みみずのたはごと

2005年03月29日(火)  自縄自縛ってこういう状態のことで正しいんだっけ?

先週後半かなり頑張ったので、今週は少し余裕を持ってできるかなと思っていたらば、週明け早々風邪で強制的に一回休みとなり、やっぱり何もかもがギリギリ間に合わな気な年度末進行っぷりです今晩和。しかしここまでどうにもならないと、いっそ清々しくもあり、「無駄な努力はするめえよ、いずれ何とかなるさね」と、却って気分的には落ち着くのが不思議ですね。(←いやそれ気の所為だから!無駄でも何でも努力しないと駄目だから!)
昨日は折角オタクの神様がくれた臨時休みだったというのに、資料読み込みもネタ熟成も何もせず、ひたすら寝こけていた葛生さんでした。おかげで本日は背中が痛い…。どうやら母君から頂戴した風邪菌さんはお腹につくタイプだったらしく、どんよりした腹痛が苛々を誘います。鼻水もくしゃみも花粉症だと思ってうっちゃってたのが拙かったか。油断大敵。
そんなわけで、本当は最後まで纏めて仕上げてしまう積りだった会津旅行記、また週末になっちゃいそうなので、とりあえず中間報告をば。相変わらず阿呆です。

新書新刊のタイトルに影響されて、榎本さんについてもう少し詳しく調べたい欲求が出てきている今日この頃。蝦夷行きの本音がどのあたりにあったのかということを、様々な研究者や小説家が書いてますけど、そろそろ自分なりの答えというか展望が欲しいなと。『朝明』で楽観的と書きましたが、あれは傍から見ればそういう見方も出来るというだけの感触なので。
蝦夷に渡った人たちは夫々の思惑を持っていて、それは会津に集った以上にバラバラであっておかしくないのだけれど、それじゃあ蝦夷というベクトルを提示した張本人の腹はどのあたりにあったのか。きっと確たる答えは出ないでしょうが、何かそのへんの事情を真剣に考えてみたい気分。こいつをやるのとやらないのとで、大鳥さんの解釈もまた変わってきそうなので。
…実生活が切羽詰ってるときほど、こういうことを考えます。実現の可能性はほぼゼロですけども(何故なら、時間ができた頃にはまた別なこと(主に大鳥さんとか大鳥さんとか大鳥さんとか)を調べたくなってるからです)



2005年03月26日(土)  一時的に復活。

週が明けたらまた潜伏しますが。

旅行前にやろうと思ってて時間切れになった大鳥活字ネタを纏めました。大鳥活字については、現物が残っておらず、結局はどんな説も推論にしかならないのだなあとつくづく。今後も、劇的な展開は望めないでしょうねえ。証拠のない発明はやはり評価の仕様がないわけで。あああ勿体ない。
でも、圭介的には「面白そうだから」やってみただけで、発明してそれで稼ごうとか名を上げようとか、そういう意図がなかったから何も残そうとしてなかったんだろうなと思います。あんまりそういうことには興味がなさそうだ。無頓着すぎてきっと周りのほうが勿体ないと思うんでしょうけど、でも圭介の周りも同様に無頓着そうだ(笑)
今日のNHKスペシャル(シリーズ「明治」)で渋沢栄一の晩年の言葉が紹介されてましたけど、本当に、幕末とか明治初期の牽引力だった人たちって、自分たちのことより国家や社会の発展を第一に考えて動いてたんだろうなあ。…単純に、自分が面白いと思ったことに突っ走ってた側面もあるだろうけど(^ ^;)
彼らの姿勢には学ばされることが多いです。

…というかこのシリーズ、第二回の予告が「ヘンリー・ダイアーと田辺朔郎」なんですけどっ! それってモロに工部大学校じゃないですか…!
ぬおお、圭介――!! 遂に圭介が公共電波に乗るのか…!? (我が事のように恥ずかしい ←…。)
嗚呼、放映前に『われ徒死せず』と『インクライン物語』にもう一度目を通しておかなけりゃ!
いやどうせ出ないか出ても一瞬とかなんだろうけど、会津で思いがけずクローズアップされてたりしたもんだからつい…ね……。(可哀想な人がいますが自覚症状オオアリなので放っておくが吉と思われますヨ)

