土曜の夜は、ライブハウスから夜バスを乗り継いで帰る。 ライブハウスが我が家から20キロ以上離れてるんで、タクシーで帰るにはちょっと勇気の要る距離だしね。
まずはワルシャワ中央駅に向かうバス。全ての夜バスは中央駅に集まり、中央駅から発車なので。 へべれけに酔っ払ったフーリガンなお兄さんが、ゲラ夫に話しかけて第三次世界大戦の可能性について述べる。 近くに同じく激しく酔っ払ってるお兄さんが居て、でも陽気な酔っ払いじゃなくて鬱々と怒りに震えてる酔っ払いで、この2人が喧嘩したらシャレならん!って感じだったんだけど、ゲラ夫が適当に陽気なお兄さんをあしらってて、鬱々なお兄さんの怒りは頂点に達しなくてすんだ。
中央駅から我が家に向かうバスの中には激しいレギア(ワルシャワのサッカーチーム)ファンのお兄さんたちが居て、ちとビビる。 とりあえず目を合わせると因縁つけられるかもしれないので(こういう時ガイジンは目に留まりやすいから困るね)お兄さんたちが何人グループなのかは確認しなかったけど。
とにかく腹の底から大声を出して、レギアの応援歌を歌い狂ってる。 しかもレギアの応援歌ってのはいくつもあるらしく、延々と色んなのを歌ってる。 歌うだけならまだしも、バスの天井や窓をガンガン叩いたり、思いっきり飛び跳ねたりしてるんで、夜バスがヒップホップのビデオクリップ張りに揺れる。
このお兄さんたち、大声で歌ってるだけで特に他の乗客に攻撃的ではなかったので、聞いてて楽しい。 ポロニア(ワルシャワのもうひとつのチーム)をバカにする歌とかも延々と歌ってたから、ポロニアファンが居たら大変だっただろうけど。
途中の駅から乗ってきた前の方の乗客もどうやらレギアファンらしく、途中で歌いだす。でも後ろのグループと微妙にずれてたり曲が違ったりしてて、団結してるんだかしてないんだかイマイチわからん。 さらに真ん中に乗ってきた乗客のグループもレギアの歌うたいはじめて、バスの中が大変な事になる。 赤ちゃんが1人泣き出すと他の子も泣き出す、みたいな現象になってた。
前のグループが降りて、ちょっと音量下がると思いきや速攻別のレギアファングループが乗り込んできてるし。こんなレギアファンばっかの夜バスは初めてだ。
と、言うわけで1時間半、延々とレギアの曲を聴き続けた。 そういえば大学の頃アメリカのパブで、大洋ファンの友達と3人で延々と応援歌(しかも横浜じゃなくて大洋の)を歌い続けた事があるんだけど、私もこんな感じだったのか・・と今更ちょっと恥ずかしくなったり。
ライブ第2弾。 先日のが予想外に良かったので、今日はちゃんと最初のバンドから観るべく、気合い入れて9時前には会場に着くようにする。 今日はゲラ夫も一緒で嬉しい。
と、思いきやゲラ夫がライブハウスに来てる女の子たちをチェックして目を輝かせてる。ちょっとムカつく。でも確かにこのライブハウスに来てる子達って、普段ワルシャワの通りで見かける子達とちょっと違うんだよね。モード系というか、アーティスト系というか。過激ではないけど味のある服装&髪型の子が多いんで、私もついつい色んな子を目で追ってしまう。 う〜ん、目の保養。
さて、最初のバンドはエレクトロニクスなジャズのバンドだった。ボーカルはナシ。ちょっとPhishっぽくて嬉しい。 ほよよ〜〜んと聴きながら、まったり異次元空間。 ゲラ夫も横でほよよ〜〜〜んとなってる。
普段、聴いてて苦痛になるようなポップミュージックがかかってるクラブに無理矢理ゲラ夫を連れてってるせいか、ゲラ夫の感動の度合いが凄い。だって踊れるクラブでまともな曲がかかってるところってワルシャワに無いんだもん。 「こういう曲毎週やってるの?だったら毎週でも来たい!!!」 と目をキラキラさせながら言われたけど、残念、イベントものなのでライブはいつやってるかわかりません。 一応再来週はパンクライブだけど、ゲラ夫はパンクファンじゃないしチケット代も若干高めだし。(でも1000円ちょい。)
2つ目のバンドはビョークっぽい。嫌いじゃないけどほよよ〜んと聴いてられるタイプの音楽じゃないんで、別の部屋に行って飲んでた。 耳障りではないけど、集中して聴くほどでもない音楽。
3つ目のバンドはクラリネットとアコーディオンの入ったエスニックなジャズ。スラブ音楽っぽくて、踊ってる観客(一部のみ)も輪になってたりして見てて楽しい。 「ヒャッホー!」みたいな合いの手が入るんだけど、そのタイミングはスラブじゃなきゃわかんないなぁ。私にはできないわざだった。 スラブなジャズって素敵〜と思ってたらゲラ夫に「ユダヤの音楽をベースにしてるね」と言われて、私はスラブ音楽とユダヤ音楽の区別がつかないことを認識。 ま、エスニックって部分はあってたけど(^^;。
このバンドは最近アルバムをリリースしたらしいんで、買ってみる?とゲラ夫に訊いてみたら 「CD聴いてもどうせがっかりするだけだからいいよ。ライブ以上って事は無いだろうし」 とあっさり断られる。冷めてるなぁ。
久しぶりにゲラ夫と心底楽しんだ夜でした。
せっかく踊りに行く約束してたのに、有名DJが来るとかで入場料が跳ね上がってたので別の友達が行くと言ってたライブに行く事にした。 フュージョン系、ニュージャズ、ジャンルで言うと何になるのかわかんないけど面白いバンドばっかだよ、との事で。 バンド3つ見れて25ズロチ(800円)ってのにも惹かれたんだけど。
