さんごのnewdays

2016年02月29日(月) 探偵と食パン

夫は、昨日、「鉄道探偵K『迷Q(めいきゅう)』の謎を解きました。
最後の謎を解くために行ったのは『としまえん』。
前回は、京王線・都営地下鉄沿線でしたが、
今回は、対象エリアが拡大して井の頭線沿線も入ったので、
かなり広範囲に移動したそうです。
なかなかおもしろかったとか。

それから銀座に買い物に行ったら、
いつも長い行列のある『セントル ザ・ベーカリー』に、
あまり人が並んでいなかったので、食パンを買ってきてくれました。
ここは、バゲットが美味しい『VIRON』が出店した食パン専門店です。
売っているのは3種類の食パンだけ、
国産小麦の「角食パン」、
北米産小麦の角型「プルマン」、
山型の「イギリスパン」だそうです。

お食事もできます。
夜はフレンチレストランになるとか。

『セントル ザ・ベーカリー』の行列はすごいです。
見ただけで、買う気力がなくなるくらい。(笑)
『VIRON』は、そう並ばずに買い物できるんですけどね。
今回、すんなり買えたのは、どうしてでしょう。
少し、落ち着いたのかな。
気が向いた時に買えるとうれしいな。

夫が買ってきてくれたのは、「プルマン」です。
耳が香ばしくて、さっくり。
中は、ふわんふわんです。
食べたら、甘くて、もちもちします。
美味しくて、食べ過ぎました。(笑)









2016年02月24日(水) 完乗

ミリのお友達は、先日、JRを全線完乗したそうです。
全路線に乗るのを『完乗』っていうんですね。
知りませんでした。
それにしても、すごいことです。

それを聞いて、影響されたのか、
夫が、「今度の出張の帰りに、
そのまま旅行に行く、○○線に乗ってくる」と言いました。
○○線というのは、ちゃんと何度も聞きましたが、
覚えられませんでした。(笑)

「なにしろ○○式だから!」と、
夫は興奮して、これもまた何度も言いましたが、
…莫迦な私は、覚えられません。



夫は乗り鉄なのだそうです。
夫は乗り鉄ではなく、
旅行好きのついでの乗り鉄だと、
私は、思っていましたが違うそうです。


私は、電車に乗ってのんびり移動するのを楽しむのが乗り鉄だと思っていましたが、
(そういう旅なら、私も好き)
夫は、乗ったことのある路線には興味がないそうで、
目的の路線までは、効率よく、移動するのがベストなのだそうです。
たぶん、こういう乗り方が『完乗』タイプなのでしょうか。

今回の路線は、本数が少ないので、
びっちりと予定を立てて、乗るそうです。
予定を立てるのも楽しくて、
その予定通りに乗って、制覇するのも楽しいのでしょうね。
う…ん。
やっぱり、その楽しさが私にはよくわかりません。

今は、気楽な、じじばば暮しですから、
「どうぞどうぞ。いってらっしゃいませ。」です。

夫は楽しいことが大好きです。
問題なく、行けるのは喜ばしいことです。
夫は、自分のやりたいことは、諦めませんし、
思い通りにならない時は、大変不機嫌になってしまいます。
夫の機嫌がいいのは、
一緒に住んでいる私にとっても、とてもいいことです。


ついでに、毒を吐いてしまえば、
私は、夫を信用していないんですよ。(笑)
この人は、自分がやりたいことがあったら、
嘘をついてもする人だと思っているからです。
残念だけど。


中国に単身赴任している時、
できれば、時々、帰ってきてほしいと思っていました。
娘たちは、どんどん大きくなって、思春期で、進学もあり、
私一人のアドバイスだけでなく、
いろいろな意見を聞きたいと思っていました。
私一人だと、どうしても視野が狭い。
自信が持てない。
真反対のアドバイスでも…
真反対の方がかえっていいと思っていました。
娘たちの手持ちのカードを増やして、
選択肢の幅を広げたいと思っていたのです。


