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初代管理者(AYA)
(沖縄県出身。 愛知県在住の医療従事者。 祖母は沖縄に伝わるユタ。)

【現在の管理者  杏珠】
AYAの直接の恩師

現在までに数え切れない程の様々な人の人生を良き流れに導いてきた霊能者。       

初代管理者の結婚・引退に伴い、その志を受け継いだ。
今までに鑑定した現代社会における悩み、霊的な相談等を
通し学んできた「気付き」を皆様へ心を込めて書き記した日記。             


2005年08月19日(金) 盂蘭盆会・・・その2

お盆も終わったのに、今更どうして「盂蘭盆会」のダイアリーなんだろう?
と不思議に思われる方も居られるでしょう。

暦をご覧頂いくとお分かりになるかと思いますが・・・
実は、旧暦の『お盆』(今年)は本日8月19日なのです。

8月の15日も過ぎたのに何だか調子が悪いと感じて居られる方は
「道理でここのところ身体が重いはずだ」と
納得されたのではないでしょうか。

お盆・・・盂蘭盆について、様々な説がありますが一般的には
起源は梵語の ”ウランバ−ナ”から来た言葉といわれています。
その意味は・・・
『逆さづりの苦しみから救う』というような意味になります。

お釈迦様の説かれた ”盂蘭盆経”に書かれている内容を
わかり易くお話しすると・・・

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その昔、お釈迦様の十大弟子の一人である
神通第一と誉れ高い目連尊者は・・・誠に親を敬う心の深い人で、
亡くなった両親の菩提を弔うために出家をし、
厳しい修行をなしその神通力を得たのであった。

その神通力を使い、亡き親の恩に報いたいと
天眼で六道(天界・人間界・修羅界・畜生界・餓鬼界・地獄界)をくまなく、
探したところ・・・
亡き母が何と餓鬼道に落ち・・・骨と皮との姿に変わり果て・・・
逆さづりの苦しみを味わっていた。

悲しみのあまり・・・
食べ物を携えて、神通力で餓鬼界へ飛んで行き
母に食べ物を食べてもらいたいと口元まで運ぶと、
食べ物は灰となってしまうのでした・・・

自分の神通力では、どうしても母を救うことが出来ないと
目連尊者は、泣き叫びながらお釈迦様のもとへと駆けつけました。

お釈迦様が仰るには・・・
『汝の母は罪根深く結ぶ、汝孝順の声、天地を動かすといえども、
天神地祇もいかんともする能わず、ただ衆僧威神力のみあって、
よく餓鬼道の苦縛を解く』という事でした。

そこで目連尊者は、
夏安居(雨安居)〜雨季三ヶ月寺に篭って修行する期間〜を終えた
満月の日に(旧暦7月15日のあたりといわれています)
清浄な心身の百人の高い徳を持つ僧侶達を招き、
その僧侶達に供養をいたしました。

そして亡き母は・・・
目連尊者が僧侶に布施をした、その徳により・・・
長い長い餓鬼道の苦しみから救われたのでした。

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これが盂蘭盆会のはじまりと言われています。

目連尊者は、何故あの心優しかった母が餓鬼道に落ちてしまったのかを
深く考えました・・・
そして、母の罪業のもとは
 ”可愛い我が子を育て上げ、我が子の幸せの為にと貪欲な欲深い言動をさせていた”
=自分の為であった・・・
という事に気が付き、号泣したそうです。

お盆の供養とは、深く餓鬼界に落ちた魂まで届くものであるのが
本来の姿なのです・・・

極密祈祷を為さっている方々には、
六明師の御厚意により
本日は「盆供養」をしていただけました。

お盆の季節は、様々な意味で仏教や御仏様を知り・・・
仏心を養うことが出来る季節だと私は考えています。



          杏珠


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