唯一の難点は場所。 ワルシャワでも悪名高いプラガ地区の北のほう。 しかもライブハウスは以前工場だったところをそのまま使ってるんで、荒涼館というか廃屋風というか、なたたずまいもさることながら、大通りからもちょっと離れてて夜1人で行くにはちょっと勇気の要る所だった。(1人じゃなかったけど。)
が、入ってみたら普通にライブハウス。 しかも客層がいい感じ。 学生から30代後半ぐらいまで幅広く居て、お洒落な人が多い。 でもワルシャワの女の子に多い肌の露出度の高いバリバリ戦闘モードな「気合い入ってます!」な服装じゃなくて、古着っぽかったりモードっぽかったり。普段見かけることの少ない人種。
2つ目のバンドから観たんだけど、なかなかいいかも。 ちょっとイギリスのポップ/ロックっぽいのと、フュージョンっぽいのを混ぜた感じ。技術的にはかなり粗雑だけど、ポーでこういう音楽のライブ観るの初めてだし、「おお頑張ってる頑張ってる」って感じで楽しく観れた。
と、思ったら3つ目のバンドで私骨抜き。 すげー! こんなバンドがポーに居たのかー!!! ジャズっぽい曲調にラップ系のヴォーカルが入るんだけど、時々ゴリゴリとロックになる。 恐くないFaithless、フェロモンの少ないFun lovin' criminalsって感じ? あっと言う間に時間が過ぎる。
むぅ、いい音楽を言葉で表すのって難しいなぁ。 Rockin' on(日本の音楽雑誌)風に書くなら 「もっとも美しかったF.T-S。そう言った時に我々は何の躊躇もなくこのようにいわねばならない。それは間違いなくFabryka Trzcinyで演奏するF.T-Wを指すのだ、と。そんな風に何の屈託も無く呟かねばならない。そして我々はそこに紛れも無く真後ろからてりつける太陽を見るのだ。」 って感じ。いや、深くつっこまれても自分で何書いてんだかわからんて。
明日も同じ場所で別の3バンドのライブがある。 来週末はパンクライブもあるそうで。 入り浸っちゃいそうだなぁ。すんごい遠いのに。
ポー語で「叔母、伯母」はチョトカ。短縮形でチョチャ。 この単語が一番ポピュラーだけど、厳密には「母方の姉妹」とか「親の兄弟の配偶者」とか、日本語なら「叔母」か「伯母」でも、ポー語はその辺りを細かく区別する言葉もあるらしい。 ま、大抵どのポー人に聞いても 「あ〜、私、その辺の言葉誰がどれだかよくわかんないんだよね〜」 とか言ってるけど。私のポー語の先生もその辺あやしかったし。
このチョチャって言葉、保育園や幼稚園で先生を呼ぶ時にも使うらしい。 園によっては「パニ」(英語のMsに当たる。既婚、独身関係なく女性に使う)とも呼ぶらしいけど。
道行く女性に声をかけるなら「パニ」。(チョチャはこの場合使わない。) 道行く女性の話を他の誰かにする時は「あの女性」って言い方か、丁寧な言い方なら「パニ」。 ちなみに下品な言い方なら「ババ」(Baba)。日本語のババアと似てるね、使い方も。
このところオリヴィア(3歳児)に「チョチャ」って呼ばれてて、私もおばさんかよーとか思ってたんだけど。 昨日気付いてしまいましたよ。 オリヴィアは24歳の女の子の事も「チョチャ」って呼んでる・・・!!
そう、ポー語には年上の女性への呼称「おねえさん」って言葉が無いのですよ。 シスター(ポー語ではシオストラ)って言葉はホントの姉妹か修道女に使う言葉だし。
なーんだ。今までオリヴィアのチョチャ発言を訂正しようと躍起になってたんだけど(なってたんかい)これでスッキリ。
先日ライブ中に知り合った南ア人に聞いた話。 実は高校時代のルームメイト、ゲラ夫と私のキューピッド役(自分で言っててやだな)のカシャも同じような体験をしたんだけど。
ポーの法律では、住民登録をする際にその住居の持ち主の許可が必要。 大家さんなり親なり、その家の持ち主と一緒に市役所で住民登録をする。 で、住民登録を済ませた住民は基本的にその住居に住む権利があるんですよ。
その家の持ち主と住民の間に契約書があれば、住民が家賃滞納してた場合大家が店子を追い出す事は可能だけど、契約書が無ければ無理。 そう、住む権利と支払いの義務は別問題なの。
例えば地方の親戚の子が6年間大学に通うから、とかで下宿させて「住民票が向こうにあるといろいろ面倒だから〜」とか言って住民登録しちゃったらもうアウト。家の持ち主は法的にその子を追い出せない。 物理的に追い出す事はできても裁判では確実に負ける。
で、南ア人とカシャはその悲しい大家さんなわけで。 2人とも親戚の家を相続したんだけど・・・。 既に人が住んでる。契約書はどこにあるかわからず。というか、多分無い。 人が住んでる限り、自分の所有物なのにその家が売れない。貸せない。
しかもポーには人が住んでる限り(住民登録してある限り)電気、水道などは持ち主が提供する義務なんてのもある。 料金滞納で水道止められた場合、店子は大家を訴える事ができるわけ。
なので2人とも家賃は取れず、物件を売りにも賃貸にも出せず、税金は払い続け、しかも水道、電気、ガスまで提供しなきゃいけない。
更にカシャの場合、店子が消防法に違反の暖炉&煙突を勝手に作っちゃって、その罰金まで徴収される始末。ええ、全ての責任は家屋の持ち主にありますから。
