| 2005年08月31日(水) |
原稿読み期間スタート。 |
本日読んだのは、九谷焼の歴史と裁判員制度と郵政解散の二院制に与える影響。明日読む予定なのが官公庁系レポートと団塊の世代の定年について。いちいち使う辞書の種類が違うので頭混乱します。 九谷焼は楽しかったな。…ていうか「歴史」ってつけば多分なんでも面白がって読むと思うけど(笑) 久谷焼は有田の影響を受けてるので、当然有田焼についても調べねばならなかったのですが、そこでこんなんに出くわしましたですよ。
「佐賀ときめき大学」>ttp://www.sagatokimeki.ne.jp/
凄いネーミングですが中身は至極真面目で、「HP上の4年生大学」です。教授陣も錚々たる肩書きですし、講義内容は丁寧で詳細。2年次のテーマが「肥前陶磁器」で、これが今回の校正にとても役立ちました。4年次(今年)のテーマは「幕末・維新期の佐賀」というこれまた魅力的なもの。 他にも観光案内なんかもあって、佐賀に行く際には是非参考にさせていただこうと思いつつ。 …ただあの、「ときめきゼミナール」とか「ときめき佐賀ニュース」とか、そのセンスはどうにかならないものかと…。 …ときめき……。
↑とは関係ないけど、東京駅の丸の内中央口内側のところに羊大くらいの大きな赤ベコさんがいらっしゃいまして。帰宅時にふと見ると、首をゆらんゆらんさせてたりして、異常に心惹かれるものがございます。いやーん。(←?)
「暇」は「いとま」と読んでくださいね♪ ……なんて阿呆な注釈をつけたくなるほど精神的に余裕がありません…。そして精神的余裕がない最大の要因は、体力的余裕がないことだったりします(^ ^ゞ←夏ばて未だ継続中 おまけに、何処かで知らぬうちに足を捻ったらしくて、こないだっから左足首が踏み締めるたび何やらじくじく痛むのですが。しかし捻った記憶はないのですな。(いや逆足なら記憶あるんだけど、そっちは何ともないのだ。何故。) されど日常は何食わぬ顔をして進む。と、いうわけで、本日は編集会議でございました。 うちの雑誌は小所帯すぎて、所謂「編集方針」という奴が「なんとなく」しか存在しない――すなわちその場その場の暗黙の諒解で進む、という悪習を延々と引き摺っておりまして、いやそれでも担当者がれっきとした内部の人間ならそれで何とかなるんかもなと思わんでもないが、私は思いっきり外部からやってきた人間です(派遣社員だから)。 「まあそのへんは然るべく、ね、ハハハ」って言われても困るんですけど編集長。 幸田露伴が校正というものについて、 「校正方針の確定といふことが重要視されて居らず、それが先決問題とされて居らぬ場合には、最初からして既に紛乱と不結果とが発生する事を余儀なくされている」 という事を言っているのですが、この「校正方針」を「編集方針」に差し替えたら、そっくりそのままうちの職場ですよ…。 まあ一年ちょっとやってますんで漠然と方向性らしきものを掴んで何とか遣り繰りしてます。とはいえ、こういう曖昧な前提条件をくっつけられた中で企画立案するのは如何にも苦しい。心理的にキツイ。(しかもその方向性ってのが私の生来の気質とはほぼ対角線に位置してるから余計だ)(ならなんでそんな仕事引き受けたんだよって言うと、時給と仕事内容と能力がそこそこ釣り合ってたからだよチクショウ!←派遣なんて然程仕事選べませんよ食い扶持かかってるんだから) そもそもが葛生さん、あんまりクリエイティブな脳味噌はしてないんですよね。どっちかっていうと技能系。翻訳とか対訳チェックとか校正は楽しいんだけど。企画も、たとえば「全篇大鳥圭介特集!」とかだったらものっそい張り切ってやると思うけど。
…なんて考えながら鬱憤晴らしに図書館に寄ったら、ちょっと面白いモン引っ掛けました。週末にでも纏めますvv
| 2005年08月27日(土) |
迷ったら原点に立ち返れ。 |
というのが、何事においても葛生さんが心掛けていることですが、圭介についても「迷ったら南柯紀行」というのが合言葉です。 結局は本人の書いたものに勝る手掛かりはないだろう、ということで。 読むたびに新たな発見をするのですが、不思議と基礎的な部分(印象とか)は変わらないのですよね。なので、丁度良い羅針盤になってます。
そしてそんなことをしていると、こんな駅のポスターでさえ圭介と関連付けずには見られない。 …や、あのときこんなふうにホカホカの白米を沢山食べさせてあげたかったな…って。 (帰宅ラッシュの駅で撮るのが恥ずかしくてピントもろくに確かめずに撮影したので見難いですが、黒っぽい背景に素焼きの茶碗一杯の炊きたてご飯の写真で、「一膳のおもてなし」と書いてあります) (見るたびに胸がきゅんとなるんですよぅ) (ていうか阿呆って呼んで下さって結構ですとも、ええ!)