●更新
>文庫:「鳥飯」に大鳥活字について。

●メッセージお礼(溜めすぎました)
メールでお返事させていただいた方や、日記本文でコメント返しさせていただいた方は外させていただいてます。ご了承ください。その他溜めこんでるメールのお返事は、近いうちに必ずいたしますので今暫くのご猶予を是非…!(←…。)
>3/18 23:05 大鳥スキー大先輩のH様
 エールをどうも有難うございました。本当に、最初は鳥歳というカプに嵌まっただけだった筈がどっぷりずっぽり圭介本人に嵌まりきっておりまして、まるで底なし泥沼のような酷い人だなあと半泣き笑いしながら、それすら幸せというどうしようもない状況です。明治はまだ端っこを齧った程度の知識しかありませんが、早くH様とあれこれ語り合えるよう、精進いたします…!
>3/22 8:08 叫びまくる我々を想像してくださった方 
 旅行記、読んでいただけましたか…!葛生のイメージこれでガタガタだろうと胎を括っておりますが(笑) ええ実はこんな奴なんです。思っきし引かれてないか心配です。続きは現在執筆中ですが思ったより長くなってまして…。も少し待っててやっていただけると嬉しいです。
>3/22 14:12 鼻からジョア(ブルーベリー味)のH様
 いやもう我々もきっと何か飲んでる最中だったら吹いてましたよ確実に。あの死因はねー、アレはないでしょ、という(笑) あの瞬間は、ぎゃははは!と下品に笑い転げながら背中を嫌な汗が伝いました。マジでそう書いてあったらどうしようかと…。アレが史実で、でも本当のことは書けないから皆して「腰間」って書いて誤魔化した…とかいう推論も飛び出す始末でした(苦笑)
 あ、小話の感想も有難うございました。うちの沖田はあんなかんじです。気に入って下さったのなら恭悦至極vv



2005年03月23日(水)  最近よく謝ってる気がしますが。

すすすみません週末くらいまで潜伏させてもらいます…。

鳥歳旅行に心奪われてて、うっかり年度末なのを忘れてました。本日、『今月中に必ず片付けねばならない仕事』をリストアップしてみて、素で気絶するかと思いましたよ。何、何なのコレ、どういうこと? 間違いじゃなくて? ええええ…!? ってかこれ普通に考えて無理って言わねぇか…!?(蒼白)
(編集校正作業が今回ウチの預かり知らぬ諸事情により相当ギリギリの入稿スケジュールになっている+年度末監査書類の数々+新年度の契約書類の数々=山積み。)

…てな、只でさえ切羽詰まった状況に加え、本日、母君が風邪でぶっ倒れてくださいましてね。よって葛生さん、お昼過ぎに早退。……だから時間足んないって言ってんだろーがよ――っ!(泣笑)
(医者は二、三日寝てろと宣ったそうですがじゃあその間の家事は誰がするんですかという話。)

仕方ないので原稿は自宅にお持ち帰りすることにしました。葛生さんはしがない時給勤務なのでこれやると見事なタダ働きなんですが、ええい畜生、自分が原因で入稿遅れるのだけは死んでも嫌なんだよコノヤロー!(←変なところで同人魂を発揮)

うんまあ週末くらいになれば母君も復活してくれると思いますので(と祈っとこう)



2005年03月21日(月)  鳥歳旅行記第一弾。

いやもう本気で阿呆丸出しなうえ腐女子モード全開な挙句女性向けどころじゃないお下品ネタもアリなので、そういうのが絶対に大丈夫って人だけ見てやってください。
実際、今までの史跡巡りレポートとかなり違います。別人みたいです。
忠告無視して覗いてショックを受けても私は責任取りませんからねー!(宣言)

そしたら物好きさんはこちらへ御案内。

本日は母君の厳命により、部屋の片付けに勤しんでおりました。んが、何か今見回してみたら、却ってとっ散らかってるような気がするんですが。今晩の寝床を設える場所がまるで見当たらないんですが…。(爆)
えええと、とりあえずどこかにまとめて押しやって布団敷くか…。
(↑のようにして常に片付かない部屋が出来上がるのですな)



2005年03月20日(日)  めくるめく鳥歳旅行…!