すげ〜! なんて理不尽なんだー! カシャの店子は更に「今までこの家を管理してきたんだから、管理費&維持費を払え」なんつってカシャを訴えたりもしてるし。(結局示談になった。) 最終的にカシャはどっかのNGOにこの家を寄付して、少なくとも税金&ガス、水道代からは逃れたんだけど。 (ちなみにそのNGOにはそっち方面の「知り合い」が居て、店子はその後さっさと引っ越したらしい。)
南ア人はもう5年も裁判やってるらしいけど。どうなる事やら。
フランスにも似たような法律があるって聞いたことあるけど、資産家は大変だなぁ。
ポー人はポーを東欧だと思ってないんだけどね。 ポーは中欧だと主張する人達の多いこと。(わたし的には東欧でも中欧でも構わないので、日本人には東欧といい、ポー人には中欧と言う。)
で、まぁ東欧ですよ。東欧といえばメタルですよ。 デスメタル。東欧メタル。 いやいや、決して私はメタルファンじゃないんだよ。 私は普通のロックチックだから。 アメリカな音楽で言えばオルターナティブ、イギリス風ならインディーロックとカテゴライズされるタイプの音楽ファンですから。 メタルファンじゃないってば。
なのに年に1度はライブに行ってる。ま、つきあいが殆どなんだけどね。今回もそうだし。 だから開場30分前から並んでたとか、前座バンドが始まるずっと前から最前列の柵にしがみついてたとか、それも別に私がメタルファンだからじゃなくて、つきあいですから。 その証拠に今回のライブチケットはヴィオラ(ゲラ夫妹)からのプレゼント。一緒に行く人が居なかったんだそうで。別に自腹でもつきあうのにー。
でもやっぱあれだね、メタルの国は楽しいね。 ハーレーとか乗ってそうな皮をまとったおっさんたちも居るし。80年代のシェールみたいな格好のおばさんも居るし。ウェインズワールドの2人みたいな髪型の10代の若者も居るし。あとゴスなお姉さん(と言っても私より10は年下)も居た。 普段街を歩いてても見かけないのにねぇ、いつもどの辺に生息してるんだろ。
ライブ自体はそこそこ。音はVan Halen風。いわゆる80年代のハードロック。前座バンドの方が軽めで(当社比)観客も少なかったし踊りやすかったかな。 メインのバンド始まってから最初の7曲くらいは中央で洗濯機みたいな観客の渦に紛れて暴れてたんだけど、途中で集中力途切れちゃって(つーか、好きなバンドでも無いしさ)抜け出して後ろの方でコーラ飲んでた。
そういや私、このメインバンド今日聴くのが初めてなのですよ。 せめてライブ前に予習しとこうと思ったんだけど、ヴィオラがテープしか持って無くて、我が家では聴けないの。
このバンドは80年代に人気絶頂だったらしく、まぁ音的にもそんなカンジ。 80年代のポーといえばモチロン共産時代で、音楽活動ではお金が全然稼げなかった時代。(というか、「金を稼ぐ」事自体が禁止されてた。)だから全く金銭的利益を追求せずに音楽活動続けてたバンドってわけで、まぁそれはそれで尊敬に値するような気がする。
途中からバーエリアでダラダラしてたらポー系南ア人と知り合いになって、ラグビー談話で盛り上がったんだけど。尊敬の念はある割りに、バンドに対してあんま敬意を形で示さない私。
ゲラ夫とともにダウンしてた週末。 お粥、ビタミン剤、新しく買ってきた体温計、延々と水分補給。 熱は大した事無いんだけど、2人してダラダラ過ごす。
月曜に入ってからちょっと体も軽くなって、ちょっと散歩してみたり。 夕方からポー語レッスン、その後は友達と飲みに行く約束してるのに、気圧のせいか体調のせいか、軽いウツ気味。 ゲラ夫の転職の話もまとまりつつあって、その分不安要素も多いし。 ゲラ夫と2人でちょっと(気分的に)ダウン。
ポー語のレッスンは1対1なんで会話も沢山、自然とテンションがあがり、レッスン後の飲みも楽しく過ごしたんだけど・・。 帰ってきたら気持ち悪くて気持ち悪くて。 胃がひっくり返るような思いでした。 ビール300ミリしか飲んでないんだけどなぁ。
病み上がりのせいか。 タバコ吸ったせいか。 単に酔っ払ったのか。 All of the aboveって気もするな。しばらくおとなしくしてよう・・。
風邪が治ってないんで踊りに行くのは止めて、友達の家でご飯をご馳走になった。 12時近くに帰宅したらもうゲラ夫はとっくに帰ってきてて。 しかもゲラ夫も風邪でかなり辛そう。翌朝も仕事なんで早く寝たいのに私の帰りを待っててくれたらしく。すまんすまん。
随分辛そうだね、熱はあるの?の私の質問にゲラ夫、 「熱はあるけど、何度かはわかんない。」 との答え。 我が家の体温計は普通の電子体温計じゃなくて、昔ながらのガラスのやつ。しかも感度が悪いらしく5分わきの下に挟んでおいても目盛りが上がりきらない。最低10分、できれば20分くらい検温しないとホントの体温がわからないというシロモノ。
で、ゲラ夫は熱測りながらYシャツにアイロンかけてたそうで。 サーっとアイロンを移動させた途端、体温計がカシャーーーンと床に落ちて粉々。ずっと脇にはさんでたから、体温計の存在を忘れてたらしい。 掃除機で吸い込むにも、水銀が床の上をスーっと滑って行っちゃってなかなかキレイにならなかったとか。 (しかもゲラ夫は「水銀」という単語が思い出せなくて化学記号で説明してた。よくそんなん覚えてるなぁ。)
