| 2005年07月30日(土) |
いろいろとやりかけて挫折。 |
『圭介伝』から、同時代人の圭介の為人評を自分用に纏めておこうと思い作業を始めたものの、あまりの湿度に敢無く途中リタイヤ。 こう暑いと脳味噌が働かない。せめてもの涼を取ろうと、鷲の木上陸あたりの書きかけSS群(オムニバスで纏めたいと思っているものがあるのだ)に手をつけた――いやホラ寒々しい季節描写とかやってれば少しは気が紛れるかと思ってさァ――、まではよかったが、自分の居る環境が蒸し暑すぎて季節感がまったく文章に反映されないので、これも没。 何たって今、脳味噌がこれっぽっちも稼動してないんだから、何をやらかそうたって無理に決まってるのかもしれないのだけれど。
東京に生れ育って二十○年、段々と夏の不快指数が上がってきています。とはいえ、葛生さんは毎年夏になると「夏ってこんなに暑かったっけ」を連発して家族をうんざりさせる特技(それは特技って言わない)の持ち主ですので、単純に感覚がお莫迦さんなだけかもしれません。 暑いのが嫌なんじゃなくて、湿度が嫌いなのです。ああ英国に逃げたい。 葛生さんの原点の某お屋形様の菩提寺住職さんは、「滅却心頭火自涼(心頭滅却すれば火も自ずから涼し)」と仰いましたが、いやいやいや暑いものは何したって暑いし心頭滅却して何とかなるならエアコンは要らないよ!(註: 本当は←はそういう話ではなく織田の焼討ちへの抵抗なので、っていうよりまず凡人には心頭滅却できないだけなんじゃないか)
本日はこれから花火見物です。隅田川じゃなくて立川です。隅田川の花火は、船か座敷を借りでもしなきゃまず花火見れませんから。人しか見れませんから。(何でも立ち止まっちゃいけないんだってサ) では行ってまいります。…雨降ってきたけど(爆)←筋金入りの雨女
| 2005年07月28日(木) |
おかげさまをもちまして。 |
有難くも開設から一年を待たずに一万ヒットを達成いたしました。 何もかも、閲覧に来てくださる皆様方のおかげです。有難うございます。 当初は「新撰組と箱館政府のSSを晒す場所」としてスタートしたはず(そうなんですよ実は!)の拙宅でしたが、気付けばすっかり大鳥一色、リンクして下さる心優しい方々の紹介文でも「大鳥サイト」となっていて、申し訳ないやら可笑しいやら…。本当、人生何が起こるか判らないものですねえ。いっそ木乃伊取りが木乃伊になったような感慨を抱く今日この頃。 至らない管理人で申し訳ない限りですが、息の続くかぎり「けーすけー!」と叫びつづける所存ですので、今暫くお付き合いくださいますと幸いに存じます。m(_ _)m
で、ですね。 7/18の日記に書きました、「一万ヒット限定リクエスト」の件。 今のところ、まだご申告を頂戴しておりません。 週末いっぱいお待ちいたしますので、そういやあ…と思い当たる節がおありの方、いらっしゃいましたらご遠慮なくお申し出くださいませ。 もし、日曜の24時まで待ってもお申し出がなかった場合、リクエスト権は「一万ヒットを越えた後のニアピン」の方(10001とか10002とか)にお譲りしたいと存じます。こちらも我こそは!という方のご申告をお待ちしておりますvv …別に取って食いやしませんから、お気軽にどうぞ!