ただいまです。
『箱館の女王様』の柴宮さまからの有難いお誘いにほいほいと便乗して、"会津東山温泉一泊二日湯けむりドキドキ鳥歳紀行"を敢行して参りました。
はっきりいって会津なんて新撰組と大鳥さん絡みでしか知らず、直前に勉強していこうと思っていた時間はすべて大鳥活字に費やされてしまったので(笑)、赤ちゃんレベルの知識を抱えてぴよぴよとストーキング宜しく柴宮さまの後を付いて歩くだけといういっそ最悪な態度(汗)だったにもかかわらず、心優しい柴宮さまは丁寧にいろいろ解説してくださいまして、感動の嵐でした。…いやその、折角のお話の腰を私がばきばき折ってすべてを強引に鳥歳モエに繋げまくっていたというのが実際の顛末なのですが(遠い目)
いやもう凄かったですよ、鳥歳語りが。普段ちまちま考えては行き詰まるようなネタが、とんでもない勢いで展開していくこの素晴らしさ。たった二日でネタが何本できたことか…!(あ、でも安心(?)してください、拙宅はあくまでも健全を標榜して邁進しますので!…別のトコで吐き出してるかもしれないけど←ニヤリぼそり。)
会津行きの本当の目的は、小松の彼岸獅子(会津戦争の折に山川が官軍の囲みを縫って入城するために使った奇策)だったんですけど、確かに彼岸獅子は良かったんですけど、ネタとしては山川の出る幕はありませんでした(爆)
白虎隊の資料館、会津武家屋敷、鶴ヶ城と回る間も、ともすると話題は鳥歳に逆戻り。「鳥←歳」のシチュエーションに如何に説得力のある根拠をつけるかという、どうしようもない議題に命を懸けておりましたヨ(苦笑)←どうやらそれなりの筋は設定できたようなので、最終的には満足満腹☆ それもこれも何もかも柴宮さまのおかげなのですが…!
そんなわけで、会津のど真ん中で「鳥歳ーっ!」と腹の底から絶叫して参りました♪近いうちに写真つきで顛末を纏めたいと存じます。(といっても殆どは鳥歳ネタになってしまいそうだ;;)
……本当に、何のために会津まで行ったんだか…(笑)



2005年03月19日(土)  やっぱ無理だった…>置き土産。

大鳥活字、纏め始めたら終わらない(笑)
現在、かるーく深夜1時を回ってまして、明日は朝から旅行なのです。なので、すみません帰宅したら続きやりますので、置き土産はなしということで。(切腹)

あ、代わりと言っちゃ何ですが、新撰組小話ひとつ追加しておきました。

それでは行って参りまーす!(まずは夢の旅へ)



2005年03月18日(金)  ウェルカム大鳥活字!

(英語の用法として非常に間違った書き出しをしてみた。↑)
(というくらいにちょっと興奮気味)

昨日、仕事を(結局)早引けして、7日の日記に書いた大鳥活字資料(2)を受け取りに行き、その足でその近くの図書館で資料(3)をゲットして、ついでとばかりに図書館の書架をずらずら眺めていたら、思わぬ副産物で五稜郭・弁天台場資料と松本順自伝をもゲットしました。ほくほく。

明日から一泊で会津東山温泉鳥歳デート★(誤解を招きかねない発言は止めれ;;)なので、折角の連休ですが更新はあまりできなそうです。先刻昼休みに怒涛のように上記資料の纏めを半分くらい片付けましたので、置き土産にできる、かな?(頑張ってみますねー)
尤も、ある程度大鳥活字について知っている人には、目新しい情報はなさげな資料でしたが。

松本先生自伝は、面白かったです。新撰組関連の部分は他資料でたびたび目にしていたので大体は知ってたんですが、前後の話の流れとか、会津での話とか、奥が深くて。釜さん評および会津・仙台・庄内での話が、南柯紀行の内容とも繋がってくるので、視野が広がる思いでした。やはり蘭医ということで、修行時代の話なども興味を持ってます。活字とか小山とか片付いたら読もう。