出張から帰ってきた夫が風邪引いてるのに自分でアイロンがけして(家にアイロンのかかったシャツが1枚も無いから)、夜遅く帰宅する専業主婦を起きて待ってるってちょっとあまりにも酷くない? 反省。
部屋がすごい汚いです。 食器も洗ってないのが山積みだし、ゴミもいい加減捨てなきゃ。 ここ数日は掃除機もかけてないから、そろそろ床の汚れも気になり始めた。
でもしょうがないじゃん、わたし今病気だし。 無理して風邪悪化させても困るしね。
ところで病気といえばお粥。 1.5合くらいのお米で作ったら鍋いっぱいになってしまった。 お粥ってすごい増えるんだな〜。失敗失敗。
とか言いながら。 白粥って激うま〜! 塩掛けなくても美味しいよー! 梅干ってうま〜! お粥に合うよねー。 おかかってうま〜! 小さい頃梅干が食べれなくて、お粥といえばおかかだったんだよねー。 鮭フレークってうま〜! 鮭だと結構ボリュームあるねー。 なんつって。たいらげちゃいましたよ、私。
ゲラ夫には「風邪で動けません、家に食べるものありません」とかメールしておきながら、「明日の夜は遊びに行きます。」なんてメールもしてるし。 しかも夜は友達とピザ食べに行ってるし。お粥さんざん食べたのに。
病気を言い訳に、いつもより更にダラダラ過ごす1日。 いや、今日で3日目か。
熱は無いから重病人っぽく無いところが残念といえば残念。 ゲラ夫が出張で、でもワルシャワ空港で4時間待ちだったので、2時間ほど帰ってきてくれた。家に食べる物が何にも無いんでちょっとした買出しと、部屋の掃除をしてくれた。 2時間お喋りして、すぐ空港に戻る。
2児の母に連絡したら、ヤシェックがお腹下して脱水症状で入院!してるとか。 2日ほどで退院できるし、すでに安定しては居るんだけど・・・との事。
私がヤシェックに会ったのは月曜日。 火曜に私がダウン、水曜にヤシェックがダウン。 えーと。私のせいじゃないよねぇ??? 別に私はお腹の具合悪く無いし、どっか別の所からヤシェックが感染した事を祈りつつ、2児の母には私の風邪を報告せず電話を切る。
風邪のひきはじめっぽい。ゾクゾク寒いし体がだるい。 頭はボーっとしてるしやたら水分を欲する今日。 熱は無いんだけど、このまま本格的な風邪に発展されても困るので、背中にカイロ貼っておとなしくしてる。
鼻水も咳もないのに、くしゃみが止まらない。加藤茶なみ。 風邪が完治するまでヤシェックとオリビアに会いに行けないと思うと、風邪対策にも気合いが入る。 とりあえず生姜湯飲んだりはちみつ入れた紅茶飲んだり。 薬も飲んだしこれでバッチリ!
夜更かしさえしなければ。
バレンタインネタを書こうかとも思うんだけど、ポーのバレンタインは共産体制崩壊後のイベントなんで、あんまり歴史も無いし普通に欧米のを輸入しただけなんで、大して面白くも無い。ま、道行く人はみんなカップルで女性はバラを片手にしてたけど。そしてどこのパブもレストランもカップルで一杯。ちなみにまだポーではシティホテルに泊まるとかいうイベントは無いっぽい。
今日も2児の母を訪ねる。 1歳児ヤシェックは全然ぐずらない子で、常にギャハギャハ笑ってる。 笑いながら走り回っていろんな物によじ登って全ての物を口に入れるか壁にガシガシ叩きつけるかしては、また1人でギャハギャハ笑ってる。 このところ会う機会が多いので、私にも随分なついてて(ま、最初から人見知りはしてなかったけど)可愛いこと可愛いこと。
ヤシェックは金髪で青い瞳で、唇がちょっと上向きにカール。ドナルドダックに似てると思うんだけど。 走り回っては1人で何も無い所で転んだりして、一瞬泣くんだけどまたすぐ復活。 まだ言葉は発せないんだけど、いろいろと何か言ってる。多分彼の中ではちゃんと文章構成ができてるんだろうね。
携帯(又はリモコン)を渡せばちゃんと耳に当てて「ハロー?」とか言ってるし、何か質問すれば「タック!」(ポー語でYesって意味)と力強くうなずくし。(絶対否定はしない。まだ「ニエ」って単語は知らないらしい。) しかも趣味は掃除機かけ。コンセントは入れられないんだけど、掃除ごっこが大好きで。(その割にはあらゆる物をことごとく散らかしてるけど。) ヨダレだらけのビスケットなんかもちゃんと私に分けてくれるし。要らないけど嬉しいよ〜。
ヤシェックはいろいろ私に話しかけてくるんだけど、もちろん私は何言ってるか全然わからん。2児の母は 「そう、これがお馬さんね〜、可愛いね〜」 とか適当に返事してるんだけど、私にはそれができない。 ヤシェックが言語能力形成中である事を考えると、ヘタに日本語や英語で話しかけない方がいいかなとか、でも「馬」って単語はわかるけど「お馬さん」とかはそう簡単に口をついて出てこないんだよな〜とか考えちゃって。
オリビアを幼稚園に迎えに行った時、2児の母に「ちゃんとご挨拶しなさい」って言われたオリビアが、私の脚に思いっきり抱きついてきた。予測してなかったんでよろめいちゃったよ。で、私もかがんでほっぺにキスしてご挨拶。 それを見たヤシェックも私の膝に抱きついてきたので再度「ご挨拶」。
