* Droppingwell *

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2006年01月31日(火) 宣告

これは普通の風邪ではないかもしれないなと思い、朝9時に近所の病院に行ってインフルエンザの検査を受けた。喉の奥の粘膜を綿棒で取られてちょっとオエっとなる。
約10分後、「どうやら大丈夫そうです、ね、。」との医師の言葉。大丈夫と断言されないところにギモンを抱きつつも、普通の風邪薬と抗生物質をもらって帰宅。
12時前になって、さきほどの医師からの電話。「インフルエンザA型の反応が出てきました。別の薬を処方しますのですぐ来てください」とのこと。雨の降り始めた中、仕方なくすぐ行く。抗生物質を返してタミフルをその場ですぐ飲まされる。タミフルって、あの死亡例があったりするという・・・? しかも発症から2日以内に服用しないと効果がないという。まあ初めは普通の風邪で、日曜の昼以降にインフルエンザに感染したという可能性もあるのでとりあえず飲む。昼食後にも鼻や喉の薬を飲んで安静にしていると、夕方にはだいぶ楽になった。
インフルエンザにしては熱も低いし全然重症ではないので、早く良くなると思う。ただ周囲にウィルスをばら撒いてしまったかもしれず、ごめんなさい。


2006年01月29日(日) ハードな週末

風邪気味のなか、昨日今日とあちこち走り回って憔悴。。。
今日は午後に横浜でレクチャーを受けた後、その後の予定を割愛させてもらってやっとの思いで帰宅、気合いでなんとか化粧だけ落としてバタッ、でした。


2006年01月27日(金) 250th

「こんなに腹を立てている人間は、秩序も節度も企みもみんな踏み越えてしまうものですから、音楽だってそうなるはずです。しかし情熱というものはどんなに烈しかろうと、人に嫌な気持ちをおこさせるところまで表現すべきでないし、どんなに恐るべき箇所だろうと、音楽はけっして耳をそこなうようにはなってはならず、やはり耳を満足させる、つまりどこまでも音楽でなければなりません・・・」
  (――「後宮からの逃走」を作曲中のモーツァルトが、父親に宛てた手紙より)

モーツァルトの音楽の神髄はまさにここにあるのだと思う。
音楽は音楽以外のものを表現する必要はなく、あくまで美しいものでありつづけること。音楽は何かのメッセージでもなければ癒しの薬でも元気になるための道具なんかでもなく、音楽それ自体に感動できるものであること。至高の音楽というのはそういう純粋なものなのだと思う。
今日はセレナーデ7番を聴いていた。美しい旋律と和音と音色。これ以外になにを求めよう。


2006年01月26日(木) お大事に

喉がはしかい。風邪の引きはじめかもしれないので、今夜は特に暖かくして休もう。。
 


2006年01月24日(火) 非日常的平日

1時半に(仕事を休んだ)友達と新宿で待ち合わせて、まずはHISへ台北旅行の申し込みに。美味しい台湾料理を食べたり足つぼマッサージをしたり故宮博物館へ行ったり街歩きや買い物を楽しんだり。台北のことはまだほとんど調べていないけれど、楽しみです。


その後パークハイアットのピークラウンジで憧れのアフタヌーンティー。予約しておいたので窓際の良い席に案内してもらえた。41階の広い窓からは陽が燦々と差し込み、ポカポカ。富士山までくっきりと見える。天井もガラス張りなので明るくて開放的。

そしてやって来ました、3段トレイ。



サンドイッチ3種、ストロベリースコーン、シュークリームとパウンドケーキとラズベリーのタルト。
紅茶はスリランカのロックウッドというものを頼んだ。10種類くらいある紅茶やハーブティーは好きなだけ飲めて、ポットとカップもその都度替えてくれる。この他にもフィンガーフード(胡麻スティックパイ、キノコのキッシュ、生ハム無花果など)とプチデザート(柚子ゼリー、苺ムース、ティラミスなど)を乗せたお盆がしょっちゅうまわってきて、これも好きなだけ頂くことができる。ああ幸せ。もうどれだけ食べたか覚えていません。紅茶もダージリンとアッサムをおかわりし、ポット3杯(カップに6杯)分でお腹もちゃぷちゃぷになったころ、夕日が遠く富士のふもとへ沈んでいった。そして広がる夕焼けはとても美しかったです。