●更新 >「文庫」: 「鳥飯」に『圭介伝』からの抜粋メモ 個人的なメモです。そのうち観察記の過去記事にも反映していきたいと思いつつ。
●メッセージお礼 7/24 20:44 呼吸困難なK様 お返事が遅くなりましてすみません! 尾崎…というかあの時代の人間の殆どはかっ飛んでいたような気も激しくしつつ、ついうっかり犬養あたりにも手を出している集中力散漫な管理人です。K様のようにちゃんと照準合わせて調べたいものです。『沼間伝』は実は読んでないのですが(苦手意識が先に立っていたので。今は他に優先したいものがあるので、たぶん暫く読まないでしょう…)、まァあれは尾崎の見解ということで。ご照会の件に関しましては、来週あたりにきちんとメールでお返事申し上げたいと存じます。今暫くお待ちくださいませ。 7/25 1:25 改進党に嵌りかけてるS様 こちらもお返事遅くなりました…。民党系はちょっとヤバイですよ。危険ですよ。下手に手を出すとこう、芋蔓式にずるずると、平気で昭和までトリップしちゃいますから…。基本的に私は後の政友会系の毒舌家たち周辺をうろついておりますが、そっちへ飛ぶ根本というか切欠は築地梁山泊三人組だったはずなので(飛びすぎ)、明治政界の奥深さというか怖さを実感しております。でも、『近代快傑録』は本当に面白いですよ。腹筋がこれでもかと鍛えられます(笑)
| 2005年07月25日(月) |
頑張ったよお母さん(誰) |
えと、ひとまずではありますが、本日めでたく最高峰を越えました。すなわち64ページ分の英文校正が終りました。 まだ雑多な作業は残ってますが、とりあえず色校が出てくるまでの一週間は息がつけます。ふう。(そのあとはまた怒涛の最終チェックという名の大波が。一日で64ページ丸っと目ェ通さにゃならんという関門が;;)
ただ、今度は拙宅のネットアクセス状況がどうにも調子が悪く。原因は回線っぽいので相乗り状態の私に何がどうできるわけでもなく。週末からなんですけどね…ブロードバンドがまるでダイヤルアップ状態。 週末は原稿持ち帰ってて、オンライン検索がないとどうしようもなかったので、半泣きになりつつ仕事してました。時事用語はオンラインじゃなきゃどうにもならないです。特に政府関係の発表もの。オンラインでもどうにもならなくて関係省庁に電話攻勢とかな場合もありますが。
そんな状態なので、更新する気があまり起きません。 いや気があるないの問題でなく、手持ちのネタも全然熟しちゃいないですが。 ともあれ、明日は仕事中に仕事以外のことに考えをめぐらす余裕も戻ってきそうなので、ぼちぼち更新準備をはじめますね。
…あ、今また地震があった。(26日の0時27分) 横揺れのちっちゃいやつだけど。
ちと吃驚しましたけど。何せ、ちょうど近所の酒屋に一歩踏みこんだタイミングでしたので(笑) 店長とおにーちゃんたちに「危ないから出て出て!」と追ん出されたんですけど、その後おにーちゃんたちは口々に、「やー、割れなかった。割れたら飲んでやろうと思ってたのに、残念!」と言い合っていて、店長に「何だお前ら床舐める気か」と突っ込まれてました。楽しい酒屋だ。 買物してる最中にも余震がきて、棚に並んだ酒瓶がガタガタ揺れたのでまた皆で店の外に出たり。「これって私に酒買うなっていうお告げでしょうかねえ(笑)」「そんなこと言わないで買って!(笑)」とかな会話もしたりしました。 うっとこに最寄の観測は震度4だったみたいですけど、体感的には4以上あったみたいな気がします(4は経験済み)
今日は4ヶ月ぶりに断髪(違)に行ってきました。店主がほぼ一人で切り盛りしてる地元の店でして、 「今日はどうする?」 「あ、適当にカットで。」 「わかった、適当にね。」 …という会話で、ほぼ希望の髪型に遊んでもらえるという好都合な店です。いつもどおり「適当に」仕上げてもらいました。朝も夜も髪に手をかけるのが大嫌いな面倒臭がりなので、髪の癖とか性質を知悉している人にやってもらうのは楽で重宝します♪←癖っ毛 以前、本当にお任せでやってもらって帰宅したら、兄上に「落ち武者?」と評されたこともありましたが…(自分では満足していたので結構ショックだった;;)
本日の更新は、尾崎行雄の『近代快傑録』から。聞きしに優る口の悪さに完全にK☆O!されちまいまして(笑いすぎで死ぬかと思った)、昨日は本屋で尾崎本に手が伸びるのを抑えるのに必死でした。…ついでに隣の頭山満にも手が伸びかけてこれまた抑えるのに悪戦苦闘。でも、とりあえず欲望には打ち克った(笑) お財布の中身も心配っちゃ心配ですが、まずは自室に山積してる圭介関連本を制覇するのが筋だろうと思ったのですよ。絶版本はともかく本は逃げないからネ(たまに在庫切れ起こしたりするが)。
