うわの空日記


ワルシャワに暮らす主婦ゲラッチの日常です。

2005年01月31日(月) 雨降って地固まる

NHKのラジオに出演した時に
「今年のポーランドは暖冬で雪が全然無くて〜」
なんて言った途端に週末から雪。何だよもう。
しかも今朝は文字通り吹雪。
ま、我が家の窓から見える風景は思いっきりビルの谷間にあたるので、風が強いせいもあるんだけど。まさに雪が横殴り。

こんな日こそ篭って居たいのに、約束がある。
裏地の付いたツイードパンツの下に更にタイツを履いて、厚手のセーター、ロングコート、アルパカ(とかそんな名前の動物)のマフラー。ニットキャップと裏地がモコモコの手袋。準備万端。

と、思ったら、雪が雨に変わってる。
1月のワルシャワで雨が降るなんてありえない!!!
朝から降った大量の雪は既にベシャベシャ&ドロドロ。
ブーツはモチロン、パンツの裾もコートの裾も濡れてる。うげ〜・・・。
やっぱり今年は暖冬ですねぇ。

友達と待ち合わせて、喫茶店に着く頃には顔もビショビショ。(雪だと思って傘持って行かなかったから・・。)

喫茶店を出る頃には日が暮れて、気温も下がってる。
当然道路は凍りついてるわけで・・。
滑るよー。恐いよー。
これなら片栗粉のような雪の道の方がまだマシ。


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2005年01月30日(日) 逢いたい人は

小学校の時も中学校の時も、卒業するのがすごくイヤだった。
新しい学校で上手くやっていけるかという不安はそれ程無かったんだけど、今までの日常が過去のものになっちゃうのがすごくイヤで。

仲の良い友達と毎日のように会えなくなるのは、まぁ良い。
友達なんだし、連絡もマメに取るし。
仲の良い友達が、卒業と同時に突然過去の人になる訳じゃあ無い。
(時間をかけて、自分の選択だったり時の流れだったりして過去の人になっていく場合が多いけどね。)

それより恐いのは、「日常」が卒業と同時に突然「過去」になると言う事。
普段一緒に居るグループは違ったけど、何となく気の合う友達。でもその人と「グループ」の枠を超えてまで、蜜に連絡を取り合うかと言うとそれは無いだろうなぁ、と分かってるから。それが辛い。

同じクラスだったってだけで、それ程共通点があったわけでもない人。
学校という枠で区切られてなかったらきっと同じ時間を共有しないであろう人。
そんな人達の事を最近よく思い出す。歳なのかな?

私は高校の時寮に入ってたんだけど、おかげ様でかなり濃い人間関係を経験した。
アメリカの女子寮ってのは(訴訟を恐れて)それはそれは過保護&過干渉なんだけど、そんな中に文字通り「閉じ込められて」3年間生活した。

なのに卒業と同時に今まで毎日生活をともにしてきた大量の人達があっと言う間に私の日常から消えた。
寮生は海外からの留学生が多かったから、卒業と同時に2度とアメリカに戻らない人達も居る。
同窓会に行っても(遠いから行かないけど)、会いたい人たちは居ない。

超仲良くしてた友達とはまだやりとりがある。
でも思い出すのは「隣の部屋に住んでたコ」とか「英語の授業だけ一緒で、答えあわせを一緒にしたコ」とか、当時はそれなりに付き合いのあった人達。

大学の友達も外国人が多かったし、私が仲良くしてたアメリカ人は同窓会とか嫌いなタイプばっかりなので、ピンポイントで各自と連絡を取らないと会えない。というか、連絡取れても遠すぎて会えないんだけど。

しかも会ったところで、きっとお互い変わりすぎてる。懐かしいねぇ、以上の会話で楽しめるとしたら、それはその人との「新しい出会い」であって、以前の付き合いの延長ではない。
以前の付き合いはあくまで過去のもので、今は存在しない。

過去の私と今の私も違うよね。同じ私だけど違う。
別に今の私に不満があるとかは全然無いんだけど、じゃああの時の私はどこに行ったんだろう、と青年文学のような事をゲラ夫に言ってみたら。
「存在しないんだよ、昔の自分は。」
と冷たく言われる。
「永遠なんて無いってそういう事でしょ。」
うん、まぁそうなんだけど。
「仏教徒のクセに流れ行くものに執着してちゃダメじゃん」
そんな事言われても。
むぅ、これが諸行無常の響きありなのか?


