョーダンのナイレン・カーティケアンにも及ばず17番手からの出走ですが、明日の追い上げに期待したいですね。今シーズンの不調や不運を払拭する、素晴らしい走りを見せて欲しいものです。



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 F1日本グランプリ、最終結論
2005年10月14日(金)

 今更ですが、先週末行われたF1第18戦日本グランプリの決勝中に起こった、最終シケインでの佐藤琢磨(BAR・ホンダ)とヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)の接触事故についての、僕が判断した最終結論をご報告いたします。

 まずもう一度アクシデントの状況を振り返ってみましょう。


アクシデントが起こった最終シケイン
(c)F1-Live.com

 アクシデントは10周目の最終シケインで起こりました。佐藤琢磨は前をゆくトゥルーリを交わそうと、右に曲がる最終シケインの入口でトゥルーリのイン側に入りました。しかしアウト側にいたトゥルーリもコーナリングをするために右へステアリングを切り、両者は接触。琢磨の左フロントタイヤがトゥルーリの右サイドにヒットし、トゥルーリはその場でリタイアとなってしまいます。琢磨もマシンにダメージを受けますが、交換できるパーツではなかったためそのまま走行を続け、最終的に13位でフィニッシュしました。
 しかし、レース後の審議で琢磨に過失があると判断され、琢磨は13位完走というリザルトを抹消されるペナルティを受け、この結果次戦中国グランプリの予選でもっとも不利な1番手出走を余儀なくされました。

 レース中継の映像はアウト側のトゥルーリ側から撮られた真横からの映像しかなかったため、どちらに否があるのかという判断ができなかったのですが、アクシデントの瞬間をほぼ正面から捉えた写真を発見したので、今回改めて判断することができました。

 最終結論、今回のアクシデントは、どちらにも否はない。

 

アクシデントの瞬間
(c)F1-Live.com

 写真を見てもおわかりのように、接触した地点はシケイン入口のイン側の縁石付近で、この時点で琢磨の左フロントがトゥルーリの右サイドにヒットしているのを見ても、琢磨が少なくともコーナーに進入する時点でトゥルーリにマシンの半分以上並んでいたことがわかります。
 これは琢磨がコーナー手前ですでに完全にトゥルーリのインに入っていたことを意味し、その場合トゥルーリは、ルール上琢磨にラインを譲るためにイン側をマシン1台分開ける必要がありました。ところが、トゥルーリはイン側のスペースを開けず、通常のコーナリングと同じようにターンインしたために接触してしまいました。

 しかし、琢磨のためにイン側のスペースを開けずに、通常のコーナリングをしようとインに切り込んできたトゥルーリに否があるとも言い切れません。琢磨がシケインでインに入りトゥルーリをパスしようとした試みは、ここ数年のF1シーンでは見られないようなチャレンジングな試みであり、トゥルーリもまさかここで仕掛けてくるとは思っていなかったでしょう。トゥルーリはあの瞬間、琢磨が引くと判断して通常のコーナリングを行おうとしたのです。ところが、琢磨は一歩も引かずインを突き、両者は接触してしまいました。

 琢磨のように一瞬のチャンスを突いて前に出ようとするのもレース。そしてトゥルーリのように「易々とぬかせはしないぞ」と抑え込もうとするのもまたレース。レースとは、ドライバー同士の熾烈な意地のぶつかり合いなのです。おそらくあのアイルトン・セナも、ジル・ビルヌーヴも、ナイジェル・マンセルも、今回の琢磨と同じことをしたに違いありません。

 上記の理由から、琢磨もトゥルーリも“レース”をしていた上でのアクシデントであり、単純なレースアクシデントであったと結論づけ、処分は「両者不問」が適正であると判断します。従って琢磨に否があるというFIAの判断は不当であったと断言します。ましてや、リザルト抹消という処分は、今年の予選ルールからすれば極めて重すぎる処分であり、まったくあり得ないものであると言わざるを得ません。

 仮に今回の処分に「常習犯」に対する見せしめの意味があるのだとしたら、前々回のベルギーでミハエル・シューマッハに追突した際に受けた、「次戦10グリッド降格」というあまりにも厳しい処分は何だったのでしょうか。通常、例えベルギーの一件のように完全に琢磨に否があるケースだったとしても、決して悪質なものではなかったのは紛れもない事実であり、厳重注意か、重くて罰金程度が妥当です。
 もしこのベルギーでの「次戦10グリッド降格」という処分自体が、すでに過去幾度か起こしている接触事故を含めた「常習犯」という意味での重い処罰だったとしたら、それこそお門違いというものです。

 琢磨は過去にも接触アクシデントに見舞われていますが、その多くは琢磨には否はありません。現代の生ぬるいF1シーンの中で、琢磨の攻撃的なドライビングスタイルが、他のドライバーの常識を越えていたと言うだけです。言い換えれば、今のF1はあまりにも幼稚でのほほんとした“お遊び”に成り果ててしまったということです。

 琢磨の日本グランプリでの試みが否定されるのであれば、もはやF1はレースなどではありません。琢磨のドライビングスタイルこそが真のレーサーに必要なものであることは、海外のF1ファンも認めていることです。佐藤琢磨は、この甘っちょろい現代のF1にこそ必要なドライバーなのです。

 それから、琢磨に対する度重なる重い処罰は、単なるFIAの人種差別ですよ。そんなにFIAは日本人が嫌いなのか?F1がヨーロッパの文化と言われたのはもはや過去の話。今や日本を始め、アメリカ、中国、バーレーン、マレーシア、トルコと世界各国を転戦する現代において、未だにこのような人種差別が存在しているというのが愚かとしか言いようがありませんな。

 今回の僕の主張に意義のある方はBarまでどうぞ。受けて立ちますぞ。



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 サッカー、日本代表VSウクライナ
2005年10月13日(木)

 東欧遠征中のサッカー日本代表は昨日、ワールドカップ出場を決めているウクライナ代表と対戦し、0―1で敗れました。後半44分、途中出場したDF箕輪が自陣ゴール前で反則を取られ、MFフシンにPKを決められました。後半8分、MF中田浩二が退場となり10対11の戦いを強いられ、DF陣を中心に懸命にしのぎ続けたましたが、最後に力尽きてしまいました。

