* Droppingwell *

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2004年10月30日(土) 3000に1の幸運

ウィーン交響楽団で、モーツァルトのジュピターとシューベルトのグレイトというとんでもないプログラム。
モーツァルトはちょっと硬くて少し雑っぽさもあったけれど、でもいい、許す。シューベルトは格段に素晴らしかった。そして、なんとNHKホールの2階席1列ど真ん中という特等席で聴くことができたのです♪ こんなこと、もうありえないかなあ。


2004年10月29日(金) turn, turn, turn

夜にあることを考えはじめたらぐるぐる思考がめぐって眠れなくなってしまった。
一体、なんだったんだろう、なんなのだろうって、なんだかこわくて。
ホンモノはどれなんだろうとか、ホンモノはあったんだろうとか・・・
やっぱり見なければよかったのかもしれないよ。でもそうもいかないし。
どうにかして思っていることをまとめてみたい、話してみたい。話してもいいものなのかな。

でも、ただぐるぐるぐるぐる・・・・


2004年10月28日(木) F5

1. What's a song you'd enjoy screaming along to as you drove down the highway?
 レディオヘッドの「Killer Cars」
 
2. What is your favorite place/type of environment to relax?
 緑に囲まれた空気の綺麗なところ。時には正反対に整備された無機質な都会の中。

3. What are the best kind of dreams?
 一度でいいから、ひとりで静かな場所で音楽でも奏でているような夢を見てみたい。

4. What do you look for in a mate?
 なにげなそうに、でも時には正面からしっかり見守っていてくれること。

5. If you were a crayon color, what color would you be and why?
 白。箱の左隅っこでちんとしているから。水色と一緒に空を描いてもらえたらいいな。



  

1. What is the best dessert you've ever had?
 フィレンツェで食べた、大きなカクテルグラスにいっぱいのフルーツポンチかな。
 そのときの気候と体調にぴったりで生き返る思いがした。

 
2. Is there a dessert that just plain grosses you out?
 (それがあるだけで気持ち悪くなるようなデザートはありますか?)
 バナナが苦手です。でもバナナチップは平気。
 
3. Straight out of the container or with lots of toppings .... tell us how you like your ice cream.
 バニラアイスにエスプレッソやブランデーを自分でかけちゃう。
 シュガーコーンのジェラートも好きー。ナッツ、チョコ、ミルク系が特に。


4. Cookie dough, brownie mix, cake batter or the finished products?
 材料揃えて最初から作るか、できあがっている物を買う。なんとかミックスとかの中間品はないの。 
 
5. You've just invented a great new dessert .... what's in it and what is it called?
 下から、さくさくガレット生地、ザッハトルテ、へーゼルナッツムース、紅茶シフォン、
 一番上にたっぷり生クリームの高さ15センチケーキ。名前は「至福の5層ケーキ」。


2004年10月27日(水) 木枯らし日和

「オーケストラの少女」。
古き良きアメリカ映画を久しぶりに観た。良かったー♪ 
主演の少女がなんともキュートで、幸せな気持ちになれる映画。「乾杯の歌」を歌うところでは鳥肌が立った。音は古いけれど、良いものはそんなことに関係なく、伝わるものだ。音楽と、音楽を愛する人の姿に、素直に感動できる映画だった。


2004年10月25日(月) 装丁はかわいい

「パーク・ライフ」を読んだ。「東京湾景」に次ぐまだ2冊めの吉田修一だけれど、ずいぶんタイプが違う気がした。
冒頭で、表面は華やかだけれど縦にナイフを入れたら地下鉄の路線だらけでスカスカのケーキ、と形容された日比谷。
スカスカというわけではないけれど、妙に口当たりの良いケーキを食べているような、まだまだ食べられそうな気がした。何か強く残るものがない、こういう曖昧さもいいかな。文章もスマートですいすい読み進んでしまう。日常の些細なことに色味を与えている書き方というか、えー、つまりけっこう好みでした。しかしリスザルとかスタバとか今(書かれた当時)風なところが少しこそばゆい。
「Flowers」のほうは途中で放棄・・・。


2004年10月24日(日) 新・本領域

今日は久しぶりに茶系の装いで出かけので、気分だけでもずいぶん秋。

近くに大きな本屋さんが開店していたのでちょっと嬉しい。
広い店内をうろうろ歩き回ってあれこれ物色、立ち読み。けっきょく買ったのは文庫本一冊だけだったけど(苦笑)。開店プレゼントでキャンバス地の文庫カバーをもらった。
同じフロアに図書館もあって、これからはこの辺りをよく使うことになるかもしれない。


2004年10月23日(土) ススキ盛り



風流なようで、どこかもの寂しげで、見とれながらしんみりとする、秋の高い空にススキ。


2004年10月20日(水) いつも雨が

一番好きなTravisの歌。

Why does it always rain on me ?
Is it because I lied when I was seventeen ?

