獅々丸の雑記帳
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洗車。 この一週間、雨と風と花粉のせいでボンネットは無残な姿。 こりゃもうマジ洗車でいくで。
暁号は日陰でシャワー中だけど、少し外れた場所での日向はホカホカしていて、 なんとも気持ちがいい。 シャンプーを流し終わったところで、急に思いついた。
『カルナバロウを使ってみようか……。』
施工が面倒臭いのと、最近のケミカルはお手軽な物が多いせいで、もう随分と 使ってないものではあるけれど、最高級品な逸品。 ガレージの中をガサガサと探ると、あった、あった。 蓋を開けてみると、流石に躊躇するような有様ではあったけど、少〜し炙って からヘラで表面を削り取ると、『うむ、大丈夫だ。』。
カルナバロウの独特の香りが鼻を擽る。 ウエスに少量を取って、暁さんに始めて乗せた。 伸びも申し分ない。 塗装面の傷んだボンネットだけはワックスの拭き取りが結構厳しかったものの、 Aピラーやトランクフードは楽しいくらいに作業が進んだ。
と、そこで風が吹き始める。
俺は作業をやめることを即断した。 適当な半練ワックスくらいなら続行する程度の風ではあったけど、このカルナ バロウを使う時は『無風』と決めていたからな。
磨きあがった箇所を見てニンマリ。 その艶を見て納得。 最近じゃ、洗車し終わった後に『どれだけ鮮明に景色が映りこむか』が、仕上 げの判断基準にしてた。要はスキッと輝くボディだ。
しかし、カルナバロウの乗った艶はそれとは異質。 ヌメッとした輝きがボディのメリハリを強調させ、車体に魅惑的な陰影を作り 出すのね。
綺麗に留まらない、色っぽさに包まれた暁さんの姿に、しばしウットリ。 やっぱりいいねぇ。 特にロードスターのように丸いクルマにはピッタリだ。
風のない日に、残りの部分にも塗ってやろうっと。
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