湯川村ってのはこんなとこだそうですが。地図で見ると塩川の南隣、かの如来堂から越後街道に沿って北上したあたりです。塩川滞在時に圭介食べてないかしら、湯川米。仙台まで出るときに搗いた餅の元が湯川米だったりしないかしら。その頃からあったのかな湯川米。
以上、どうでもいいネタで気分転換でした。あああ誰かSS代わりに書いてくれないかしら。
●メッセージお礼 8/26 16:53 T.E.ロレンスなH様 ロレンスもあれですよね、映画で見るより実物は複雑なのですよね。あのへんも興味がないというと嘘になりますが踏み込むと後が怖いので見ない振りをしております。そういう対象は盛り沢山な浮気症・葛生です。 SSの感想も有難うございました♪ 私も上京以前の試衛館どもが大好きでして(捏造しまくりですが)、ちょっと青臭く書けたらいいなと思っとります。青春万歳。原田はイイオトコに違いないと思ってますよん。ヒーロー系で(マジでか) 適塾行ってらしたんですか!私もまた行きたいですー。大阪が遠い…(実家暮らしってこういうとき面倒臭い)
日記で圭介のことを真面目に語ると失敗する、という教訓はずいぶん前に得ていた筈なのだが…。 と、いうわけで、本日は一日中ぐるぐるしてました。ぐるぐる。
別に昨日書いたことが嘘だとかいうことではなくて。 創作にはキャラクタ付けという作業が欠かせず、でも私の場合そこに「創作目的のあからさまなキャラ付けはできるだけしたくない」という心理的ベクトルが働くのです。固定イメージを作りたくないというか、予め決定したイメージに向って書きたくはないというか。執筆は筆任せが基本。シーンがぽん!と浮かんでくるので、それを書き留める。その最中に、「ええ、お前ってそういう性格だったの!」とか、「おいこら何処行くんじゃ貴様!」とか、騒ぎ立てる羽目になることも少なくありません。 で、これまでの一年間にそんなふうにしてもやもやと何となく形を成してきた「大鳥さんてこんな人だったのでわ…?」という可能性の、一部、を昨日ああやって書きだしたわけなのですけれど、も。 ……何か書いたものを読み直すと何かが違うような気がしてくるのだよ…。 大体にして大鳥圭介という人は掴みどころがないというか、「こうだ!」と思うと「残念、違うよ〜ん♪」とすり抜けていっちまう厄介な側面を持ってる(と少なくとも私は感じてる)ので、一瞬たりともイメージが定まっててくれない実に厄介な存在なのですな(私にとって)。 相変わらずいい感じに振り回されております。ぐるぐる。
丸一日そうやって鬱々としてたんですが、ニュースで台風接近のレポートを見ているうちに浮上してきました。 や、猛り狂う海岸各地の風景に、103年前の圭介じーちゃんが見たのもこんな海だったのかな、なんてふと思ったら何かこうさ、ほわん…と気分が上向いてきちゃ…った、のよ、ね…。(…。) このひとのことを考えると浮かんだり沈んだりが激しいです。なんでだ。
ただ明治35年の圭介の場合、安全な所からその風景を見てたわけじゃなくて、窓から様子を見てたら巨大な波が押し寄せてきて、衝撃の後は自分で自分の生死が確認できないような状態だったのだと思うと…。怖…。よく生きててくれたよ!(><) 今回の台風の影響を受けそうな方、ご無事をお祈りしております…! そいつはむしろ明日の朝の自分なんじゃねーのか…。 (↑朝6時に八王子近辺に居る(台風が)っちゅー予報があるのですが我が家&職場はまさにその真東☆)
●メッセージお礼 8/25 2:20 荒井&大鳥話の方 メッセージ有難うございます。えー、↑のようにぐるぐるしていたので、お言葉、だいぶ支えになりました。共感してくださる方が一人でもいらっさるというのは何と心強いことか。SS、頑張ってみますね。…基本が筆任せなので私の中の奴らがどう動くかに総てはかかってますが(…。)