オリビアは今日幼稚園でバレンタインのカードを作って交換したらしい。 私にも絵を描いてくれてバレンタインだからってくれたし。嬉しい。 後は1人で猫ごっことか犬ごっことか馬ごっこをやってた。(どれも同じ)
こんな可愛い子どもなら、年賀状なんてイベントが無くっても人に写真送りまくっちゃうだろうなー。この4、5年年賀状なんて一枚も書いてないけど、しかもよその子どもだけど、年賀状送りたくなった。
唯一気にかかるのがオリビアに「おばちゃん」と呼ばれてること。 30過ぎてんだから当たり前なんだけどさ。慣れてないのですよ、まだ。
今や日本でも常識となってると思うけど、欧米ではバレンタインって恋人同士の日。女から男にチョコを贈る日では全然ありませぬ。 ポーのバレンタインは共産体制崩壊後に入ってきた比較的新しい「商業的な」イベントで。この日は花屋とレストランとプレゼントになりそうな物を扱う店がそれはそれは儲かるそうな。
ただ、「恋人たちの日」って事にはなってるけど欧米でもこの日は一応「告白する日」でもある。恋人になる日って感じ? チョコを贈るわけじゃないけどね。 英語だと「Please be my Valentine」なんてカードを贈ったり、「あなたのバレンタインより」なんつーメッセージを付けて贈り物をしたり。 ま、友達同士でもバレンタインのメッセージは贈り合う場合もあるから、その辺の読みは難しいかもしれないけどね。
私とゲラ夫はバレンタインを祝わないと最初から決めてたんで、14日は別に普通の日。もしかするとゲラ夫留守の可能性もあり。ま、いつもの事だ。 今年のバレンタインは月曜だし、いたって普通の平日。
と、思ってたら。携帯にメールが届いた。 「Watashiwa anatawo aishiteinasu」とある。「愛していなす」? かなりツボ。 「あなたのバレンタインより」とあるけど、差出人はゲラ夫のイトコちゃんたち小学生3人。 癒されるなぁ。
2005年02月11日(金) |
オリビアを聴きながら |
2児の母の家に遊びに行った。 彼女の家がちょっと大変な事になってるので話を聞きに&なぐさめに。 子ども&彼女だけで家に残ってるのが辛いと言うんで、できるだけ長時間居ようと昼から夜の10時過ぎまで居たんだけど・・・つ、疲れた。。。
2児の母って大変だなー。 3歳の女の子と1歳の男の子が居て、上の子は保育園行ってたし早く寝たしで私が一緒に居た時間なんて4時間程度なんだけど。しかも私の友達2人も一緒だったから私がずっと遊んでたわけでは全然無いんだけど。 子どもって疲れるー。。。
片っ端から部屋を汚していくし。 私も部屋を汚すの得意だけど、やっぱ子どもにはかなわないね。 しかも母は散らかした傍から全て片付けてるし。(散らかしたのは1歳児ね) ふと気付いたらクレヨンとか食べてるし。 パタパタ走り回ってキャッキャ×2喜んでると思ったら壁に激突して泣いてるし。
3歳児の話は脈絡無いし。しかも舌足らずのポー語だし。 せめて日本語なら茶化したり誤魔化したり、まぁそれなりに対応もできそうなもんだけど。ポー語で子ども相手のお喋りってのが今の私には無理ですねぇ。 「今から踊るからみんな観て!観てったら!ウワァァァァァァン!」 みたいな子には何て言ったらいいんでしょう。
「観てるよ、ちゃんと観てるよ」とフォローを入れて、やっと踊りだした彼女を微笑ましく眺めてたら 「笑っちゃダメ!笑わないでよ!ウワァァァァァン!!!!!」 となるし。 それはそれで面白かったけど。
字が読めないのに絵本を延々と読んでくれたり、アニメのストーリーを細かく説明してくれたり(でも私には全然わからんかった)、プレゼントと言ってようわからんゴミをくれたり(本人悪意ナシ)、ケーキの生クリームだけをキレイに食べて残りは食べたくないとゴネたり、レモンの入った紅茶が美味しいと言っては喜びの舞を披露してくれたりと、退屈すること無く過ごし。
でも疲れたなー。。。母って凄い。
日本語の私は別人格で、そっちサイドの私もゲラ夫に知って欲しい、なんて日記を先日書いたわけだが。 日記の読者だけがその事実を知ってて当の本人が何も知らないんじゃゲラ夫に悪いかな、と思って日記の内容を本人に報告。 物分りの良いゲラ夫はフムフムと聞いてくれて、確かに日本語やりたいなーなんていってくれる。
その直後に会った友達が、ワルシャワ空港の管制塔で働いてる人で。 「もし良かったら今度職場を案内してあげるよ」 なんて要らない親切をみせてくれて。 飛行機マニアのゲラ夫の目がキラキラしてる。
わたし的には管制塔なんて、お隣さんの夕飯のメニューより、いやお隣さんの親戚の夕飯のメニューより興味ないわけで。 ま、見せてくれるってんなら行ってもいいけど「へー」で終わりそうなんだよね。
普通に社会科見学みたく、さらっと説明されるならまだしも、飛行機マニアのゲラ夫と一緒になんて。 私には理解できない宇宙語でゲラ夫が質問の嵐、喜んで同じく宇宙語で答えるゲラ夫友人、想像にかたくない。 私を1人とり残して何万光年もの彼方に2人が突っ走っていくのが目に浮かぶようです。 すごい行きたくない。
ゲラ夫としては、自分の大、大、ダイスキな事に私が興味を全く示さないのはちょっと寂しいらしい。 く〜、自分で自分の首を絞めてしまった。でも行きたくないよー!