●更新 >「文庫」: 「鳥飯」に尾崎行雄から見た沼間について。 とりあえず沼間はこれで一段落させます。
●メッセージお礼 遅くなりましたー。いつも元気とやる気の素を有難うございますvv 7/13 10:39 & 7/14 11:00 カイロにいらっしゃったH様 ロンドンの件ではお心遣い感謝します。何かもう、しても仕方ない心配はしないことにしました。薄情ですけど、人間死ぬときは死ぬもんだし(本当に薄情だなオマエ)。そして拙宅への暖かい言葉にも大感激です…。最近更新ペースが落ち気味なので申し訳なく思っていた矢先でした。そのお言葉だけで生きていけます(大袈裟すぎて嘘臭い)。イチは私も好きなので、あのお菓子にはどうしようかと思いました。文楽人形の逸話は寡聞にして知りませんでしたが、個人的には、「山縣」という酒かお菓子があったら一晩隣に置いておきたいです。やっぱりメタメタな状態で発見されるに違いない(笑)「高杉」も試してみたいですねー(その場合は「やまだいち」のみが弄くられていると思われ) 7/20 23:19 浴衣が着たいS様 「山田一」みたいです。惜しいな、イチの字が違う!(笑) 日記もS様のお宅の日記のように読んで楽しければよいのですが、拙宅のはいまいち面白みが足りないよなーと思いまして。でも折角、不肖・葛生の日常を垣間見たいと仰っていただいたので、↑のように暴露してみました☆ 日々、莫迦やってマス♪ マスジ足元の踊りの輪は、周囲がそんなに広くないので、非常に通行の妨げになってました(笑)
今週は大丈夫だろうと思っていたのに、どうやらまたしてもお持ち帰りの気配が濃厚です…>仕事 来週末に同僚が夏休みを取るため、その皺寄せが。……このやろう…(泣) 夏休みといえば、今日から小学校は夏休みなんですってね! いいなあ。(真顔) 葛生さんは、早くとも8月後半にならないと取れなそうですよ。夏コミ合わせで12日は休もうと思ってたのに、近地出張が入っちゃうし。その前に長岡(新潟)の花火大会(2日)に行く計画を半年前から立ててたのに(現地に友人がいるのだ)、編集日程が思いっきり被っておじゃんになるし。 大体において、この国の人民は働きすぎだよ! 英国人なんか、どんな職業でも2週間〜1ヶ月くらい平気で夏休み取るんだぞ!? ←ま、それがあの国の経済停滞の大きな原因なんだけどね(笑)
今日は帰りに下駄屋さんに寄って、鼻緒をすげかえてもらいました。最近の鼻緒というのはずいぶん太いのですね…! 歩きやすそうです。下駄ごと新調してもいいかなと思いつつ、母譲りの桐の下駄(小学校の時から履いてる)を持参したら、「折角だから大事に履きなさい」と言われて、少し大人っぽい鼻緒に替えてもらいました。挿げ替えにかかった時間はおよそ20分くらい。その間、職人さんに色々お話聞いて楽しかったです。 最近は着物ブームであちこちで気軽に手に入りますが、葛生さん的にはどうしても着物(浴衣も含む)って、「反物を見繕って仕立ててもらうもの」という感覚が抜けません。というのも、子どものときから「背が高くて怒り肩で手が長い子」だったので、市販のものだと裄も丈も身幅もまるで足らないんですよ(現在進行形)。夏の着物が欲しいなあ…。(さすがにイチ派遣社員の分際で新調するような余財はありませぬ<んな金あったら本に注ぎこんどるわい)
メッセージのお礼が遅れておりますが週末には必ずや。 そしてロンドンが何やらまた騒がしくなっておりますが、「不動如山!」と自身に呟きつつ、とりあえず情勢がはっきりするまでは我慢の子で。
| 2005年07月20日(水) |
こんな中身のない日記なら… |
わざわざ更新しなくてもいいんじゃないかという気も激しくしつつ。
最近の記事から… 1) やまだいち。 2) 踊る阿呆に見る阿呆@マスジ足元
画質が悪くてこれ以上のサイズだとどうしようもなかった。 (その前にそんなどうしようもない写真を載せるなよ;;)
ちょっと前にネットで釣ったネタなんですが、「兵庫の教育推進月間」上郡町のスケジュール、に。 「高齢者とのふれあい参観 12月9日12:45〜15:00 赤松小学校 ・昔の遊びや食べ物をつくり昔の生活を体験する。 ・赤松円心や大鳥圭介のお話を地域の人に聞き校区出身の偉人について調べる」 ……というものが。 いいなあ!(葛生さんとこは、玉川兄弟(玉川上水造った人たち)について調べるとかでした。小学校の先輩には笑点の林屋喜久蔵師匠がいるみたいですけど接点はゼロです←偉人?)