| 2005年08月24日(水) |
大鳥圭介は楽天家か。 |
圭介関連資料にあたっていて考えるのは、書き遺されている事実や表現を一見した印象ほどに、このひとは本当に楽天的だったのか、ということです。 常々、切り替えの早い人だ、とは感じていますが、気持ちの切り替えが早い=楽天的、では決してない。それに、表面的には切り替えていても内心ではずるずる引き摺っているということもある(実は私がこのタイプ)。大鳥スキーとしては、心底から切り替えていてくれたほうが嬉しいのですけど(だって好きな人に辛い思いはして欲しくないし)、なんとなく、外には見せないだけで何か抱えこんでる人のような気もしなくもありません。 後ろ向き思考する自分の姿が嫌で敢えて自分の感情を「やりすごす」 癖が私にはありまして(自家発電の自己満足な話で申し訳ない)、「演じる」というよりは、自分の中に既存していて且つその時と場合に相応しいと思われる特徴を意識的に強調する、というかんじなんですが、結果的に表に出る態度や発言はこれ以上ないほど楽観的です。で、尾崎行雄が、やっぱりこの手の屈折した前向きな生き方をしている人らしいんですけれども。 同じように、「楽天的な大鳥圭介」もまた氷山の一角にすぎないのではないかなー、と、そう思い始めたらどっこいこれが止まらないんですよ(笑)。フィルターかかってる自覚はあるんですけどね。 えー、要するにですね、そういう、「一筋縄でいかないややこしい圭介」を目指してるんです、んが。 …む、難しい…。 (以上、現在圭介関連で書こうとしているSSが3つほど、全部詰まってます、というご報告でした☆)
●お誘い 9月25日(日)の昼間、新大久保(東京)の「鉄炮組百人隊行列」を見に行こうかと思っています。同行してくださる心優しい方募集中。 火縄銃ですが、試射があり、どの程度の音量+振動なのかなーと興味があるのです。 >http://www.kotsu.co.jp/magazine/sanpo/matsuri/(ページ最下参照)
●メッセージお礼 8/22 23:55 伝習隊野球部のK様 莫迦ネタですが楽しんでくださって嬉しいですv 殆どK様の名簿からの流用ですが(笑) そうか、内田がいましたね。仙台の第一大隊分隊担当者。あと、浅田の交代要員は坂根さん(ベテラン)か小泉くん(新人っぽい)あたりで如何。(鈴木は蕃のつもりでした) …政治はもうどっち向いても可愛いお莫迦さんばっかりで、こんな人たちがリードしてる国ってどうよ!と思いながらついうっかり笑い転げておりますです。しっかりしろ有権者(=自分) そして鴻の台はですね、またちょっと二転三転してるみたいです。自分の中で。落ち着いたら何か書くかもしれません。
政界モエの大先輩が代表校の地元政界人をモデルに絵を描いていらした影響で、「神鞭〜vv」とか言っていた(神鞭知常は京都出身)のも束の間、いつしか何所かスイッチが入っちゃったみたいで、「蝦ー夷!蝦ー夷!」と阿呆なエールを送っておりました葛生さんです。 観るのもやるのも野球よりはサッカーが好きなのですけど、学生野球だけは別。うちの両親が妙なところで愛校心強くて、母校の関係するスポーツは悉く、物心つく前から応援させられてきた所為かもしれません(葛生さん家は祖父の代から皆同じ大学)。プロ野球のチームを知る以前に、大学野球の応援歌を暗唱してました…。大学の入学式では、一人で校歌暗譜でした…。 なので基本は大学野球なのですが、高校野球も好きです。