※サイト内リンクの不手際が多くてスミマセン(焦)
 検索避けを強化した折に、フレームセットの保存がいろいろとおかしなことになり、粗方は直したつもりでいましたが、ブクマフレーム内の移動リンクがおかしなことになったままでした(汗) 帰宅したら直そう…。



2005年03月17日(木)  非常に危険な状態です。

何がって、眠気が…(爆)

花粉症の薬が切れてしまったので、とりあえず市販のものを買って飲んでみたのだが、これがあまり効かないだけでなく、非常に眠気を催します。朝っぱらから仕事にならないのなんのって、日本語打っててたった一語を打ちこむのに5分以上かかったよ(汗)←眠くなるというより、半強制的に気が遠くなり、おさらばしそうな意識を繋ぎ止めるのに必死になっていた;;
薬の効き目というのは本当に体質によりけりで、他の人が(効き目が)強すぎるというものでも私にはちょうどよかったり、他の人が胃に優しいと言ったもので吐いたり、平気であるから怖い。昔、英国の市販風邪薬で白昼夢見たことあるしなあ(笑)
…昼休みにでも薬局行って別の薬買ってこよう。

そんなわけで眠気覚ましに日記書いてみた。

そうそう、関係ないけど、くしゃみした後ってどういうわけか「ちっきしょうべらぼうめ!」と吐き捨てたくなり…ませんかそうですか。私だけか。



2005年03月14日(月)  すすすんません…!

駄文ページのメニューが表示されない状態になってます(14日午前10時現在)
昨夜、アクセス対策でいろいろ弄ってたときに、フレームセットの保存を間違えたっぽいです。すみません。ええと本日帰宅し次第、直します…。
パスワードが手元にないので、職場からじゃアップロードできないんですよ。手打ちで直すことは幾らでもできるんですけどね(技術的には。←使えねえ)

ざっと見たところ他のコンテンツは大丈夫なようですが、何か妙なところを発見された方、いらっしゃいましたら恐れ入りますがメルフォからばしっと突っこんだってくださいまし。m(_ _;)m

…あ、どうしてもSSが読みてーんだよコラ…!と仰る方(いるのか;;)がいらっしゃいましたら、
アドレスバーに次のurlをコピペして叩きこんでやってくださると、メニューページが出ます。SSタイトルをクリックしていただけば、別窓でSS本文が表示されるという寸法です。とりあえず今夜まではそれで凌いだってくだせえや。

(もう直したのでURLは削除しときます。)


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直しました〜。一時間くらい前に、帰宅して直ぐさま着替えも夕飯も後回しにして(笑)
あー、焦った焦った。



2005年03月13日(日)  脱兎。

インターネットというシステムの特徴を考えたときに、検索して情報が引っかからないことほど無意味なことはないだろう…という認識の下、検索エンジンという存在に対しては比較的寛容な態度を取ってきた葛生さんなのでありますが(いや同人サイトの嗜みとして簡易ロボ避けはしてましたが)、その根底には、大鳥圭介さんという面白可笑しい素敵な人物を多くの人に知ってもらいたいなという希望があったのも確かなんですが、実際に自分ちがサーチワード「大鳥圭介」で1ページ目にランクインしちゃったりするのを目の当たりにしたら、急速反転して500メートルほど全力ダッシュで逃げ出しました。ちょっとまってよだってオカシイよそれ!なんで開店半年も経ってないサイトがそんな位置なの…!しかもそんなありきたりすぎる検索語で…!(絶叫)
つつついでに言えば、出来心で「鳥歳」でチェックしてみたら、2番目でした…(憤死)
気分的には、猪苗代山中で崖滑り落ちて川ん中尻餅です。ううう…。
内容的に、やばいことは殆ど書いてないとは思うんですが、死ぬほど恥ずかしいのでやっぱり地下に潜っておこうと、面倒臭くて途中で勉強するの止めてたhtaccessを猛烈な勢いで確認して設定してみましたが、効くのかな、効くといいな。(っつーかあれで設定の仕方合ってるんだかどーだか…)

