みみずのたはごと

2004年11月29日(月)  やられた…。

●大河雑感
ああやっぱ洋装似合うなとか、トイレの問題を持ってくるなんて三谷さん目の付け所が鋭いなとか(実際問題そういう当たり前のことって凄く話題になったんじゃないかと思うんですよね。でもお話だと、大抵そういう当たり前のことから削除されていくから(王子様はトイレに行かないとか)、そこを話に組み込めるというのはやはりタダモノじゃないのではないかと)、リンタロ流石だ!とか(念のため云いますと私、勝はそんなに嫌いじゃないですよ。好きにもなれないけど、立派な人だとは思います。でもやり方がちょーっと下手だったよね…構想は理解できるんだけどね。人というのは、やはり理屈ではなく気持ちで動くものなのですよ。最後は。その部分がこのひとは、特に味方に対して大幅に欠落していたような気がします。気がするというのは、ちゃんといろいろ資料を徹底研究したわけじゃないから外側の資料だけだからですが)、この姉弟好きだなとか、ふられて落ち込んでる鬼フクチョが可愛いとか、揃って慰める局長と一番組長がホームドラマでいいかんじだとか、お琴さんは『紅の肖像』のがいっちよかったなァとか、
そんなことばっか考えてたんですが。
最後で、ぶっとびました。ははははじめちゃーん…っっ!(絶叫)
か、恰好よろしすぎだよ、きみ…。たとえ最後の一人になっても、っていうのが、本当に、どうしようもなく心に響きました。うあ…やられた…マジでやられた、根こそぎ持ってかれた…。
編成表の安富さんの名前には、気づきませんでした…不覚……。(密かに才輔ラヴ)

そんなことがきっかけになって、会津での新撰組の分裂について、昨夜からいろいろ考えているのですが。
よく言う、土方さんと一ちゃんが袂を分ったっていうあれ、別に意見が対立したわけじゃない、ような気がしています。一ちゃん側の資料を何も手に入れていないのでアレですが。南柯紀行の記述と合わないんですよね…。
…などと、つらつら調べ始めたらとんでもない量になりつつあるので、またそのうちに纏めようかと。まずは一ちゃんサイドの資料を手に入れてから。
それにしても私、本当に、地図を見ながら南柯紀行辿るのが好きみたいです。我ながら莫迦みたいだと思いつつ止まらない(末期症状)

●更新
>文庫:土、日と連続で鳥飯に追加。
手持ちの分を読み直したら、結構伝習隊について詳しく載ってました(爆)のでお浚い。こうして纏めておくと後で自分が助かるので。



2004年11月27日(土)  新撰組ブームらしい。

ばかばかネタを思いつくのでストックだけが増殖していってます。私は大抵ワンシーンから話を起こすので。シーンだけなら、ちょっと日常生活でアンテナ張っておけば、モチーフは見つかるのです。問題は、そこにどう枝葉をつけて肥えさせて起承転結をでっちあげるかという…。その作業中には勿論、史実研究も含まれるわけなのですが、さすがに10年前の知識だけで太刀打ちするのは無理があります。だいたい私そんなに記憶力よくないし(むしろ悪い。)
なので、今はとりあえずネタ帖を分厚くする作業に徹してます。暫く放り出しておくと、不思議と、自然に熟成が進んだりするのです。そんないい加減なメカニズム。

国会図書館の気になってる資料を複写依頼しようと心に決め、もう一週間くらいメモを持ち歩いてます。いや仕事上がりに職場から徒歩5分の図書館で注文しようと思いつつ(ついでにそこの書庫にも面白そうなネタが眠ってるようなので見せてもらおうと野望を抱きつつ)、仕事がね…終わらないんですよね…(遠い目)
ものすごく中途半端な残業を日々繰りかえしてまして、真っ直ぐ家に帰るには余裕があるけど、図書館はもうまもなく閉館するし、本屋に寄るにはちと遅すぎる、みたいな。実際問題、無理して資料入手しても現状ではろくに読めないだろうから、後回しになってしまってるのですが、なーんか妙に悔しいなぁ。敗北感を噛み締める毎日。

