みみずのたはごと

2006年10月24日(火)  近況。

ええと、ご、ご無沙汰で、す…。

激しく留守してますが、いたって元気です。
毎日F1三昧です…楽しいです…ご、ごめんなさい…。
あと、来月初めに旅行いくのでその準備とかでドタバタと。
仕事もちょっと押してます。そんな毎日。

もう少ししたら帰ってきます。
メッセージ返信やらメールやら、もう少し待っていてください。m(_ _)m



2006年10月13日(金)  行ってきたよ宰相列伝。

各人につき、わりと意外な方面から攻めてた気がします。のっけが伊藤の「兵庫県知事伊藤博文県庁に乱入した米国商船水夫を捕らえる」だし。黒田はメインが外国漫遊だし。ガタは貴族院・衆議院の成立と国葬が目立ってて、大隈は富岡製糸場が主でした。
それなりに、ツッコミ所が満載でした。

最初に笑ったのが、黒田。明治3年の渡欧の件に関する展示の説明書きが、「欧米の開拓方法に学ぶことを主張した黒田は欧米視察の命を受けアメリカなどを視察」となってまして。…「主張した」ってさ…なんか凄い駄々こねてるイメージがあるんだけど…。
というわけでひとり息を殺して笑ってたら、後から来た3人組の若い女性が黒田の写真を眺め、「え、誰この人」「知らな〜い」「わりと若くして死んじゃったんだね」「暗殺されたんだっけ?」……口々に(小声でですが)仰るものですから腹筋が痙攣おこしかけました。(切なすぎる)
西南戦争にあたって鹿児島に勅旨護衛で行ったときの報告書(復命書)は、西南戦争レポと化してましたです。田原坂を見たとかけっこう細かかった。
あと、外国漫遊時の日記が一部読めます。
開拓使関連はほんのちょびっと、事業が羅列してあっただけでしたが、そのそれぞれに誰某が絡んでて…とか思ったらじーんときました。

ガタのスペースでは、第一回帝国議会に纏わるアレコレが楽しかったです。が、ニヤニヤしながら衆院議員名簿を舐めるようにチェックしてたら、「葛生さんですか?」と声を掛けられたのでえらいびっくらこいた。
織方さんでした。こんな偶然ってあるもんなんですねー。ガラスケースに張り付くようにして資料よんでたから恥ずかしかったの何の。でも織方さんはその時、展示2順目だったそうなので、恥ずかしい度は五十歩百歩だと思(以下略)
衆院名簿では、4番目に藤田茂吉を発見。尾崎犬養島田早苗その他、名前と人物が一致する人は全部で16人ばかりでした(案外少ない…)(私が知らないだけですが)。
貴族院名簿は、何か「部」に分かれてて「部長」「理事」「部員」に各メンバーがグループ分けされてるんだけど、何となく「部員・山田顕義」という響きに織方さんと2人笑う。だってほら、何か想像つきません?何部なのか知らないけど!(笑)
あ、あと、鳥尾小弥太が貴族院議員だって知りませんでした…。
そして織方さんの素晴らしい指摘に爆笑した。ガタの国葬の写真が3葉ほど展示されてるんですが、左下の写真の左端のほうに、葬列の方を向きながらしゃがんでる人が1人いたんですね。したら織方さんてば、「見た瞬間に、石投げる直前なんだと思いました」ですって。(でも言われてみるとそう見えてくる…)(ガタだしな!)(笑)

葛生さん的に外せないはずの大隈は、あんまり心惹かれる資料はありませんでした。唯一、大日本帝国憲法発布の時の史料(今回の展示とは関係ないかも?)の、大隈の署名がすごく下手クソで、いかにも筆をプルプルさせて書いた、というかんじだったのは大収穫だった。携帯の待ち受けにしたいくらい可愛かった。写真撮影禁止なのが痛かったですよ…。(ああもう本気で撮りたかった、何はなくともコレだけは! ←…。)