夜は「CATS」を見にキャッツシアターへ。
猫。猫猫猫猫猫。猫猫。また猫。猫猫猫だらけ。みんな猫。
実はミュージカルは苦手なのだけれど、キャッツなら抵抗感もあまりなく見られるかと思って。劇場全体が舞台のようになっていて、観客との距離がとても近い。目の前を猫がうろうろして、視線も合ってしまったりする。これがあのキャッツなのかぁと、次々と繰り広げられる舞台に感心しきり。ただ、歌や音楽は心に残るものではなかった。


帰り道、キャッツの舞台のような月は出ていなかったけれど、その分星の綺麗な夜だった。


2006年01月22日(日) 商売するなら

去年チュニジアで買ってきたオリーブオイルを開けた(やっと)。
良い香り♪ ブロッコリにかけてみた。
日本で手に入るオリーブオイルというとほとんどイタリア産かスペイン産、あとは国産が少々で、チュニジア産など見たことはないけれど、これを輸入して売ったら売れるかな〜なんてことを考えてみる。問題があるとすればそれはたぶんイメージなのだろう。チリ産ワインがヒットしたように、チュニジア産オイルも品質管理がしっかりしていれば市民権を得ることは充分可能と思う。とりあえず改良すべき点は、とても開けにくかった蓋。尖がった道具をいくつも使って、トンカントンカン5分くらいかかってやっと開いたのです。むむ。


2006年01月21日(土)

この冬はじめての積雪。



午後5時過ぎには雪は止んでいた。とても静かだった。


2006年01月20日(金) ごちそうさま

いただきものの永田農法のお米を食べた。玄米でもらったのだけれど、7分つきくらいにして、土鍋で炊いて。
大地に深く感謝したくなるような美味しさだった。お米だけをよく噛み締めてじっくり味わって食べた。
ただこれってとても贅沢なもので、誰でも毎日食べられるわけではなくて。いうまでもなく食は人間にとってもっとも重要で基本となるものだから、誰でも質の良いもの(高級なものではない)を手に入れられるべきだと思うのだけれど、現実はそうはいかない。社会の格差が広がるにつれて、食の格差というものも今後ますます広がっていくのだろうと思うと非情に複雑ではある。


2006年01月19日(木) 冬の音

木枯らしの吹き荒れる日には、パイプオルガンの響きがよく似合う。
月に一度、サントリーホールでパイプオルガンの無料コンサートというのがあって、今日はその日。
暖かいホールの中で豊潤な音色に包まれていると、暖炉にあたっているような心地になって、ついうとうと。。


2006年01月18日(水) 灰色猿のしわざか

絶不調。。。
なぜか朝から急に疲労感に襲われて心身ともぐったりん。しんどかった。
今日、一度も笑ってないかも。
早めにトコにつくことにします。ずぶーっと沈みこめるようなふかふかベッドで眠りたいなぁ。


2006年01月17日(火) FIGARO !

プラハ国立劇場の来日公演「フィガロの結婚」。
演出がとっても良かった。衣装とか舞台装置は洗練されていたし、笑わせてくれるところをたくさん用意してあったし、楽しかった。オペラ・ブッファの醍醐味を堪能しました。フィガロの出生の秘密が明かされる場面でも、マルチェリーナの演技に初めは笑ってしまうのだけれど、その分余計にジィンときてしまった。そこの6重唱は感動的だった。もっと聴いていたかったなぁ。それにしてもどうして伯爵夫人は同じドレスを2枚持っているのだろう・・・。


2006年01月15日(日) 覚えておくこと

昨日とはうって変わった青空を見ても、どんよりした気分のままため息ついたりイライラして顔がゆがんだり。
夕方の6時を過ぎたころ、ある重要なことに気づく。そうだ、そうだった。顔を洗って少し心を入れ替えてみる。せめて残りの時間は大切に過ごそう。良かった、思い出して。