ついでに告ればタッチはアニメで止めておいたほうがいいと思(以下略) 異様な興奮状態で試合を見終えて、夕飯の買出しに行く道すがら、「伝習隊野球部」とかいう莫迦ネタを思いついてしまいました(爆) や、新撰組でそーゆーの考える人はいるけど、伝習隊で考える人はいないよなーとか思ってしまったらつい妄想が止まらなくなってしまっ……。 監督はもちろん圭介。主将の本多は、キャッチャーあたりかなと最初思ったのですが、むしろ滝川大川でバッテリーを組ませたら試合途中で罵りあいとかしてくれそうで面白そうだなと間違った方向に興味が走り。じゃあ本多は三塁コーチで(笑)←いや大事な役回りよアレ? バッテリーは、滝川が夫で大川が女房です(滝川の女房役だったら宮氏かなって気もするけど)。二人で四番を争っててくれ。一番バッターは文句なしで山口。外野守備をさせたい(気分はイチロー)。浅田は元気ならショートあたりを守ってて、でも怪我が多くてベンチで記録係を買って出てたり。打順は二番か六番あたり(何となく)。鈴木はわりと何でも器用にこなしてくれそうなのでスイッチヒッターとか。鈴木と宮氏とあと誰かもう一人で内野を構成してるかんじで。(イイカゲンだけどあんまり他に知らないんだよ…名前しか。小笠原や吉澤には外野守らせたいし!←これも何となく) 浅田まではトントン拍子だったんですけどね、案の定すーぐに詰まりました(苦笑) とりあえず滝川大川バッテリーは互いに喧嘩越しで大鳥監督の胃痛の原因なんだけど、いざという場面ではこれ以上ないほど呼吸ぴったりに敵を粉砕するってのだけは確か。 誰かネタ完成させてくださる方、いらっしゃいませんか? ついでに、絵にして下さると大感激なんですけど!(大笑)
●国民新党 彼らはどこまで私を笑かしてくれれば気が済むのか。 1) 選挙キャッチフレーズ、「権力の暴走を止めろ。(案)」 2) 候補者公募の小論文課題、「"刺客"と教育」(400字×4〜8枚) 3) 党HPのコンテンツ、「小泉発言の検証」 …本当にもう日々理性との戦いと化しつつありますよ選挙戦。
●更新 >「草子」に新撰組小話。新撰組というか試衛館だけど。 連載にしようか迷ったんですけど続きは書き下ろしで。書くぞ!という意思表示がてら出だしだけ晒しときます。たぶん平助は試衛館に来て最初に仲良くなる相手は総司だろうと思う。ついで左之、でもって新八と打ち解ける。そんなイメージがあります。
| 2005年08月18日(木) |
揺らぐ決意、湧き立つ妄想。 |
相変わらず選挙でモエてます(笑) や、今回の一連の流れに関しては、それなりに思うところがありまして、解散する前から選挙になったらあそこに投票かなと心に決めていた政党もあったりするのですが。 昨日、新党の旗揚げの模様をTVで見てしまいまして。
結党大会の会場が憲政記念館で、党名が「国民新党」って……い、犬養を意識しているとしか思えないのはオレだけか…!?(爆)
咄嗟にそんなふうに思ってしまったら、綿貫さんの話し方もなんだか可愛く見えてきてしまい(死)、これでもし解散直後に新党旗揚げしてたら一気に転んでたかもしれん…。 やっぱね、残るの残らないのむしろ小泉が出てけの、ゴタゴタしたのは結果的にマイナスポイント高いと思うのよ。寄らば大樹であわよくば、な意識が丸見えでさ。 ……でも綿貫さん可愛いなァ。名前、「たみすけ」だよ。お父さんの名前(佐民)を逆さにしてつけたんだって。御家は宮司さんなんだって。そうかそれでHPのトップがあの写真…。 (綿貫さんのHP、まじで面白いんで、お暇な人はぜひ一度覗いてみるとよいよ。プロフィールがとにかくお勧め。「綿貫民輔ヒストリー」最高です。サイト管理者は熱烈な綿貫Fanに違いない。>http://www.watanuki.ne.jp/)