そんなわけで、無料展示で2時間半消費。史料がね、清書してあるものかタイプ・製本済みのものなので、読めるんですよ。普通に。これが凄く嬉しかった。音声ガイドもありましたが、使わず自分で読んでました。
名簿類が中心なので、何も知らないで見るとスルーしてしまう部分も、当時の人物模様とか事件とかの裏事情的知識が多少あれば自分で勝手に掘り下げていけて、そういう意味では奥深い展示でした。(たとえば鉄道開通のところで大久保と木戸が乗ったことを思い出すとか、大隈内閣名簿の文相尾崎ってところで「共和演説事件」を思い出すとか)
でもやっぱり史料はいいですね。彼らが実際にその時代を生きていたんだなあという、息吹みたいなのが伝わってくる。彼らの尽力の上に今の自分の生活がある。歴史の楽しいところはそこだなーとつくづく思います。
展示は26日まで、無料です。お時間とご興味がおありの方は、是非。

見学の後は、嬉しい偶然の織方さんを拉致って1時間ほどお茶をば。…こないだ拉致ったばかりなんですけど、話は尽きないものです。右仲さんラヴっぷりを堪能しました。有難うございました☆



2006年10月11日(水)  微妙に遠い…。

楽しみにしてた国立公文書館の秋の特別展「明治宰相列伝」が始まったので、今週の金曜にでも仕事上がりに行こうと考えているのですが、職場(愛宕界隈)→公文書館(竹橋)が微妙に遠い、というか回りくどいルートを強要されることに気付きました。
直線距離にすればほんの2.5キロくらいなのに。
間に旧江戸城がドカンと存在するのがいけないのです。おかげで地下鉄がぐるりと迂回してて、2回の乗換えが必要なうえ、そのうち一ヶ所がよりにもよって大手町。これ以上なくややこしい構造の大手町駅。面倒くさすぎる。
じゃあバスは、と思えば、これも職場近辺からのバスは東京駅止まりなので使えない。
2キロ以内なら頑張って歩こうという気にもなるけど2.5キロは嫌。
………結局地下鉄か…。orz

どうでもいいけどこの特別展のポスター、俊輔と八太郎がフロントローっていう点に妙にモエます。いいなあ…(何がだよ)



2006年10月09日(月)  F1日本GPにつき

…絶賛、鈴鹿祭り中、でした。
や、私は現地には行ってないんですが(オトナの事情というものがございまして。色々とこうシガラミがね…)。それでも心は鈴鹿サーキットに居ました。ずっと。

で、今は口から魂半分飛び出てる状態(笑)

悪いシナリオなら幾らでも考えてたけど、ここまで奇麗さっぱり最悪の展開になるとは予想だにしてませんでしたよ。オレも大概めでてぇな。
ただ、負けて悔しいとかよりも、残された日々の方に意識が行ってまして。ああもうこれで本当に残り1戦だけなんだなって思ったら、13年分の愛が飽和して大変なことに。
本気で溺れそうなほど凄まじいことに。
――なっておりますです。恥ずかしながら。
今日は出勤日だったんだけど、道を歩いてる最中ふいに「シューマッハーが好きだあッ!」…って叫び出したくなって困った。(本気でやったら1人くらいは賛同してくれる人がいそうだ)(その前にただの不審人物です)

そんなわけで、このうえそこに138年前の愛情を上乗せしたら、私が潰れます。愛の重さに耐えかねて。無理です、葛生さんメモリ小っさいから。キューハチですから。(5インチFDとかご存知の方って今や何人くらいいらっしゃるんだろー…)
なので、22日の今シーズン最終戦ブラジルGPが済むまでは、基本的に別世界にトリップしちゃってるんじゃないかと思いま、す。(たまの里帰りはあるかも。)

でも、ちゃんと帰ってきますから。圭介の元にvv
待ってて下さいとかおこがましいことの言える立場ではありませんけれども。
(だけどやっぱり待ってて欲しいな、あ…、なんて……ごにょごにょごにょ…)