 ウクライナはエースのFWシェフチェンコ、もう1人の主力FWボロニンが欠場していたのですが、日本は序盤にペースを握られ、中盤からの激しいチェックを受け、なかなかリズムをつかめませんでした。それでも、徐々に速攻から好機を作り始め、0―0で前半を終えます。
 日本は後半から高原に代え、FW鈴木を投入。しかし、同8分に悪夢が訪れました。1ボランチのMF中田浩が背後からのタックルで一発退場となってしまったのです。今回から新投入した戦術「ダイヤモンド型」の中盤のテストは、東欧遠征のテーマでした。前のラトビア戦では華麗なパス回しを披露しましたが、今回は数的不利なって、構想は破たんしてしまいました。

 その後、日本は代表初出場の箕輪らを投入。3バックに変更しましたが、押し込まれる場面が続きます。その後も何とかしのいでいたのですが、後半44分に箕輪がPKを取られ、これをMFフシンに決められてしまいました。判定に納得のいかないジーコ監督が顔を赤らめて激怒していましたね。

 気温10度、冷たい雨、アウエーのブーイング。劣悪な環境が続く後半44分、DF箕輪の反則で献上したPKが日本のゴールを揺らしてしまったわけですが、ジーコ監督は試合後のインタビューで、「私はしゃべらない。レフェリーをここに呼んで答えてもらえばいい。あんなのは犯罪だ。黒い服を着た人に試合を台なしにされたッ!」と怒鳴り散らしていました。
 試合は僕が見ても首をひねりたくなる判定の連続でした。そして訪れた最後のPK判定で、ラトビア人のラユックス主審に対するジーコ監督の怒りが爆発しました。試合終了のホイッスル直後には、雨の中を突進して「恥を知れ!」と怒鳴りつけていたそうです。しかし「選手は1人足りなくなってもよくやった。選手には、この試合は忘れていいといった。切り替えるしかない」と、選手達に対する気遣いは忘れていませんでした。

 しかしジーコ監督、試合直後に主審に「恥を知れ!」と吐き捨てたことに関して、会見では「それでも自分に対して何も反応を示さない。後ろめたいことがあるからだろう」と“八百長疑惑”まで訴え、「あれは犯罪。警察を呼んでもらってもおかしくない」と、かつてないほどの荒れようでしたね。
 前半からダイヤモンド型の新しい中盤が機能した手応えはあったと思います。ゴールこそありませんでしたが、FW高原を中心に攻撃の形は作りました。しかしジーコ監督は主審の不公平な判定に気付き、選手に注意も促していたそうです。その直後の後半8分、中田浩がレッドカードで一発退場。ジーコ監督は「あれが退場なのか。その前の高原へのファウルはカードすら出なかった。露骨すぎる」とどなり散らしていました。

 アウエー戦、土砂降りの雨、数的不利。ワールドカップで起こりうる事態を経験したことは収穫だったでしょう。しかし何を言っても「敗戦」という記録は残ります。ハンガリー戦と違うのは、ジーコ・ジャパンが海外遠征で初めて未勝利で帰国することですね。ワールドカップまで8ヶ月。この屈辱を怒りをバネに変えるしかないですね。



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 早朝のダイラをワインディング
2005年10月12日(水)

 いや〜、ここ数日は天気も良く、風もすっかり冷たくなり、良い気候が続いていますな!僕は最近朝方なのですが、引っ越した新居のすぐ目の前に新しくできたばかりの片側2車線の幹線道路があり、早朝はまだクルマがほとんど走っていないのでとても気持ちがいいですぞ!まるでまだ誰もいないサーキットに来たような感じです。

 さて、某Yさんがプレステ2のレースゲームの最高峰「グランツーリスモ4」を買ったらしく、某KさんとともにS2000でタイムアタックを競い合っているのですが、それが影響してか、S2000で走りたくなったので、今朝は朝の6時に家を出て、仕事に行く前に久しぶりにダイラでワインディングをしてきました。

 ダイラとは日本平という静岡市郊外にある小高い山の通称で、その山頂には展望台やお土産屋さん、さらには静岡市のテレビ電波を受信しているテレビ塔、また徳川家康が埋葬されている久能山東照宮に行けるロープウェイなどもある観光名所で、富士山や駿河湾や清水の街を一望できるので「日本三大絶景」のひとつに数えられ、「サザエさん」のオープニングでも紹介されたほど有名な場所です。

 また、ダイラは地元の走り屋のメッカとしても知られており、登り口から舗装された山道を登り、「ジェットコースター」「おでん屋コーナー」「小おでん」「アルプスコーナー」「セリカコーナー」など、昔から走り屋の間では知られている数々のチャレンジングなセクションを抜けて山頂までアタックしていくチューンドカーやバイクが集まります。
 「ジェットコースター」は、アップダウンが激しいタイトな蛇行セクション、「おでん屋コーナー」はその昔コーナーの外側におでん屋があり、そこにギャラリー達が集まってアタックを見物していたという、ダイラではもっとも有名な名物コーナー、「小おでん」はそのおでん屋コーナーとよく似た一回り小さなコーナー、「アルプスコーナー」は崖沿いの南アルプスが見える高速コーナー、「セリカコーナー」はその昔セリカが激しくクラッシュして炎上したことからその名が付いた伝説のコーナーです。ちなみに友人のサトルが以前そのセリカコーナーで、自慢の愛車アルテッツァをクラッシュさせてしまったので、一部では「サトテッツァコーナー」とも言われています。

 うちからダイラの登り口まではクルマで10分ほどで行け、そこから山頂までは普通に走るとクルマで5分ほどで行けます。先程書いた走り屋さんたちは、さすがに一般車両や観光バスなどが走る日中はアタックしませんが、主に早朝や夜に集まってきます。

 で、早朝に来る人たちと夜に来る人たちは大きく種類が分かれていて、どちらかというとのんびり朝日の山道をクルージングして、山頂に朝焼けの富士山を愛でに来るような健康的な往年のドライバーやライダーは、早朝にやってきて、仲間達としばらくクルマやバイクの話に花を咲かせて帰っていきます。そう言う人たちは、昔のフォードGTとかシェルビー・コブラとかロータス・エリーゼとかフェラーリ・スパイダーといったマニアックなクルマに乗っていることが多く、朝っぱらからダイラの山頂には珍しい名車が集まり、さながらダイラ・モーターショー2005といった感じです。なので話題もどちらかというと「あのクルマはどうだ」とかいった名車談義が多いです。