そのころ私は、実母が長患いで、
ハードな日々をすごしていました。
さまざまな、サポートを受けていたので、
自宅で見ている人より、はるかに楽だと思いますが、
母は、大変な過干渉で、支配的で、粘着質でした。
不機嫌な母から、電話があると、
私は、ありとあらゆる技術、表現方法を使って、
機嫌よく、安心して、明るい声が出るまで話しました。
なんてリアルな、それも追い詰められた即興の語りだろうと、
自分自身で思いました。
言葉を出していくから、空っぽになっていくかというと、そうではなく、
いろいろなものを自分の中に貯めていってしまうのか、
電話を切ると、よくもどしていました。
いまだに、留守番電話のライトが点滅していると、気持ちが悪くなります。
支配から、逃れ、
対等に向かい合える日を望んでいたけど、
それは無理でした。
母は、思っていたよりも早く亡くなりました。
本当に驚いて呆然としてしまいました。
母は『解放』され、私も『解放』されたのだと思います。
でも悲しいことでした。
愛情があったからです。
今でも、もっと、ああしてあげたかった、
こうしてあげたらよかったと思っては涙が出てしまいます。
もちろん、こんな私を、夫は知りません。
夫は受け止められないと思うからです。



娘たちの、思春期や受験のストレスや、
次女の病気、
実家の問題を抱えている私とか、
なんていうか、
人のごちゃごちゃが夫は苦手なのだと思います。

そういう感情が、ぐるぐるしていた家庭には
いたくなかったのでしょう。

ご飯を食べよう。
話をしよう。
くだらない話でもいいし、馬鹿話でもいい。
食べて、話すだけで、癒される。
ようはそういうことなのですが、
それって、難しい人には難しいのかな。
夫は、仕事で帰国しても、ほぼ毎日、仕事と飲み会で、家にいませんでした。


そのころ、私は、よく、家族ってなんだろう、
家庭とはなんだろうと考えていました。


夫の理想論の通りに生活している家族だったら、
夫は、うちに来るだろうかと思いました。
でも、そういう家庭は、まわりを見回しても見つかりません。
生きていけば、なんらかの問題や障害が生じ、
それでも、みんな立ち上がって、解決策を探して、歩きだしています。
そんなもんだよと私は思います。



中国には、国の定めた長期の祝日があります。
たとえば、最近、有名な春節とか。
確か、長期のお休みは、年に2回くらいあったと思う。
そういう時に、帰ってきてくれないかなあと言いましたらね、
夫は、「中国では春節でお休みでも、
日本の本社はやっているから、
中国の会社も休まずに仕事をしている」と言いました。
春節や、他のお休みの間も、「仕事が忙しくて〜」と電話で言われました。
でもね、実は、それは嘘で、中国の会社は、お休みだったのよ。
何年目かで、私はそのことを、別ルートから知りました。


夫は嘘ついてまで、
うちには来たくないんだなあと思い知らされていたわけです。
心が痛かったです。
お休みに何をしているのか、わかったのは、
夫が、日本に帰国して生活してからです。

夫は、お友達と、中国国内を、あちこち旅行していました。
帰国と同時に、たくさんガイドブックも持ってきたし、
なにより、教えたがりの夫が、話すわけです。
(時々、はっとして、ごまかすけど、遅い。
私は何も言わないので、ごまかせたと思っているけど
ものすごく、そのいいわけ、変ですから。)

テレビで、中国の映像やニュースが流れると、
自分の写真データを見せてくれながら、大変細かく、解説してくれます。(笑)
そりゃ、もう、あちこち。
ほんとあちこち。(笑)
ツアコンできると思います。
今でも、時々、日本語が変です。

わあ、もう、私、目の前真っ暗〜と思っていた時に、
この人は、嘘こいて、旅行していたんだなあと思うと、心が冷えますね。


そういうごちゃごちゃを避けてきた夫は、
とても気持ちが若いです。
楽しいことが大好きですから、
夫の企画に参加すると、それは楽しいです。
ありがたいことです。


ミリのJR全線完乗のお友達は、
これから私鉄の全線完乗を目指すのだそうです。
お金と時間がかかるから、
そういう人は、家族はもたないんだろうな。
どうだろう。

自分がやりたいことがあって、
その楽しみを優先したいのなら、
家族は持たない方がいいと思う。





2016年02月15日(月) 冷え性

ホルモン療法をしているので、
時々、通院しています。

病気は完治しているので、
残念ながら、3分診療でおしまい。
残念…というのは、
私は、主治医のファンで大好きだからです。
(もちろん、そんなこと、先生には言いませんよ)
女医さんで、毎日アクセサリーを変えてくるおしゃれをして、
自信からくるのか、目に力があって、
明るくて、さばさばしていて、物言いが、きっぱりしている。
かっこいいなあと思います。
安心感があります。

