こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2010年11月06日(土) 素直になれなくて


 ホテルに戻る帰り道、彼が私の手を繋いでくれました。

 彼の手はとても暖かくて、私は幸せな気持ちになりました。



 お部屋に戻って、私達はシャワーを浴びました。

 彼は私が身に着けていた濃紺のキャミソールとショーツを脱がせると、

 既に濡れているその部分に舌を這わせました。

 気が遠くなるほど長い間、両手の指先で二つの胸の先端を摘まれ、

 舌でその部分を吸われたり、舐められたりしました。

 彼のモノが後ろから私の中に入ってきた時、




↑エンピツ投票ボタン

 熱く滴る私の中は彼のモノでいっぱいになり、満たされていきました。



 愛し合った後、私は彼の腕枕でそのまま眠ってしまいました。

 乱れて乱されて眠りについて目覚めた時に、

 照れて、ついひねくれたことを言ってしまうところは彼も私も同じ。


 「あ〜疲れた。今までで一番疲れた。」


 今までで一番疲れた…ではなく、

 今までで一番気持ち良かったって言うべきだったのに…。


 「俺も疲れたよ〜。もう無理。

  どっちも疲れたならそれでいいじゃん。」


 ひねくれ者の彼の言葉に傷つくひねくれ者の私。



 帰ってから、いつものように彼にメールを送りました。

 
  いっぱい愛してくれてありがとう。

  今日が一番疲れたなんて言ったけど、本当はとっても嬉しかったの。



 次の日の朝、ゴルフが終わったら電話が欲しいと彼にメールをしました。

 夕方になって彼と電話で繋がりました。


 「ゴルフの調子、どうでしたか?^^」


 「いやぁ〜。今日は調子悪かったよ。疲れたよ。」


 疲れたとは言いながら、彼の声はとても明るく聞こえました。


 「昨日よりも疲れた?^^;」


 「勿論今日の方がずっと疲れたよ〜。」


 「昨日はそんなに疲れなかったの?^^」


 「ぜ〜んぜん!

  気持ち良かったよ。

  どうしたんだよ?^^」


 デートしたばかりなのに電話して欲しいなんて…と

 彼は言いたかったに違いありません。


 「ちょっと切なかったの。^^」


 「大丈夫だよ。好きだよ。^^」


 温かみのある優しい声で彼は言いました。

 彼の「大丈夫だよ。」の言葉は、

 世界中のどんな言葉よりも私を安心させてくれると思いました。


 < 過去  INDEX  未来 >


理沙子

My追加