先週は仕事で脳味噌使いすぎまして、ぼけ〜っとしてます。英文編集・校正をやってるのですが、ピンチヒッターで一本原稿書かなきゃならなくなりまして、翻訳に出してる暇がないため英語でやらかしました。基本は先月自分も同行して取ってきたインタビュー(英語)なので、ある程度テープ起こしが流用できたので助かりましたが、母国語でない言語で適切な表現を探し、言いたい事を正確に伝えるというのは、なんと難しいことなのかと…。丸3日ほど、原稿のことだけで脳味噌100%フル回転させてました。やっぱり日本語がいちばんです、私には。
ここのところの沈黙はそういうわけでした。
昨夜からのんびりと、ヴァーチャル南柯紀行の続きを書き始めてます。他人様のご好意にお縋りして新たな資料を入手しましたので、そのあたりもぼちぼち反映させていきたいです。因みに、大鳥活字資料はまだ取りに行ってません(汗)←こ、今週中に行かれるかしら;;

●更新
>文庫:「鳥飯」の成果などを反映
 「観察記」の「ヴァーチャル南柯紀行: 1」に小梅村について、「同: 2」に"市川駅畔の小寺院"について、「国府台真相」に流山での新撰組について、それぞれ追記。
>枝折: 一軒追加、一軒削除
 蝦夷リンクに大尊敬サイト様追加(大喜)、京都リンクから大尊敬サイト様閉鎖につき削除(大泣)



2005年03月07日(月)  大鳥活字探検隊。

先日、某所の圭介お誕生日チャットにて話がちょろっと出たのが切欠で、怒涛のように「大鳥活字」について調べ…ようとしています(努力だけは。)
ざっとみたところ、府川充男さんという方が昔せっせと調べておられた、らしい。
(1) 『季節』 エスエル出版会〔発売:鹿砦社〕、1988年8月号[12号]
(2) 『Typographics ti:』 日本タイポグラフィ協会、1992年11月号〜1993年3月号[145号〜148号]
(3) 西野嘉章・編、『歴史の文字――記載・活字・活版』 東京大学出版会、1996年10月
関連部分がごく少ないページ数なので、できればコピーで済ませたい、なー…(笑)なんて思っていたら、(2)と(3)は意外と身近で入手可能なことが判明しました。ので、近日中に(コピー)取りに行ってこようと画策してはいるのです…んが、問題は、(2)の入手可能時間が見事に勤務時間に重なっているという事実。サボって行くか…?(をい)

ネットで手に入る映像資料としては、こんなのをみつけました。
「これは、幕末期にフランス式兵学を教えていた大鳥圭介が、自分でつくった鋳造活字で印刷した翻訳兵学書である。大鳥は幕臣の中でも秀才中の秀才といわれ、医学・漢学・蘭学・フランス式兵学を学んだ。これが、この本の出版に役立った。大鳥のつくった活字の特徴は銅に文字を凹刻(おうこく)した母型に鉛ではなく、スズと亜鉛の合金を流しこんで鋳造したことである。大鳥のつくった活字は、幕府の陸軍所(りくぐんしょ)の教科書を印刷する時に使われ、幕末期につくられた活字としては最も多種の印刷物を生んだといわれている。」
いやあ、「幕臣の中でも秀才中の秀才といわれ」。いいですねぇ…(どこを見ているのか。)

●更新
>文庫:鳥飯に一つ追加(5日更新分)
 いい加減に国府台からそろそろ一旦離れます(笑) 次は小山戦争か会津あたりを予定。
>駄文:大鳥夫妻SSを日記からサルベージ+蝦夷小ネタ一つ追加。
>枝折:蝦夷リンクから一つ削除、二つ追加
 『Maple』様閉鎖ということで、リンクを削除しました。その他、かねてから繋げたいと思っていた二サイト様を鼻息荒くお迎え。



2005年03月04日(金)  雪が降ると駆け回りたくなる…。

葛生さんの前世はもしや犬だったのか…?(性格的にはむしろ猫なんですが)

そんなわけで東京は雪です。この時期なのでどうせボタ雪だろうと思っていたら、さらさらの綺麗なやつでした。ちょっと嬉しい。
…なぞとばかりも言っておれず、ちょびっとわくわくしながら10分ほど余裕を見て(JR中央線は雪が降るとすぐ止まるのです)出掛け、案の定電車が遅れていたので安全策を取って地下鉄に乗り換えたら、こっちも遅れてまして、結局15分の遅刻。なんだか凄く敗北した気分だ…。
うんでも、遅刻してもやっぱりちょびっとわくわく気分は納まらず、なんだか楽しく仕事してます。窓は真っ白なので折角の地上11階からの雪景色もなにも見えないのですが。
そして本日午後は、外出の予定です★わあい。←注:仕事