病院に行くと、
「先生!階段が登れるようになりました〜♪」
「え!登れなかったの?」
「はい〜♪」
「手術してよかったね〜」
「はい♪」…なんて会話をしてます。

先日、通院した時、
「冷え性が治ったでしょ」と、
どうよという顔をされる先生。
わ!確かにそうです。
冷え性じゃなくなりました。
それから、足の感覚があまりなかったのですが、
今は、ちゃんとあります。
(ブログて拝見したのですが、人によっては、
手術後、足の一部の感覚がなくなったという方もおられるようです。)

今、私は、血が末端まで届いているというのを実感しています。
めでたいです。


先生を私が信頼して、ファンなのはわかりますが、
なぜか、夫も先生の大ファンです。

私は、ものすごく怖がりで、痛いのが嫌です。
なかなか病院に行けません。
病院に行った時は、かなり具合悪くなっていました。
でも手術をすると決めて、輸血をしたり、
鉄剤を飲んでいたら、だいぶ体が楽になりました。
ですから手術が嫌だなあ、痛いのは嫌だなあ、
なんとか、このまましのげないかなあと思い始めました。
それがじわじわ〜とにじみ出ていたのでしょう。(笑)
ある日、
「先生♪私、このごろ、すごく元気!!!ものすごく元気!」と言ったら、
先生、私に言いました。
「取るからね」(きっぱり!)
「ひ〜」←さんご

先生の、たった一言で、
私は、撃沈して、抵抗しなくなりました。
先生の見立ては確かで、手術してよかったと思います。


この流れを夫に話したら、ものすごく受けまして、
ことあるごとに、夫は私に、この話をするようになりました。
私だけでなく、娘たちにも何度も話しました。(私でなく夫が)
(たぶん、夫の知人にも話しているに違いない。)
そのうち、おかしいことになりました。
夫は、話をしすぎたからでしょうか。
いつからか、その『話』の中に夫もいることになっていました。
私は、驚いて、「あなたはいなかったじゃないの」と言ったら、
心底びっくりした顔をして、夫は、いたと言います。

いやいや。平日の通院で、あなたはお仕事でいなかったでしょう?と言ったら、
夫は、しばらく考えて、いなかったことに気がついたようでした。
でも私の撃沈話は、夫のお気に入りで、
何度も話しているうちに、
また、夫はいたことになっていました。

夫によると、その撃沈の時はいなかったけど、
夫と一緒に行った、手術の説明と同意書提出の日に、
また、私はごねて、先生に撃沈されていたというのです。
え〜!そんなことないない!と言いましたが、
夫は、あったと言いはります。

私は撃沈されてから、
気分はすっかり『まな板の鯉』状態で、
むしろ、長い入院生活に何を持っていくか準備に忙しく、
悪あがきしてないんだけど。

私自身、記憶を書き換えていることがあるかもしれないと、
思い出してみたけど、
撃沈日は、鉄剤が効き始めた頃で、
検査結果を前にして、逃れようと考えました。
(先生、あの時、ごめんなさい。悪いばばあでした。)
手術の説明&同意書提出日にごねるのは、
手術日がせまっていて、どうみても遅すぎます。
夫が先生にお会いしたのは、その時と、
手術の当日くらいです。


夫としては、私がしゅ〜んと撃沈する過程が、
自分の記憶を書き換えるほど、
楽しくおもしろかったということでしょうか…。
人の記憶は、なんて不思議なんだ…。
ほんとに驚いてしまって、訂正せず、「そうなの?」と言っていたら、
とうとう『現実にあったこと』となってしまいました。
(今は、夫のいる手術説明の日に私は撃沈されたことになっているもよう)
昔話の再話って、実は、こんな感じなのかもしれないと思う。



