過去日記倉庫(仮名)
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フリフリおれ的わたし的ベスト2007はこちらより


2005年06月28日(火) 火曜日 / Drum Baton

今日も軽くセールスと間違われ、けっこうですと奥さんに電話を切られるパートタイムです。皆さんいかがお過ごしでしょうか。別に怪しまれないようにそういうしゃべり方にしているので平気なんですが、あれですね、たまにご本人が出て居留守を使われたりするんだけど(と言いつつ確認のしようがないのだけど何となくそう思う)、本人じゃないのにしつこく用件をききたがるので怪しいです。なんか他人の好奇心というより本人トーンってあるんだよね…

こっちまでなぜか汗が出て来るような、焦りが伝わってくる感じ。あれは不思議です。本人って言ってくれれば早いのにこじれたりして申し訳ない。本人じゃないと用件言えないのでよろしくねって契約書に書いてないのだろうか。まあいいんだけど。今日もヒマな時にメモ紙に♪書いて遊んだりしてた。練習っていうよりおまじないみたいなもんですが…あー心配。しばらくドラムも遊びだけにしたいなあ。人に見せるのしんどいかも。とちょっと弱気になったりして。すみません。

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ミュージカル・バトンはもう地球をひと回りしたのだろうか。mixiとかで流行りまくってたんだろうなあ。私には回ってきませんでしたが…はてなのキーワードでバトンいらないっていう言葉まであって笑ってしまいました。まあ、5人に渡すっていうルールは面倒ですよね。チェーンメールみたいでちょっとねと思う所だ。実際に回って来たら困るよな。私が読んだブログは渡してない人がほとんどでしたが。

でいろいろ他にアレンジされたバトンもあって、本とか映画とかジャニーズ(笑)とかあってけっこうおもしろかったです。楽しいね。音楽は毎日日記で書いてるから本のバトンというか紹介ページを書くのはいいかもですね。いつも巡回している風野春樹先生のサイコドクターぶらり旅のカレーバトンがいちばんおもしろかったな。コンピュータに入ってるカレーの量って(笑)。

で音楽の中で細分化されたりしてないだろうかーと思ってるんだけどそうでもない?検索の仕方が悪いのかな。ジャンル分けしないのがいいのかもしれないですね。じゃしてみるか。


1.Total volume of drum on my computer:ドラムは入っていません・ちなみに音源はiTunesに10.44GB。ドラム音は計測不能。

2.Drum playing right now:自分のひざ 枕など
 Drum listening right now:なし heart beatかな?心臓の鼓動は3拍子だと言ったのはミルフォード・グレイブスじゃなかったっけ。そう言われてみるとそう聴こえてくるから不思議です。

3.The Last drum I played:自分のパールのスネア、ジルジャンのシンバルを宜野湾El Sulというスタジオにて演奏。
 The Last drum I Listened:自分の以外、とすればこの前ライブで共演したGROOVEがちゃぴんさんのドラムを生で聴いた。CDはさっき車で聴いたゆらゆら帝国の藤田一郎さんのドラム。行きはビリー・コーガンのソロの中のジミー・チェンバレンのドラム。

4.Drums I listen a lot,or that mean a lot to me:枚数多いので演奏の話は割愛。なんかライブ盤とか一発取り録音のアルバムが多いなと思った。勢いや気持ちを重視しているのかもしれない。

   


ロックはこんな感じ。左よりJガイルズバンドの名ライブ盤Full House。ジャズ研の卒業ライブにて初めてエレクトリックブルースに挑戦!ということでジェイムズ・コットン(harp)のBoogie Thingとともにコピーした曲が入ってます。インストなんですが完コピです(笑)!あの狂ったようなノリを出すのは大変でしたね…ていうかめちゃくちゃ楽しかった。