…連休は調べものをしてやりかけのネタの仕込みを少し進めて…、とか、考えていたのですが。すっかり狂ってしまいました>予定。 発端は、仕事が(案の定…)押せ押せになってしまったため、原稿を三本ばかり持ち帰ってきたことなんですけれども。 で、昼間は自宅は暑くて仕事にならない → どこか涼しい所に行って片付けよう → 喫茶じゃお金がかかるし冷房が効きすぎてるから、図書館かなあ → どうせ行くなら、ついでに資料集めもしてくるか → なら、普段寄らないような場所を優先させよう、という思考回路の末に、選んだ目的地が、江戸東京博物館7階図書室。(爆) …ええまあ前から気になってた資料があったもので…。
この図書室、開館時間は短いし、貸出禁止だし、複写は一枚30円だし、使いにくいこと甚だしいんですが、江戸・東京関連情報はさすがに豊富でございます。山のような閉架資料は無論のこと、書架に並んでるものだけでもわりと楽しめます。閉架のものも、頼めばすぐ出てくるので、リファレンスは感じよかったなあ。コピーも対応丁寧でよかったです(値段以外はな!) 閲覧したかった資料のうち、一本はコピーで済ませ、もう一本は研究書のほぼ丸一冊が欲しかったので、後で古書サーチで探すことにし。ついでに幕末明治の写真集を見て景色を勉強したり(ネタ用)、江戸の植生事典なんてものを捲ってみたり。 実家暮らしの限界で、土日は午後からしか出掛けられないので、図書室に陣取っていたのは仕事していた時間も含めて3時間てとこでした。ゆっくり読みたいタイトルが目白押しだったので残念。主たる目的が仕事だったんだから仕方ないっちゃあ仕方ないですな。今度は仕事抜きで来よう(とかいって両国まで足を伸ばすことは殆どないんだろーけど…)
5時過ぎに図書室を出て、目指すは報恩寺。(核爆) …いやその、ここまで来たらすぐ近くだよなーと前から思ってたもんで…。 JRで隣駅の錦糸町まで出て、そこから報恩寺→小倉庵、と圭介を偲ぶ(笑)ウォーキングを思いつきで敢行いたしました。…茹だるような蒸し暑さの中を……。 こちらの詳細は、「史跡」コーナーにさっさとアップしましたので、よかったら覗いたってくらはい。
I 潮さまに(有難くも)納涼☆着飾られた大村益次を見ようじゃないかツアー@靖国神社、にお誘いいただいていたので、浅草から九段下に急行。納涼どころかごったがえす人波で余計に蒸し暑くなっている境内を抜け、夥しい灯篭と益次を囲んで盆踊り大会(マジ)と某女子大の新勧コンパ系盛り上がりの神輿担ぎを一通り堪能したら、さっさと酒を求めに繰り出しました(苦笑) ただ、葛生さんにしては歩き回った後、ついでに昨夜は届いたばかりの尾崎行雄著『近代怪傑録』の内容のあまりのおかしさに時間を忘れて読み耽ってしまったため、酷い寝不足でして。 いつもより量もペースもセーブしたのに、ありえないほど酔っ払った…。 正直に白状しますと、戸外で呑んで、帰宅するのに足元を気にしなければならなかったのは生まれて初めての体験でございました。(葛生さん家は母君が酒大嫌いなので、いつも理性を総動員して帰宅までには酔いが醒めるようなペースでしか呑まないようにしてるんですね。よって、自宅や泊まりの時に比べて、店で呑んだ時は酔い難いはず、なんです、よ…。←ちと自分の理性に自信をなくしつつあるらしい) I 潮さんにも心配かけてしまいました御免なさい。懲りずにまたかどわかしてやってくださると嬉しいデス♪<私信>(も一度あの店リベンジかましに行きません??)</私信>
えー、土曜日っからそんなかっ飛ばし方をしちまいましたもんで。残り二日、反動で妙にだらだらと過ごしてしまい。………この連休に読んだ「資料」って、よく考えなくても尾崎だけだよ…。何でよりによって明治政界なのかな私!(切腹)←サイトの更新に貢献しないから