夫は先生のことを『取るからね先生』と呼び、
何かあると、「先生に診てもらうように」と言います。
この場合の診てもらう=取ってもらうという意味で使います。
興奮するのか、声が大きくなります。
「先生の大ファン」と自分でも言ってます。

人間って、ほんとに不思議だよね。



2016年02月12日(金) チョコチップクッキー

昨日、ウルファが来て、チョコチップクッキーを作りました。
毎年、作っているせいか、技術が向上して、
作るたび美味しくなっているような気がします。
私も、最近は、周りをうろうろするくらい。
手慣れた感じで、ウルファはさっさと作ります。
特に、今年は、油脂の温度管理がベストだったのか、
エアレーションが、それはうまくいきました。
真っ白で、ふわんふわん。
「これ、どう?」とウルファ。
2人でボウルをのぞき込んで、
「すごいね〜。きれいだねぇ。」とうっとりしました。
ですから、チョコチップクッキーも、さくさく。

プレゼントと、ウルファのおやつ、それからうちの分!
しっかりもらいました♪
これでしばらく美味しいお茶の時間がすごせます。
ありがたいことです。



晩御飯を食べて、ウルファは帰りました。
ウルファは、帰る途中、コンビニに寄って、宅配便を出したのですが、
「ワレモノ注意で発送してください」と言ったにもかかわらず、
店員さん、荷物を、とても荒く扱ったようで、
ウルファから、がっかり&お怒りメールが届きました。
ウルファも私も、コンビニ店員をしていた時は、
荷物は丁寧に、
特に『ワレモノ注意』は、気をつけてあつかったものです。
それだけでなく、店員さんの対応が、嫌々感半端なかったそうです。
え〜。
それじゃいかんよねぇ。
宅配便は、単純なレジと比べたらやることは増えるけど、
マニュアル化されていて、
そんなに手間がかかる仕事じゃないんだけどね。



2016年02月08日(月) 探偵

お休みの日、夫は、ウォーキングに出かけます。
以前は、朝早く出かけて、朝ご飯を買ってきてくれましたが、
最近の夫は、朝早く出かけて、朝ご飯は外で食べ、
お昼ご飯を買って帰ってくるようになりました。
ウォーキングの合間合間に公共交通機関を使い、
かなり遠くまで行くそうです。

夫が、
「お昼は、近所のから揚げ弁当でいい?」と言いました。
もちろんいいですとも。
作ってもいいんだけどと言いましたが、
夫は、外食と中食の方が好きです。
買ってきてくれることになりました。

あれこれ、こだわって買い物をしてくる夫がどうしたのかというと、
リアル宝探しゲーム「鉄道探偵K『迷Q(めいきゅう)』
〜東京に隠された、迷宮の入口を探し出せ〜」が始まったからです。

京王線・井の頭線沿線・都営地下鉄線沿線の全体を移動して謎を解くそうで、
実際に行って、謎解きをするので、
ようは、お昼ご飯まで手がまわらないんですね。(笑)
調査は1〜3まであり、2日かけて1を終了。
結構時間がかかるようです。
たくさんの親子さんが参加しているようで、
おじさん一人の参加は、ちょっと居心地が悪いと言っていましたが、
絶対!おじさん一人で参加している乗り鉄は多い!と思います。(笑)
大人対象の、むちゃくちゃ難しいバージョンがあったら、
おもしろいんじゃないかなあ…と思いました。



2016年02月01日(月) 眠り

ここしばらく、なかなか寝つけません。
寝つけないけど、眠れないわけではないので(笑)、
寝てしまえば、がっつり寝ています。
でも、困りました。
なんだかね、つい、いろいろ考えてしまうのです。
昔のこととか。
あの時、こうしていたら…とか。
自分の愚かな言動とか。
過去は変えられないから、あれこれ悔やんでも、
どうしようもないことなのだと、
頭ではわかっているのです。
でも、くよくよしてしまうのです。

ダメな自分を持て余し中。





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