 一方、「頭文字D」のように、コーナーを攻め込んでタイムアタックをするような戦闘的な人たちは、ヘッドライトの光で対向車を遠くから発見できるように、主に夜にやってきます。通常は登り口から山頂まで目指すときに、まず1本目はパトカーがいないかとか事故車がいないかとか路面コンディションはどうかといった偵察をかねて、クルージングペースで登っていくのですが、血気盛んな若造はいきなり一本目から限界アタックを開始します。
 そんな彼らが乗るクルマは、GT−Rやシルビア、ロードスターやRX−7,インテRやシビックR、インプやランエボ、さらにはトレノやレビン(AE86)、果てはカプチーノやビートなどといった蒼々たる国産スポーツカーたちで、皆何かしらのチューニングを施しています。なので話題も「サスのバネレートがどうだ」とか「車高がこうだ」とか「スタビライザーがああだ」といったかなり専門的なものが多いです。

 さて、今日は僕も健康的に朝のダイラを走り、あいにくまだハードトップをつけているのでオープンにはできなかったですが、雲ひとつかかっていない美しい富士山を堪能してきましたぞ。登ってくる間は、スピードこそそれほど出しませんでしたが、1速と2速だけを使って、S2000が回せる9000回転ギリギリまでエンジンを回して、7500回転以上で初めて切り替わると言われるVテックエンジンを久々に堪能してきました。

 ただし、Vテックに切り替わる瞬間の感覚は、僕にはほとんどわかりません……。

 僕のS2000は皆さんもご存じのように完全ノーマルですが、ノーマルでもエンジンが9000回転まで回せる上に純正の太いマフラーが2本もあるので、甲高いエンジン音を響かせながら山頂まで登りました。すると、ホンダのバイクに乗るおじさんが「いい音響かせてたねえ〜!」と山頂で声を掛けてきてくれました。
 山頂には、今朝は何と日本車唯一のボンドカー、トヨタ2000GT、さらには1960年代のフォードのクラシックカーも来ており、名車博覧会と化していましたぞ!

 だいたいダイラに行くと、朝夜関係なく事故車に遭遇するのですが、幸い今朝は事故車はいませんでした。しかし、よく見かける事故車の多くは、「どうやったらこんな場所で事故るの?」といった場所でよく事故っています。



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 ひっそりと「それマコ」アップ
2005年10月11日(火)

●「それゆけ!マコ・ハッキネン」第8集をアップ

 えー、日本グランプリ開幕前のBarでの告知通り、日本グランプリ決勝終了後に「それマコ」の最新作をアップしたわけですが、今回の日本グランプリは、特に琢磨ファン、トゥルーリファン、トヨタファンにとっては複雑な思いがあったようで、完全にアップするタイミングを誤ってしまったようですな。

 ま、一応告知だけしておきますが、今回は「それマコ」の話題もひっそりと流れていくことでしょう。イラストを仕上げてくれたそばさん、いつもありがと〜ッ!いち早く「それマコ」を読んで下さったゆうきちさん、ありがと〜ッ!そして僕が謝るのも何なんですが、トヨタファンのゆうきちさん、トゥルーリファンののりPさん、ごめんなさい。

 きっと琢磨に憤慨しているんだろうなあ……。



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 2005鈴鹿、期待から落胆、そして失望……
2005年10月10日(月)

 先週の日曜日にF1第18戦日本グランプリの決勝が行われましたが、前日の予選で5番グリッドを獲得し、母国での表彰台も期待された日本人ドライバー佐藤琢磨(BAR・ホンダ)は、スタート直後の1コーナーでアウト側に流れてしまいコースオフを喫してしまいました。さらにコースに戻ろうとしたところにルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)が現れ接触。両者はコースに復帰しますが、マシンを修復するため、ピットインを余儀なくされました。琢磨はフロントウイングの交換と給油を行い、バリチェロとともにいきなり最後尾に後退してしまいました。

 その後琢磨は懸命に追い上げを試みたのですが、今度は10周目の最終シケイン手前で、ヤルノ・トゥルーリをパスしようとしてインに入ったところで接触してしまい、琢磨のマシンには大きなダメージはなかったものの、トゥルーリのマシンはサイド部分が大きく破損し、その場でリタイヤとなってしまいました。

 佐藤琢磨は今シーズン、不運やミスが重なり思うような成績を上げられず、2戦前のベルギーグランプリではミハエル・シューマッハに追突して波紋を呼びました。その直後にBAR・ホンダはジェンソン・バトンの来季残留を発表し、琢磨は事実上BARのレギュラーシートを失うこととなりました。
 ところが、その数日後に状況が一変し、まずホンダがBARを完全買収したと発表し、来シーズンはBARがオールホンダになることが明らかになりました。さらにその発表と同時に、来シーズンは新チームがF1に参戦し、ホンダがそのチームにもエンジンを供給するという驚愕の事実も明らかとなりました。そしてそのホンダエンジンを搭載する新規参入チームから、佐藤琢磨にレギュラードライバーとしてのオファーが来ていることも発表されました。

 そんな状況の中での、琢磨の今回の出来事は、少なからず来季のドライバー生命に影響してくることは間違いないでしょう。琢磨はこれまで幾多に渡って接触事故の原因を引き起こしているとされ、FIAではブラックリストに入っているという噂が流れ、最悪の場合F1参戦に必要なスーパーライセンスの剥奪もあり得るという噂まで飛び交っています。
 また琢磨と接触したヤルノ・トゥルーリは「琢磨はF1に必要ない」と厳しく批判し、トヨタの冨田務代表は「ドライバーは攻撃的であるべきだが、しかしフェアに戦わなくてはならない」とコメントしました。

 今回の琢磨とトゥルーリのアクシデントは、レース後にFIAのレース・スチュワードによって審議され、双方のドライバーとチームマネージャーを別々に呼んで映像を見せて事情聴取を行い、最終的に琢磨に否があると判断され、琢磨は今回の13位というレース結果から除外する処分が下されました。

 結論から言いましょう。琢磨は、今のF1には向いていないようです。

 放送された事故の瞬間の映像は真横から捕らえられたもので、上空から撮影されたものではないので、僕の目から見てどちらに否があるのかは判断できませんが、今回の琢磨とトゥルーリの一件は、もはやどちらに否があるという問題ではありません。琢磨が立て続けに接触事故を起こしてしまったことが問題なのです。

