こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2010年10月31日(日) 好きの割合


 少しだけ彼と波長がずれていると感じる日があります。

 そういう日は気持ちのどこかで彼に合わせなければと無理していて、

 上の空だったり、一緒にいても少しだけ寂しかったり…。

 そんな時の私は彼の気持ちの影響を受けているような気がするけれど、

 本当は彼の気持ちはいつも変わらなくて、

 私の気分だけがその日によってアップダウンしているのかもしれません。



 先週と同じように、

 ランチの後はホテルのお部屋でゆっくりと過ごしました。

 借りてきたDVDを観たり、抱き合ったり…。

 最近、退屈な映画だと全部観終える前に抱き合ってしまう私達。

 目はスクリーンを見ているのに、

 彼に執拗に胸を愛撫されているうちに熱く濡れてしまう私。


 「もう、止める?」


 「う…ん。」


 私の手の中の彼のものも十分なほど硬くなっていました。

 彼はDVDプレーヤーの電源を落とすと、私の身体に覆い被さりました。

 求め合う理由のうち、

 好きの割合は何%くらいなのだろうと思うことがあります。

 その日によって好きの割合が多いと思うこともあれば、

 欲望の割合だけが大半を占めていると思うこともあります。

 好きの割合が多いと感じるSexの方がより強い快感を得られると感じる

 のは女だけなのでしょうか。

 好きの割合が少しだけ足りないと感じたSexの後は、

 お昼寝している彼の隣でも何だか寝付けないことが多いのです。

 こんなことを彼に話したら、

 きっと彼は私のことを理屈っぽいと言うに違いないから、

 決して口にしたりはしないけれど…。

 それに彼の好きの割合が少ないと感じる時には、

 私の好きの割合も少なくなっている時。

 多分彼のせいじゃないのに、そうなってしまう時期がある私のカラダ。



 夜はお寿司屋さんへ出かけました。

 彼のちょっとした言動が気になってしまう私。

 帰りのタクシーの中で、私から彼の手を握りました。

 ホテルに着くまで彼はずっと指で私の掌を撫でていました。

 シースルーエレベーターの中で、


 「本当に寒いね。」


 と私が言ったら、


 「あっためてあげる。^^」


 と彼が言ったので私は彼の広い胸に抱きつきました。



 お部屋に入って、私はバスタブにお湯を溜めました。


 「一緒に入ろう。」


 と彼が言いました。

 彼が私を後ろから抱くような格好で一緒に湯船に入りました。


 「私がラブホのお風呂じゃないから、やっぱりちょっと狭いね。^^」


 と私が言うと、




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 お風呂から上がった後で、昼間観ていた映画の続きを観ました。

 観ている途中で彼が先に寝てしまい、

 私はうとうとしながらも最後まで観た後に眠りにつきました。

 目覚めた時にもう一度彼と愛し合いました。 

 その日の一回目のSexの時よりも、

 もっと好きの割合が減っている気がしました。


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理沙子

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