かたほうだけのパンプス
敦子



 映画WOOD JOB!実際、山の仕事

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公開当日に映画「WOOD JOB!」を観て来た。林業の映画と聞いて夫が以前から「観るぞ!観るぞ!」と騒いでいた。

夫は、リス(リストラ)後群馬県の林業をやろうとして必要な資格取得のために森林組合の講習を受講していた。まさに映画のとおりに木を切り倒すための道具の扱い、危険等の対処や知識。
でも年齢の関係でこの映画どおりの林業自体には就くことは叶わなかったが、草刈の仕事を臨時雇用でやっていた。群馬県は山が多いので、手入れをしなくてはならないので、たまに森林組合が募集する。

夫が草刈の仕事をハローワークで見つけると、募集定員以上の人が殺到。面接が厳しかったらしい。どうにか雇われたが、仕事が始まるときつくてやはり脱落者がでる。

都会で生まれ育った夫が都会色のない場面の仕事、風景。空気に包まれていたいらし。草刈の仕事で山に通っていた半年間は、毎日5時起きで、弁当作り。私は脳卒中のために左半身がおかしいので片手のみで出来るようなおかずを用意するしかない。今よりももうちょっと手の動きが悪かったから水筒の蓋を開けたり閉めたり両手を使う動作が出来なくて夫は蓋を開けたり、閉めたりとか、弁当箱を包む布を縛るとかをやって朝はてんてこ舞いだった。
そんなことを思い出しながら映画を観ていた。

映画の中で鹿の死骸があったが、実際山のなかはとても鹿が多いらしい。黙々と仕事をしているとなんか気配を感じて振り向くと静かに鹿がこちらを見ている。小鹿と一緒にいることも。山で怖いのは蛇でもなくもちろん鹿でもなくて猪でもない。熊はちょっと怖いので鈴を持たされるが、それよりも恐ろしいのはスズメバチだそうだ。夫は今でもハチのブーンという音を感じると、怯える。スズメバチは、攻撃性が強いらしい。一匹でも恐ろしいがなんと大群でやってくるのだそうだ。

この映画の監督がヒルにやられるなどのエピソードを網羅して森林のおきてみたいな特性を伝えようとしていたが、山の恐ろしさは、高さでもなく、木を切る道具での事故もあるが、それよりも小さい驚異の(蜂の)一刺しこそが山のヤマのようだ。
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映画のなかの主要の役でかっこよく山の男ヨキを伊藤英明さんが演じている。とにかく山の荒々しい男。私は、伊藤英明さんの映画って興味なくて観たことがなかったが、今回の彼の姿があまりにもかっこよかったのでネットで見てみた。知らなかった・・・けっこうワイルドな人で映画のまんまの人だという。でも私は、イケメンってどっか信じてなくて・・・ところが、彼のファンになってしまったのだ。それは・・・

伊藤英明さんは子供時代、腎臓が悪く入院生活を送っていたそうだ。私も同じだった。伊藤英明さんのように完璧には治ったわけではないが、普通に働き子供も産むことができたのでそういう意味では、伊藤英明さんに近いかもしれない。でも、私は、脳卒中に二回なった。
腎臓が悪い人が脳卒中になる率は高い。腎臓は血液に酸素を送り込んだり取り込むとかいうことにかかわっている臓器らしい。私は若いころから高血圧傾向にあった。たぶん生活のなかで血液にいい酸素が取り込みづらい場面が多くなってしまうのだと思う。
脳卒中仲間に腎臓が悪く、進行すると人工透析に行く手前という人がいた。脳卒中になる原因にもともと腎臓が悪い人は少なくないらしい。

それにしても伊藤英明さんは、ステキ♡健康を取り戻し、出来なかったことを思い切りやる!という人生にシフト出来た元気に拍手!



2014年05月12日(月)
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