こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2010年10月09日(土) 生意気


 彼が珍しく待ち合わせ時間に遅れました。

 前の日の私のメールにも彼からの返信はないままだったから、

 私は拗ねた気持ちを隠して生意気に振舞っていました。

 彼が勧めるフランスのコメディ映画にもまるで気乗りしない様子の私に、


 「ほんと、腹立つよなぁ。^^」


 と大袈裟に言う彼。

 離れてしまえば、私は彼からのメールや電話を待つばかりの女。

 せめて会っている時ぐらいは優位に振舞いたいと思うものです。




 ランチは市内のシティホテルにある

 お洒落なイタリアンレストランへ連れて行ってくれました。

 私が以前から行きたいと思っていたレストラン。

 ちょっと贅沢なコースランチを頂きました。

 ゆっくりお料理を楽しんでいたら、

 彼が観たがっていた映画の上映時間になってしまいました。




 結局、この日はホテルのお部屋で映画を観ることに決めて、

 私達は街中のレンタルショップへ行きました。

 散々迷って選んだのが、アメリカのコメディ映画。

 シティホテルにチェックインした後、

 彼が持って来たDVDプレーヤーをセッティングしてくれました。

 私達はベッドの上でくっついて映画を観ました。

 彼には面白かったみたいだけれど、私は所々退屈して寝てしまいました。




 映画の後、私達は抱き合いました。




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 ベッドで二人で観るならロマンチックな映画の方がいいと、

 今度は彼に言おうと思いました。


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理沙子

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