ゴルフから帰って来た彼が
いつもの場所に車で迎えに来てくれました。
シティホテルのお部屋に入ると彼はすぐに、
「理沙子、ビール取って。」
と言いました。
近くのコンビニで買って来たばかりの缶ビールを
彼はグラスについで一気に飲み干すと、
「やっと飲めた〜。^^」
と言いました。
「今日はゴルフ、どうでしたか?^^」
「勝ったよ。^^」
「良かったですね〜。^^」
それから、彼は携帯電話から映画館のサイトにアクセスしました。
「理沙子はいつがいい?」
彼は私の都合を聞きながら、
一緒に観ようと話していた映画の上映時間をチェックしました。
あっという間に映画を観に行く日時が決まりました。
「今日の夜、○○予約しておいたから…。」
彼はその日私に会うまでの時間に、
私がずっと行きたがっていた串焼きのお店に
予約の電話をしてくれていたようです。
「わっ、凄く楽しみ〜。
初めてあのお店に行った帰りに、
Tさんに抱擁されたんだっけ。^^」
「それっていつだっけ?」
「覚えてないんですか?^^;
雁を見に行った帰りですよ。」
「覚えてるよ。^^」
「私が大泣きした日ですよ。」
「覚えてるよ。^^
それって去年?今年?」
思わず絶句してしまいました。
「去年の秋ですよ!!
他の人とのこととごっちゃになってるんじゃないですか?」
私が憤慨するのを見て、彼は楽しそうに笑っています。
それから、彼は私の膝を枕にして、
長いソファに横になりました。
「あ〜、こうすると気持ちいい。^^」
「うふふ…。^^」
私の膝枕で彼は色々なことを話し始めました。
ゴルフの話や今度の旅行の話、横浜にいた頃の仕事の話など…。
しばらくそんな風にお喋りした後、
彼は私の腰を抱き締めると、
「ほら、早くシャワーを浴びておいで。」
と言いました。
彼に抱かれる前に、
「腰、もう大丈夫なんですか?」
と聞きました。
と彼が言いました。
私は彼が果てた後もしばらく私の中にいて
ずっと抱き締めていてくれることが好きです。
そして、繋がりを解く時、優しいキスをしてくれることも。
彼はベッドに横たわる私にバスタオルをかけてくれると、
「これだけ運動すればダイエットになっただろう?^^」
と言いました。
「ウエストにいっぱい汗かいてました…。^^」
私は彼がかけてくれたバスタオルを身体に巻きました。
それから食事に出かける時間まで、
彼の腕枕でお喋りして過ごしました。
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