ふるさと博物館に山崎日記を冷やかしに行くのは難しげな感触です。電車で30分の距離が遠い。いっそ日帰り散策とかじゃなくて、どこぞにのんびりと旅したいです。美味しいものはなくてもいいから、利便性もなくていいから、ただ人の手の入らないまっさらな空を、本物の大地を踏みしめたいな。
っていうか英国の片田舎に行きたいよ…(飛躍しすぎ)



2004年11月24日(水)  恐怖の一日。

昨夜、終らない終らないと悲鳴をあげつつ懸案の連作を完結させて、既に日付変更線をかなり回ったところで突貫作業でアップしたのですが、きちんと通しで読み直してなかったため、本日一日中恐怖と戦ってました。
紙媒体が創作活動の原点(いわゆる同人誌ですネ)な悲しさで、どうしても画面上の確認だけじゃ見落としが出るので、通常は必ずプリントアウトして目を通すのですよ。昨夜は時間がなかったので無茶をしました。ぶるぶるぶる。もう二度とやらないぞ…。(本気で怖かった。そしてそういう日に限って忙しかった)
結論からいえば大丈夫でした。満足行く出来かというのはまた別の問題として。悔しいかな、今の自分にはこれ以上のものは書けない。本当に悔しいけれど力が足りない。
ひとつ前編で失敗をやらかしてました。大塩と書いたつもりで、塩川とばっちり書いてました。両方とも会津にある地名ですが、この場合の正解は大塩です。すみませんでした。
それにしても、だんだん土方さんが世話女房化してまして、どうしましょう。(いやどうしましょうじゃないから。) 大鳥さんは大鳥さんで、書けば書くほど何を考えているのかよく判らない人になっていくし。ふんがー!(一部不適切と思われる表現があるかもしれないため伏字。)

●大河雑感
モノマネ…(黙)←いやだってそれ完全にキャラ変わってるから…!似てたけどね?(彼は私は役者として好きでだから舞台なんぞも見に行きましたが。) それと、副長に声かけられた釜さん。嫌味だよその笑い方!ふふん、て背景に書いてあったよ絶対…!
大河の永井さんは味があってなんともいえずいいです。ちと頼りないですが(笑) そのうち箱館奉行でネタができてたら笑ってやってください。そのくらい好き。武揚伝の永井さんもそういえば良かったなぁ。
山崎さんの死については、実はあの時点で幹部が京に戻るということがあんまり現実的に思えなかったので、いまいちでした。だって無駄死にに近くないか?京阪の治安を預かる組織なのだから、本来ならば、やはり伏見に下る時点で、情勢を予測して書類の始末くらいはしておかなければならないはずなのです。もっとも、アレで現在京洛における新撰組の仕事ぶりを表す内部資料が極端に少ない、という事実に理由はつけられますが。あと、八木さんを出したかったのでしょうけどね。え、新八?…私の中の新八っつぁん&小常ちゃんは、大河の中には住んでませんよ(断言)
そんなこんなで、やっぱり鳥羽伏見に関しては消化不良なのでした。(だいたいにしてまず求めるものが間違ってます葛生さん。)

●昨日の更新
>大鳥文庫: 「鳥飯」にご飯粒程度のネタを。
>駄文: 連作ようやく(若干消化不良ながらも)完結。



2004年11月19日(金)  こんな日々です。

・ここ一ヶ月ほど空咳が止まりません。
・昨日仕事の取引先を訪ねたらボージョレヌーボー1本お土産にくれました。人徳?←殴
・グラスゴーというかスコットランドの殖産興業史がめちゃ面白く、鋭意脱線中。
・こっそり銀魂に嵌ってます。
・本日は新宿にてリンダリンダを観てきました。楽しかった…!満腹満腹。

以上、近況報告。

素人が、下手にいろいろ書くもんじゃないなァと思います。手持ちの資料くらいもっとちゃんと目ェ通しとけよ、みたいな。『われ徒死せず』もなんですが、『大鳥圭介伝』も、ちゃあんと全部読んでから、本当はいろいろ書くべきなのだよなと、つくづく。反省。でも時間ないので路線変更はあまりしなさげですが(学習能力は蚤並デス)
いろいろと読みたいもの、知りたいことが多すぎて、現実生活が回ってません。仕事辞めて本読みてぇとか言い出してたら駄目だと思います社会人。ってか葛生さんは紛れもなく駄目社会人ですけども。
来月は出張で西へ行きますが、西宮まで行くんだったらどうせなら上郡まで行かせろと本気で思います。最悪でも適塾は覗かせて欲しいです。一人で行くわけじゃない+日帰りなので無理なのは判りきってますが。ええ判ってますけどね!