●更新(8/17更新) >「文庫」: 「バードウォッチング」に「安藤太郎の圭介評について」 『圭介伝』所収「名士の談話」には色々とツッコミ所が多いのですが、そのうちの一つ、「へたれイメージ」の元凶になったと思われる安藤太郎のコメントを好き勝手に検証。自己満足。 …むしろ「名士の談話」最大の問題点は安藤じゃなくて本多晋氏だと思うけどね…。元彰義隊隊長さん。あそこまで完全に脈絡というものを無視しくさった話にどうやってツッコめと…。
先週あたりからすっかり夏バテまっしぐらの葛生です今晩和。 冷房と湿度のコンボ大直撃で睡眠時間が幾らあっても足りません。ドリンク剤摂取しないと仕事にならん。朝飲んでしまうと定時前に効果が切れてしまうため、飲むタイミングに苦慮します。勿論それだけじゃ足りないので、フ○スクと冷水は常備。…5分くらいしか保たないんだけどね、フリ○クの効能って(笑)。昼休みはお昼寝の時間。帰りの電車も爆睡。それで尚、夕飯喰うより眠りたいという…。 本日は、休日なのをよいことに、ほぼ一日中寝倒してました。 い、いつからこんなに体力なくなったかな… orz
土曜日は昼からのてのて有明(夏コミ)に出掛けて、花火ラッシュが始まる前にさっさと帰ってきました。会場では知ってる顔も見かけたのですが、結局誰にも声をかけず仕舞い。…小心者なもんですんません…。 ともあれこれで、夏の予定はとりあえず消化です。(早っ!) 夏休みまだ取ってないんだけど、どうしよう。うちの職場は9月末までの間にてんでばらばらに休みを取る形式なのですが…日程決めるの面倒臭い…。(家族に看病が必要な人間が居ると遠出の計画が立たないので長期休みなんぞ必要ないともいう)
一週間以上前に頂戴したコミックバトンに遅まきながら答えてみました。お暇な向きはどうぞ。
あ、そうそう、一万ヒット、ニアピンも含めてご申告ないんでスルーしちゃっていいですか?(かなり本気)
●メッセージお礼 8/12 16:25 お風邪を召されてしまわれたH様 こちらこそご無沙汰です。その後、体調は如何でしょうか? 夏はお疲れ様でした…。せっかくお報せくださったのに、突撃かます勇気がなくてスミマセン(汗) 『圭介伝』は、たまに開くと新たな発見に出くわすので侮れませんです。目下の疑問は、何で島田三郎が談話を求められたのかが解りません。それからアレのどのへんが「雄弁家」のコメントなのかもわk(以下自粛)←国会答弁もあんなかんじでした…笑。
| 2005年08月11日(木) |
そんなわけで憲政記念館。 |
昨日は有休使って憲政記念館でした。…20代女子の有休の使い方じゃない気もしますが、マァ気にするな!(開き直った) 今回は常設展が目当てでして、明治維新〜現代まで、日本の憲政史が各種史料(複製)とパネルで紹介されてました。議会速記録、出版してくれないかな…(無茶だ。)←1冊だけでもかなり分厚い
速記録。括弧して(拍手起る)とか(黙れという呼び声)とか、議場の反応まで丁寧に記録されてましてですね、尾崎の演説時の野次が面白かったです。野次というかむしろ合いの手?「ぃよっ!○○屋!」とかあってもおかしくないくらいの盛り上がりっぷり。楽しそう。 …仕事で、編集会議の書記を務めているのですが、やっぱりアレかな、議事録にはちゃんと(笑い起る)とか(一同静まり返る)とか書かなきゃ駄目かなあ。(笑。おもしろそうだけど、ハッキリ言って速記修めたわけじゃないので、発言メモ取るだけで精一杯ですよ)
第一回議会の当選議員の顔写真が紹介されてたのですが、神鞭恰好エエ…。と、惚れ惚れした後に尾崎の写真にコケました。何コレ、初めて見たんだけど…明らかにオカシイんですけど!ってか別人じゃねーのかコレ…。
