まみいの日記
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2003年04月26日(土) こた 散歩する。

今日は良い天気だ。
かあさんは うちの人たちが会社や学校に出かけると 午前の早い時間に洗濯物を干す。
その時僕は 庭に出て遊ぶんだ。
かあさんは 洗濯物を干し終わると 庭の花の手入れをはじめる。
その間 ぼくが大人しく待ってるかって言うと
丁度良い棒を拾ってきてかじったり 草の中に鼻をうずめて匂いをかいだり あちこち歩き回って 庭の点検をするんだ。
それが終るとやっと散歩だ。

かあさんはデジカメと鍵をポケットに入れて僕を見る。
僕は 用意は出来てるよと母さんの顔を見上げる。
いつもなら 赤い首輪に紐をつけて
「さあ いこう!」と言う事になるんだけど きょうは 母さんは「時間がないわ」って僕をしかめっつらで見た。
「え〜〜 散歩は中止??」
僕は不満タラタラだ。やっと外の広い空気を吸えるんだもの。

やにわに かあさんは僕を抱き上げると なにやらバスケットみたいなのに入れた。
そして自分はその後ろの椅子のようなものに 腰掛けると走り出したのだ。
わぁ〜 風がぴゅーぴゅー音を立てて僕の耳をかすめていくよ。
いつもは見上げている景色が 今日は見晴らしがよく気持ちがいいよ。
かあさんは 右左眺めながら 歌なんて歌っている。 きっと母さんも気分が良いんだ。
小学校の前を抜けて 中学校の横を通り 病院を横目で見て田んぼが広がるところを抜けると
そこは前も行ったことのあるテニスコートだ。
ここは かあさんの友達が集まってボールで遊ぶところだ。
ボール遊びならまかせて・・・といきおい良く追いかけたら「こら」って怒られた。

かあさんは僕をしっかりだいて 皆のところに行ってぺちゃくちゃおしゃべりはじめたよ。
僕は退屈で「ワン」といったら 頭をたたかれた。
僕が待ちくたびれるころ やっとかあさんは
「さあ かえろ」
なあんだ。今日の散歩はかあさんの散歩かぁ。
僕は帰りのかごの中で おかんむりさ。

僕のうちの前には 大きな広場があって そこは何もない唯だだっ広い 草むらなんだ。
かあさんは そこに僕を連れていってくれた。
僕は緑の風を いっぱいに吸い込んで 一生懸命走った。
かあさんは なんでぜーぜーいってるんだろ?
ああ なんてすてきな 散歩だろう〜〜


2003年04月24日(木) 「真昼の決闘」

ゲーリー・クーパーが主演した有名な映画である。
きょう TVで 放映していて 思い出した。

小さい頃 父と母が この映画についていやに興奮して話しているのを聞いていた私は どうして いい大人が「アヒルが決闘」するなんていう 子供だましのような映画に夢中になるのかと 疑問に思っていた事を。

こんな勘違いは 誰にでもあるものだろうが 
そのころの 父や母の様子 暑い夏だったこと 住んでいた家のことなどが 一かたまりになって思い出される。

後年になって タクシーに父と乗っていたときのこと 運転手さんとやけに意気投合して 二人で野球の話で盛り上がっていた。
歯磨き選手 歯磨き選手と何度もいうので 我慢できなくなった私は 二人の会話に割り込んで言った。
「歯磨き選手ってどこの〜??」
二人は一瞬だまりこみ すぐ後で笑いを含んだ口調で「かみがき選手だよ」と答えてくれた。

また 音楽の時間
ゆうやけこやけのあかとんぼは 「追われてみた」のではなく 「おわれて見た(おんぶされて見た)」のであると知って 日本語は難しいと実感した。


2003年04月23日(水) お散歩

きょうは お天気は良かったものの 朝寒くて目がさめた。
「こたろう」はちゃっかり私の布団にもぐりこんで ヌクヌクと寝ている。
一番快適に過ごせるところを知っているようで 起こさないようにそっと抜け出すと 暖房のスイッチをいれた。

昼になると 太陽はさんさんと暖かく照って お散歩日和となったが 父の病院に行く時間も近づいていたので 初めてのことではあったが
自転車の前かごに「こた」をのせて走ってみた。
耳を風になびかせながら 前方を気持ちよさそうに見て鼻歌でも出そうな気配だ。(?)
これなら ちょっと遠出をしてもよさそうと私も気分良く帰ってきた。


2003年04月22日(火) 安全運転??

