過去日記倉庫(仮名)
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フリフリのおれ的わたし的ベスト2007はこちらより
| 2006年02月01日(水) |
オラファー・エリアソン 影の光展 at 原美術館 |
東京最終日は雨になりました。寒い。チェックアウトして、出発は夜になるのでどうしようかと思う。映画か、じゃやっぱり青山真治のエリ・エリ・レマ・サバクタニか!と思い、場所と時間まで調べたのですが、結局行きませんでした…残念。これ沖縄来るかなあ。来年以降になりそうよね。これは音による癒し(悪魔払い?)の物語で、ギターの爆音が重要な役割を果たしている映画。上映される映画館でもスピーカーを積むなどそれなりに音響を工夫していたようです。まあそれよりも自分にとっては宮崎あおいちゃん!!なんだけど。でも見れなかった。新宿にも行かなかったなあ、今回は。
でこれは行こうと思っていたオラファー・エリアソンの美術展を見るために品川の原美術館へ向かいました。とにかく荷物が重く感じられてつらかったので、ここでもコインロッカーを使ったのですが、時間が遅かったために大きめのロッカーが空いてなかった。厳しい…で入らないシンバルを下げて歩いてた。変なかっこう…今回初めて品川で京急線を使って空港に行ったのですが、同じ混んでるのでも浜松町でモノレールに乗るよりはよかったな。感覚的に。
原美術館は古い洋館という感じで、ちまっとしててかわいい建物だったな。中庭にも展示物があったけど誰も歩いてなかった。晴れた時に行けばよかった。それを囲むようにカフェがあって、外側に展示室がある感じ。お昼前に入って、気が付くと入った時には無かった(と思う)故ナム・ジュン・パイクのTVオブジェが設置されててびっくりしました。1階・2階があって、常設展もある。
私は美術館に行き慣れてないので、前日にレビューを軽く見ておいてよかった。ちょっと外れた所に扉があって、中にインスタレーションがあったりするんだけど、知らなかったら見落としていたと思う。名前は忘れたけど、びっしりといろんな周期で変わる数字(電光掲示板?)が貼られた細長い暗室があって、あれはよかったなあ。動くものがあると数えてしまうので(笑)一日中でも居れるかも、あそこには。あと奈良美智の子供部屋はかわいくて、身を乗り出して眺めていたら入っちゃだめですのアナウンスが流れて恥ずかしかった。
オラファー・エリアソンの展示は最初に関連書籍のコーナーがあったのですが、その横に特設空間みたいな所があって、まずあのチラシにもなった人工オーロラの作品が展示?されてました。自分はうまく見れなかったなあ…雨で湿気の関係もあったと思うけど、薄く虹みたいなのが見えるなあっていうくらいだった。霧水に触ってみてもよかったかも。思ったより混んでいて気分が落ち着かないっていうのもあったけど…
あと空間が狭かった。作品も小さいものばかりでしたね。特に期待していなかったけどよかったです。天井からガラスや金属板を吊るして照明を当てるというもので、円の虹が映るものとか、真ん中にライトがあって、4枚のガラス板を通して部屋の四隅にビシッと光の線が当たっているものとか。私は部屋の奥に単周波ライトとスクリーンが仕込んであって、暖かい黄色に光っている壁を見ながら入って、ふと振り返ってみると全てのものが死のモノトーンになっている!という視覚効果の作品が印象的でした。白黒というか微妙に灰緑がかってて気持ち悪い色なんだよね。これは事前に知ってたけど実際に見るとこわかったなあ…
見物はいちばん新しいもので、3つの口径の違う短い筒状のガラスを入れ子状に重ねて縦に吊るし、それぞれを違うスピード/角度で回して映像作品にしたものというのがあって、ガラス自体は無色透明なんだけどフィルターが付けられているからなのか、光を通すとカラフルな影が現れる。しかも動きによって色が変わり、重なる像の形も変わる。その変わり続ける映像が何か物語を感じさせる作品になっていて圧倒されました。これも一日中見てて飽きないかも。吊るされたガラスも美しいモビールで、筒フェチ(笑)の自分にはたまらない作品でした。
今回の個展についてのレビューはJDNのページがとてもよかったです。行く前の日に携帯で読んでしまったのですが、表現がロマンチックでいいなあ。私はそこまで読み取れなかったなと思う。最後にとばしていた最初の部屋で関連書籍を立ち読んでみたのですが、スケールの大きい作品も多く、改めてこの方はおもしろい!と思いました。パンフ出てなかったのが驚き。買う気満々だったのに…こういう洋書を買うしかないのだろうか。
ぐぐったら03年英テートモダンでのインスタレーションの写真が出てきました。fogless exhibitionsの中のページ。太陽に見えるものは半円の照明で、鏡張りになっているとのこと。こういうの好きなんだ…これに関してはパンフがあったんだけど、天気についてのアンケートをとったりしてておもしろかったです。また横浜トリエンナーレ2001の写真と金沢21世紀美術館の写真も。この鏡の洞窟はすごいね…
公式サイトのImagesで数点の作品の小さい写真が見れるのでこれもどうぞ。作品の名前にYourっていう言葉が入ってるのがおもしろいと思う。私はアイス・パビリオンっていう氷を使った野外作品が好きだなあ…なんか着想は素朴で単純なんだけど、綿密に設計してモノとして作り上げてしまうのがすごいと思う。仕掛け自体も見かけはとてもシンプルなのに、光や水を通すと思いも寄らない形になるとか、自然に対する飽くなき好奇心みたいなのが感じられて、そこに共感します。
またここ数日ずっと演奏していて、楽器というか物体の振動とか重さなどの自然的な特性に意識がいっていたので、こういう物の動きや特性をそのまま使ったものというのがおもしろかった。単周波ライトの作品は音にすると爆音で空間を塗りつぶすようなもの?いや、音にも単周波があったよね…とか考えさせられるものがあった。余韻の広がる様と光の動きがシンクロする…円の鉄板の内側にでこぼこがついた、まさに銅鑼状(萌)のものを吊るして光を当てる作品も写真で見たけど、あれに光を当てるとどうなるんだろう。反射を利用しているのかな?見てみたいなあ。
10点の作品をとっかえひっかえ見ながらうろうろ歩いて2時間くらい居たかもしれない…帰りは歩いて品川駅へ。この時点で疲れきっていたのですが、ひとまずお茶の水に行って遅い昼食をとる。ここのユニオンジャズフロアへ行かないと終わらないんだ(笑)。いっそシンバル売ったろかと思ったけどそういう気力もありませんでした。今思えばチャイナを売って、いくらか足して新しいのを買ってもよかったな〜と思いました。よけい重くなったりして。はは。それにしてもユニオンはやっぱりフリー系はお茶の水だなあ。今のうちにデレク・ベイリーのCDを買おうかと思ったけど、ハン・ベニンクトリオのDVDと合わせてエスケリン-パーキンス-ブラックトリオのDVDも見つけてしまったので買いました。ありがとうユニオン。見てみたかったんだこれ…
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