で、犬養と尾崎の演説録音。2種類ずつ聞きましたが、やはり晩年の喋り方はちょっとまだるっこしい。でも、理路整然としてました。解りやすい演説でしたよ。若い頃だったらもっとハキハキしてたんだろうな。聞きたかったなー。 犬養はですね、何が巧いって、喋るトーンが普通なのですよ。演説っていうと大声張り上げる印象があるけれど、これで聞えたの?というくらい落ち着いたトーン。教室で生徒を教える時だって、ある程度は声張り上げないと、届かないもんなんですけどね。演説の真髄を覗いた気がしました。…現代政治家にも見習わせたいぞー…(マイク使って叫べばいいってもんじゃないんだよねぇ、主義主張ってのはサ)
平均所要時間1時間、とされてる展示に2時間半もかけ(汗)、赤坂見附で同行してくださった明治政界モエ同志2名とお茶をしつつ夕方まで散々明治政界人談義で盛り上がり、帰宅後はお借りした資料と本日の朝刊の解散総選挙関連記事を読み漁り。 消灯する頃にはすっかり満腹でございましたことですよ。ゲフ。
とりあえず腹八分目ということで、この満腹感の余韻を味わいつつ、そろそろ幕末探求に戻ります。待っててね圭介〜vv
| 2005年08月09日(火) |
解散☆ 総 選 挙 ! |
昨夜は何かやたら興奮してました…。 ちょうど尾崎と犬養の本が届いたよ〜と連絡があったので仕事帰りに書店に寄って、出てきたら、さっそく民主党の街頭演説はじまってるんですもん。曰く、「一回でいいのです!一回でいいから我々に政権を下さい!」 うわあ…と思ってうっかり立ち止まって聞いてしまった…丸一時間(苦笑) さすがに結構な人だかりでしたよ。メディアも大勢きていたし。 >演説中 >聴衆?ひやかし? 個人的には、政治ってのは、ごたごたしてていいと思ってまして、紛糾と言うか、凪より嵐というか。深みに嵌る気がないので、外野は好き勝手言えます。腹に溜めこむより吐き出したほうが健康にもいいしね、とか。 筋は通ってない解散の仕方ですけど、これで衆院に戻したところで健全な議論ができるとも思わないから、ま、いいんじゃないの。私が楽しいからオッケ。(暴論) しかし四人喋ったうち、聞ける演説したのが一人だけだった…というのはどうなんだろう。後は皆、脈絡がないというか、要するにどこに話を持って行きたいのか、がまるで見えない。だから聞いてて苛々する。国会答弁なら聴衆を苛々させるのも手かなと思いますが、選挙演説で大衆苛々させたら駄目じゃないのさ(笑) 犬養とか島田の演説(二人とも雄弁家で有名)を聞いてみたかったなーと、ふと、そんな事を思ってたりもしました。 島田はともかく、犬養のは明日、憲政記念館で聞いてきます。前回行ったときは尾崎も犬養もそんなに知らなかったので、有休取ってリベンジです。今度は幾ら話が長くてもちゃんと聞いてこようと思いますですー。
すでに御存知の方も大勢いらっしゃるだろうと思いつつ。→白薔薇宣言隊応援中vv
昨日は、S宮さんをナンパしまして(いつもナンパするかされるか、な我々…)「鳥歳馴れ初めの地で浴衣+花火デート」でした。 うふふふふ、素敵でしたよーS宮さんの浴 衣 ! ほっそりしたうなじに釘づけでした。(←危険人物) しかし、教訓そのいち。「下駄履きで史跡廻りはするもんじゃない。」 当り前っちゃ当り前なんですけどね…。道々、「昔の人は足の裏が強かったに違いない」と言い合ってました。