 今回のレースでは、共にシケインで1周目と10周目にそれぞれ接触して一方のマシンがはじき出されるという同じようなアクシデントが起きました。しかしその処分は明らかに分かれ、前者のビルニューブが25秒タイム加算に留まったのに対し、後者の琢磨には失格処分という重いペナルティ。琢磨は先に述べたようにベルギーグランプリ時にもペナルティを受けていますが、この時もピッツォニアが罰金の処分なのに対し琢磨には予選グリッド10番降格という重いペナルティを受けていることから、FIAからはブラックリスト登載者にされていると受け止められているようです。
 今回も再びアクシデントの原因者ということで、周囲の目は厳しいものがあります。当事者のトゥルーリが批難するのはともかく、トヨタの冨田務代表が公式リリースで名を挙げて琢磨について批難したことは衝撃を与えています。

 今回の琢磨とトゥルーリのアクシデントは、両者レースをしていた結果、アクシデントを起こしてしまっただけのことです。そしてたまたま琢磨は運悪くアクシデントが重なってしまっただけのことです。
 しかし、立て続けに接触事故を起こしてしまった以上、言い逃れはできません。単独事故で勝手にコースアウトしてリタイヤするならともかく、今回もベルギーの時も、トゥルーリやシューマッハといった、とばっちりを食ってしまったドライバーがいるわけですから。そう言う意味では、琢磨は批判されても仕方がないと僕は思いますね。「またあいつかよ!」と言われて当然でしょう。

 ただ、今回は鈴鹿に観戦に来ていたファンはもちろん、日本中の多くの琢磨ファン、トゥルーリファン、トヨタファンが期待していたのは紛れもない事実です。そんな多くの期待を、琢磨は台無しにしてぶち壊してしまいました。はっきり言って期待を大きく裏切られました。失望しました。
 トゥルーリとの接触だけではありません。1コーナーでのオーバーランもそうです。琢磨は鈴鹿で期待に応え良い結果を残すためにも、予選5番手という絶好のチャンスを無駄にしないためにも、もっと慎重に行くべきでした。

 トヨタの冨田務代表が言っていた言葉は、半分は同意できます。ドライバーは攻撃的であるべきです。しかし僕は、琢磨がフェアではなかったとは思いません。ただ、慎重さが足りない。

 さて、ここから書くことは、今回の件に関して琢磨に否定的な方、そしてトヨタファン、トゥルーリファンの方にとっては許し難い内容かもしれませんが、あえて書かせていただきます。

 今回のトゥルーリとのアクシデント、そしてベルギーでの明らかに琢磨に否があるミハエル・シューマッハとのアクシデントも含め、琢磨がこれまで起こしてきたすべてのアクシデントは、他のドライバーが起こしてきたアクシデント同様、単なる「レースアクシデント」に過ぎない。
 そして、F1はただのパレードではない。レースなのだ。すべてのドライバーは、前をゆくライバルを抜こうとし、後ろから追い上げるライバルに抜かれまいとする。レースは、その意地と意地のぶつかり合いに他ならない。よってコーナー手前で一方が一瞬のチャンスを突いてインに飛び込み、もう一方は抜かれまいとインを締めようとする。その結果両者が接触してしまうのは、レースとしてごく当たり前のことであり、あって当然のことである。

 しかしながら、ここ数年のF1は、ただでさえグルーブドタイヤという意味のないタイヤのせいでオーバーテイクが激減しているにもかかわらず、接触した際の処罰がうるさくなり、はっきり言ってレースとしては生ぬるいものになってしまった。そしてその処罰は、明らかに琢磨に対してだけ厳しすぎる。これは紛れもない事実である。

 僕は声を大にして言いたい。公平に処罰を与えられないのであれば、処罰などやめてしまえ。そして相当悪質で危険なアクシデントを除いて、いちいち接触や追突でピリピリ審議などするな。審議したいなら、処罰を与えたいなら、公平にせよと。

 もし来年彼にシートがあるのなら、来年に期待しましょう。



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 ミカ・ハッキネンの再来と世代交代
2005年10月09日(日)

 今日はF1第18戦日本グランプリの決勝が三重県の鈴鹿サーキットで行われました。今回のレースは様々なことが起こりました。見終わった今は、正直非常に複雑な心境です。母国での表彰台も期待された佐藤琢磨(BAR・ホンダ)は5番グリッドという好位置からスタートしましたが、その直後の1コーナーでコースオフしてしまい最後尾に後退、その後10周目に最終シケインでヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)と接触し、トゥルーリをリタイヤに追い込んでしまいました。

 琢磨については明日改めて書くことにして、今日はその他の点に触れましょう。

 さて、マクラーレン・メルセデスのキミ・ライコネンは12歳からカートでレースキャリアをスタートさせ、英フォーミュラ・ルノー、フォーミュラ・フォードを戦い、F3未経験で2001年にザウバーからのデビューを決めました。その年の開幕前、ライセンス問題では揉めに揉めましたが、シーズン中盤には誰もがその事を忘れるほどの旋風を巻き起こし、翌年にはF1からの離脱を決めていたミカ・ハッキネンに見初められ、彼の後任としてマクラーレンに大抜擢されました。2003年マレーシアグランプリで念願の初優勝を果たし、2003、2004、そして今シーズンと3年連続でチャンピオン争いを演じ、もはやその才能は誰もが認めるものでしょう。

 ただ、ハッキネンファンである僕としては、もちろんライコネンは応援しているものの、まだ若造というイメージが強く、ライコネンの強さもマクラーレン・メルセデスのマシンの速さによるところが大きいという認識で、初優勝はハッキネンより圧倒的に早いものの、実力ではまだまだハッキネンには及ばないと思っていました。

 しかし僕は今回、ライコネンを「ミカ・ハッキネンの再来」であると認めました。

 今回の日本グランプリでは、初日のフリー走行で、もう毎度お馴染みとなってしまったメルセデスエンジンのトラブルによって、またもエンジン交換を余儀なくされ10グリッド降格が確定。さらに予選では、前戦で優勝しているため本来ならもっとも有利なはずのラストアタッカーであったにも関わらず雨にたたられ、決勝は17番手からのスタートとなってしまいました。
 しかし決勝ではオープニングラップでは一気に12番手まで順位を上げ、その後新チャンピオンのフェルナンド・アロンソ(ルノー)とともに皇帝ミハエル・シューマッハ(フェラーリ)をパスするなど、マシンの速さを遺憾なく発揮して怒濤の追い上げを見せます。