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2005年01月29日(土) 今日のゲラ夫

このところゲラ夫の睡眠時間が異様に長い。
夜8時ごろにはもう眠くて眠くてかなり不機嫌なゲラ夫。
夜8時に寝ると2時ごろ起きだして何かゴソゴソやった後、5時ごろまた寝る。このところ仕事に行かない日が続いてるので、そうなると午後1時くらいまで寝てる。

最初は「疲れてるんだろうな〜」とか思ってたんだけど、今週は何日にも渡り、1日15時間睡眠とか平気でしてるし。
何かの病気なのか?とちょっと心配になってきた。

アレルギー発覚してからチョコやクッキーの消費量がかなり減った我が家。
ナッツとはちみつとチョコがダメだから、プレーン風のクッキーを買ってもナッツが練りこまれてたり、カスタードクリームの入ったケーキ(ナポレオンカとか)を買ったらアーモンドエッセンスが入ってたりと、さらにアレルギーを悪化させてる。
お蔭で我が家の「飴」の消費量が凄いこと凄いこと。
しかも飴は食べても満足感が無いから際限なく食べ続けるゲラ夫。
太りますよ。

土曜は友達の家にディナーに呼ばれて行ったんだけど、アップルパイが出されて、洒落にならん量を消費してるし。(ま、ゲラ夫だけじゃなくてみんな凄い量食べてたけど。)
しかも分かっていながらチョコレートケーキも一切れ食べてた。
どうしても我慢できなかったんだってさ。

子どもじゃ無いんだから・・・と言いつつ自称ダイエットの私はわざわざ中心街までポンチキ買いに行ってるので、あんまり人の事言えない。


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2005年01月28日(金) ある意味チャレンジャー

昨日はちょっとすごい吹雪の中を、運動不足解消にとゲラ夫と一緒に散歩した。何もそんな寒い日に散歩せんでも、と昔の私なら思っただろうけど、冬のポーでは寒いからって外に出ないで居ると平気で半年以上ヒキコモリになっちゃうので、厚着して外出。
どうせ1人で散歩には行かないんだからゲラ夫が居る間に行っとかなきゃ。

かな〜〜り厚着して行ったから寒さ自体は何とか大丈夫だったんだけど、家に帰ってビックリ。頬が赤黒くなってる・・。顔がしもやけ状態? ま、室内でおとなしくしてれば治るでしょ、とほっといたら。
今朝になっても赤黒い顔。やっば〜。
このまま行ったら私の顔、黒ずんでひび割れたりするのかしら。冬に外で遊びすぎの子どもの手の甲みたいに。
焦ってパックしてみる。
ちなみにこのパックは3年前に母に貰ったんだけど、滅多に使わないんで相変わらず新品のようなパッケージ。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

実は今まで自分が出演したラジオ番組を聴いた事が無い。
テープを送ってもらったりはしてるんだけど、敢えて自分では聴こうと思わないからね。
が、先日のNHKはネットラジオで聴ける上に、日本時間の土曜日一杯までで日曜以降は新しい放送になっちゃうんで、おっかなビックリちょっと聴いてみた。

・・・・・・・・・・・・・・・・。

うわ〜〜〜〜ん! 聴かなきゃ良かったよ〜〜〜〜!!!!
つーか、ほんのチラッとしか聴かなかったんだけど。

日本でOLだった頃、会社の人によく電話の対応に関して「恐い」とか「怒ってるように聞こえる」とか「つっけんどんすぎる」とか「せめてもっと高い声で」とか言われ続けたんだけど、生まれて初めてその意味がわかった。

いや、多分日本に居た頃はまだもうちょっと高い声で話してたと思うんだよね。つかそう思いたい。でも欧米女性って日本人みたいに裏声つかわないじゃん? サービス業の女の人だって地声でしょ? だから裏声発声法を忘れちゃってたみたい。
というか、そうであって欲しい。

日本で仕事してた頃からあんなつっけんどんな喋りだったなんてありえない。
そりゃあ先輩方だって口うるさくなるわ。だって私の喋り方、マジ恐いんだもん。何をそんなに怒ってるんだって口調。
しかもナレーションしてくれるNHKのおねいさんの声がこれまたキレイに通ってるからコントラストの凄い事・・・。

今までの会話系のラジオ出演はもうちょっとマシだった事を祈るばかり。

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2005年01月27日(木) チェコvsポー

REMライブに行って以来、REMばっか聴いてる。
それって当たり前のようだけど、実は今まで殆ど聴いてなかった新しいアルバムを聴きまくってるのですよ。

REMファンって私も含めて、何故か古いアルバムばっかり聴きたがる。
若者のREMファンに出会ってもみんな、80年代から90年代前半までのアルバムが良いと言う。
そりゃあもう「新しいの聞いてるファンはファンじゃない」と言わんばかりに。
いや、私も古いのばっか聴いてるけどさ。私が聴き始めた頃の「最新盤」は今は昔状態ですから。
若者だったらラジオで流れてる曲から入るわけだから、そんな遡ってばっかいなくても・・と思うんだけどね。