最近 うちの近くの道路の至るところに 速度測定器が設置されている事に 気がついた。
一方通行になっている 40Km制限ではあるがついつい速度を上げてしまいがちな道路や 駅に向かう交差点という交差点 はたまた こんなところにまで と思われるほどのローカルな道にまで あの機械が取り付けられている。
そして 丁寧な事にはあきらかに画像を撮っていると思われるカメラ付きである。

それに気づいてからというもの 私は速度メーターと首っ引きで運転するはめとなった。
40Km制限のところは 気づくと60Km出ているし ただでさえハンドル握ると性格が変わると言われつづけている身としては 降りかかる火の粉は早めに払わなければならない。
それには降りかかる火の粉に近づかなければ良いと この週末は家にこもり 本の整理などしていたのだが 今朝はあいにくの雨。
出勤 登校する家人を 2度にわたって駅に送っていかなければならなかった。

気をつけていたのははじめの内で 他の車と同じように走っているとたちまち20Kmオーバーになってしまう。
あらっと 気づいてブレーキを踏むと 前を行く車はブーンと速度を上げて たちまちに私の前からいなくなった。
後ろの車は いやに接近してきて「遅いぞ」と無言の圧力をかけてくる。
ただでさえ 忙しない時間帯。
目当ての電車に乗り遅れまいとみな必死なのだ。
ああ! 速度を守って走ると車の流れを邪魔しているようで 私はどうしたらいいの?
みな 早く気がついてよ!
それにしても 速度オーバーでどこからか連絡でも入るのだろうか?
ちょっと数えただけでも20は優に越す数の測定器を 誰がどう解析するのだろうか?

ゴールド免許証の欲しい私は 歯をくいしばり とろとろとろとろ制限速度を守って走った。
娘が 思いついたように言う。
「ダミーだったりして・・・。」


2003年04月17日(木) 最後の桜

もうさくらはおしまいと この間言ったばかりなのに 今回もまた さくらの話題だ。
今日は 夏のように暑く 私は「こた」とお散歩していた。
あんなに私たちの目を楽しませてくれたさくらも すっかり葉っぱが目立つようになって やわらかい緑がこんもりとした日陰を作っている。
その下を通り抜けようとして ふと上を向くと 大きな幹にしがみつくようにして 一輪のさくらの花が必死の面持ちで 風に揺れている。
仲間はみな 先に散ってしまったのに ひとり どんなに強い風が吹こうが 散る事もなく(ちょっとブルーになっていた私をなぐさめるように)咲いている様子は O.ヘンリーの「最後の一葉」のようである。

「しっかりなさいよ」とさくらに諭されたようで 帰り道の私はこたと一緒になって 家までの短い道のりではあったが ダッシュで行き着いた。


行く道と来た道
人は今 自分のいる所のみ理解出来て さっき通った道を忘れ これから行く道のことを知ろうとしない。
たどってきた道のりを思って子供に接し これから行くであろう道を思って年寄りに接する。
こんな事が出来ないでいる しようの無い私です。

 


2003年04月09日(水) 春の嵐

きょう 春の嵐が吹きまくるという予報に いつも通りすぎるたび心和ませてくれている あのさくらとも見納めかと 寂しい思いがした。

果たして 午後早い時間だったが すでに花びらの絨毯ができている。
若葉もちらほら 見え隠れして 次は新緑の季節よといわんばかりだ。
でも 風に枝をふるわせながらも 木々にはまだまだ花がしっかりとついていて 今年のサクラは強いのかもしれない。
あしたは 穏やかない一日でありますように・・・。


サクラが咲いてから 寒くなったり 暑くなったり 嵐までやってきて・・・・。
それでもめげずに けなげに咲きつづけなごませてくれたサクラ並木も そろそろ葉っぱが目立つようになってきた。
あたりは ピンクの花びらが敷き詰められて 風に吹かれ舞い落ちる。

新緑の季節に変わって行く。
来年もまた会おうね。


2003年04月04日(金) 桜トンネル

私が勝手に名づけた今サクラが満開の道。
父のいる病院に向かう道だ。
今を盛りとどの枝にもいっぱいの花をつけて 重たそうに淡いピンクがゆれている。
午後から 曇りがちなお天気だが それでなくてもサクラの下は 幾重にも重なる花でほんのり薄暗い。
昼間は 人通りが絶えないにぎやかなこの道ではあるけれど 夜になって静まり返った時には どんな表情を見せるのだろうか。


去年の今頃に はじめてデジカメを購入して 前から素晴らしいと思っていたご近所のこのサクラを撮った。
私が思ったように撮れているのか それよりまずピントがあってるのか 出来栄えが気がかりで うちに帰ってPCに取り込むのがうれしいような 久しぶりにドキドキする思いで画面を見つめる私に ぱあっとサクラのアップが飛び込んできた。
それは思ってもいなかったほどの 私にとっては良い出来栄えで ピント合わせもせずに こんなに素晴らしい画像が撮れるなんて魔法の棒を手に入れた気分だった。
あれから どれだけの画像を撮ったことだろう。

その時その場の想いを伝えたくって 一生懸命シャッターを押しても 帰ってきてその半分も感動が表されていないことにがっかりした。
そんなもどかしさを何度も何度も繰り返した。
実際の風景や花達を眺めながら どうしてこの雰囲気が出せないのだろうと 手のひらのデジカメを恨めしく見たこともあった。

だけれど 時として自分でも思っても見なかった素敵な画像に仕上がった時は 私が撮ったに違いないが私の作品と言っていいのか ちょっと後ろめたい気分で皆さんに紹介したものだ。
特にそれが誉められたりしたら 思いは複雑だ。


2003年04月01日(火) 海藤

去年の3/24に私ははじめてデジカメをもった。うれしくてうれしくて 早速庭のかいどうを撮ったのが 忘れられない。
もう一年が経って 又今年も写してみた。


まみい