ひよこ幼稚園。

2010年10月01日(金) 包まれる、満ちる。

大好きな恩師に会いに行ってきた。
2ヶ月振りの再会である。

進学のことなどお話しているうちに、
先生の温かさがどうしようもなく胸に迫り、
あろうことか不意に泣けてしまった。
あの感覚には、「泣ける」という表現がとにかく相応しい。
一旦涙が流れたが最後、
あとは蛇口をひねったかのような有様であった。
途中、若くて弱く、甘かった頃(いや今も十分に弱くて甘いが)が
ほんの一瞬フラッシュバックしたようでもあるが、
それは決して辛くはない。
いずれにせよこの涙は、
過去を受容しえたからこその涙であろうと思う。

とても優しく、私のこれまでの歩みを労ってくださり、
「頑張ってくださいね」と、
笑顔で応援の言葉をくださった。
頑張る自分を見ていてくれる人がいるということ、
また、その頑張りを喜んでくれる人がいるということに
心の底から感謝せずにおれない。
これは最上の幸せではなかろうか。

そうか、先生はこれまでもずっと、
悩んでいることを察知しつつも
自分できちんと答えを出すだろうと信じてくださっていた、
そしてその上で、
そっと穏やかに見守り続けてくださっていたのだ、と、
今更ながら気がついた。
何と長い間、支えて頂いていることか!
恩返しは、いつどんな形でし得るだろうか。

あれ?昨日の答えが今日出たかも知れない。


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