こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2010年09月11日(土) 二日酔いの彼と


 旅行前夜11時過ぎに、バーで飲んでいた彼からメールがあり、

 いつになく酔っ払っていた彼と電話で話しました。

 周りに聞こえないのかしらと私が心配するくらいに、


 「大好き。」


 「会いたい?」


 と甘い言葉を連発していた彼。


 「明日の朝、起きられるんですか?

  もうお家に帰って、着いたらメール下さいね。」


 結局、その後、彼からのメールはありませんでした。

 後で聞いてみたら、電話の後にすぐにタクシーで家に帰ったけれど、

 服を着たままベッドに倒れ込むように寝てしまったそうです。




 旅行当日の朝、ピックアップの時間を30分遅らせて欲しいと、

 寝坊した彼からメールがありました。

 今回の旅行で乗るはずだったGクラスはドアが壊れて修理中だったので、

 いつもと同じセダン型のEクラスで行くことになりました。

 少し気分が悪そうな二日酔いの彼に、私のテンションも若干下がり気味。

 それでも、爽やかに晴れ渡る青空が私達のドライブの味方をしてくれて、

 美しい山の麓にある温泉リゾート地に向けて出発しました。


 「昨夜あんなに酔ってたから、

  今朝はきっとこうなるだろうと思ってたんですよね。」


 二日酔いの彼をちらりと睨んで、私が言いました。


 「元気ないですね〜。^^」


 私が彼の疲れた横顔を呆れたように見つめていると、


 「理沙子が冷たくするからだよ。」


 と彼が甘えるように言いました。




 午後1時を過ぎた頃に、

 何度か訪れたことのある美味しいお蕎麦屋さんで食事をしました。




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 元々美味しいものが大好きで、味の好みが似ていた私達だけれど、

 最近では二人がその時に食べたいと思うものまで

 不思議なくらいピッタリ合うような気がします。




 お蕎麦屋さんを出た後は真っ直ぐホテルに向かいました。


 「眠たくなったんだろう。寝ていいよ。^^」


 彼のお許しが出たので、助手席でうとうとしていた私。

 気がつくと、いつの間にか目的地に到着していました。




 車を降りると、外の空気は思ったより冷たく、

 半袖のブラウスでは少し肌寒く感じるほどでした。


 「温泉に入るのにちょうどいいな。^^」


 と彼が言いました。


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理沙子

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