当初、「鳥歳馴れ初め=国府台」という認識だった我々なのですが、デート前日仕事帰りに葛生さんたら図書館で、どういうわけか、探してもいないのに「明治初期の市川の地図」の載った本に出くわしてしまい。見れば見事に宿場のサイズが判る素敵資料だったりしたので。探しに行った伝習隊資料そっちのけで内心喝采しつつがしがしコピってきて、一夜漬けで知識を詰めこみました。(資料集めをしていると、時折思わぬタイミング&場所で資料が向うから近づいてきてくれることがありますよな…) 地図を見ながら、うむむ…と唸って南柯紀行を引っ張り出す。圭介の文章を確認して、再びうむむ…と唸る。 あのですね。圭介、ひとっ言も、「国府台(鴻の台)に行った」とは書いてなかったです…。 「鴻の台を目指して行ったら、市川の渡で小笠原新太郎が迎えに来て、“皆市川宿にいるから早よ来いや!”と言うので“市川駅畔の小寺院”に行った」んですよ。 うわあ何か凄い勘違いしてた…!(愕) と、いうわけで、最初の予定では「国府台駅で待ち合わせて里見公園(国府台城址)までお散歩」だったのを、急遽「市川の渡しと市川宿周辺の散策」に切り替えました。「鳥歳初顔合わせは此処か…!?」と、住宅街をうろちょろ、もとい、カラコロ(下駄なので)。『圭介伝』では「大林院だと思われる」という書かれ方で、不確かっぽかったので、当時の宿場区域内に現存する寺廻りを敢行いたしました。暑かった…で、なくて、けっこう面白かったので、裏付け知識を加えて何らかの形でご報告します。…そのうちに。(裏付け取るのにちょっと手間がかかりそうです)
【市川の渡し跡・小笠原新太郎視点】 【花火(って撮るの難しい…F1マシンの方が簡単だよ…)】
先週末も思ったのですが、あれですな、三味や端唄、風鈴と一緒で、花火もやはり蒸し暑い日本の夏の、涼を取るための先人の知恵のような気がします。単に日が落ちたというだけでなく、どーんと腹の底に響くあの音が聞こえると、暑さが吹っ飛ぶ。外国でも昨今“fireworks”はイベント事につきものですが、あれは「花火」じゃありません。派手ではあるけど、風流ではない。色合いも単調だし、何より腹の底に響かない。やっぱり「尺玉」じゃないと駄目だよなあ…と、知ったかぶる葛生さんはまだ「三尺玉」は未経験ですが。(長岡に行きたいと言い続けて三年目、未だ実現せず…orz) しかしそんな風流だとか言ってるわりに、「砲声殷々たり」と呟いてみたり、 「圭介に似合う花火って何色なんでしょう?」 「…色というより、いっそ線香花火で。」 「伝習隊はネズミ花火を仕掛けて遊びそうだ…。」 「圭介は怒っても怖くなさそうですからねえ。小っちゃいし。」 「圭介の好きな花火、だったら、結構パラシュートとか面白がりそう。どんな構造なんだろう、て。」 「ああ、思わず分解したくなる系で。」 ……何の話か。 銃弾足りなくて造ってる最中に嫌気が差してつい花火を作ってみようとして本多に怒られ滝川大川に笑われる圭介とか腐れ脳内で考えてたなんてS宮さんには内緒。「こいつを敵のど真ん中で破裂さしてやったら吃驚すると思わんか?」「あーはいはい鬱憤溜まってるのは分りましたから莫迦も休み休み言いましょうねー」「ぎゃはははは…!」とか科白が廻ってたなんて口が裂けても言えない。
今日は、朝から浴衣の洗い張り。今年はあとは秋祭りに着ていくかどうか…といったところなので、そのまま片付けてもOKな状態にしておかねばー。アイロンかけるの面倒だから、寝押しにしちゃおうかな…と思って、床の掃除もしました。●週間ぶりに…(怖くて実態が明かせない)
あんまり暑いのでここは一つお莫迦な小話でも…と思って(暑いと莫迦なことやらかしたくなりませんか?)書き始めたものが、やたら長くなりそうな、むしろ一本の話に纏まりそうな、そんな予感。ほぼ話ができあがりながら訳あって没にしたネタのテーマが流用できてしまいそうな、リサイクル万歳な予感。…しかしそうすると数日で手早く仕上げるわけにはいかなくなるという罠。あれぇぇ…?
