さんごのnewdays

2018年04月29日(日) 日記

気温差が大きいせいか、なんだかだるくてたまりません。
たいしたこともしていないのに、疲れているなんて、だめすぎです。
がんばらねば。



私は、手術で入院する前に、日記を捨てました。
ノートに、1日1行書いた日記です。
35行あるノートですから、1ページが1か月です。
12ページで1年。
薄くて場所をとらなくて、リーズナブル。
とてもいい形式だと思っていました。
書かない時や書けない時もありましたが、
空白にも、意味があるのだと思います。
でも捨ててしまいました。

ここの日記も、全部消して入院しました。
そして退院したら、
私のものは、少しずつ、だけど、全部捨てていこうと思ったのです。



ところがね…。
日記(記録)を捨てるのは、とても問題があることがわかりました。
頭の作りが弱い私は、いつ何があったか、そして何をしたか、
覚えていないのです。
そして、怖ろしいことに、記録は、時々必要になるのです。(汗)
自分と家族の予定を書いた、
書き込み式のカレンダーを、ずっと残していたので、
私の記憶は、このカレンダーで補完することができました。
家族の予定を書きこんでいたので、捨てなかったのです。
かさばるので、これも、時々、無性に捨てたくなったけど、
捨てなくて、ほんとによかった!ぎりぎりセーフです。
私にとって日記は、ストレス発散だったのですが、
記録としても大事だったんですね。
脳細胞は年をとって、
記憶が、あやふやになっていくので、記録はとても大切なのです。



というわけで、手術してから3年、
退院後の体調の記録から始まりましたが、
今は、緩いダイエットをしているので、
食事の記録がメインのノートに、
減らない(怒)体重と、
その日にあったことや、したことを、簡単に書いています。
書くスペースは、ほんの少しで、1日1行より少ないから、
記録になるのかなあ。
でも書いた方がいいような気がします。
書くと記憶にも残ると思うし。


でも、私の記録をすべて捨ててしまおうと思った時の気持ちを、
時々、思い出してしまいます。


今でも、時々、捨てたくなってしまう。
それを防止するため、
食事日記の他に、新しい日記で遊ぶことにしました。
『10年メモ』という日記です。
見開き(2ページ)に、10行、10年分の記録ができる連用日記です。
2018年の4月30日の下は、
2019年の4月30日の出来事を書きます。
おもしろい。
1行は13ミリあるので、2行で書いてもいいし、1行にしてもいいのです。
2ページが1日分なのと、
月の終わりには、その月の記録のページや(10年分)、
終わりの方には、その年の記録ページがあるので(これも10年分)、
かなり分厚いです。
(私はできれば、月と年の記録はないほうがいいです。)
分厚い日記は、とても書きにくくて、
なんじゃこら?というような字で書いています。
そして、その時の思いついたまま、整理しないまま、
ボールペンで書いているので、
私自身が混乱していると、混乱した書きこみになります。
たとえば、内視鏡検査の日の混乱し具合といったら、
次の日に、書いたことを、心の底から後悔したくらいです。
思わず、修正液を使って、書き直そうかと思いました。
でも、がまんしました。
だって、きっと、来年の私は、その混乱ぶりを読んで、
ドンマイ、大変だったけど頑張ったねって言ってくれると思うから。

来年の私にメッセージを書いてもおもしろいかもしません。
この日記は1年目は辛抱なのだそうです。
来年からおもしろくなるんですって。

ようは自分で自分を遊びながら、支える日記です。
10年かけて遊べます。素敵だなあ。

こういう1日1行の連用日記は、
シンプルでおしゃれな『日事記』があります。
『10年メモ』と、どちらにしようか迷いましたが、
おしゃれじゃない方を選びました。(笑)
『10年メモ』は、私が混乱して、内容が混沌となって、
字がばっちくても、
許してくれる作りだと思ったのです。

お値段も、かなり違います。
『10年メモ』3000円+税
『日事記』6000円+税です。



2018年04月23日(月) 登山

土曜日は、おはなし会がありました。
おはなしを語って、子ども達から、自分が感じた手ごたえと、
同じお話を聞いていたメンバーの感想がかなり違ったのに驚きました。

私は、もともと、淡々と語る語り手で、
それでも昔と比べると、
ものすごく劇的に語れるようになったと思っていたけど、
他者からみると、どうも違うみたい。
あいかわらず淡々と語っているようです。
もっと、積極的に、聞き手に働きかけるようにと言われたけど、
私は、語りで、演じるのも、声色を使うのも苦手だし、
たぶん変われないと思う。
役者にはなれないし、
語り手、表現者としては、すごく地味です。
語り手の自分が、演技の技術を使って、演出して、
聞き手のエリアに入っていくことは苦手…というか、
そういうの必要なのかなと思ってもいて、
できれば、おはなしの世界だけを差し出せたらベスト。
語るおはなしの世界にとっぷり入りこんでもらえれば幸せ。
ああ、難しい、うまく書けない。