プラハのライブでは、近くに座ってた人達がみんな「昔のアルバムからの選曲が多いと良いな〜」とか言ってて、他国でのセットリストチェック済みだった私はちょっと哀れみの視線なんか送ってみたり。

実際ライブは最新アルバムとその前に出したベスト盤からばっかりだったしね。
曲のイントロが流れる度に落胆するチェコ人。わかりやすすぎ。
1度ボーカルのマイケルが
「次は僕達の曲で初めてラジオでトップ1になった曲です」
とか言ったんで、みんなとっさに「あれか?あの曲か?」と各自思い起こせる限り古いヒット曲を思い巡らせてたんだけど、マイケルが続けて
「...in Japan」とか言ったんで、みんな超がっかり。

とりあえず私は野太い声で
「YEAH!!!」
って叫んでおいたけど、みんな静まってるから私の声のみが響く響く。
しかも始まった曲が比較的新しいやつだったんでまぁ盛り下がる事盛り下がる事。
わたし的には別に好きな曲でも無かったけど、日本でREMが始めてTOP1になった曲だし、とそれなりに(1人で)盛り上がる。
チェコ人もさぁ、せっかくわざわざコンサートに来てくれたんだからもっと温かくREMを迎えてもいいと思うんだけど。

前にも書いたけど、ライブ中騒いでるのポー人だけだし。
しかもチェコ人はポー人注意してるし。
「せっかく落ち着いて聴けるように指定席買ったのに」とか言ってるし。
「ポー文化はアルコールに頼る部分が大きい」とか私に愚痴ってくるチェコ人もいるし。
その辺を鬱陶しいと感じてしまう私。
私だってチェコ人に会うまでは、自分がこんなにポーにシンパシーを感じるなんて思ってもみなかったよ。

ポー語の授業で先生にライブでの件を愚痴ったら、先生も常々思うところがあったらしく、2人で意気投合。
ポー人ってシャイ(つーか単に愛想がないだけ)だと思ってたんだけど、チェコ人に比べたら全然かも。なんか意外。

でも隣国同士ってやっぱお互い嫌いあうものなのかね〜。
ポー語の先生にもゲラ夫にも
「それでこそ真のポー人。おめでとう」
といわれたけど。全然嬉しくないですから。


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2005年01月26日(水) 話が違う

私がポーに住み始めた頃、今から数年前は1ドルが4.5ズロチくらいだった。
何度も書いてるけど、ゲラ夫の給料はドル払い。現在1ドル3.0ズロチ。
減給甚だしいわけで。

ここしばらく、物価の上昇が気になる。EU加盟直後に色んなものが一気に値上がりしたんだけど、結局また元の値段辺りで落ち着いてたのに、このところやっぱり物価上がってる。

まず、肉が高い。物によっては去年の倍くらいする。でも我が家は肉の消費量あんまり多くないから、まぁダメージは少ない。
冬だから野菜が少ないのはしょうがないとして、輸入野菜が高い。もともと冬に売ってる輸入野菜ってのは高いもんなんだけど、今年の野菜は去年の今頃と比べても2割増の値段。
しかも何故か大根がこの1ヶ月で倍以上の値段になってて、鶏鍋をおろしポン酢で食べる私にはなかなか辛い冬になりそう。

タマゴも値上がり。2割増くらいかなぁ。
魚はもともとワルシャワでは私あんまり食べないから、値段の変動がわかんないんだけど。
それにしたって肉も野菜もタマゴも高いんじゃあ食べるもん無いじゃん。

洗剤とかシャンプーとか、普通の日常品も少しずつ値上がり。タバコもこの半年で何度か値上がりしてる。
みんな給料は増えてないのにね。これがインフレってやつなのか。

ま、ドルが下がってても今のマンションのローンはドルで組んでるから関係ないし♪ 良かった〜なんて思ってたら。
銀行からドルが値下がりした「調整分」の請求が来た。
ちょっと待て。これでドルが上がってたら「調整分」返してくれるわけじゃないんでしょ?
つーか、どんなに変動しても(ドルで給料貰ってるゲラ夫には)関係ないからドルでローン組んだんですけど。
きぃぃぃ!!!!