次はThe Metersのベスト盤Funkify Your Life。とにかくジガブー・モデリステさんのドラムを聴いて下さい!という感じ。ライブ盤もいいけど「早弾きできても許さない」(ゆら帝の坂本さん)とばかりに抑えに抑えたスタジオ録音のゆる〜いグルーヴがたまりません。演奏するとけっこう難しいです。ツェッペリンのジョン・ボーナムさんもよく真似してたらしい。というか、ジャズのみならずロックのルーツもニューオリンスなのだな!ということがわかります。

次は日本のドラマーでCoccoちゃんと一緒にやっていた向山テツさんです。超後ノリのハードロッカーで、セットもジョン・ボーナム的緑ラディックではなかっただろうか…テレビで見たらセッティングもシンバルもきれいに平行にしてておおーロックだねーって感じでした。低めのセットでおおいかぶさるようなプレイが印象的。音数は多くないんですが、ボーカルに寄り添うようなドラミングが人柄を感じさせます。日本人ではあとAsa-Changも好きだな。曲はみんないいんですが、特に好きなかがり火の入ったラプンツェルを。最後のサビの所でフロアタムをドッドッとたたくのがすごい優しく感じて(笑)ぐっとくるのだった。

最後はブランキージェットシティのSkunk。こんなジャケで失礼…いつ見ても気持ち悪い紫色だなー…中も豪華だよ。名曲ぞろいだし。このバンドはずっと大好きでどのアルバムもいいんだけど、これにはドラマーのことを歌ったくちづけという曲が入ってるので選びました。あたしの彼はドラマー・太鼓たたき/ちょっといかれてるけど○○のリズムは最高、なんて中村達也ファンの誰かさんのことを歌っているようではないか。いや本当にそうなのかは知らないけど、ドラムがうまくてかっこいい方なのです。

なぜかブランキーファンであるのとは別に、ずっと中村達也モデルのスティックを使ってました。すごい細くて軽い材と、チップが大きいのがよかった。使い心地はよくわからなかったけど見かけが好きで使ってました。ちなみに今はシンディ・ブラックマンモデルでございます。中村達也はドラムマガジンによく出てるんだけど、いつもテクニックのことが話にでてこないのがすごいと思う。いつもだよ!あとロックだけどグレッチのセット使ってるのがうらやましい。ベンジーがグレッチのギターだから2人でグレッチ使ってたのだな。

    


大きさバラバラでごめんなさいね…ジャズはこの5枚+2。まずはウエス・モンゴメリーのFull House。上とそろってるね…へへ。何が無くともこれ!の一枚。大好きです。ジャズとか考えないでウエスのギターを聴いているよ。これも表題曲をやったのですが、特にイントロは完コピしましたよ。譜面にすると簡単なのですが、コピーするのが難しかった。なぜかというと、ウエスもドラムのジミー・コブも楽譜に頼ってなかったからなのだ。たぶん歌いながらやってるので楽譜どおりやるとなんかつまんなくなってしまうのです。これはちょっと困りました。すごい有名なのにカヴァーがあんまり無いし、スタンダードにならないのはそのせいかもしれないなと思います。

でもジャズギターやってる方は絶対やってみたい曲だと思うね。気持ちで合わせてるジミー・コブ。ああ、ウエスと一緒にやった彼がうらやましい…ウエスが好きなせいで好きなドラマーは?ときかれるとジミー・コブと答えてしまう私です。マイルスじゃなくてウエスのジミー・コブだよ。生でも見たことあるぜ!このジャケにサインしてもらったぜ!腕にも触ってきたぜ(笑)!この曲もやってて幸せだったなあ…コピーした時に一緒にやった同級生も始めたばっかりで3拍子に苦労してました。ベースのT様が自分で音とれないので完コピしたと言ってたのが懐かしい。

次はセロニアス・モンク・トリオ。笑いながら聴くだけのアルバム。アート・ブレイキーがキュートです。アヴァンギャルドとか高尚な言葉も思い付かなくていい、ただ楽しい音楽です。アマゾンのレヴュとは感覚が違って、私には自然で気持ちいい演奏に感じられます。これも嫌なことがあったり何も考えたくない時に聴きますね。またアート・ブレイキーと言えばジャズ・メッセンジャーズ。ナイアガラ瀑布のようなドラムソロにうたれて泣いたこともありました。こんなドラムがたたけたらいいのに、といつも思っています。人柄だよね…