●更新 >「史跡」: 「江戸色々」に、「本所向島散策」を追加。
●お知らせ ええと、たいへん有難いことに、もうじき拙宅が一万打に達します(有難うございます有難うございます…!m(_ _)m) そこで、普段はキリ番はやってないのですけど、一万打に限って、何か企画をやらかそうかなと思いました。企画ったって、単純にリクエスト受け付けますってだけなんですけどね。 トップページの右下のほうに、こっそりカウンタが貼り付けてありますので、よかったら確認してみてください。あと300ちょっとです。踏んだ方はトップのメルフォからご申告をば。この件についてはメールアドレス必須でお願いします。 リクはSSか、「大鳥さんのこんなことを調べてくれ」ってのか、史跡コーナーに載せている地名でリンクがまだ貼られてないやつをさっさと仕上げろってのでもいいです。ただし圭介ネタの場合、敢えて私が突っ込まないでいる部分というのもあるので、その場合はお断りする可能性もあります。SSは、カップリングものは却下させてください。注文多くてスミマセン…(でもお応えできないことはしたくないので)
| 2005年07月13日(水) |
父親がとんでもない土産を持ってきた。 |
本日、葛生さんの父君は静岡へ出張あそばされてたのですが。ぶらさげて帰ってきた土産が。 まあ静岡ですんで安倍川餅ってのは判るんですが。
製造元が、「やまだいち」。(爆)
や、別にあの人と関係ないのもよくよく判ってるんですが。 ついうっかり、ものっそい嫌そうな顔でそっぽ向きつつ安倍川餅の箱をこっちへ突き出している某少将閣下、とか瞬間的に思い浮かべてしまい。 家族の前で噴出すのを我慢するのが一苦労でした。
今週末が実は連休だってことについ先刻気がつきまして、えらい嬉しいです。 わーい資料読みができる! 帰宅後の脳味噌が使いものにならないため、本日は昼休みに大川日記を読んでいたら、同僚から尊敬されました。「よくそんなものが読めるね」と…。 とりあえず、「慣れれば楽だ」と言っておきましたが、でも大川日記程度ならともかく、崩し字になると一向に駄目です。むしろアラビア語だとか言われたほうが納得しそうな勢いです。英語ネイティブのハンドライティングもたいがい酷いですけど、たぶん崩し字よりはそっちのが読めます(仕事柄)。 そんなことを思いつつ。 今はとにかく週末が待ち遠しいです。
この時期(編集月)になるといつも思う。 時間というのは、ある程度まではお金で買えるけれども一定の基準を超えるとどう足掻いても何を持ってしても購えない貴重品なのだ、と…。
そんなわけで逆立ちしても時間が足りません。いや今回は編集作業そのものはわりと余裕を保って進められているのですが。読みたいものと読みかけのものを抱えた状態で、そっちに手を回す余地が一切ない、という生殺し状態なもので。 電車の中もオフィスも食事処も、何処もかしこも冷房効きまくりで、すっかり体調崩してますし。 いっそ泣きたくなるほど気が散っているので、このまま行くと早晩、仕事のほうも切羽詰ってきかねません。涙涙。
お騒がせのロンドンの事件ですが、巻き込まれた可能性の高い友人の最後の一人と連絡が取れました。あと連絡がないのは地方都市の友人なので、巻き込まれた確率は低く、漸く安心できました。動転していたとはいえこんな場所でぼそぼそ呟いてしまい、ご心配おかけしました。m(_ _)m 後は、アジア・イスラム系住民(主としてインド・パキスタンからの移民とその子孫)へのちょっと行き過ぎた猜疑心が一部で懸念されてまして(実際に焼き討ちされたモスクがあります)、教え子の過半を占めるアジア系の子どもたちのことが気に懸かりますが、そうやってニュースになること=人種差別に対する警告の発露なので、これもあの国の人々の良心を信用して大丈夫だと思ってます。 そうこうするうちにもイラクでは自爆テロが続き、こちらは殆どニュースにならないという温度差。何だかなあ…。