2006年01月14日(土) 全否定

普通でなさに不安やしんどさや理不尽さを感じ、普通に見えるように振る舞おうとしていたのはずっと過去の話。十分普通であることに気づいて楽になったし普通であるかどうかなど考えること自体、自然になくなった。

ここは普通でないことが多いのだから、ここ以外では普通にしなければならない、と言われる。タイルがばらばらと剥がれ落ち、アブクがしゅわしゅわと消えていく。


2006年01月12日(木) ハレのコンサート

ウィーン・リング・アンサンブルのニューイヤー・コンサート。
世の中に“ウィーン”と名の付く楽団は273個くらいあるのではないかと想像するのだけれど、ウィーン・リング・アンサンブルというのはコンサートマスターのライナー・キュッヒル氏をはじめ全員ウィーン・フィルのメンバーということで、お客さんはたくさん集まります。
今日は舞台後ろの席。ここ、一度座ってみたかった でもさすがに音響はさすがのサントリーホールでもあまり良くなかった。安い席はやっぱりそれなりです…。
演目はもちろんワルツやポルカの嵐。初めはアンサンブルがなじんでいないようでそれぞれの楽器がばらばらに聞こえたけれど、3曲目からはみごとに調和し、音楽が歌いだし、会場全体が楽しげな空気に包まれた。ただ「モーツァルト党」だけは聴くに堪えない悲惨さがあった。ふつうにモーツァルトの曲を演ったほうがいいのに。
アンコールで「美しき青きドナウ」が始まると、拍手が起きる。わ、楽友協会のマネ? こういう決まりになっているの?? でもこの曲はみんな期待しているし、もちろん嬉しい。もしやラストは本当にラデツキー・マーチで締めくくるのかと心配していると、そのとおりだった。手拍子しました、強弱つけて。恥ずかしいながらもなんか楽しかった。ずっと好きじゃなかったこの曲も、今日で克服できた。リラックスした良い演奏会だった。


2006年01月11日(水) 朗報その2

引き続き、予想外に早く、チケット獲得の知らせ。


2006年01月10日(火) 朗報

は小さな声で語られる。

チケット獲得の知らせ。


2006年01月09日(月) お仕立て

スーツを買うのに付き合った。エレベーターを降りると目に付いたイージーオーダーのお店に惹かれたらしく、そこで作ることに。まず生地選び、デザイン選び、そしてサイズ測り。デザインはごく基本的な部分(ボタンの数、背中の空きが真ん中かサイドかなど)を決めるだけだけれど、生地は目が回るほどあって、あれも良い、これも良い、と大変。既製品と比べて質的にどんなものなのかよく分からないけれど、自分のサイズぴったりにあつらえてもらえるのって良いよなあ。私なんか非標準体型なので特にそう思う。注文が終わってお会計も済ませたところで、ボタンはどんなのなのだと思いつき、標準装備のプラスチックのものはイヤだからと言って、見本帳を捲って水牛のものを選ぶ。ついでに裏地もアップグレード。うう〜ん、あれこれ楽しかった。出来上がりが楽しみですね。


2006年01月08日(日) 普通の1日

ウラ原宿のYAFFA ORGANIC CAFEで昼ごはん。



テラス席は遠慮したけれど、窓から差し込む陽が背中にあたってポカポカ気持ちがよかった。

食後、例によって原宿・青山周辺を気の趣くままにぐるぐるぐるぐる歩き回る。完成間近の表参道ヒルズに微妙な違和感を感じる。ここにまで森ビルはいらない。

渋谷へ出てロフトやハンズ巡りをするも、なかなか思うようなものが見つからなかったり人ごみに酔ったりでどっと疲れる。


2006年01月07日(土) 白の世界に浸る

銀座お散歩。
ミキモトの新しいビルを見に行った。



ほんとに、こんなビルでした! ピンク色のモダンな外観に、店内は真珠色の大理石張りでとても瀟洒。

新国立劇場で「白鳥の湖」を観賞。バレエってやっぱり素敵でうっとりです。
ラストは悪魔が滅んでジークフリート王子とオデット姫が結ばれるハッピーエンド版だった。でも悲劇版の、呪いが解けずに2人が絶望して身を投げてあの世で結ばれるという結末の方が、より永遠の愛を物語っているようでロマンチックだなぁとも思う。