●金曜日、両手に花
先日の金曜日、S宮さんとかねて予定していた宴会に、図々しくも厚かましくも I 潮さんを(やや強引に)召喚させていただいてしまったりして、トリ(食物)を食い散らかしつつ漢前の素敵な女性お二人を左右に侍らせて、旨い酒をかっ喰らって参りました。
まさに両手に花。お二方の呑みっぷりは凄かった。漢だった。それを眺めながらワタクシはちびちびと梅酒やら焼酎やら啜っておりました。眼福でした。幸せでした。
台風の影響で東京は凄い風と雨だったのにな!(爆)
延期とか中止とかって選択肢はちらとも脳裡を掠めなかったです。自分の欲望を叶えるのが最優先。人間として最低だ貴様。
お二方の会津紀行とか I 潮さんのサバイバル話とかの合間に葛生がセクハラ発言連発してました(付けるモン付けて婿に来いとか)(お下品…!)。そのうち残業明けの I 潮さんがちょっと壊れてきちゃって(笑…失礼)、調子に乗って呑ませすぎたかと少々反省。でも楽しかった。(本当は反省してねえだろオマエ)
お二人とも、とんでもないお天気だったのに長々お付き合いくださいまして本当に有難うございました。また次回も宜しくお願いしますねーvv(←学習能力皆無) 



2006年10月03日(火)  逃避行動。

SSを3本平行して書いてたらドツボに嵌り、そのままの勢いでF1に逃避してみてました。皆様お元気ですか?(…)

F1も現在いろいろと有り得ない現象が連続発生してて、目が離せません。世の常識を覆しまくった男も現役生活残すところ2戦になりましたが、一度は殆ど消えた神通力が妙な形で蘇ってんじゃないかという有り得なさです。むしろ呪いっぽい。
などと言いつつ、最後の最後で盛大などんでん返しがありそうで怖い今日この頃。(常に最悪の事態を考えずにおれない性格なんです)

先週は、久々に絵を鑑賞しに行ってきました。
上野でやってるダリ回顧展。あの独特の青い色彩と細部の無駄っぽくすら見える書き込み(芸当だアレは)が大好きなんです。シュルレアリスムそのものが好きなわけじゃないんだけど(というより好き嫌いを判別できるほど理解できない。そもそも理解するものでもないと思う。面白いなと思えばそれでいいんじゃないかな)。
ただ、やっぱり日本で期間限定の展覧会を観に行くのは苦手だと再確認しました。平日だってのに人が多すぎ。好きな絵の前で立ち止まってじっくり鑑賞できないし、自分のペースで観れないのが(背中に)きつい。それに、会場にベンチ1つないのがめっさ不満。
ダリは、英国に居たときに初めて観たんですよね。やっぱり会期のある展覧会でしたけど、ゆっくり観れた。あの青に惹かれて、気に入った絵のところまで戻ってもう一度鑑賞したり、かなり長い時間入り浸ってました。ああいう鑑賞方法のほうが私には合うらしい。
同様に、実は史跡関連もあんまり順路とかきっちりしてるのは苦手です。好きなところで好きなだけ浸りたい。要するに我儘なんだな。

金曜日は、『紫雨のゆりかご』の織方さんとデートでした。
や、単にこないだ私が忘れた本をお渡しするだけだったんですけど。ジェネラルに歴史の話とか最近読んだ本とかお互いの創作方法についてとか、いろいろ話して気が付いたら3時間が経過。楽しかったです。勉強になりました。SSとか読書感想とかも少し待ってください…よろり。>私信

何だかんだで犬養本が読めてません。SS資料含め、横断的に手を出しすぎてただでさえ混乱してるので、明治を脇へ除けてみた。でもあんまり抜本的な対策にはなってない模様。どうしよう。


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葛生冴 [MAIL] [HOMEPAGE]