Interplayは何度か紹介していますね。フィリー・ジョー・ジョーンズの演奏の音取りをしています。マイルス・デイビスに俺に火をつけるドラムと言わせた人で、端的に言って不良っぽくて勢いがあってかっこいい。上の中村達也みたいな感じかな?ピアノのビル・エバンスは後のトリオの耽美的なサウンドではなく普通にモダンジャズのグルーヴに徹しています。最初のあなたと夜と音楽とのエンディングがかっこいい。またエバンスのマイナーブルースのインタープレイが大好き。ぼやいてるみたいなメロディなんだもん。これも何回も書いてるな。

ここで女性ドラマーがひとりしか挙がらなかったのが残念。もうフリージャズ界(ってあるのかしら?)売れっ子になってしまったスージー・イバーラの初期の名盤Drum Talkです。アマゾンでも在庫無しみたいなのが残念。フリージャズに興味がある方にぜひ聴いて頂きたいアルバムです。とてもポジティブな音で癒されます。セシル・テイラーと共演歴のある南国ほのぼのフリーのデニス・チャールズさんの最晩年の演奏がここで聴けます。スージーもフィリピン系で東南アジアの楽器を使ったりしているのがおもしろいです。最近はこのクリンタンという楽器の電化バンドをやってるらしいです!聴いてみたいわ〜。

なんとなくジャズに入れてしまったスタントン・ムーアの初ソロAll Kooked Out!。この方も売れっ子でいろんな所に出ているみたいですが、やっぱりニューオリンズだなあという感じの音を出します。地元バンドのギャラクティックやチャーリー・ハンターやスケリックとやってるガレージ・ア・トロア(と読むのかな?)もかっこいいけど、まだジャズくさいこの一枚を。このアルバムはマルディグラ後に勢いでレコーディングしたらしいのですが、まだまだ終わってないぞ!という熱気が伝わってきてすごいです。うーんマルディグラと言えばブラジルのカーニバルみたいにパレードなんかで演奏しまくりだと思うのですが…そこで鍛え上げられた腕を発揮という所でしょうか。スネアドラムのロール使いがやっぱりうまいです。あとドラムセットの真ん前で聴いてるような音の位置がおもしろい。

日本人のフリーは豊住芳三郎さんをご紹介。ジャケ無しで残念ですが、阿部薫とのデュオアルバムOverhang Party。テンションの高いフリージャズで、気軽に聴けるタイプのものではないのですが、自分としては、阿部薫のアルバムの中では比較的楽しく聴けるものに思える。なんというか、音楽的というか阿部薫と一緒に居る豊住さんの演奏はフリーではあるんだけど、一緒に居る感じがしっかりあって嬉しくなってしまうんだよね。阿部さんも豊住さん好きだったんだろうなと思う。

また最後に師匠の小山彰太先生を。こちらはオフノートのブログのページより。他にもサイドに入っている松風鉱一(reeds)さんや故板谷博 (tb)さん、のアルバムがおすすめ。オーマガトキレーベルの高瀬アキ(p)さんのバンドもはずせません。日本人にとってジャズとは?と考えさせてくれる方。繊細なスネアロール、クールでじわじわーっとくる独特のシンバルの音がいいです。実は原田依幸(p)さんのグループの2枚組原田椅子がいちばん好きですね…これを最初に買ったのですが90年代フリージャズの名盤だと思います。犀の絵のジャケもすてき。

★これはオリジナルなので渡すことは想定していませんが…かなり前、かなしいうわさ6/16にてそっとバトンを拾っていたことを打ち明けます…なんかマニアックな内容になってしまったことをお許し下さい。あー楽しかった。


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