おはなし会の語り手として子どもに伝えるために、
自分の中で、どれだけおはなしの世界を、
目に見えるように、立ち上げ、作り上げ、
体現するのかが、大切なことだと思っています。
声に出す言葉は、とても大切で、
イメージを持たずに、口にする言葉は、イメージを届けられないのです。
昔、おはなしの講習会のワークショップで、はっきりと違いがわかりました。
(この時の講習会は、お芝居のワークショップに近かったかもしれません。)
まざまざと、口にする言葉のエネルギーを、感じて、見て、届く、
新しい世界が開けたような気持ちがしました。
そういう努力は続けています。
もちろん、上手くいかない時もあります。
おはなしは生き物ですから。

でも、他の人から見たら、私はだめみたい。


上手く消化できずに、もやもやした週末を過ごしてしまいました。
こういうことは、
今まで、メンバーから、何度か言われていたことです。
でも、今回は、どうして心が落ちつかないのだろうと思っていたら、
たぶん、その時の言われ方だと思いました。
声としぐさと顔…。

つらいな。
私はそう思われていたのかと思って、悲しかったです。


それと、違う登山道を使って、
同じ山を登っていると思っていたけど、
違う山を登っていたのだと気がついて、動揺しました。
そっか、たくさん山があったのね。


おはなし会のあと、夫と待ち合わせて、
お昼ご飯を食べて、
亀戸天神に藤の花を見に行きました。
近所にある、お風呂屋さんの藤が先週満開だったから、
もう終わっているのではと夫に言いましたら、
新聞で、長い花房の藤は見ごろだと載っていたとのことでした。
確かに、長い花房の藤棚は満開でしたが、
他の藤は、すでに咲き終わって、緑が多い亀戸天神でした。
亀戸天神の藤祭りは4/15〜5/6までですが、
今年は、暖かくて、4/6には、早咲きの藤が咲き始めていたそうです。
去年、GWに行きましたが、その時より、
確実に早く咲いています。
地元としては、早く咲くと、観光客が少なくて、
ゆったり見ることができるけど、
お花を見たくて、GWを利用して遠くからくる人には気の毒だと思いました。
藤棚すべてに、花が咲くと、それは見事なんですけどね。


週末は、ちょっと心ここにあらずの私だったので、
夫には申し訳なかったです。




語ったのは、『エンドウ豆の上のお姫さま』です。
おはなしが始まるまで、ちょっと落ち着かなった女の子が、
きゅうにまっすぐに私を見つめて、
『本当のお姫さま』のおはなしとして聞いてくれました。
私は、雑な想いや、濁った想いをひとつも入れないように、
それこそ、その子の想いに答えたくて
『本当にお姫さま』のおはなしを語りました。
ひどく心動かされたできごとでした。

今後も、真摯に、おはなしにむかいあいたいと思います。



2018年04月17日(火) 『至上の印象派展 ビュールレ・コレクション』

昨日、大腸内視鏡検査の結果を聞きに行きました。
ポリープはあったけど、
それは生検する大きさではなかったとのことでした。
大腸のポリープはゆっくり成長していくらしいので、
これからは、普通の大腸がん検診をしていけばいいとのことでした。
ひとまずほっとしました。
でも、まだお腹が痛いです。


週末は、国立新美術館の、
『至上の印象派展 ビュールレ・コレクション』を見に行きました。
やっぱり印象派が好き。
癒されます。

館内は、比較的、空いていて、たっぷり絵を楽しむことができました。
説明書きを読んで、ちらっと絵を見て、
次の絵に移動する人が多かったです。
もったいないよ〜とつい思ってしまう私。
説明書きより、絵を正面から見た方がいいよ〜って。
でも大きなお世話ですね。
たまたまかもしれませんが、外人さん率も高かったです。

イレーヌ リカちゃん欲しかった…。


晩ごはんは、夫おすすめの昔ながらの大衆酒場に行きました。
私は小さい頃、下町に住んでいたせいか、
こういうお店に見覚えがあります。
今は珍しいのではないかしら。
テーブル席もありますが、カウンターがメイン。
カウンター内に、
元気のいい女の子たちが並んでいて、注文をさばいています。
調理する人は男の人が1人。
1人でも、シンプルな料理が多いのと、
下準備が、しっかりできているせいか、
あまり待たせることなく、料理がでてきます。
煮込みや肉豆腐の鍋が、カウンターのそばで、ぐつぐついってます。