17のとき、私はどんな嘘をついたのだっけ。
あまりに昔のことで、思い出せないけれど、きっと何か大切なことを、ごまかしたりしたんじゃないかな。


Why does it always rain on me ?
Even when the sun is shining
I can't avoid the lightning

メランコリックで少々ネガティヴに聞こえる歌詞だけれど、メロディーが美しく、つい口ずさみたくなる。
雨が降っていても、憂鬱になるより、なぜかとても優しい気持ちになれる歌。


2004年10月19日(火) あのモットー

水をなるべく飲むようにと言われた。
やっぱり、そうかー。
私は歩くのも速いしなぁ。。



ヨーゼフ・ロート「聖なる酔っ払いの伝説」。池内紀訳ということとインパクトあるタイトルで気になっていた短編集。表題作は映画化されているらしい。読んだところではあまりピンとこなかったのだけど、映画は評判になったみたいで、ちょっと観てみたい。「四月、ある愛の物語」が、ユーモアとはかなさみたいなものを併せ持っている感じで印象に残った。


2004年10月16日(土) その地の甘夏

はっさくが好きです。でも、甘夏も好き。
毎年、ダンボールで一箱が届きます。じゅわっとジューシーで、きゅっと甘酸っぱい。無農薬栽培だから、見た目はつるんと綺麗ではなくて不ぞろいだったりするけれど、自然の恵みに満ちた黄色い玉は、太陽をたくさん浴びた匂いがします。皮もママレードにすると、ほんのり苦味があってとても美味しく、捨てることはできません。
産地は「水俣」。
来年もきっと南国の実りが届くでしょう。楽しみ。


2004年10月15日(金) 秋晴れがやってきた

金木犀の儚さよ。もう花をすべて落としてしまっていた。


「パリ左岸のピアノ工房」、タイトルに惹かれて読んだ。
どこか裏通りの、人目に付きにくいひっそりとしたお店。その扉をためらいながらもぎぃーっと開くと、そこから物語がどんどん広がっていく、そんな印象どおりの、小説のようなノンフィクションだった。登場する人たちが魅力的だったりなんとも可笑しかったり、わくわくするようなさまざまなエピソードも満載。著者がピアノという楽器をどれほど愛しているか、いかにこの本を大切に書いたかが伝わってくる。
読んでいる間、本のページからずっとピアノの匂いが漂っていた。木やニスや弦やもろもろの混ざった、ピアノの匂い。もし私がピアノを習ったことがあったら、もっと楽しめたり、思い入れや体験を共有できたかもしれないと思うと、それが少し残念。でも、習っていた楽器を思い出して、重ね合わせたり、大切にしよう、なんてことを幾度となく思った。


2004年10月14日(木) 復旧

昨夜パソコンに変なメッセージが出て電源が切れなくなって、メーカーのサポートも閉まっている時間だしどうしようもなくて、一晩中青い画面がぼわ〜んと付きっぱなし。なにやら同じトラブルが多発しているらしいですね。今日マイクロソフトに解決方を教えてもらって、なんとか治りました。あれこれいじってキチンと動くようになって、充実感に浸っております(笑)。


日食が、見たかった。。


2004年10月13日(水) ノルウェイのつつじ

今日もどんより。この前太陽を見たのはいつだったっけ。


(本当はただの日本のツツジです。)


2004年10月11日(月) ハリケーン中

Mando Diaoの新譜「Hurricane Bar」、なかなか楽しんで聴いている。輸入盤が出るまで待っていたのに結局日本盤を買ってしまったけれど、正解だった。ボートラ悪くないし、なんてたってCCCDじゃないし。
1stの荒削りで突っ走っている感じより、もっとポップで音もずいぶん綺麗になったかな。成長したって感じられる。そしてメロディがやはり冴えている♪ 音楽に胸がキュンとなる感覚は、いつまでも持っていたい。5曲目など、イントロが流れた瞬間に顔がほころんでしまうというかニヤけてしまうものね。ほんと、理屈じゃない感覚。それであのルックス。うーんおねぇさんはどうしましょう(笑)。
Libertinesは良い曲あるけど好きでないのも混ざっていて、Hivesはカッコいいけど今はこういう音が強いのはなあということで、この秋のポップはMandoで乗り切ります。3週間経ったけど、まだ飽きないものね。


