こうして私はあなたを好きになった
綴りたいのは残された言葉、なつかしい匂い、
揺れる気持ち、忘れられない感触

2009年05月16日(土) 優しい時間


 ゴルフから帰って来た彼が

 いつもの場所に車で迎えに来てくれました。

 シティホテルのお部屋に入ると彼はすぐに、


 「理沙子、ビール取って。」


 と言いました。



 近くのコンビニで買って来たばかりの缶ビールを

 彼はグラスについで一気に飲み干すと、


 「やっと飲めた〜。^^」


 と言いました。


 「今日はゴルフ、どうでしたか?^^」


 「勝ったよ。^^」


 「良かったですね〜。^^」


 それから、彼は携帯電話から映画館のサイトにアクセスしました。


 「理沙子はいつがいい?」

 
 彼は私の都合を聞きながら、

 一緒に観ようと話していた映画の上映時間をチェックしました。

 あっという間に映画を観に行く日時が決まりました。




 「今日の夜、○○予約しておいたから…。」


 彼はその日私に会うまでの時間に、

 私がずっと行きたがっていた串焼きのお店に

 予約の電話をしてくれていたようです。


 「わっ、凄く楽しみ〜。

  初めてあのお店に行った帰りに、

  Tさんに抱擁されたんだっけ。^^」


 「それっていつだっけ?」


 「覚えてないんですか?^^;

  雁を見に行った帰りですよ。」


 「覚えてるよ。^^」


 「私が大泣きした日ですよ。」


 「覚えてるよ。^^

  それって去年?今年?」


 思わず絶句してしまいました。


 「去年の秋ですよ!!

  他の人とのこととごっちゃになってるんじゃないですか?」


 私が憤慨するのを見て、彼は楽しそうに笑っています。




 それから、彼は私の膝を枕にして、

 長いソファに横になりました。


 「あ〜、こうすると気持ちいい。^^」


 「うふふ…。^^」


 私の膝枕で彼は色々なことを話し始めました。

 ゴルフの話や今度の旅行の話、横浜にいた頃の仕事の話など…。

 しばらくそんな風にお喋りした後、

 彼は私の腰を抱き締めると、


 「ほら、早くシャワーを浴びておいで。」


 と言いました。




 彼に抱かれる前に、


 「腰、もう大丈夫なんですか?」


 と聞きました。




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 と彼が言いました。




 私は彼が果てた後もしばらく私の中にいて

 ずっと抱き締めていてくれることが好きです。

 そして、繋がりを解く時、優しいキスをしてくれることも。

 彼はベッドに横たわる私にバスタオルをかけてくれると、


 「これだけ運動すればダイエットになっただろう?^^」


 と言いました。


 「ウエストにいっぱい汗かいてました…。^^」


 私は彼がかけてくれたバスタオルを身体に巻きました。


 それから食事に出かける時間まで、

 彼の腕枕でお喋りして過ごしました。


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理沙子

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