●メッセージ返信 7/12 12:04 圭介の写真を買いたいH様 柴家の五郎くんのお話は、中公新書(252)「ある明治人の記録」p111にありますよー。集めた写真の種類として挙げられているのが、「ナポレオン、ワシントン、榎本武揚、大鳥圭介など」(爆) 建国の父と一緒の扱いとは、さすがは日本のリー将軍。(あ、いや、莫迦にしてるわけじゃなくて…!←汗) 明治時代の圭介の評価は、低くないと思います。ただ、それは本人が望んだ評価ではなかった、ような気もするあたりが微妙なところで。明治圭介のちょっと面白ネタを抱えてるので、時間ができたらご披露いたしますね(元ネタが英語なので今はちょっと読めないのですよ…)
すんません嘘吐きました>「メッセージ返信は明日」 昨日は、素敵サイトの管理人様とご一緒に葛生さんの母校訪問でした。目的は創設者の展示会だったのですが、相変わらず真面目な展示を前にありえないほどの大盛り上がり。うちの母校の創設者ラヴ傾向は贔屓目にも行き過ぎなのが丸見えでいっそキモ可愛いです(ええー) いやはや、楽しかった☆ 有難うございました!(ってココ見て頂いてるのかどうか) 展示会の後は、お昼、お茶と移動しつつひたすら萌え話。途中脱線して、「伊藤って可愛いですよねえ!」「犬養も可愛いですよねえ!」という意味不明な寄り道もしてみたり。そうこうするうちいつのまにやら、大鳥談義になっていたり…。(お約束?) そんなわけで、初心忘るべからずという天啓だと心を改め、帰宅後は更新準備に務めましたことですよ。『圭介伝』もちょっと真面目に読み返してます。
●更新(7/9分) >「文庫」: 「鳥飯」に二個追加 綱淵謙譲の『戊辰落日』より、伝習隊関連ネタと雑感をば。
●メッセージお礼 たいへん遅くなりました。いつもどうも有難うございます。葛生さんは基本的に愛(と書いてコメントと読む)に餓えとりますので、メッセージを頂けると幸せ一杯です。ごちそうさま♪(←?) 7/1 16:54 本歌取りのH様 本歌取りって、別に当時としては珍しい手法じゃなかったと思いますよ。いわゆるパロディですんで、たぶんオリジナルより簡単なんじゃないかとか(げふんげふん) 圭介が特別に詩歌に秀でていたようには私には思えないんですが。他に娯楽がないですから、教養うんたらより娯楽だったような気もするのです。ホラ我々の萌えと一緒。(いやそれはちと違うのではー…) 少なくとも私は副長の詠みっぷりは好きですよ。 7/4 1:07 雅楽をやってらっしゃるO様 こちらこそご無沙汰してます。お尋ねの件、8日の日記のようなお答えで宜しかったでしょうか。私は4歳からクラシックをやっていたので、自分の中を流れるメロディーは西洋音階でして。『明治の音』はとても面白かったです。でも、だからといってバードのように「日本の音」に嫌悪感を示すということはなく、遺伝子レベルで培ったものがあるのかしらとも、実際に聞いてみて思いました。ただ、西洋音階の曲だとだいたい一発でメロディが取れるのに、端唄は難しいです…(←無謀なトライ中) 7/5 23:40 軍歌CDのS様 私は暑さより冷房にしてやられておりますよー。今や風鈴で涼をとれるような気温+湿度じゃありませんよねえ>都内 嗚呼、温暖化…。それでも、ちりんと音がすると少し気分は向上します。あとは花火!花火!(笑) 北の夏は如何でしたでしょうか、少しは避暑になりましたか? 7/9 2:32 「深川」のS様 手元に「深川」はないので、どんな唄なんだろうと思いつつ。妙に鋭いとこ突いてますよねあの占い(笑) 圭介でやってみようとしたんですが、血液型が判らなくて断念しました(むしろやるな) ロンドンの件、反応有難うございます。とりあえず本気で心配なのはあと2人です。少し気長に返事を待ちますよ…。