以上、愚痴。(断言するなよ)

●更新
>鳥飯: 取るに足らないネタ二つ。



2004年11月16日(火)  お茶濁し。

仕事がちょっと本気で莫迦にできない状況なので、SS書きは暫くお預けです。資料に突っ込む作業のほうがまだしもやりやすい(仕事が似たような作業なので)のですが、そっちも時間との勝負なかんじ。忙しいときほど逃避したくなるのは確かに事実ではありますがー(乾笑)
月末には何とか一息つけるのではないかと、切望しつつ、でも葛生さんてば突然催して何か書きだすかもしれないので油断はできません。要するに行き当たりばったりてことですね。(堂々と言うな)

てなわけでお茶濁しな小ネタ2個。ワンシーンから話を起こすのは好きです。
自宅の庭の柿の葉が真っ赤で、そんな簡単なことからもネタは降ってきます。話の展開は決まった。あとは筆力だ!(そして大抵そこで躓く)

●大河雑感ニ話分
大河の豚一さんとか岩倉卿とかせごどんとか、がたいそうお気に入りなのですが、史実的には単純に好きだで済まされない蟠りが私の腹の底にはあり。複雑です。すっきりしないのは、ひとえに私が歳さんとか圭介とか釜さんの視点から物事を見てしまうからなのですけれども。いかんいかん、両の目で物を見ねば!←「孫子の兵法」
いよいよ鳥羽伏見開戦ということで、楽しみにしてたんです。実は。ほんのちらっとでも伝習隊とか遊撃隊とか映るかなーと、ええ無駄な期待でしたが(爆) 何も滝川大川人見伊庭小太(要求多いな;;)を出せと言ってるわけじゃなくて、ちらっとでもそれっぽいのが映れば幸せかなとか…。でも、歩兵隊の大惨事すら影も形もありませんでしたからね。仕方ないのか、新選組なんだから。(でも、どこでも勇猛果敢な指揮官として描かれてる林権助をああいうふうに描くってのは、みたにさん太っ腹つーか怖いもの知らずっつーか…)
予告のやさぐれ釜さんは、艦長なのに知らない間に沢さんに最愛の開陽を掻っ攫われちゃったからだと信じて疑わないのですけど合ってますよね…?

●更新
>駄文:小ネタ2本。釜さんが漸く登場。
以下、昨日までにアップした箇所
>所有物:フレーム化+追加文献少々。
>文庫:「本日の鳥飯」つまりは圭介関連ネタ帖。



2004年11月13日(土)  強力助っ人もひとり登場。

市立函館博物館から、『五稜郭・箱館戦争』の図録が届きました!(そう、こっちも頼んでたんですね…)
これと季刊大林さえあれば怖いものはない、気がしてます。ふっふっふ、どこから攻略しよう?…なんて考えながら見てるだけで満腹になりそうな危機感も若干おぼえつつ(おい)

本日の朝日新聞東京版に、「新選組の『取調日記』発見」という記事がありました。なんと山崎さんの署名入りだそうですよ!縦7.6cm、横16.5cmの和綴で、表紙に「取調日記」、裏表紙に「山崎丞」とあるとか。中身は42枚(数枚が千切り取られている)で、慶応元年5〜10月の歩兵調練書の写しや出張の際の出来事などがあるそうですが、「人物名の羅列などが多く、私的なメモの類とみられる」ですって…!や、山崎の私的メモ…(頭の中でぐるんぐるん色々な妄想が展開中→強制終了)
新聞に載ってた写真をぱっと見た限りでは、山崎さん、字はあんま上手くなかったっぽい…?書き損じもあるし。148人分の隊士名簿もあって、名前の上に「切腹」「退去」(脱走)などというリアルタイムで書き込まれたと思われるネタもあるそうです。みみみ見たいぞー。
今日から来月12日まで、日野市ふるさと博物館で展示されるそうですよ。行かねば…!(って先週行ったばっかりなんですけどふるさと博物館…;;)