灰の水曜日でござる。 今日から四旬節突入。節制した生活をする事になってる。敬虔なカトリックならね。 なのにクラブに誘われる。しかも速攻でOKする。
ポゴとポゴの彼女と踊りに行こうと思ったんだけど、彼女が12時過ぎまで仕事。そ、それは辛い・・。私、前日あんま寝てない上に翌日はギッシリ予定入ってるから、サクッと踊ってさっさと帰りたいんだけど。
なので中心街のパブでポゴとゲラ夫と待ち合わせて。 私だけ食事、2人は飲む、飲む、飲む。四旬節は全くもって関係無い模様。 途中からもう1人友達(男)が参加して、更に飲む、飲む、飲む。 途中参加の彼なんて、文字通り「かけつけ3杯」を実践してくれて500ミリのビールを10分ほどで3杯飲み干す。
私も遅くなりすぎる前に帰りたかったし、男たちは元々クラブ行き乗り気じゃなかったんで、ポゴ彼女に電話してクラブはキャンセル。怒り狂う彼女のなだめ役はポゴなので、私ら全員涼しい顔。
ポゴが数ヶ月に渡って彼女とはもう別れる宣言をしてて、今回も同じ話をしてるので聞き流しつつ。 途中参加の彼は先週別れた彼女と来週から一緒に「友達として」エジプト旅行に行くらしく、ホテルも同室だけどもう彼女ではないとか言うよーわからん話も聞き流しつつ。
パブでかかってる曲がやたら暗いので、店の人に冗談でそう言ったら 「四旬節だから少しは苦難もいいかと思って」 なんて言われて。ちなみにこの場合の苦難とは曲が暗いとかじゃなくて、聴くに耐えない音楽を延々と流されるって苦難なんだけど。
何だかんだ言って、でもメチャメチャ楽しく、結局2時過ぎまで飲んでしまった夜。こんな事ならクラブ行けば良かったかも。
最近日本語のできるポー人との出会いがいっぱい。 今までも日本語できるポー人って何人か知り合ったんだけど、ここまでいろいろ話はしなかったしなー。 で、日本人の知り合いもこの数ヶ月で突然増えた。
そうなると、すっかり忘れてた「日本語の私」が復活する。 日本語話してる時と英語(又はポー語)話してる時って、私ちょっと別人格になるんだよね。 毒の吐き方とかが日本語と英語・ポー語だと違うからかな。 あと表情の作り方、相槌の打ち方も全然違う。
別に日本語の私の方がおとなしい、とかでは全然無いんだけど。 日本語での表現法(ジェスチャーも含む)は英語のとも違うからねぇ。 そういや初めてゲラ夫と日本に帰った時に、ゲラ夫が普段と全然違う私を初めて見て衝撃を受けてたし。 「普通の(TVで見たりする)日本人みたいな喋り方してる!」と。 いや、普通の日本人ですから。
ゲラ夫にも日本語の私をわかってほしいんだけど。 私がポーで生活始めた時も、私が100%ゲラ夫に頼って生活してても 「ポー語習え」 とは絶対言わなかった人だし、ゲラ夫家族もポー語しかできないのに私にポー語習うようには言わなかったから、絶対強要だけはしたくない。 それに引きかえ、日本で私の祖父が 「ゲラ夫さんは日本語学ばんといかんな」 とか言い出して私が切れそうになったりもしれてるし。
ま、ゲラ夫も日本語学ぶ気はあるから、時間の問題だとは思うんだけど。 とにかく仕事がひと段落してからだよなぁ。 仕事・・・転職どうなるのかなぁ(T-T)。。。
ポー語授業の前にポンチキを3個購入。 授業の合間にチョコレート入りを1個食べて、バラジャム入りの2個は帰ってからゲラ夫と食べよ〜♪と計画。
そんな日に限ってポー語授業のテーマはエクササイズ。 キックボクシングはかなりハードなエクササイズで、しっかりトレーニングすれば1時間で400キロカロリーも消費します、という文を読む。
400キロカロリーって多いか? 食べ物のカロリーってもっと全然高い印象があるんだけど・・・とふと疑問を口にしてみたら、先生に 「成人女性の1日に必要なカロリー1500くらいでしょ、そう考えると400は多いんじゃない? ま、ポンチキ1個で500だから、それを考慮すると少ないかもしれないけど・・・」 との返事。
授業の休憩時間中にゲラ夫から電話が入って帰りは明日になるって言うし。 1500カロリー分のポンチキは、どうしたらいいんですか?