| 2005年07月08日(金) |
駄目だ、面白すぎる。 |
明治政界。とくに政党政治が始まってから。 っていうか、政友会。
> 当時の政友会の選挙広告は、右上に犬養の似顔絵があり、広告の中心に大きな文字が > ドカンと書かれていました。 > その文句。 > 「犬養先生を守れ」
お も し れ え … ! (o_ _)ノ彡☆
●ロンドンの事件・雑感 (重たい話かつ甚だしく私見なので反転しておきます。歴史とはまるで無関係ですし、すっ飛ばしてくださって結構。それからもし感想とか反論とかもあったらどうぞ) 4年前の今頃は、私はロンドンで仕事をしていました。標的になった場所はどこも行った(通った)ことのある場所ばかりです。当然、友人や同僚、教え子(学校に勤務してました)たちが巻き込まれた可能性もあり、昨夜は混乱しながら消息確認のメールを量産していました。今朝から、ぼちぼちと返信が返りつつあります。爆破された列車の次の列車に乗っていて間一髪無事だった友人、お兄さんが現場に出くわしたけれど奇跡的に無傷だったという知人。まだ連絡のない友人達もいますが、ちょっとほっとしています。 ほんとうは、仮令私の直接の知り合いやその家族・友人たちが無事であっても、失われた命の重さや事の重大さは些かも減らないのですけれども。 どんな理由があれ人を殺すのは悪いことで、テロルというのも許されないことで、でもそれを「許さない」と言える資格は誰にあるのだろうと、そんなこともちょこっと考えました。彼らが特別に「おかしい」わけじゃない。今はその言動が常識的に見て異常でも、生れながらに異常だったわけではない(私は犯罪資質の遺伝という理論には賛同してませんので)。必ず、何か切欠があったはずで、その引き金がなんだったのか、そこを見ない限り、堂々巡りなのではないか。 学生の頃、北アイルランド紛争に興味を持っていろいろ調べ、後に現地にも行きましたけれど、基本的な考えは変わりませんでした。人種とか、国籍とか、宗教とか、は関係ない。聞く耳を持ち、対話すること。結局、それに優る問題の解決方法はない、と思っています。現時点で相手が聞く耳を持っていないのは九分九厘確実だけれど、それでは此方はどうでしょうか。自分は正しいのだと過信することなく、常に自問しつづけていきたいものです。何事につけても。
●端唄な占い。 …と、いうのを見つけました。>http://u-maker.com/130927.html 私は、「梅は咲いたか」。好きな唄なのでちょっと嬉しい(笑) 「楽天家のロマンチストで、のんびり屋に見られがちだが実はかなりの合理主義者」←あっはっは、合ってるヨ;; 先日購入したCDは、『柳家紫朝・粋曲』というのと、『大江戸ラヴ・ソングス』というものです。前者はべらんめえの江戸っ子口調が楽しい幇間芸、後者はうぐいす声の姐さんたちの競演。収録されているのは都々逸、端唄、小唄、新内、さのさなど、両方とも多岐に渡るので飽きません。ちなみに私のオススメは、後者に収録の市丸姐さん。正真正銘の浅草芸者さんだけあって色っぽいというか艶っぽいというか、惚れマシタ(照)
メッセージの返信は明日書きます。
本日私の部屋に襲来するエアコン調整業者のため、日曜からこっち、余暇はすべて部屋の片付けに回されておりました。お蔭様で何とか人に見られてもちょこっと恥ずかしい程度に整理できました(でもやっぱり恥ずかしいのか…) 床に足の踏み場ができましたよ…!(感動) 収納場所不足は相変わらずですが、上手く纏めるとまだまだ床には積み上げる余地があることが判明。ほくほくしながら古書を数冊注文しました☆(をい。)