仕事が山場でして(毎奇数月ごとに山が来ます)、いろいろ滞ってます。毎日頭のどっかで幕末のことは考えてますが。



2004年11月09日(火)  祝!問題解決ーvv

五稜郭の窓は、連子窓であることが判明しました★

情報源は、本日自宅に届いた『季刊大林 No.499』。建設大手・大林組のPR誌(半分以上業界内向けとみた)でして、毎回プロジェクトチームが様々な建築の想定復元と未来構想を研究発表してるのですが、この号ではなんと五稜郭の復元プロジェクトに取り組んでまして。それと知るなり発作的に広報室に手紙書いてました。「幕末期の函館について研究している者ですが」と銘打って(爆)
…う、嘘じゃないもん(たぶん)研究してるもん幕末の箱館(ある意味では)…!←本当にすみません広報室の○○さん、騙すつもりはありませんでした。ただほんのちょびっとだけ説明を端折っただけです…(屠腹)
しかしこれ、すごい資料でした。期待以上。何せ、平面図の詳説に加え、立面図・俯瞰図、屋根や窓の形状、建築技法、建材、はては壁の色まで、発掘調査された遺構の状況と当時の図面・文献資料を裏付けとし、現存するたった二枚の写真の一枚を元に、最先端の技術(CGとか)を駆使して再現してます。さらには土木工事の施工にかかった技術と経費を弁天台場のそれと比較してみたり、五稜郭の立地を検討してみたり、細かな数字データを並べて様々な方角から検討していて、単純に研究成果としても素晴らしい出来。さすがは大手ゼネコンのプロジェクトチームです。
戦国の城郭建築の常識からみると五稜郭の位置というのは非常に不自然な印象をもっていたのですが、それも明快に解説してくれました。プロジェクトチームでも、やはりあの位置は戦闘を想定しているようには思えないという議論が起こったそうですが、資料を研究した結果、あの位置は、箱館港と外洋とを一度に見張れ、いざというときに各藩の陣屋や箱館の町への応援もしやすい距離で、左右は泥沼に囲まれているから堀さえ作れば守りも堅い、という見立てによるものだと判ったとのこと。ついでにいえば、あれだけ内陸に造っておけば艦砲射撃も当たらない予定だったらしいですが(笑)←思いっきり命中しとりますがな;;
いやいやいや…しかしおいしい資料でした。ざっと目を通しただけでも涎が止まりません(汚い)。笑いも止まりません。稜堡式築城の歴史なんかも解説されてるので、じっくり読むとします。ぐふ、ぐふふ…(怖)

●進行状況
『朝明』のときもそうだったんですが、「土方と大鳥を同時に登場させると夫婦漫才を始めちまうので話が進まない」法則がそこかしこで進行中。手綱を取り戻すのに躍起になってます。



2004年11月06日(土)  今いちばん知りたい事。

箱館の建物の窓@幕末。当時はまだ和風建築に硝子は入ってないでしょうから、障子なのはいいとして、障子のみだったら幾らなんでも寒かろうと。雨戸なんでしょうか、その外っ側ってのは。そんな些細なことが喉もとの小骨よろしく引っかかってまして嫌〜なかんじです。
そんななかで、歴史重視の看板を遂に下ろしました。といっても実質的な作業やら自分の姿勢やらが変わるわけではありませんけども。資料の谷間を漁ってほくそえむ幸せと苦悩は有難く噛み締めつづけさせていただきますけども。要は、結局やることが何ら変わらんのであれば、別に宣言しとくこともないだろうと思いまして。作品読めば判る人には判って貰えることですし?
ってなわけで、創作の嘘っぱち妄想度数がほんのり上昇するかもしれません。しないかもしれませんが。少なくとも、蝦夷の資料が読めてないから蝦夷が書けないというジレンマは解消されますな(問題はそこだったらしい)