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2005年01月25日(火) プラハ行ってきました。

ちゃんと鍵がつく個室の寝台列車に揺られて10時間、日曜の朝7時過ぎにプラハ到着。既に両替所もホテル斡旋のオフィスも開いてて感動。ワルシャワの日曜なんてみんな閉まってるからねぇ。

ユースホステルの個室で、プラハ中心街なのに1000円ちょい。朝7時過ぎにチェックインOK。(トイレ、シャワーは共同。)
ディナーは700円で肉料理とクネドレ(中華まんみたいな、花巻みたいなやつ)とデザート、ドリンク。これも中心街なのに良心的な値段。
が、コンサート帰りのタクシーでぼられる。3000円弱。ダメじゃんね。

REMのライブはとっても良かった〜〜〜。
と、言いたいところだけど、実はワルシャワライブの方が100倍くらい良かった。
REMもカツカツのスケジュールで東欧廻りしてるから、疲れてるのはわかるんだけどさ〜。ポーとかスロバキアからわざわざ来てる客だっていっぱい居るんだし、もうちょっと気合入れてくれよ、って感じ。
ブダペストライブが終わってから速攻ツアーバスに乗り込んで、夜中じゅうかけてプラハ入りしたらしいし。プラハライブの直後も24時間かけてバスでリトアニアに向かうとか言ってたし。まぁお疲れなのはわかるさ。

選曲は他の国でのライブのセットリストと全く同じ。同じ進行、同じMC。つーかMC少なすぎ。

ポーに来た時は
「アメリカじゃあステージ上でのアルコールは禁止なんだよねぇ」
「ポーランドはビールが旨いねぇ」
「ナズドローヴィエ(ポー語の乾杯の言葉)」
とか言ってメンバー全員終始リラックスしてたのに。
プラハライブではマイケル(ボーカル)しか喋んなかったし。
どの曲も高音部分はカットしたりオクターブ下げたり。ま、喉が持たなかったんだろうけど。

ポーの時の方が選曲もいろいろバラエティに富んでたしねぇ。演奏時間も長かったし。しかも何と言っても観客の違いはでかいなぁ。
何でチェコ人ってこんなおとなしいんでしょ? ビックリしちゃったよ。

20年位前は、海外アーティストが日本に来るたびに「日本人の観客は反応が無くて恐い」とか言ってたけど、チェコ人もそんな感じ? いや、さすがにたまに叫んだりしてる人も居るんだけど、ステージ真正面とかでもジャンプしてる人が居なくてさぁ。何故?

元々REMファンって、ちょっと見た目オタクっぽい人が多いんだけど、チェコはいきすぎ。
私はアリーナ席の最前列だったんだけど、スタンディング以外の席で立ってたのって私とポー人2人だけ。ポー人は私と通路挟んで隣だったんだけど、しょっちゅう後ろのチェコ人に「座れ!」って怒られてた。

ちなみに私に注意する人はゼロ。
いやいや、そんな周りが引くほど激しく踊ってなかったんだよ。(ホントだってば!) きっと私の背が低くて後ろの人の邪魔にならないのと、私の真後ろの席が空いてたのと、あとまぁ、チェコ語が絶対通じないと踏んでの事だったんでしょう。
ま、どうせ注意されてもおとなしく座る気なんてサラサラなかったけどさ。
でも楽しく踊ってる所を水差すような行為に出る人が居なくて良かった良かった。

ワルシャワライブを観た後だったから、プラハライブは逃せない!!ってかなりの焦燥感だったんだけど、行ってみたら大した事無かったんで次からはあっさりスルーできそう。そういう意味では行ってよかったかな。


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2005年01月21日(金) 文明の利器、なし。

高校、大学の頃は、旅行に行くとなるとまず持って行くCDのセレクションから始まった。
家ではTVをつけないで一日中音楽かけてたし、旅行となればず〜〜っとCD聴いてた。ディスクマンって素晴らしい!と思ってた。

が、しばらくしてから耳の調子が悪くなって、やっぱイヤフォンとかヘッドフォンって耳に悪いよな〜と思い始めて。殆ど使わなくなったディスクマン。
2001年に夜行列車で盗まれてからは、保険でお金が一部返ってきたのを喜ぶだけで、それ以降買いなおさなかった。

iPodとか、その他いろいろな類似品が出てるのも知ってるけど、もうイヤフォンで音楽は聴かないからな〜と見向きもしなかったんだけど。
ここに来て問題発生。

今週の日曜にREMのコンサートがプラハである。
最新アルバムはもうゲットしてある。が、ゲラ夫妹も居るし、私がCDを聴くにはベッドルームに1人で篭るしかない。でもせっかく団欒の時だしねぇ。みんなでTVやらDVDやら一緒に観てるのに1人でCD聴くのも・・と思ってアルバムは封を切っても居なかった。

が、明日ですよ出発。行きだけでプラハまでって10時間ですよ。
朝7時過ぎにプラハ着いて、コンサートは夜8時だから日中いっぱい時間ありますよ。アルバム聴いて、ライブの予習をする時間はたっぷり。
・・・文明の利器さえあれば。