ま、もう少し考えてみます。 一つの話に集中して執筆すれば完成も早いのだろうと思いつつ、いつも何本か全く違うネタを平行して煮詰めていく癖があるので、遅筆このうえありません。現在も、実はななつほど、何とかならないかな〜と試行錯誤してるネタがありまして、そのうち五つは実際に少しずつ書き溜めていたり、します。効率悪くて済みません(汗) あれだな、基本姿勢が「自然発酵」なのがいけないんだな…。
閑話休題。 本日仕事で知床に関する記事を読んだのですが、知床といえば「知床旅情」。 すっかり頭の中を曲が廻っております。 何か、弱いんですよねえ、この歌詞に。…いや勿論、函館からじゃ国後は見えませんが。ハマナスが咲くかどうかも知りませんが。(だいたい知床でも羅臼でもねえだろう)
ご無沙汰してました。 別に特別忙しかったわけではなく、土曜の花火大会の後の呑み屋で出てきた鳥飼の大サービスっぷりに中てられたかの如く、少々気が抜けてました。←常通りグラス・ストレートで頼んだんですが、そしたら何故かタンブラーになみなみと注がれてやってきたのですよ…鳥飼さんが。ありえない量です。そしてそのとき葛生さんは缶ビールを一本開けるという慣れない荒業をやってのけた後で、お腹がたぷたぷだったので、視覚だけで撃沈しそうになりました。←度数の強い酒は問題ないが量で攻められるとアウトな人(水分吸収率悪いのか、水とかでも駄目)
学習院の秋講座、「近代日本の外交 ポーツマス条約締結100年」。 講座紹介が、「明治期を中心に、外交にたずさわった人々を通し、日本の国際社会における位置づけがどのように変化したかを受講者のみなさんと考えていきたいです。」 まあ圭介が出てくる確率は幾ら学習院とはいえそんなに期待してませんが(ポーツマスだし)(いやでも学習院だし万が一ってことも)(悶々)、受講してみたいのだけれど、何がどうって、開講時間が月曜日の13:00〜14:30なんです…。 だいたいにおいて、大学の生涯学習センターの歴史科目は面白そうなテーマが多いのだが、開講時間が悉く平日の昼間であることが多い。葛生さんの母校もそうなので、幾ら職場に校舎が近くても通えない。……社会人を莫迦にしとるんかい!(泣怒) いちど、全二回の特別講義のときには、適当な理由をでっちあげて仕事サボりましたけど。さすがに8週連続は無理ですって。明らかに怪しいですって。 結局、主婦と退職おじさまがターゲットなんでしょうね。もっと若手の社会人も参加できる時間帯の講座を幾つか作れば、受講者も増えるんじゃないかと思うよ。少なくとも私は受講するよ。…どお?(ってこんなところで提案されてもな)
昨日は帰りがけに普段寄らない本屋に寄ってみたら、探していた江藤新平本があったので思わず即買いしてしまい、ついでに近くにあった伊藤博文本まで買ってしまった。江藤本は丁寧に読みたかったので、帰りの電車の中では伊藤本を開く。……すみません何でいきなり梁山泊からスタートするんですか…!?(狙い撃ちされたとしか思 え な い) 第一章の最初のシーンが、M14年正月の熱海会議でした。伊藤本なのに最後まで梁山泊が(御神酒徳利が、じゃないところがポイント)出張ってました。御神酒徳利は「夫婦茶碗」と称されてました…諭吉に。木戸の扱いが切ないほどでした。ガタの扱いがものっそい哀れでした。 内容を一言でいえば、「明治天皇と伊藤のロマンス」…?(爆) まあ歴史学者じゃないですから、書いてるの。小説仕立てですから。明治に疎い葛生さんでさえ「それはちょっと違うのでーはー…」と思う箇所がたびたびありましたから。 でも、面白かった。作者のキャラ建てが自分の認識と違いすぎて可笑しくって笑い転げてるうちに読み終わったYO!←この時点で内容を重要視してないことがバレバレ
●更新(7/31分) >「文庫」: 「鳥飯」に『圭介伝』抜粋、圭介の為人 『圭介伝』所蔵「名士の談話」から抜き書きしただけという手抜きっぷりですが、ウェブに上げておくと仕事中でも何処でも自分が確認できてネタの整理に役立つので、という全くもって自分のためだけのメモでございます…。
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