 レース終盤の45周目にライコネンが最後のピットインを終えた時点で、ライコネンはすでにピットインを終えているトップのジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)から十数秒遅れの2位につけてました。しかし、こここからライコネンの最後の追い上げが始まります。ライコネンはトップのフィジケラより1秒以上速いペースで猛追し、50周目にフィジケラの背後を捕らえ、チャンスを伺います。
 そしてフィジケラとライコネンはテール・トゥ・ノーズのまま最終シケインを抜けファイナルラップに突入。ライコネンはホームストレートでフィジケラのスリップストリームに入り、1コーナーで鮮やかにオーバーテイクしトップに躍り出ると、そのままトップでチェッカーを受けました。

 この悪魔のような速さ!まったくミスをしない冷静さ!そして何と言ってもファイナルラップでの勝負強さ!今回のライコネンの走りは、まさに「ノッているときの」ハッキネンのキレた走りそのものでした。何と言っても17番手からの優勝ですからねえ!いくらマシンが速いとはいえ、おそらくライコネンでなければ、優勝するまでには至らなかったでしょう。見事な勝ちっぷりでした。

 今回のレースは、はっきりと世代交代が浮き彫りになったレースでもありましたね。ライコネン同様16番手という後方からのスタートを余儀なくされた若き新王者フェルナンド・アロンソも、マシンの優位性を活かして、ペースの上がらないF1史上最強の男ミハエル・シューマッハを2度に渡ってオーバーテイクしていきましたからねえ。そのオーバーテイクシーンは、まさに世代交代以外の何物でもないでしょう。

 もちろん、ミハエル・シューマッハの実力は、今もまったく衰えているとは思いません。スピードで劣るフェラーリのマシンで、迫り来るアロンソやライコネンを抜かせまいと抑え続ける彼の「ライン上の駆け引き」は今回も冴え渡り、最終的に抜かれはしましたが、実に見事だと改めて実感しました。シューマッハの最強たるゆえんが垣間見られた場面でしたね。

 しかし、F1はドライバーの実力だけでなく、マシン、タイヤ、エンジン、チーム力、そして運と、すべての要素がうまく噛み合って初めて勝つことができるのです。そしてその「総合力」を競うのが、チャンピオンシップなのです。今シーズンはシューマッハにとって、マシン、タイヤ、そして運に見放されたシーズンだったということですね。そして新チャンピオンとなったアロンソは、「総合力」でシューマッハに打ち勝ったということです。

 F1はフェラーリ&シューマッハの時代から、ルノー&アロンソ、マクラーレン&ライコネンという、新しい時代に突入しました。今日のレースは、それを象徴する素晴らしいレースだったと思います。フェラーリを凌駕するチームが、そしてシューマッハを凌駕するドライバーが、ようやく台頭する時代がやってきたんですね。

 最後に、世代交代を認めたくない方々もいらっしゃるようですが、世代交代というものは、遅かれ早かれ必ず訪れるものなのですよ皆さん。ミハエル・シューマッハといえども生身の人間です。「シューマッハに限って衰えるとこなどあり得ない」なんていうのは、「ヨン様はおならなどしない」と言っているのと同じぐらい幻想に過ぎませんよ。それに、若いドライバーが芽生え、シューマッハを越えるドライバーが現れてくれないことの方が、F1にとって憂いですよ。シューマッハが最後まで負けないまま引退した日にや、その後のドライバーがどんなに頑張ったって、F1は物足りなくなってしまいますよ。「シューマッハのいないF1はつまらない」とね。

 若いドライバーがベテランに打ち勝って引導を渡し、次の時代のF1を引き継いでいくからこそ、F1はこの先もずっと続いていくんです。それとも、シューマッハ引退とともに、F1観るのをやめますか?



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 F1日本グランプリ、大波乱の予選
2005年10月08日(土)

 さあ!今日は待ちに待ったF1第18戦日本グランプリです!前戦ブラジルグランプリで新世代チャンピオンが決定したF1グランプリが、いよいよ海を渡って鈴鹿にやってきます!史上最年少チャンピオンとなったフェルナンド・アロンソ(ルノー)、最後までタイトル争いを繰り広げた最速男キミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス)、今回ついに王座から陥落するも鈴鹿にはめっぽう強いミハエル・シューマッハ(フェラーリ)、ジャパンパワーを引っ提げたジェンソン・バトン、佐藤琢磨のBAR・ホンダ勢とヤルノ・トゥルーリ、ラルフ・シューマッハのトヨタ勢対決など、見所盛りだくさんのグランプリになりそうですね!

 さて、今日はその予選が行われたのですが、路面コンディションはウェット。午前中まで降っていた雨は午後の予選セッションまでには止みましたが、路面は濡れたままの状態で、トップバッターのデビッド・クルサード(レッドブル・コスワース)はスタンダード・ウェットを履いて、水しぶきを上げながらのセッションを開始しました。
 そのクルサードですが、最近ではファンの間で「先生」と言われているほどのベテランとなったクルサードが、非常に判断が難しい中でのアタックで熟練の走りが冴え渡り、1分46秒892というタイムをマークし、トップバッターだったにもかかわらず最終的に6番手につけたのがさすがでした。

 2組目8番目に出走したトヨタのヤルノ・トゥルーリは、チームの母国グランプリで、今季のトヨタの躍進を予選を通じて引っ張ってきただけにポールポジションを狙う走りが期待されましたが、デグナーカーブの2つ目の進入でバランスを崩し、コースオフを喫してしまいました。
 その後3組目のトップ(11番目)の佐藤琢磨(BAR・ホンダ)がコースインする直前に再び雨が降り始め、難しいコンディションとなりました。そんな中佐藤は落ち着いた走りを見せ、セクター1ではクルサードを上回るタイムを記録。中間区間のセクター2ではやや遅れますが、セクター3では最速タイムを記録し、1分46秒841で暫定トップに躍り出ます。雨の中佐藤の走りを見守ったスタンドのファンは一斉に湧き上がりますが、喜びも束の間、クリスチャン・クリエン(レッドブル・コスワース)が暫定トップに躍り出ます。

 13番目にはトヨタのラルフ・シューマッハ。初代フォーミュラ・ニッポン・チャンピオンで鈴鹿を得意としているラルフは、すべての区間でクリエンのタイムを上回るタイムアタックを見せ、母国グランプリに賭けるトヨタの期待に見事に応える暫定トップタイムを記録しました。そしてもう一方の日本勢、ジェンソン・バトン(BAR・ホンダ)はコンマ035秒と僅かに及ばず2番手。続くルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)は8番手タイムに留まってしまいました。