<七夕の由来> 「7月15日の夜に戻って来る祖先の霊に着せる衣服を機織して棚に置いておく習慣から「棚機」という言葉が生まれた。仏教が伝来すると7月15日は仏教上の行事「盂蘭盆」となり、棚機は盆の準備をする日ということになって7月7日に繰り上げられた。これに織女・牽牛の伝説が結びつけられた。」
↑は『今日は何の日』http://www.nannohi.jp/07/07.htmlからの引用ですが、7月7日って変な記念日にされてるんだねえとつくづく。 盧溝橋事件勃発の日、と思うとしんみりいたします。 社会人になってから七夕と縁が薄くなりましたが、昨日帰宅したら母君が徒然に飾りを作っていて、何とはなしに心が和みました。 「まれにあふこよひはいかに七夕のそらさへはるるあまの川かせ」 (伊達政宗) あ、因みに、本来七夕というのは旧暦7月6日の夜〜7日の朝にかけて祝われるものなので、今年なら8月10日あたりになり、天の川が見えるのですな。現代ではすっかり梅雨の真っ只中ですけども。
そして銀座(職場は築地近くだが有楽町駅を使うので通勤に銀座を縦断する)はセールの真っ只中です。しかしそんな賑わいも葛生さんには無関係です。なぜなら本にお金を使いすぎて金欠だからです(T T) 夏物通勤服は確かに欲しいんだけどね…でも古書サーチで探してた絶版本があったらやっぱり買っちゃうんだよね…。服や化粧品にかける数千円を惜しむくせに、本にかける数万円は惜しまないという価値観も、四捨五入三十歳の女としてどうかと思うんだけどさ。 そしてこのところめっきり、小説とご無沙汰です。読む本といえばひたすらに資(史)料。下手な小説より面白いんだもの…! …とはいえ、たまには小説も読まないとなあ、文章を磨くいちばんの方法はよい文章をたくさん読むことだもんなあ、そんなことをつくづく考えた本屋の店頭、夏のブックフェアでございました。 (そうしてまた金が枯渇していくという罠)
…端唄・小唄・都々逸のCD…(爆) CD屋に寄った目的はミスチルだったのですが。同じフロアにコーナーがあったのが運の尽きというか。レジに向かう手の中に何故か一枚余分に収まっていたよという。 うんでも、いいよ、これ。夜道に合います、三味の音色。姐さんの粋な端唄がそこに乗っかるわけで、こう、なんか、懐手で深川界隈の柳の下を散策してる気分(いつの時代じゃ)になれるというか。蒸し暑さがすっと和らぐような、不思議な感覚を味わいました。風土と音曲というのは実は密接に関わってるかもしれないなあと思ってみたり。(←素人感覚の思いつき) 出来心ですが「吉原へご案内〜」と惣次郎に唄って聞かせてかっちゃんから怒られる歳、とかどうしようもないシーンが思い浮かびましたごめんなさい(笑)
話は変わりますが、昨日仕事で、裁判員制度の普及に努めている省庁の名称(日本語)を書こうとして、なかなか単語が出てこず。 ああそうそう!…と思いついて非常にスッキリした気分で書きかけたのは、「司法省」でした…。毒されとるなあ…。(よいこの皆さん(誰)はよーくご存知のとおり、正解は"home show!(誤)"です)
そろそろまた繁忙期がやって参りまして、更新ペースが落ちまする。一応、仕込みにかかってるネタはあるので、今月中に何かしらはできる予定ですけど、来週届く原稿次第かなあという気も。 おまけに、早急に部屋を片付けねばならないので(エアコンの調整に業者が入るんだってさ!そんな足の踏み場はないってのに!←それもいい歳した女としてどうか)、すみませんがメッセージ返しはまた後日ということで。m(_ _)m
|