ああもう、気付くのが遅すぎ。


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2005年01月20日(木) しょぼいしょぼい

その昔、学校で観れるテレビ番組と言えば教育テレビの道徳とか理科の番組だけだったよね。あ、たまに日本シリーズを観させてくれる先生が居たけど。私の小中学時代、大洋は1度も日本シリーズに出なかったからあんまり面白くなかったんだけど、みせてもらっても。

で、「働くおじさん」なんかの社会科系番組には農家のおじさんとか工場のおじさんとかがワサワサ出てきては、気が遠くなるような棒読みでセリフを言ってたじゃないですか。

昔は「方言とかを隠して共通語風に言おうとするからあんな喋り方になるのかな〜」とか思ってたんだけど。
素人が一語一句間違えずにセリフを言おうとすると、棒読みになるのかもね。

と、突然「働くおじさん」のおじさんたちにシンパシーを感じてしまった本日。
実はNHKのラジオに出演したの。
全国デビュー目指すとか言って騒いでたくせに、実際全国デビューを目の前にしたら自分のしょぼさにあきれちゃったよ。

今までのラジオ出演はネタだけある程度決めといて、DJさん達との駆け引きの中で自分の言葉でいろいろ話をしたんだけど。
今回は(多少ずれても良いとは言え)原稿があって、しかもその原稿が「○○という行事があります。」みたいな口調でなんつーか、文語っぽいんだよね。「○○っていう」とか「○○なんかがあって」みたいな普通の会話風な言い回しが少なくとも原稿には無かったんで、どうしても棒読み。棒読みっつーか、小学生の朗読? 

担当の方には「自分の言葉で、自分らしくさを出してくださいね〜」って言われたんだけど、ネタを箇条書きにした原稿じゃなくて一語一句きっちりチェックの入った原稿を目の前に、自分らしさなんか出せないっての。10点満点中、1.5点くらいの出来だった。

NHKの地球ラジオって番組の「ジーオ情報局」ってコーナーに出るんだけど。土曜日の午後6時半前後の放送。日曜以降一週間はNHKのHPからも聞けます。が、お薦めはできないね。他のコーナーは面白いのかもしれないけど、はっきり言って私の出演はかなりしょぼいざます。ううう。


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2005年01月19日(水) 残り物には福が無い。

「残り物には福がある」ってのは日本のことわざらしく、まぁ詳しく調べていったら中国とかの諺かもしれないけど、とりあえずポーにはそんな観念無い。
残り物は残り物。それなりの理由がある、ってのは通念。

が、それとは別にゲラ夫にはヘンなクセがあって、絶対「最後の1つ」を食べない。
チョコとかクッキーとかなら1つ残ってても気にしないんだけど、サラダとかスープとかを大さじ一杯分くらい残しておいて、鍋なりボウルなりを洗わない。(私が洗えばいいんだろうけどさ。) でもどうせなら洗ってくれないまでも、残りを捨てて水張っておいて欲しいんだよねぇ。
だってゲラ夫、夕飯の食器洗ってガスレンジもキレイに掃除するのにサラダボウルとかスープの入った鍋はそのまま置いてあるんだもん。
絶対誰も食べるわけ無い(量しか残ってない)のに!!

で、まぁよくある話だけど殆ど空に近い牛乳パックやらジュースやらもそのまま冷蔵庫に入れっぱなしのゲラ夫。何度朝騙された事か。

と、思ってたらさぁ。どうやらこれはゲラ夫家族の遺伝子に関わるものらしく。
ドミニカ(ゲラ夫妹)も全く同じなんだよね。みかんにしろクッキーにしろ絶対最後の1つは食べない。クッキーなんて2日くらい皿に置いたまんまだし。何故誰も食べない?

で、実はドミニカの彼氏も同じように最後の1つだけ食べない。
毎回毎回私が最後の1つを食べて皿を洗ってる。みんな、最後の皿洗いがイヤなのかと思ったんだけど、別に食器は率先して洗ってくれるんだよねぇ。

と、思っていたら。
どうやらゲラ夫実家では「○○全部食べたの誰だ〜!」って言い争いが絶えないらしい。
今でこそゲラ夫とヴィオラは実家をもう出てるけど、まだドミニカとダミアンが居て、更にドミニカの彼氏も同居中。お菓子にしろサラダにしろ、食べ切ってしまった人は責められるらしいよ、あの家では。