 そして注目の最終組。雨を得意としているジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)はセクター1でラルフを上回る走りを見せましたが、アタック中に雨脚がさらに強くなる不運が重なり、この時点で3番手に留まりました。そしてさらに不運だったのはフィジケラの次にアタックに入ったミハエル・シューマッハでした。この時点でヘビーウエットとなった中、スタンダードウエットでのアタックを強いられたシューマッハは、マシンをコントロールするのが精一杯で、暫定トップのラルフから6.570秒差に終わってしまいました。
 
 続くフェルナンド・アロンソ(ルノー)は、悪天候用のエクストリームウェザー・タイヤを履いてアタックに入りますが、路面コンディションはさらに悪化し、その後のキミ・ライッコネン(マクラーレン・メルセデス)はさらに大きく遅れてしまいます。最後のアタックとなったファン・パブロ・モントーヤ(マクラーレン・メルセデス)は、タイムアタックを諦め、ピットに入ったため、この時点でラルフ・シューマッハのポールポジションが確定しました。

 トヨタのラルフがポールポジション、そしてBAR・ホンダのバトンが2番手につけたことで、明日の決勝は、トヨタとホンダが母国優勝をかけてフロントローから激しく火花を散らすことになりそうですね。そして3番手にはフィジケラがつけましたが、今回アロンソとマクラーレン・メルセデスの2台が後方に沈んでしまったため、ルノーのコンストラクターズ・タイトル獲得のためには、少しでも多くポイントを獲得しておきたいところです。4番手はクリエン、佐藤は5番グリッドを獲得しました。得意のスタートが決まれば、母国GP表彰台も決して夢ではない好位置につけました。

 明日の決勝は非常に面白いレースになりそうです!果たしてトヨタとホンダのどちらかが、母国グランプリでF1初勝利を決めてくれるのでしょうか!そして鈴鹿では4年連続で入賞している佐藤琢磨は、日本のファンが見守る鈴鹿で表彰台を決めてくれるでしょうか!今から興奮してしまいますね!



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 「それマコ」掲示板連載再開へ
2005年10月07日(金)

 F1グランプリは今週末にいよいよ第18戦日本グランプリを向かえますが、それに合わせるわけではありませんが、うちも今週末にF1パロディの集大成「それゆけ!マコ・ハッキネン」の最新作をアップいたします。今回は、かつてMaxiさんの掲示板で連載されていた分の「その71」から「その80」までをまとめた集約版第8集で、「壮絶!愛のコリーナ争奪戦!」と題してお送りいたします。

 さて、Maxiさんの掲示板で連載していたのは「その80」まででしたので、今週末アップする第9集が、ストック分としては最後の分となります。そのため、第9集以降のストーリーはまったくないので、今シーズンのF1が終わった後のオフシーズンをめどに、「それマコ」の掲示板連載を再開したいと考えております。

 元々現在「FORMULA1」のページで公開している「それマコ」の集約版は、掲示板での連載がしばらく止まってしまったため、連載を再開するにも、読む方がそれまでのストーリーを忘れてしまっただろうということで、もう一度最初からストーリーを振り返ってもらえるようにと思ってまとめたもので、今週末アップする第8集でその目的が達成できるので、掲示板連載を再開しようというわけです。掲示板連載は、以前連載していた時と同様、短い1話を公開し、10話分貯まったら集約版として今後も「FORMULA1」のページにまとめていきます。わかりやすく言うと、掲示板連載が雑誌での連載で、集約版は単行本コミックスのようなものですな。

 で、連載を再開する掲示板ですが、以前連載していたMaxiさんの掲示板は、現在サイト自体が長い休止状態となってしまっているため不可能と言うことで、うちと相互リンクさせていただいている別の場所をお借りして、そこで連載する計画が進んでおり、管理人の方とも話はついているのですが、その話をしたのがずいぶん前のことだったので、今回の第8集公開後に、もう一度その管理人さんに確認を取り、正式に決定してから発表したいと思っております。

 万が一確認が取れずそちらでの連載が不可能ということになった場合は、とりあえずBarでの連載も考えておりますが、いずれにしても皆様には連載場所が決定次第お知らせいたしますのでお待ちください。

 それでは、今週末は日本グランプリとともに、「それマコ」をお楽しみに!



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 月間エンピツランキング急上昇!
2005年10月06日(木)

 先月の月間エンピツランキングですが、何と106票も獲得して一気に269位までアップしました!得票数、月間順位ともに最高記録です!これもひとえに皆様の清き一票のおかげです。ありがとうございました。ちなみに先月もっとも多くの票を獲得した記事は「F1、史上最年少チャンピオン誕生」でした。

 さて、毎回エンピツランキング1位を獲得している方は同じなのですが、その方の日記は先月も40848票も獲得し、2位の19175票を大きく引き離しているほど人気があるようです。さらに、ランキング上位の日記の内容を見てみると、KinkiKidsの堂本剛君やSMAPの草なぎ毅君のネタが大半を占めています。堂本君の場合は「正直しんどい」、草なぎ君の場合は「ぷっすま」のネタが多いようですね。うーん、ダブルツヨシは密かに人気が高いようですな。

 僕も堂本君や草なぎ君のネタをもっと書けば、もっとランキング上位にいけるんでしょうかねえ。……といっても、僕は「正直しんどい」も「ぷっすま」も好きで、観られる時は観ていますが、正直観て面白かったとしても、Voiceで書くほどではないんですけどね……。

 まあうちは、ランキングの順位は気にせず、今後もマイペースでやっていきたいと思います。

 あ、でも、是非投票してくださいね!



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 小ネタ係長のアフターファイブ
2005年10月05日(水)

 このところずいぶんと長文の記事が続きましたが、今日は昨日お伝えしたF1ホンダのニュースに動きもなく、今(午後7時過ぎ)もなお仕事中なので特にこれと言って書くこともないので、ここは小ネタ係長にご足労願って、スタイリッシュに決めていただきましょう。

■一見詩的だが、よく考えると変な言葉

 「掛け違えたボタン」
  →ただのあわてんぼさんやんけッ!はよ掛け直せッ!

 「冷静と情熱の間」
  →わかりやすく言うと“普通の状態”ってことやんけッ!

 「壊れかけのレディオ」
  →買い換えんかいッ!しかもレディオて……ラジオでええやんッ!

