こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2009年05月28日(木) 曇り空


 早朝、浅い睡眠から目覚めました。

 すっきりするためにバスルームでシャワーを浴びました。

 真紅のキャミとショーツを着けてお部屋に戻ると、

 彼はまだ寝息をたてて眠っていました。

 窓際へ行き、カーテンの隙間から外を見ると、

 今にも雨が降り出しそうな曇り空が広がっていました。


 「どうしてそんなに早く起きるの?」


 寝起きの彼の掠れた声が聞こえました。


 「ごめんなさい。

  あまり眠れなくて…。」


 「天気はどう?」


 「今日もあまり良くないみたい。」


 ベッドに戻り、彼の腕の中に潜り込みました。

 彼の温もりを感じると、私は再びうとうとと眠くなり、

 それからしばらく彼の浅黒い腕の中でまどろんでいました。



 それからどれくらいの時間が経ったでしょう。

 バスルームから聞こえるシャワーの音で私は目が覚めました。

 間もなくして彼はベッドに戻って来ると、

 優しくキスをしながら、私の胸元に指を滑らせました。

 それから私の右手を取ると、彼のものを握らせました。

 彼のものが少しずつ、

 私の掌の中で硬くなっていくのが分かりました。

 リゾートホテルの壁は薄く、

 朝から恥ずかしい声を漏らすことはためらわれました。


 「今日も天気が悪くて良かったよ。」


 「また、そんなこと言って…。^^」


 「部屋の中で理沙子とずっとこうしていられる…。」


 今回は二人の旅行のために

 彼は貴重な時間を空けることが出来たけれど、

 また今度いつこんな旅行が出来るかなんて誰にも分からないことでした。



 愛し合った後も

 彼は私を抱く腕を解こうとはしませんでした。




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 そんな風に言うくらいなら、この先ずっと離さないで…。

 私は心の中でそう思ったけれど、

 ネガティブな想いは胸の奥にしまい込み、

 彼の厚い胸にキスをしました。


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理沙子

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