最後の一切れさえ食べなければ「全部食べた」責任を逃れられると思ってる所が図々しいざます。


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2005年01月16日(日) ツイてない

金曜日からゲラ夫妹のドミニカとその彼氏が遊びに来てるんだけど。
ホントは水曜か木曜に来る予定だったんだけど、電車が一部ストライキだったので金曜になったの。

が、木曜からゲラ夫は出張。金曜に戻る予定だったんだけど。
いつもの事ながら出張延期で帰りは日曜に。
と、思いきや、またもやいつもの事だけどやっぱり今日は帰れない事になった。
明日一時ワルシャワに戻るけど、そのまま次の出張先に行く予定。帰りは水曜か木曜日。ドミニカは火曜までの滞在予定なんだけど。

ゲラ夫の帰りをまだかまだかと待つ私達3人。
週末は酒飲んだりビデオみたりで過ごしたんだけど、月曜火曜じゃあクラブにも行けないし、3人ともあんまり金無いし、どうやって過ごそうかなぁ。
ゲラ夫に会うの楽しみにしてた2人を前に、「役不足でごめんよ〜」とおもってしまう。

ゲラ夫に怒りをぶつけようと思ったら私ら以上に凹んでるし。
ここは凹んだモン勝ちだな。負けてしまった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

昨日の日記に書いた、銀行に立て篭もってた犯人の特別番組を今日やってた。
犯人自宅をリポーター1人が訪ねて、独占インタビュー。
しかも金曜の救出シーンも100%しっかりカメラに収められてる。検事が犯人を説得してるシーンとか、全部ちゃんと。

この犯人は銀行の株ブローカーに騙されて、10万ズロチ(約300万円)の損失。書類の署名も偽装されてるのに何故か裁判で2回も負けて、最終手段として取ったのが金曜の行動。立て篭もり&「俺の金を返せ」。

ちなみにこの犯人、説得してくれた検事に番組を通じて御礼を言いたいとか、警察関係者、銀行の近所に住んでる人達、その他迷惑かけた人々に大変申し訳ないと謝ってた。なら最初からやるなと。

いやビックリしました。
日本のワイドショーなんてこれに比べたら全然です。
つーか犯人が警察の元に居ないで、普通に家に帰って日常生活に戻ってると言う事実に私は一番驚いたんだけどね。

いやはや、さすがはポー。

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2005年01月15日(土) 味の無い実況中継

金曜の夕方、ワルシャワのとある銀行で立て篭もりがあった。
犯人は大金を騙されたとか言って銀行に立て篭もり、爆発物も隠してあると脅してる。夕方5時ごろからの話。

私がその話に気付いたのは9時過ぎだったんだけど、どのニュース番組もリポーターがマイク持って話してるだけで、特に映像はナシ。
スタジオからも同じ情報ばっかり繰り返し。
特別番組に切り替えた所も少なく(切り替えても数十分で通常の番組に戻ってた)、ニュース速報が字幕で流れる程度。

なんか日本のワイドショーに慣れてると、この報道はしんせんですな。
ヘリで銀行を上空から移すわけでもなく。
犯人と思われる人の職場とか自宅に押し寄せるわけでもなく。
犯人の見当がついてないなら、その銀行の別支店の人でも捕まえて、何か感想なり今後の対策なり社の方針なり、聞き出そうともしてないしさ。

犯人がTVを観てるらしいとか言ってたから、まぁ戦略上の理由でヘリからの映像とか無いのかしらとも思いつつ、それにしたって
「つい先ほど、首都のテロ対策班(ってゆうのか?)が建物に入っていきました!」
とかリポーターが言うだけで、映像が無い。
どうせ報道するなら映像付きで頼むよ〜とワイドショー慣れした日本人は思う。

あ、ワイドショー慣れって別に私がいつもワイドショー観てたわけじゃなくて、ワイドショー式の報道に慣れてる国民としての発言だからね、間違えないでね。

で、結局そのテロ対策班が犯人を連れ出したんだけど、映像は一瞬。
リポーターは同じ番組内で犯人を「50歳」と言ったり「50歳を過ぎた男性」と言ってたり。同時に流れてるテロップは54歳になってるし。
何だかな、と思いつつ、ちょっとした異文化体験になったけど。

ちなみにけが人などは出てないっす。


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2005年01月14日(金) 書かずにおれない

読み手が読んでて面白いものを書きたいとも思いつつ、誰が読んでも興味がわかなそうな事でもちょっと書かずには居られないので書くことにする。

日本のプロ野球界にとって、去年1年は色んな意味で歴史に残る年だったと思うんだけど、その中でもわたし的にとても重要なのが東北楽天イーグルスという新球団の誕生で。

ライブドアが名乗りを挙げてから嫌がらせのように登場した楽天が、あんまりフェアっぽくない審議を経て「やっぱりね」と思わせるような結果、新球団として設立されたわけだけど。
わたし的にはライブドアを応援してたのですよ。胡散臭い会社とは聞いてても最初に名乗りを挙げたんだしと思ってて。メディア操作っぽいのも感じてたし。GMに選ばれたマーティキーナート嫌いだし。