5時過ぎなのに、満席。(笑)

安くて、美味しくて、ごきげんさんな週末でした。



2018年04月11日(水) 内視鏡検査 (痛い話)

昨日、大腸の内視鏡検査をうけました。
3年前に開腹手術をしていますと言うと、
細い管に変更してもらえました。

それでも、お医者さんに「子宮と卵巣の全摘だと痛いかも」と言われました。
癒着していると痛いらしい。
そして、私の場合、かなり癒着していたらしくて、
むちゃくちゃ痛かったです。(涙)
麻酔は、つきそいがいないとかけられないとのことでした。
(以前、ミリさんが、大腸内視鏡検査をうけたとき、
やはり痛く、途中から鎮静剤を使ったと聞いていたので、
痛い時は、対処してくれると思ったら、病院によって違うみたいです。)
日を改めて、麻酔を使って再検査をするという選択肢もありましたが、
午前中の前処置薬(モビプレップ)もつらかったので、
「ぐあ゛ん゛ばり゛ま゛ずずずずずゔゔゔ」と続けることにしました。
あまりに痛くて、看護婦さんの手を握りしめてしまいました。
大腸をぞうきんしぼりしているみたい。
上手く通らないところは、お腹をぎゅうっと押します。
どこが癒着しているか、よくわかりましたとも。(涙)
お医者さんも大変そうで、汗がすごく、
こんな癒着大腸で申し訳ないと思いました。
開腹手術をすると癒着して、
大腸の検査に影響があるなんて、思ってもいませんでした。


でも、めでたいことにポリープがなかったので、
たぶん、もう、しばらくはやらなくていいと思います。

よれよれ疲れ果てて帰りました。

夫に、癒着して、痛くて大変だった
あまりの痛さに、看護婦さんの手を握ってしまったと伝えたら、
「本当に、そんなに痛いのかなあ?」と言われてしまいました。
それを聞いた時、呆然としてしまいました。
夫は、先日、大腸内視鏡検査を受けましたが、
あっという間だったし、ポリープを取っても、無痛だったそうです。
だから私が大げさに言っていると思ったのかもしれません。
夫は、想像力がないかというと、そうではなく、
友人や知人の病気には、敏感で、
かわいそうだとか大変だとか言う人なんですけどね。

私自身、痛みに強い方ですが、
今回は、のたうちまわりたくなるくらい痛かった。
お医者さんは一生懸命検査してくれた。
看護婦さんも優しかった。
私もがんばった。
夫の言葉に、失望する私はわがままでしょうか…。
そもそも夫に期待するのが間違いなのね。きっと。

私は、私を大事にしてあげようと思いました。

1日たっても、まだ癒着したところが痛いです。
今年は、初めて、上部と下部の内視鏡検査をしました。
次は、
上部は、鼻から(病院によってやっていないところがあります)、
下部は、絶対に麻酔!です。
そして、今回は、まったく考えていませんでしたが、
病気が見つかった場合、どこで手術をうけたいか、
逆算して、検診をうけるというのも、大事みたい。
でも、これはなかなかわからない。
私は、今回、某私大病院かな?と思っていたら、
紹介されたのは、地域の大きい病院でした。

痛いけど、ちゃんとお勉強しました。



2018年04月09日(月) レンジでチャーシュー

週末、ウルファが遊びに来ました。

レンジで作るチャーシューをいっしょに作りました。
塩味と、お醤油味の2種類です。
チャーシューというと、
味つけしてオーブンで焼くレシピと、
茹でて、たれに漬け込むレシピ
(茹で汁はラーメンのスープに使います)、
煮豚レシピで作っていました。
どれも時間がかかります。

レンジで作るレシピがあると教えてくれたのはミリです。
レンジで作るチャーシューなんて、美味しいのかしら?と
疑いつつ作ったら、美味しくできたのでびっくりしました。
ミリに感謝しなくては。

そこでウルファにも教えることにしました。
ウルファはお肉好きです。
豚肩ロースブロックは、食べ応えがあるし、
海外産のものは安くて、お財布に優しいのもうれしいです。
作りおきもできるし、手間と時間をかけずに作れるのも、
お仕事をしている人にとってありがたいレシピだと思いました。

かなり気に入ったみたいなので、うれしくなりました。
耐熱容器の購入を検討するみたいです。


ウルファは、うちにある『星占師のいた街』を読んでいきました。
最近、竹下文子さんのおはなしを読み返すブームがきているようです。
「次は『酒呑童子』ね」と言ってました。

『酒呑童子』すごくかっこいい。
ばあさんの私ですが、うっとりします。
入院した時に持っていき読んだ本の一冊。


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