2006年01月06日(金) ありあわせあったかすぅぷ

今日は一段と寒かった。でもこれくらいで寒がっていては大雪に見舞われている日本海側の人に申し訳ないし、ヨーロッパにも住めない(誰が住むのだ)。挽き肉と玉葱、エリンギを細かく切ったのをオリーブオイル炒めて、ホールトマトをつぶしたので煮込み、大豆とブロッコリも加え、オレガノや赤唐辛子でスパイシーに仕上げたスープを食べたら温まった。
明日は太平洋側にも雪マークがついている。ちょっと心配。


2006年01月05日(木) しごとはじめ

正月ボケなどしていないつもりが留守番電話をオフにするのをずっと忘れていて、解除したとたんにとある指揮者先生からお電話。一気に目が覚める。

台湾に行った人からお土産に「北海道の恋人」というお菓子をいただく。出てきたのは予想を裏切る黒い(チョコ味の)クッキー。小さく「巧克力健康餅條」と書いてある。とても怪しく、なんとなく栄養補助食品ぽいけれど、けっこう美味しかった。

昨日買ったスカートを穿いていったはいいものの、値札付けっぱなし(>_<)


2006年01月04日(水) 散髪・買い物・指揮者の耳

美容院で髪を切ってもらった。変わりばえせず。

隣町へ買い物に行って、白のスカートとペタンコ靴を購入。スカートの素材を確認したらシルク34%となっていて(見た目そんな風に見えない)、クリーニング代が余計にかからないかと少々気がかり。
書店のレジ横に置いてあるカレンダが欲しかったので、新書を1冊買ってもらって帰る。

「のだめカンタービレ」を10巻まで読んだ。初めのほうはつまらなかったけれど、7巻あたりから急に面白くなってきて、つづきが楽しみ。指揮者の耳というものを、一度でいいから体験してみたいものだと思う。


2006年01月03日(火) 初釜

こう見えても(?)お茶のココロエが少しだけあるので、たまにお茶を点てたりする。
とはいえ、お道具もまともに持っていないし正座もろくに出来ないので、スプーンで抹茶をすくい、やかんからお湯を注ぎ、テーブルの上でかしゃかしゃするだけ(さすがに茶筅は持っています。泡だて器は使いません)。



ほふっとひと息。お茶菓子はチョコレートだった。


2006年01月02日(月) 雨が上がるのを待って

午後、友達の家に遊びに行く。
ひとり暮らしなのに、ドアのところと玄関、洗面所、お部屋それぞれにお正月用のお花がきれいに生けてあって、偉いなあと思う。寿と書かれた割り箸も用意されていて、この日2回目のおせち料理をいただいた(おせち料理好き)。


夜になってからお不動さんへ初詣。



冷たい空気の中にライトアップされた五重塔が浮かび上がる。湯気の立ち昇るおでんやたこ焼き屋、達磨や干支製品などさまざまな出店が並ぶ中を歩いていると、幻想の世界に迷い込んだ感覚に襲われた。


・・・年賀状を29日に出したのに、市内でさえまだ届いていないらしくて反省。


2006年01月01日(日) 明けました

新春のお慶びをもうしあげます。

やっぱり見てしまったウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート。これは聴くものではなくて見るものだなあとつくづく思う。この溢れんばかりの典雅で優美なフンイキがあってこそのニューイヤー・コンサート。今年はモーツァルトの曲がひとつはあるかなと思ったし、「モーツァルト党」はぜったい演ると思っていた(曲名は知っていたけど聴いたの初めて)。ちゃんと期待に応えてくれるところ、やっぱりニューイヤー・コンサート。
世界中に音楽が満ちた年でありますように。


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そしてもっとも重要なこと。
今年は結婚します。




かほ |MAIL