でもね、大ちゃんがコーチ要請されちゃったんだな、これが。
だから厳密には去年の重要事項は楽天誕生じゃなくて、大ちゃんの転職なんだけどね。
大洋時代からの大ちゃんファンが、ここで楽天に傾かないわけないじゃない。
しかも監督は田尾氏。解説としての腕は良く知らないけど、84年の中日ファンだった私として、先頭バッター田尾の印象がもの凄く強く残ってる。応援せずには居られない。

ちなみに同じ理由で今年からの横浜の監督が牛島に決まったのも嬉しい。
同じく解説者としては特に好きじゃないけど、84年中日ファンとしてはリリーフ牛島って大ちゃんの頭並みに輝いてるのですよ。
噂では中畑とか田淵とかが横浜監督の候補に挙がってたから、牛島監督さまさまでござる。

で、話を楽天に戻すと、大ちゃん以外にもコーチに駒田が居るじゃありませんか。
ま、駒田は大してファンでもなかったんだけど、一応元横浜だし。
そしてもう1人、コーチに高橋雅裕が居るんですね〜。おおマサ! 中学生時代、横浜スタジアムに通い続けた頃のスター選手でござるよ。うれし〜〜〜!!
そして更に!! 牛島と一緒に86年オフにロッテにトレードに行った上川もコーチじゃないですか! すごい楽天すごい!

と、言うわけで選手は一場と岩隈と中村武くらいしかしらないけど、楽天のファンになる事にした。
選手よりコーチに喜ぶって、すごい歳くった気がするけど、別にいいのだ。
なので今年から横浜と楽天のファンです。宜しく。


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2005年01月12日(水) ホントに転職?

昨年末に、ゲラ夫転職の内定がでたのに。
1月か2月から研修開始って言われてたのに。
何故未だに連絡が無いんでしょうか。

厳密には「2005年春からのオペレーションに向けての採用」となってるので、「2005年春」に間に合うように6週間の研修があるわけだけど。
微妙な言い回しですなぁ、「2005年春」。
それは3月?5月? まさか6月以降はもう春じゃないよね。

追い討ちをかけるように森の番人からの情報。
「ゲラ夫の転職先の会社、ファイナンチャルタイムスに2005年に倒産するだろうって出てたよ。」
まじっすか。

今日になって耳にした情報に寄ると、確かに年末辺りはこの会社、かなりやばかったらしい。が、年末ギリギリに新たな投資家が現われて一応危機は乗越えたとか。
しかもポーランド支社では更に次の募集(「2005年秋」)が始まったらしい。

まだゲラ夫たちの研修にも入ってないのに、つーか研修の日程すら決まってないのに、早速次の募集ですか、早いですね。と思いきや。
なんと本社側はゲラ夫たちが既に採用されてた事実を知らなかったらしい。

何がどうなってそんな連絡の行き違いがあるのかは知らんが、本社は新しい投資家を前に「次回募集からは研修費用は自己負担」という方針を打ち出したらしい。で、それに沿って次回の募集をかけ始め。
ゲラ夫たちは会社負担で研修付き、という条件で既に採用されてるのに。
採用されてるけど研修日程決まらないから待ってるのに。

ちなみに研修費用は22000ユーロ。300万円くらいですか。
自己負担とか言われたら払えません。ローン組むってのもアリかもしれないけど、そんな先行き不透明な会社に300万もの大金投資できません。
最終的に自己負担とか言われたら転職ナシだな〜。

何にせよ、今の会社まだ辞めてなくて良かった。


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2005年01月11日(火) 第三次世界大戦縮小版

オーストリアはインズブルクのホテルにて。

地元のオーストリア人は、大量に押し寄せるドイツ人観光客が嫌い。(バーテンダーが教えてくれた。)
ドイツ人は地元オーストリア人を田舎者と哂う。(サウナでドイツ人が教えてくれた。)
お互い言葉が通じるけど、方言が違うのでバカにしあうのは想像に難くないですな。

が、共通の敵(例えばイタリア人)が現われると団結する。
エレベータのボタンを全部押してから降りる、レクリエーションルームの椅子の上を飛び回りメチャメチャにする、ビュッフェのケーキをつまみ食いするイタリア人の子どもたち。
どこでも大声で、何故か遠くの人とばかり会話する親たち。
ホテルのドアにスキーを立てかけて、出入りする人を尽く困らせるのもイタリア人。
しかも親は子どもをビシバシ叩きながら怒るので、子どもたちの悪戯を親にチクれない。