 「恋のダイアル6700」
  →下4桁しかわからんのかいッ!それたぶん出会い系サイトの勧誘やで……。


 ……………………4つしか思い浮かばんかったがな。



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 F1界激震!オールホンダ誕生と新チーム参入!
2005年10月04日(火)

 いやいやいやいや、今朝はF1界からもの凄いニュースが、突然何の前触れもなく飛び込んできましたね!実は僕もこのニュースは今朝初めて知ったのですが、その今朝の時点でVoiceが9月30日付から10月3日付まで4日分溜まっており、今日はこの記事をいち早く書きたいがために、無理してVoiceを書き進めてようやく追いつきました。おかげで今夜は仕事が深夜にまでおよびそうです。

 さて、まずはホンダによるBARチームの完全取得のニュースからです。ホンダは、BARチームの母胎となるBARH・リミテッドの株式を全額取得することに合意したと今朝の記者会見で発表しました。現在ホンダはBARH・リミテッドに45%を出資していますが、年内に全株式を取得するとのことです。
 これにより、2006年シーズンからは、ホンダ単独のF1チームとしてF1世界選手権に参戦し、ワールドチャンピオンシップ獲得を目指すことになります。
 F1チームは、引き続き英国ノーザンプトン州ブラックリーを本拠として、同バークシャー州ブラックネルにあるホンダ・レーシング・ディベロップメントリミテッドと連携してF1レースに参戦します。

 ホンダは2000年にBARとの間で、車体共同開発を含むエンジン供給契約を締結し、F1世界選手権に3度目の参戦。2001年12に、車体共同開発の強化を含めた2002年からの3年間の契約を更新しました。2004年の7月には、2007年シーズン末までの契約延長に合意し、11月には資本参加を行い45%の株を取得、開発体制の更なる強化を図ってきました。

 そして、もう一つ衝撃のニュースは、来シーズンからF1に新たなチームが参入するというものです。この発表も今朝のホンダの記者会見で明らかとなったわけですが、ホンダは、2006年シーズンに、新たに新規参入するチームがあることを示唆しました。さらにこのチームへホンダ・エンジン(2006年用V8−2.4リッター)を供給する用意があることを匂わせたのです。
 この新チームは現在のどこの自動車メーカーにも属していないということですが、詳細は明らかにされませんでした。またこれに呼応し、佐藤琢磨がこの新チームからオファーを受けていることも会見で明らかにされました。

 ホンダが突然明らかにした新規参入チームについてはまだ不確実な部分が多いですが、これだけの大メーカーが公式の会見で不用意な発表をするとは考えにくく、すでにかなり具体性があるものとみられています。関係者によれば、FOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)のバーニー・エクレストン氏を始め、この新チーム加入にはFIAもほとんど合意しているのだといいます。
 一説では、日本のF1放映権を持つフジテレビもFIAに対して日本人ドライバーの存続を強硬に訴えたとのことで、こうしたことも新チーム誕生の後押しになっているのかも知れないと言われています。ただし、BARチームを買収した純ホンダ・チームを含め、こちらの新チーム名もまだ未発表です。一刻も早い詳細の発表が待たれます。

 琢磨がジェンソン・バトンのBAR残留決定の際に口にした「朗報」とはこのことだったのでしょうか。琢磨自身もホンダエンジンを搭載するという新規加入チームからオファーが来ていることを認めており、またそのオファーを受け入れるかどうかを検討しているとのことです。この新チーム参入が実現し佐藤琢磨がオファーを受ければ、佐藤琢磨はBARからは離脱するものの、引き続き来シーズンもホンダエンジンを搭載したマシンでF1を戦うことになります。

 いずれにせよ、佐藤琢磨の来シーズンは、思わぬ展開で開かれようとしています。この新規加入チームがどのようなチームなのかと言うことは現段階ではまったく謎ですが、今週末に行われる日本グランプリでは、もう少し具体的な情報が入ってくるかも知れませんね。

 佐藤琢磨の去就問題に関しては日本国内のみならず海外でも注目を集めていますが、ただルックスだけで好きなドライバーを選んでいるミーハーなファンや一部のF1ドシロウトのアンチ琢磨は別として、特に1990年代のホンダ黄金期を知る日本のF1ファンにとって、佐藤琢磨の存在価値は、数々の歴代記録を塗り替えてきたミハエル・シューマッハなど比ではないのです。

 確かに琢磨は、テストドライバーを挟んだ2002年からの3年間のキャリアの中で、何度となく他車と接触したり、自らのミスでマシンを壊したりして来ましたが、だからといって闇雲に琢磨のことを「危険なドライバー」であると決めつける日本人は、僕に言わせれば非国民もいいところですな。F1はレースなんですぞ!むしろ今のF1ルールは何かと審議だ罰則だと、ルールばかりが厳しすぎてレース自体は生ぬるい!
 ……まあ、「琢磨は危険」などという言う日本人の多くは、琢磨以上に過去に他者と接触してきては物議を醸しだしてきた、もっとも危険なドライバーの熱狂的ファンのようですが……。

 それはともかく、日本のF1ファンとしては、佐藤琢磨という存在は今のF1になくてはならない存在なのです。琢磨のこれまでの成績がどうだとか、速さやドライビングがどうだとかはこの際関係ありません。佐藤琢磨の存在価値は、理屈ではないのです。

 佐藤琢磨よ、日本のために、是が非でもF1に残れ!



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 DVDデッキの利点を最大限活用する
2005年10月03日(月)

 いや〜、DVDデッキって、ほんと便利ですよね。

 かねてからVoiceで書いているように、ハードディスク内蔵のDVDデッキを購入してから、ビデオテープを入れる必要がなくなったので、WOWOWの観たい映画などをバンバンハードの中に録り貯めたり、観たい番組を手軽にハードに録画して、残しておきたいものだけDVDに焼き、1度見たらもういらない番組はハードディスクから削除してしまえばいいので、非常に重宝しています。

 で、今の新居に引っ越してからは、ダイニングが広くなったので4人掛けの食卓を購入してそこで食事をしているのですが、テレビアンテナ線の関係でダイニングにテレビを設置することができませんでした。そのため、食事をしながらテレビを見たい場合は、テレビのある部屋にある小さめのガラステーブルで食べればできないこともないのですが、基本的には食事をしながらテレビを見ることはできなくなりました。

 しかし、DVDデッキがあるおかげで、ハードディスクに録画中の番組を録画しながら先頭から追っかけ再生できるため、ご飯を食べる時間に観たい番組の時間帯が重なってしまった場合、予めその番組を録画しておき、その間にダイニングの広い食卓でゆっくりとご飯を食べ、食べ終わったらテレビのある部屋に移動して、追っかけ再生で録画中の番組を観るなんてことができてしまうのです。

