僕と君と世界の距離を

2007年02月28日(水) とんとんとん

石橋を念入りに叩いて挙げ句、
渡るかどうか迷いに迷って
結局渡らなかったり、もしくは滑って転ぶ
というタイプなんですが(駄目じゃん)
まれに決断を迷わない時があってそれは良い時です。
というかそういう時しか良い時がないともいう。

あんまり気負う感じもなくて
(つーか気負う隙間もなくトントン話が決まった)
あ、なんかいいね、と感じるばかりです。

今日はあったかくて仕事も本日分は終了して
穏やかな午後ですなあ。うつらうつら(寝るな)



2007年02月21日(水) 映画「悪夢探偵」

監督とかいろいろ:塚本晋也
主演:松田龍平 hitomi

面白いじゃない!
と何故か切れ気味にこんにちわ。

とにかくワクワクとさせられるOP。
オドロオドロしくておかしくて怖くてちょっとせつない?
と思いきや全然違った、という裏切り感。

正直、怖!という感じはあんまりなくて
深く意味を考える感じもそんなになくて
面白いじゃん面白いじゃん!
とただただワクワクしてしまいました。

松田龍平がまたいいのよー。弱くて(笑)
ゼロに吹っ飛ばされてなんもできないとこが最高でした(笑)

夢に入れるだけじゃねえか!という。

あと相変わらず照明さんが大変だなあと思いました。
画面暗いよねえ…。

とにかくこんな映画(というのもなんですが)を撮っているのに
私の塚本さん像はすごく陽の印象の強い人です。
なんか根っこが強くて全然陰にひっぱられないんです。

いいなー。



2007年02月10日(土) 舞台「デンキ島」

脚本:蓬莱竜太 演出:松村恵二

再演で蓬莱さんの劇団(モダンスイマーズ)
の公演ではなく熱帯倶楽部というユニット(?)公演。
出ている演者さんもモダンとは違う顔ぶれ。

二月はほとんど舞台を観に行けてないし
ちょっとそれも寂しい気がしたので急遽行くことになりました。

舞台は石川県の小さい島。
親の借金を抱え、病気の姉を助けながら生きている男の子、
シンヤを中心に彼を取り巻く若者たちの葛藤と挫折の物語。

あらすじ下手です(自己申告)


蓬莱さんの脚本は骨太でリアルな青春ドラマと称されがちですが
実際まあ、そうです!(否定しないんだ…)
とにかく男くさい。剣道部の部室の匂いがします(どんな話だ)
洗練されようもない、汗にまみれた、現実のお話です。

今回の話は再演というのもあって
こなれてない初期の感じ、若さがプンプンしました。
笑いの場面もそんなにないです。
私は今のこなれてきてる感じが好きですが、
初期作品を観る楽しさがありました。

蓬莱作品を観るといっつも
男の繊細さってなー!とキイキイします。
嫌いじゃないの、でもキイキイするの。
おんなごころはふくざつや。

細かいですがシンヤが女の子から告白されるシーン、
シンヤの返事がほんと嫌になるくらい
シンヤという子の答え方で、
悪い癖ですが蓬莱さんの内実を考えてしまいました。
私のみる限り、
蓬莱さんはとても確信的に物語を書いていて
自分のできること、得意なこと、苦手なことがはっきりしています。
できないことはしない、その潔さが作品の良さになっています。

ただ、今の時点でそれはかなり完成されていて
「これ以上」を目指すならまた違った試みが必要な気も。
次回のモダンスイマーズ公演「回転する夜」では
それがみれるのかどうかを楽しみにしたいと思っています。



2007年02月01日(木) 映画「ディパーテッド」

監督:マーティン・スコセッシ
出演:レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、
   ジャック・ニコルソンなど

香港映画の「インファナル・アフェア」ハリウッドリメイク版。
リメイクとなるとどうしても
比較したい気持ちは強くなると思うのですが
私は「インファナル・アフェア」は
観ていないのでそういうのは無しで。
単純に無理があるなあと思う所は多々ありましたが
とにかくスコセッシがすごい、それにつきます。

鋭さが失われないというのは
難しいことなんではないのかなあと。
年齢とともに丸くなったりしないんだ…という驚き。
なってもいいんですけどね、ほんとは。
その時々の良さだって絶対にある。
でもならないでいる、ということの凄さもわかります。

あと音楽が超好みでした。ああいうの大好き。
誰とか全然わかんないけど(がっくり)

役者はジャックニコルソンこえええー!!!!
一番インパクトあるよ。

ディカプリオは久しぶりに演技している所をみましたが
昔と同じ種類の演技ですが変わらずに上手いです。
二の腕の太さにびっくりした。
さようなら、「太陽と月に背いて」のランポー。
今思うと本当にあの頃のディカプリオのかわいらしさは奇跡だ。
でも本人がね、ごっついのが好きなら仕方ないやね。
あと映画館のエレベーターで
マット・デイモンをこき下ろしていた観客の方がいたのですが
心の中でアンディ・ラウと比べたらあかん、
かわいそうや…と思ってしまいました。
香港ファンって熱狂的だよね。

あとたまたまWOWOWを観ていたら
ディパーテッドのインタビューをスコセッシ監督が受けていて
その中で「またギャング映画撮るんか!」という憤りから
ディパーテッドは生まれた云々と言っていたのです。
そんなに怒るなら引き受けなきゃ良いのに…
と思ってしまったことはここだけの秘密です。


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