今週末がF1開幕(というかもう今日ですね)なもので、別館1号のほうにかかずらってて、すっかりこちらが疎かですみません。今までサボってた分、A4にして厚さ数センチの英文(汗)と取っ組み合ってドサドサとF1情報を咀嚼しておりました。英文読みながらも、傍らに置いてある圭介資料が気になってしまって、そのたびに自らを叱咤しつつ(笑)
一段落ついたので、そろそろ圭介にも触手を伸ばします。
通勤時間・出張の移動時間を有効活用しようと、先日PDA(通称「富士太郎」くん←…。)を購入しました。まずはネタの打ち込み方を一気呑みならぬ一気憶え。次は情報の転送の仕方を勉強せねば。
…むしろ使い方を憶えるために余計な時間が必要とされている気もいたしますな…(遠い目)

●大鳥誕生日妄想
そうだよクララ・ホイットニー嬢がいたよ>欧米文化伝達者。先の日記を書いた直後に、2名の方から暖かいツッコミを喰らいました。えへ。←勉強不足を自慢するなっての。
…慣れぬものに手をだすもんじゃありませんね。クララさんは名前は知ってますが、自分で資料を読みこんだわけでもないので(『われ徒死せず』すら飛ばし読み状態;;)、ついうっかりしてました。
しの様方村様、ご指南どうも有難うございました〜vv 勉強して出直します。…ので、今後もどうぞ宜しくばしばしツッコんでやってくださいませ☆ ←他人を当てにするなっての。



2005年03月01日(火)  鈍感です。

昨日、やたらアクセスが多いなあとちょっと首を傾げていたのですが、すみません、もしかして圭介お誕生日更新を楽しみにしてくださってましたか…?(気づくの遅すぎ)
実は、考えないでもなかったのですが、もともと誕生日を祝うという観念、日本の土着文化ではありません。男児のみ、満1歳の初誕生日に一年間無事に成長したことを祝い、これからの健やかな成長を祈る行事として、餅をつき、氏神にお参りをして祝宴を催すという風習があっただけです(近世には大人でも一部の公家などが自分の誕生祝を企画したりしていたような記録があるそうですが)。
なんでそんなことを知っているかというと、「誕生パーティとかって明治になって輸入されたっぽい」と思って、それでネタにしようと調べたからです(笑)
そしたら、実は欧米式の誕生日の祝い方(パーティしたりプレゼントしたり)が日本に定着したのは戦後らしい、という厳しい現実に直面してしまいました。昭和25年に年齢を満で数える法律ができたそうなんですが、それまでは数え年が当然だったようです。戸籍制度や男女平等の意識が確立され、経済的余裕ができたこととも関係がある、と説明されてました。…そういや、うちの祖父は数えで自分の年齢を言ってたな…。
勿論、例外というのは何処の世界にもあり、進取の精神をもつ圭介の家なら、先んじて誕生祝いをやってても不思議はない、という理屈のつけかたはできます。でも、圭介自身は、そういうことに無頓着そうだ。たぶん、取り入れるとしたら子供たちだろう。んん、子供たちにいきなりおめでとうと言われて面食らう圭介とか可愛いな。…でもそうすると娘たちが興味を持ちそうな年頃って…圭介、日本にいるのか?っつうかそもそも、その頃に娘たちが欧米の文化に詳しいか??…駄目だ、ひなやゆきじゃタイミングが合わない。男の子はあまり興味持たなそうだし、つる(四女)は6歳で死んじゃうし、圭介の享年79から考えて、できるとしたらいな(五女)か鴻(六女)だろう。ひなあたりが吹き込んで、ちいさな妹たちが盛り上がる。うん、これならいける…!
……と、思ったときにはすでに誕生日当日になってましたよ。(爆)
つまり、考えすぎ。そして時間切れ。
(脳内で一人静かに妄想を弄んで楽しんでました。ごめんなさい〜!!)


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