こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2010年10月16日(土) 別れた直後が一番寂しい


 別れ際、私が車を降りる前に彼が短いキスをしてくれました。

 今まで私の家の近くに車を止めてキスをすることは、

 ほとんどありませんでした。

 知っている人に見られたら恥ずかしいと私がいつも言っていたから。

 でも、この頃彼と別れる時に私がよほど寂しい顔をしているのでしょう。

 まるで彼は私の気持ちをなだめるように

 キスをしてくれるようになりました。

 彼の車が走り出すと同時に私は彼に手を振り、

 彼もウインドウ越しに手を振ってくれます。

 家に着いた彼からのおやすみ前のメールには

 大好きの言葉と沢山のハートマーク。

 これだけで十分なはずなのに、別れた後の2日間位は

 私は無性に寂しくてぼんやりしてしまうことが多いのです。




 夜中に彼と別れて、まだ6時間ほどしか経っていない朝、

 私はこらえ性もなく彼に電話をしました。 




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 彼の話し方から周りに人がいることが分かったから、

 翌日にまた電話をする約束をしてすぐに切りました。




 デートの後に私が気持ちを切り替えられないのは、

 きっと身体のせいなのだと思います。

 彼に抱かれたばかりの身体がまだ彼を恋しがっているから、

 心も取り残されたような寂しさを覚えるのでしょう。




 前日仕事でとても忙しかった彼なのに、

 車で遠くまで紅葉を見に連れて行ってくれました。

 携帯電話に保存した美しい景色の一つ一つが

 彼が車で連れて行ってくれた場所。

 最近の私は二人の時間に飽きているような気がしていたけれど、

 そうではなくて、私はきっと彼の優しさにも彼がくれる幸せにも

 慣れ過ぎてしまっているのだと思いました。 


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理沙子

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