2004年10月09日(土) 雲の下で

台風の一日。
近ごろどうも雨女になっているような気がする。
いや、そんなことを考えて暗くなるのはやめよう。。
単に、雨の日が多いだけなのだから。たぶん。

厚い雲の下は、一時はすべてを流し去るような凄まじい雨と風だった。
雲の上には、青くまばゆい空が広がっているんだろうなあなんて思おうとしてみたけれど、それどころではない台風の雨と風。
それでもいつの間にか、すっと嵐は過ぎ去って、今では澄んだ虫の音が聞こえる、台風一過の夜。


2004年10月08日(金) 金木犀が



  一気に開花していました。
  秋を彩る金色の星たち。
  香りをお届けできないのが残念です。



2004年10月07日(木) F5

1. If you were an alien visiting Earth where would you come from?
 月の裏側から。

2. How would you get here and how long would it take?
 流れ星に乗って、3時間くらいは旅を楽しみたいね。

3. What would you do or say when you got here?
 「なんだか体がすごく重ったるいなあ。」(重力が月の6倍だから)と独りごち、
 乗ってきた流れ星(隕石)を売って世界旅の資金にする。


4. What would be your best judgment about Earth and what would be your worst judgment about Earth?
 良いこと:自然の美しさ。 悪いこと:国境線と貧富の差。

5. What would you look like?
 うーん。目立たって見せ物になりたくないから地球人と同じで。


2004年10月06日(水) PK戦勝利?

夜中に寒くて目が覚めた。足が冷えてしまうと、もうダメ。

とても評判なので「猟奇的な彼女」。リアルなのかコメディなのかといったテンポのいいドラマな感じ。
つまらなかったとか良くないとかいう訳ではないのだけど(だとしたら最後まで観ないかもしれないしここには何も書かないかも)、これは観るんじゃなかったかもしれないなんて少し思ってしまった。何度も出てくる「癒される」という言葉にどうも違和感を感じたり、なにやらモヤモヤしたものが残ったまま…。うーん。でもラストがこうならこれでいいや、もう!となってしまったのも事実(意味不明ですね、すみません)。


2004年10月05日(火) サハラの国

チュニジア、という地名にはなんともいえないエキゾチズムを感じる。地中海に面していてヨーロッパ、アフリカ、アラブの文明が交差するところ。カルタゴだなんて名を聞いただけで旅心がくすぐられてしまう。
島田雅彦のチュニジア旅行記を読んでいる。文は少なくてすぐ読み終わるのだけれど、ぱらぱら読み返したり、写真を眺めたり。3部構成のうち、1部の、砂漠を旅しながら遊牧民の人たちと会ったりしている様子を読むと、そこへ行きたいというより、なんだかなぜ私は遊牧民でなくて、日本のこんなところでこんな生活をしているのか不思議になる。砂漠でシンプルに、でもきっとそこにはそれだけの奥深さのある人生を送っていてもいいのじゃないかなんて気分にさせられてしまう。
サハラ砂漠の「サハラ」とは、何もないという意味だという。
「何もないところでは、感覚が活発に働きだすだろう。」

今日もコンクリートに冷たい雨が降り続く。砂漠とは正反対の世界。


2004年10月03日(日) 再会


梯剛之のモーツァルトを聴く機会を逃してしまっても、それを補って余りあること。

 「ロスト・イン・トランスレーション」のサントラを聞きながらの、雨中の東京中ドライブ。



2004年10月02日(土) RIMPA


滑り込みで「琳派展」。
琳派どころか、日本画をこれだけ一度に見たのもたぶんはじめて。
琳派についてはほとんど知識もなかったけれど、素晴らしいとしか言えない。大胆で繊細、艶やかで質実・・・、圧倒され、堪能しました。日本人の美意識に、改めてため息なのだけれど、こういう美意識と、現代の日本の都市景観のお粗末さとがどう結びつくのか、日本ってほんとに不思議な国だなぁなんて思ってしまう。
美術館周辺はお散歩するのにも適した環境で、気持ちが良かった。




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