●阿呆レポート
あんまり阿呆なので、見なくてもいいですが(むしろ見ないほうがいいと思われ)、先日仕事で行った東京モーターショーから、大鳥サン生息レポ。

●大河雑感
顔芸。この一言に尽きます。勘太郎もですが、谷原さんの表情だけで心情の変化をまるごと見せつけた演技が素晴らしかったなと。と、言ったら、友人曰く「策士があんなに丸出しでいいのかなーと思ったんだけど」(爆)
ストーリー展開は、私はかなり強引だなと感じました。近藤伊東間の蟠りが溶けてしまったのなら、せめて既に張った罠を撤回する余裕がなかった程度の展開が欲しかった。
箱館を、大河で見たいかというと、私は遠慮したいです。自身の思い入れの強さゆえに。つまり大鳥さんの描かれ方ですが。一方で、これまで今年の大河を見てきて、三谷さんという脚本家の登場人物に対する容赦なくかつ暖かい視線に信頼感をもっているので、このひとならばありきたりの大鳥像は描かないだろうなという予感もあり、見てみたい気持ちも捨てきれず、正直複雑なところです。
映像にしろ、文字にしろ、自分がこうと思ってしまった姿がすでに存在すると、噛み合わない条件を受け入れるのは難しいですね。今回の大河のように、いい刺激になることもあるわけですけれども。

●更新
>夜話:『史実と虚構の間』を削除。
 言いたかったことの一部はそのうち何らかの形でサルベージするかも。
>駄文: 恰好いい大鳥さんを狙ったなれの果て。
 土方さんに大鳥さんを見直させたかったんです…が……。前後編の予定。



2004年11月05日(金)  看板に偽りアリ。

サイトを見直してみました。
……ど、どのへんが『新撰組ラヴ+ビバ箱館』なのだろう…(黙)
むしろ『圭介ラヴ+ビバ脱走陸軍』とかしたほうがいいですか。はっきりいって看板に掲げてる単語のちょうど谷間の時期の話しか書いてないんじゃないかって気がしますが。っていうかいつ蝦夷に上陸するんだこのひと。(南柯紀行はようやく上陸しました。てへ☆←てへ、じゃない)

日野散策は3日に決行して参りました。日野の新選組フェスタは31日で終了してしまってるのでふるさと博物館→石田村散策→高幡不動→調布新選組フェスタ、というルートを設定。強行軍でした(笑)
ふるさと博物館はまた展示が少し入れ替わってて、初公開な資料もありまして、主に彦五郎さんの武勇伝を堪能してきました。彦五郎さんという人に対する印象がぐるりと回転しちゃいましたよ…。官軍に追われて逃げた場面を、実の孫に「間一髪で、見つからなかったほうが不思議なぐらいだが、見つからなくて本当によかった。何せあの祖父のことだから、背後から鉄砲でも撃ちかけられた日には、大刀振りかぶって突進していったに違いない。」 …断言される彦五郎さんていったい。「あの祖父」ってどんな祖父だよ…。赤報隊とやりあったと伝わる彦五郎さんの大刀(鉄砲傷付)などもありまして、要するに、よっぽど血気盛んな方だったらしい。そりゃ歳さんが入り浸るわけだわ…(微笑)
昼食は高幡不動の池田屋にて。ここはメニューが隊士の名前なんですが、座席が厨房のすぐ脇だったので、「次、土方ふたつ!」とか、注文入るたびに笑ってました(阿呆)。ちなみに私は土方丼、友人は甲子太郎丼。ボリュームが凄かった。
不動尊の不動堂ではまたしても圭介の書軸をじっくり見てきましたが、そこで団体客に説明をしていたお坊さん曰く、「こちらにある書軸ですが、これは明治に入って、土方歳三の親戚だと言って関係者に一筆お願いしたところ、こちらの皆様は皆さん土方さんのことが大好きでしたので、快く書いてくださったと、そのように伝わっております。」…なななな、なんて言った今…!? だいすきってだいすきって…、榎本・大鳥・松本順・勝海舟・山岡鉄舟・山県有朋という面子でどっからそんな単語が…!特に最後の一人!(絶句)←書いて貰った、のは釜さんだけなんじゃないかと思いますが如何。
調布の新選組フェスタはお値段の割に薄味でしたが(笑)、池田屋アクションとか、喋る局長人形(人形の顔にホログラムを当てている)とか、趣向はなかなか笑えました。
そんなかんじで、まあ一日煩悩だったわけですが、今日になってもまだ疲れが取れてないというところからフィーバーぶりを予想していただけるかと…。

鳥歳は詰まりっぱなしです。前のやつ(朝明)もやたら難産でしたが、好きなひとの視点というのは非常に書き難くて、どんどん別人になってっちゃうので、って元から妄想=別人、ではあるのですがね。モチーフも情景も決まってるので余計に苦しいです。ああん神様仏様オオトリ様〜!(酉の市でも行っとくか?)


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