 やっぱり、テレビを見ながら食事をするというのは、お行儀が悪いですからね。

 ……とか言いながら、引っ越す前は余裕でやっていたのですが……。

 そうそう、今日なんか、観たい番組が2つあったのですが、その2つの番組がものの見事にバッティングしてしまったのですが、DVDデッキのおかげで、一方を録画しながらもう一方をダイレクトに観て、その後録画してあった番組を観ると言う風に、見事に2つの番組を堪能することができましたぞ。

 ……いや、「笑っていいとも秋の祭典」と「モノマネバトル」なんですけどね。



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 S2000リフレッシュ計画
2005年10月02日(日)

 今日はとても澄み切った青々とした空が広がる、秋晴れの天気となりました。そこで、毎回洗車するたびに雨に降られてしまい、すぐに汚れて(汚されて)しまう愛車S2000を洗車することにしました。一応天気予報では非常に勢力が強い台風が南の海で発生しているというようなことを言っていましたが、さすがに今の状態だとあまりにも汚くて、S2000も可愛そうだということで洗車に踏み切りました。

 今回も毎回同様、シェルの「おまかせ君倶楽部」のポイントを使って、洗車コースでは最高グレードである「手洗いフッ素加工洗車(車内清掃付)」のコースで洗車してもらったのですが、洗車が終わってからS2000のボディをじっくりと観察してみると、洗車では取れないような小さな水垢や細かい傷などをいくつか発見しました。僕のS2000が納車されたのは2001年の2月ですから、何だかんだいってもう4年は乗っていることになります。いくら頻繁に洗車しても、さすがに4年も経てば水垢や細かい傷が出てきても不思議ではないですね。

 そこで、洗車が終わって自分のガレージに帰ってきてから、本来フッ素加工をしてあるので必要ないのですが、小さな水垢や細かい傷を取るため、ワックスをかけることにしました。ところが、細かい傷はワックスで磨けば取れるのですが、小さくこびりついてしまった水垢が、相当強い力で擦っても全然取れないのです。もちろん水垢ですからツメでがりがりと擦ればある程度は取れるのですが、ワックスのスポンジで擦っただけではもはや取れないほど頑固な水垢が、ボディの数ヶ所にできているのです。

 僕はこのS2000を最低でも10年以上は乗ると決めているのですが、わずか4年が経過しただけの今の時期に、ワックスで磨いただけでは取れないほどの頑固な水垢が発生し始めているというのは、正直かなりショックでしたね。もちろんよーく目を凝らしてボディ表面を舐めるように見てみないとわからないような程度なんですが、手洗いフッ素加工洗車にかまけてボディ表面の観察を怠り、「4年が過ぎても新車の輝きを失っていない」と過信していたようです。

 そこで、僕はある計画を立てることにしました。引っ越しでかさんだ出費で財政が厳しいのですぐには無理ですが、S2000が納車されてから満5年となる2007年の2月に、その節目の記念として、S2000のボディをリフレッシュしてしまおうというものです。

 実は僕が会員になっているシェルの「おまかせ君倶楽部」には「おまかせ君プロ工房」というものがあり、そこでクルマのボディ表面をコンパウンドし、さらにその上からコーティングを施すという「ボディリフレッシュプラン」というものがあるのです。この加工を施すと、ボディ表面がまさに鏡面のような輝きを取り戻します。
 1回目の費用は確か2〜3万円ぐらいだったと思うのですが、そのコーティングは1年は保たれ、その間は極端な話、水洗いするだけで汚れが落ちてしまいます。
 さらにその1年間は毎回シェルで給油や洗車をするたびに、コーティングが剥がれていないかというチェック、さらには万が一剥がれていた場合はその部分を再コーティングするなどのアフターケアを無料でしてくれるのです。さらに、2年目からのコーティング加工は、確か1万円ぐらいでやってくれるという継続サービスもあります。

 お金をかけて手を抜くわけではありませんが、やはり輝きは失いたくないですよね。



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 阪神タイガース優勝
2005年10月01日(土)

 そういえば、この話題をすっかり忘れていました。

 プロ野球セ・リーグは29日、優勝へのマジックナンバーを「1」としていた阪神タイガースが阪神甲子園球場で巨人に5−1で勝ち、2年ぶり9回目、2リーグ制では5回目となる優勝を決めましたね。就任2年目の岡田彰布監督はスタンドを埋め尽くした今季最多の4万8576人の観衆の前で5度、宙を舞いました。阪神は20年ぶり2回目の日本一を目指し、10月22日から始まる日本シリーズでパ・リーグの優勝チームと対戦します。
 
 今季の阪神は投打の歯車がかみ合っていたと思います。投手では藤川球児、ジェフ・ウィリアムス、久保田智之各投手を軸とした救援陣の存在が光り、先行した試合では盤石の試合運びを見せました。特に藤川投手はこの日、日本プロ野球新記録となるシーズン79試合登板を果たしました。打線も上位が出塁し、金本知憲外野手、今岡誠内野手ら中軸で還すというパターンが威力を発揮しましたね。

 阪神はプロ野球改革の一環として今年、導入されたパ・リーグとの交流戦で八つの貯金を作って勢いに乗りました。交流戦期間中の6月9日に首位の座を奪回。8月に中日に2度、0.5ゲーム差に迫られたましたが、いずれも直接対決で退けました。9月14日に優勝マジック「13」を点灯させてゴールへ。球団創設70年、親会社の阪神電鉄開業100年という節目の年にペナント奪回に成功しました。

 思えば、僕が今まで生きてきた中で唯一プロ野球を生で観戦したのは、1985年、僕が小学校5年生の時に修学旅行で東京に行った際、後楽園球場(現在東京ドームがある場所)で観戦した巨人VS阪神戦でした。その年はランディ・バース、掛布、真弓などがいたタイガース黄金期で、その年に阪神は2リーグ制では3回目となる優勝を決め、さらに日本一にも輝きました。

 あれからもう20年が経ってしまったのかと、時の早さをつくづく感じます。

 一昨年は残念ながら日本一は逃してしまいましたが、今年は先程も書きましたように、阪神タイガースとしては節目の年でもあります。そして岡田監督は、一昨年チームを優勝に導き勇退した星野仙一前監督の後任として、昨年から監督に就任し、ベテラン星野監督と比較され、この2年間常にそのプレッシャーと戦ってきました。
 岡田監督には、是非阪神タイガースを日本一に導き、星野監督がなしえなかった悲願を達成して欲しいですな。

 阪神タイガースの最下位時代は、もはや終わりを告げたようです。



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