2005年02月06日(日) |
野球ファンさんいらっしゃい |
わ〜い晴れてる♪と思ったら気温が日中でもマイナスで、それでも嬉しくなっちゃう辺りかなりポー化されてるなぁと実感する今日。 夜なんてマイナス15度だよ。さみーよ。(夜は別に嬉しい要素も無いので悪態つきまくり。)
今日は韓国料理をご馳走になった。わ〜い超嬉しい〜。 神奈川に住んでた人なのに、中日ファンだった。ちと残念。 横浜ファンなんです〜って言ったら「ああ佐々木の頃の?」なんて言われたんで、とくとくと私の横浜魂を語らせて頂く。 でも佐々木を過去の人と捉えてる辺り、実はわかってる人なのかもしれないと密かに思ったりして。
取りあえず横浜の牛島監督(元中日)と楽天の田尾監督(元中日)とキャッチャー谷繁(元横浜、現中日)などの話で盛り上がる。
昨日会った日本人の女の子は、神奈川人のクセに横浜全然興味なし、な人だった。これまた困りますな、横浜人は横浜応援してください。 でも私が海外在住日本人のクセに「ラストサムライ」観てなくて、渡辺謙のかっこよさ語りについていけなかったので、彼女的にも私はダメダメらしい。
そういや数ヶ月前に会った神奈川出身の女の子はポーで初めて知り合った横浜ファンの女の子だったけど、 「でも私、好きな選手は横浜の人じゃないんですよ〜」 なんて言ってて、ああ谷繁ファンだな、と思いきや 「イチローが好きで〜」 と返された。ちっとも横浜かすって無いじゃん。ホントに横浜ファンなんか?
ワルシャワ在住でコアなプロ野球ファンの方、お友達になってください。 この際巨人ファンでも構いません。ご連絡くださいな。
先月、ヤン・ノヴァク・イェジョランスキというポー人が亡くなった。 ポーマニアなら誰もが知ってる、そして当然の如く私は知らなかった超有名な人物。ちなみに本名はヤン・ノヴァク・イェジョランスキじゃないのに、この通称ばっかり新聞に載ってる。芸人みたいだ。
1914年生まれで、戦時中は反ナチス(のちに反ソ連)の地下活動家としてロンドンの傀儡政府への情報運び屋をしてた人。ニオイでばれるからと、食べ物も持たずに船の石炭の下に隠れてストックホルムまで渡ったり。 (ここまで書いて、私の日本語の乏しさに気付いた。Courierって日本語で何て言うんだろ?辞書で引いても運び屋としか書いてないんだけど。) 戦後ポー国内では死刑判決が下されたのでロンドンに亡命して、BBCがやってたラジオフリーヨーロッパに携わる。 その後アメリカに渡って親ポー(もちろん反共)政策のためのロビー活動家となる。連帯の当時のリーダー、ワレサをアメリカに受け入れる根回しなんかもして。
ポーがEU加盟の時は調印メンバーで目に涙を浮かべたり。 やっと熱望のポーに戻る事ができて、その後ワルシャワ在住となり、ワジェンキ公園での散歩が日課となり。
まぁそんな人が先月亡くなったんですよ。 え? 簡略しすぎ? でも詳しくは私も知らんのですよ。 しかもこの経歴をポー語授業で聞いて、「ラジオフリーヨーロッパ」って言葉に異様に反応した私に先生が 「ラジオフリーヨーロッパについて何か知ってる?」 と訊いてきたんで、 「REMのデビュー曲!!」 とか答えて先生をがっかりさせてるし。いや、タイトルの由来なんかも知ってたんだけどね。
で、先生曰く、このヤン・ノヴァク・イェジョランスキは世代を超えて政党を超えて、ポーの国民的英雄なんだって。 「彼を悪く言う人は居ない!」と。
先生に「日本の国民的英雄は誰ですか?」と訊かれる。 世代を超えて、政治的イデオロギーも越えて、日本で英雄扱いされてる人。 う〜ん、天皇じゃcontroversial過ぎるし、誰か思いつく政治家って居る? 居ないよねぇ。 国民栄誉賞貰ってる人って、科学者とかスポーツ選手とか? でもイチロー(栄誉賞拒否してるけど)とイェジョランスキじゃちょっと活動内容に差がありすぎない? 柔道選手とかマラソン選手と、戦時中からの活動家でポーの民主化に人生捧げて来た人と、何か比べてはいけない気がしない?
ポーにはもう1人、ローマ法王という国民的というか、世界的な英雄も居るし。 敗北感に打ちのめされる。・・・ってほどでも無いんだけどさ。
先月知り合った在ポー45年の日本人男性を見て、やっぱり私もポー語頑張ろうと思った。 ネイティブレベルでポー語が出来ると、見えてくる世界が違う。広い。 言葉が通じる人が増えるって事は、それだけ面白い(興味深い)人に知り合う確率だって高くなるわけだし。
それには会話だけ学んでもダメだね。新聞やニュースを見て、その解説もできるレベルになるには日常会話だけ練習したってダメだ。 やっぱ読み書きができないと。ポー語的文章の構成も学ばないと。 でも語学なんてやったらやっただけ成果が見えるんだから、今度こそつまづかずにやるぞ。
こんな当たり前のことを日記に書いてるのは、有言実行の為です。 書いたからには頑張らねば。
今日はデブ木です。 実は来週だとばっかり思ってたのに、昨日の夜初めて知った。 デブ木とは脂の木曜日の事で、ポンチキを大量に食べる日です。詳しくはこちら。
せっかくのデブ木なのに、バザールに出向いても今年はポンチキ屋さんが異様に少ない。普通のパン屋さんとかケーキ屋さんが臨時に店の前でも売ってるくらいで、自家製ポンチキを売ってる今日限りのポンチキ屋が全然居ない。 何があったんだろう。規制が厳しくなっちゃったのかな。
なので残念ながらキャラメル味のカスタード入りポンチキは見つからず。 今年はバラジャム入りとカスタード入りを満喫。 でも実は中心街のポンチキ屋さんの方が美味しい。でもわざわざ行くのも面倒だし、1日中もの凄い行列だし。カトリックじゃないんだし、だったら明日にでも行きますわ。 つーかマジ、明日わざわざ買いに行っちゃいそう、遠いのに。天気悪いのに。
