去年に比べて今年の夏はずっと過ごしやすいと思うのは、
涼しい日が多いからだけではないでしょう。
あの人と幾度と無く傷つけ合い、
修復を試みては落胆を繰り返していた去年の夏。
あの頃のことがずっと遠い日々に思えるほど、
今年の夏は穏やかに過ごしています。
週末、彼に電話が欲しいとメールを送ると、
外出先の彼からすぐに電話がありました。
「来週のデートなんですけど時間がはっきり決められないので、
ホテルで待ち合わせでもいいですか?」
「わかった。
俺が先にチェックインして、
メールでルームナンバーを知らせるから。」
「Tさんがホテルに着くのは何時頃になりそうですか?」
「3時頃かな。それ以降なら大丈夫。」
「会いたくなってきましたか?^^」
「そう言う理沙子はどうなの?^^」
彼と付き合い始めた去年の秋からずっと
私達は会いたい時にはいつも会っています。
もし私達が自由に会えない状況になったら、
きっとこの関係を続けていくことは不可能でしょう。
メールや電話でのやり取りだけでは
本当のコミュニケーションとは言えないと彼が言います。
同じ時間、同じスペースを共有することでしか、
リアルな彼を知ることは出来ないと思うのです。
彼とは遠距離恋愛は出来ないでしょう。
猜疑心や不信感の応急処置が出来ないような恋、
嘘やごまかしが繰り返し許されるような恋など
もう二度としたくないと思うのです。
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