先日、ランチのために彼と初めて入ったのは、
牛タンと麦飯のお店でした。
古い小さなお店のカウンターに座って、
牛タンと麦飯とトロロ、それから牛テールスープを頂きました。
彼は私がこういう小さなお店で「美味しい!」とはしゃぐと、
とても恥ずかしがる人だということを学習したので、
私達はいつになく大人しく食事をしました。^^
ランチの時はお酒を飲まないので、
大抵彼の方が私より早く食事を済ませます。
この日も彼はあっという間に全て平らげると、
カウンターに置いてあった団扇を手に取りました。
私はさほど暑さを感じなかったのだけれど、
暑がりの彼は額や首にいっぱい汗を掻いていました。
彼は自分と私の両方に風が送られるように
団扇であおぎ始めました。
カウンターに座っているのは私達ともう一人の男性だけで、
お店のご主人はその男性と気さくに話をしていました。
いかにも「ついでだから二人分あおいでるんだぞ。」と言いたげな
様子で少し乱暴に団扇を動かす彼。
そんな彼の優しさがしみじみと嬉しくて、
彼の目を見つめては、何度か小さく「ありがとう。^^」と言いました。
ほんの小さなことだけれど、
彼のさりげない仕草に好きという気持ちが溢れることがあります。
さりげないからこそ、優しさは溶けるようにすっと心に沁みるのです。
好きな人が好きでいてくれる、この幸せを大切にしたいと思いました。
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