ところでポンチキに入ってるカスタード、ポー語ではブディンという。Puddingじゃなくて、Budyn。ま、語源は同じなんだろうけど。これが日本で言うプリン味ってわけじゃなくて、ホント普通のカスタード。 アメリカのカスタードプディングも、要するにただのカスタードじゃん? あんな感じ。 ちなみに日本で言うプリンは、「Flan」とか言うよね。ま、ポーには殆どないけど。フレンチのクラムブリュレとかならレストランで食べれるだろうけど(多分)。
ポー語ってこういう、英語とも日本語とも似てるけど意味の違う単語が結構あるんだよね〜。今度テキストにまとめようかな。
どうもクリスマステキストをまとめるのがイヤらしく、別のテーマを考えちゃう私。だってクリスマスって短くまとめるの大変なんだもん。別にオチも無いしさ。
来週だとばっかり思ってたデブ木が、実は今週だと知ってビックリ。 って事は、今週末はどこのクラブも激コミって事ね。メモメモ・・・。 今週末はクラブ行くの止めて、来週以降にしなきゃ。このカーニバル時期のクラブの混み方っちゃーハンパじゃないからね。
週末は混むから今のうちに遊んどこう!とゲラ夫妹にクラブに誘われる。 彼女は敬虔なカトリックだから、四旬節に入るとホントに夜遊びしないんだよね。私は四旬節関係ないから今週遊んでおく必要も無いんだけど、でも行く。
ラテンなクラブにはもう行かないと何度も宣言してるのに結局行ってしまう。平日のクラブでもサルサなら確実に人が入ってるからねぇ、行きやすいんだよね。 なのにクラブ着いてみてから私、体調絶不良。どう考えても今晩は踊れそうに無い。 入場料は無駄になっちゃったけど、これで遅くまで居てタクシー代払うよりはさっさと引き揚げて地下鉄で帰った方がマシ、と11時前にクラブを出ちゃった。 こんな事、めったに無いんだけど、こんな自分にビックリ。
取りあえずどこでもいいから地下鉄の駅へ・・と思ってたら、ゲラ夫妹友達がトラム(路面列車)でPole Mokotowskieという駅まで直行で行けると教えてくれた。 が、トラム乗り場に行ってみたらPolitechnika行きしか無い。ま、隣同士の駅だしどっちでも良いんだけど、と思いながらトラム待ち。
私が待ってたトラムは最終だったんだけど、時間を過ぎても来ない。 もしや既に行っちゃった後なのか? ポーのバスやらメトロやらは時刻表と全然かけ離れた時間に来るからなぁ、別のバス探さなきゃかなぁ、などと思案してたら10分遅れでトラムが来た。
乗り込んでビックリ。Politechnikaに行かずにPole Mokotowskieに向かってる。 トラムの中には堂々とPolitechnika行きって書いてあるのに!! トラム乗り場にあった時刻表にもどこに停まるか書いてあったけど、Pole Mokotowskieなんて書いてなかったよ!一言も!
ま、わたし的にはPole Mokotowskieの方が一駅分家に近いからいいんだけどさ。(じゃあ文句言うなって?) 夜遅くのバスやトラムは本来の巡回とは違った道で車庫に向かうからねぇ。 同乗してたおじさんの客がもの凄いパニックになっててちょっと可哀想だった。(他の客が説明して治まってたけど。) これが外国人だったら説明してくれる人も居ないし大変だよねぇ。
これなら片栗粉のような雪の方がまだマシ、と書いたら速攻吹雪に見舞われたゲラッチです。何かの罰なのか?
先日友達が勤めてるパブ兼レストランに行って来た。 エストニアだかリトアニアだかの大使館近くにあるというだけで、あたり一帯は住宅街。バス通りからもトラム(路面列車)からも、ましてや地下鉄の駅からも結構な距離。友達自らも言うように、店の雰囲気が特に良いわけでも無いのに結構なお値段。 ま、友達に会いに行っただけなんだけど。
私の友達はウェイトレスなんだけど、例え上司が居なくてもジュースやお茶をタダでは飲めない。この店のオーナー、毎日閉店時に全てのドリンクの残量を量って記入させてるの。ティーバッグの残り数とかも記入しなきゃいけないから誤魔化せない。
が、さすが私。キッチンで働く女の子とも仲良くなったので、食べ物はタダで貰える。ステーキとか大きなものは在庫でばれるけど、ちょっとしたものならOKと言われる。
じゃあ紅茶と何かケーキ貰おうかな♪ と言ったところでキッチンな友達に「アップルパイしかないよ。しかも不味いよ。古いし。」と却下される。 「どうせならこれ食べなよ」と彼女が自分で買ってきたチョコレートコーティングしてあるプラムを貰う。旨い。
しばらくだべった後、小腹が空いたんで何か食べる事に。 「ジャガイモのパンケーキにしようかな。」との私の言葉にまたもや 「もう丸2日前のだから止めた方がいいよ」と的確なアドバイス。 「じゃあコロッケ」 「ここのはパサパサだよ。どうしても食べたいならいいけど。」 う〜ん、食べる物が無い。ここのフライドポテトが不味いのはもう知ってるし・・・結局チーズ乗せたガーリックトーストにした。
出てきたのは通常の2倍の量のガーリックトーストチーズ乗せ。 旨いけど多い。でもキッチンな子の好意なので喜んで食べる。 どこの店でも店員がこのくらい正直ならいいのにねぇ。 ポーのレストランってホント、「これ、お前自分で食ってみろよ」って言いたくなるようなレベルのトンでもないのがあるからねぇ。
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