遠巻きに眉をひそめるオーストリア人とドイツ人。そうして仲良くなっていく。

3日後、イタリア人に大敵現る。その名もロシア人。
声の大きさでは負けない。スキーだって、イタリア人より先にドアに立てかけちゃうぞ。
スキーを横にしたまま持って歩くので、通行人にガシガシ当たる。
謝りませんよ。謝ったら負けよ!!
ホテルのロビーだってイタリア人より先に占領しちゃうぞ。
さすがは元ソビエト社会主義共和国連邦、占領するのは得意です。

でも追いやられたイタリア人と、ドイツ・オーストリア組はあんまり仲良さそうではない。

最終日の朝、朝食ビュッフェにてロシア人の大敵現る。
その名も中国人。前日まで1人も居なかったのに、突然朝食ビュッフェに40人くらい、しかも男性ばかりの中国人。
特に異様な行動には出てないんだけど、人数が人数なだけに皆圧倒される。
中国人はリンゴ片手にレストランを去り(ちなみに食料の持ち出し禁止。でも誰も咎めない)、そのまま全員チェックアウト。
嵐のように現われて、嵐のように去っていった。

サウナやレストランで一部始終を観察していた日本人とポーランド人は、常にポー語で実況中継してたんだけど、ロシア人が現われてからは会話内容がバレやしないかとヒヤヒヤでした。


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2005年01月10日(月) 明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
って、松の内がとっくに過ぎてるのに書いて良いんでしょうか。

このお正月は、正しいポー式元旦を過ごした。
昼過ぎに起きて、パーティの後片付け。
バルシチ(赤カブスープ、具なしのボルシチ)をマグカップで飲みながら、まったりとMTV2の「二日酔いの為の音楽特集」を観る。
森の番人が泊まっていったのと、大晦日のパーティに来たメンバー一部が椅子やら食器やらを取りに来て、みんなでまったりとお茶かバルシチを飲んだらもう夜。

ちなみに大晦日のパーティは予定の倍くらいの料理がテーブルに並び、食べまくった。
2リットル用意したウォッカはパーティが終わってみれば何故か12リットルになってるし(みんなが持ち寄ってくれたから)、シャンパンも1本用意したのに現在4本冷蔵庫に入ってる。
正月早々わらしべ長者気分。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

オーストリアに1週間スキーに行って来た。
4つ星ホテル5泊2食付、スキーバスとリフトパス付きで1人305ユーロ。
感想を箇条書きで。

・ドイツの高速道路は素晴らしい。
・オーストリアの高速道路も素晴らしい。
・ポーの高速道路はサプライズが沢山。
・ドイツ人は車に大量の荷物を積んで旅行に出る。バックミラーからは何も見えない事でしょう。

・オーストリアの食事は冬でも生野菜が豊富。経済力の差ですね。
・オーストリアの食事はしょっぱい。
・何を食べても大して美味しくない。その分不味いものも少ない。
(ポーの方が当たり外れは多い。美味しいものはポーの方が多いけど、「これはレストランで出しちゃいかんだろ」ってのもポーでは平気で出す。)
・アプフェルシュトゥルーデル(アップルパイ)のバニラソース(カスタードクリーム)かけだけはメチャメチャ旨い。ソースは添えてあるんじゃなくて、スープ皿になみなみと。アップルパイが沈んでる。
・オーストリアのケーキはデカい。

・道路を渡ろうとするだけで、車だけでなく自転車までもが歩行者の為に停まってくれる。ポーでは歩行者が渡ろうとすると、車は(歩行者が間に合わないように)スピードアップするのが常なので驚く。
・アジア人だからと言って、路上でガキにカンフーの真似や、サムライ風発声(腹の底から低い声)や、「チンチャンチョン」などと言われない。
・街がアルプスに囲まれてて絶景。カメラを持っていかなかったので画像なし。

・スキー場で初対面のイタリア人団体(男女混合)に「日本の女性はアソコが縦についてるのか、横についてるのか」と訊かれる。シラフなのに。
・チェコ人は「脚が痛いから誰かにぶつかって相手の保険で病院行こう」とか相談してる。
・ドイツ人に「October Festivalも知らないのか」と蔑まれ、殺意を抱く。
・女の子はポー人の方が圧倒的に可愛い。
・男の子はオーストリア人の方がカッコいい。

・サウナは男女共用で、脱衣所もシャワーカーテンも無いので、バスローブを脱いでバスタオルを巻くのに一苦労。
・ドイツ人はタオルを腰に巻かずに局部をタオルで隠してサウナ&リクライニングチェアでリラックスするので、ホモ雑誌のグラビアのよう。
・でもみんなおっさん。

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