愛し合った日の翌日、
電話で彼に言われた言葉に私が傷ついたことを伝えたら、
「冗談に決まってるだろう。
そんなこと言われたら俺は冗談も言えないな。」
と彼が言いました。
実際彼とは生まれ育った土地柄もジェネレーションもまるで違うせいか、
笑いの感覚と音楽の趣味だけは少し違うような気がするのです。^^;
特に彼のエロめの冗談は正直私にはちっとも面白くないし、
出来ればやめて頂きたいと思ったりもします。
でも彼が笑顔でとっても楽しそうに言うものだから、
私もついつい大人の対応で許してあげています。
以前もその言葉は傷つくからやめてと言ったはずなのに、
「そんなこと俺には関係ないことだから、忘れた。」
と言う彼。
でも私が少し落ち着いて話をするのを聞いて、
「なんだ…。そういうことなのか…。」
と彼は言いました。
「それで理沙子は俺にどうして欲しいの?」
「分からない。」
「そんなこと、電話で話すことじゃないだろう。」
「だって会ってる時は楽しいからあまり感じないんだもん。」
「楽しいならいいじゃないか。」
「うん…。」
彼は将来のことを心配しても仕方がないと思う人。
私は二人の将来のことが心配になったり、
時には今の関係にさえ不安を持つこともあるのだけれど…。
「俺はどうしたらいいの?俺にはどうすることも出来ないよ。
自分で考えなさい。」
私の不安なのだから、自分で解決するように彼が言いました。
「飽きてないの?」
最近ふとした時に感じる不安をそのままストレートに伝えました。
「飽きてないよ。^^」
すぐに彼の答えが返ってきました。
「ずっと飽きない?」
彼にも私にも分かるはずのない無意味な問いでした。
「なんだ、子供みたいだな。^^」
彼が私によく言う言葉でした。
きっと私のことを馬鹿な女だと呆れているに違いないのに、
不思議に愛情が感じられる言葉でした。
「ずっと、ずっと飽きないよ。^^」
言葉は言葉でしかないけれど、
好きな人の言葉はいつまでも心の中に残るものです。
約束をしない二人だから、こういう言葉がおまじないになって
いつまでも二人を結び付けていてくれればいいのにと思いました。
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