そこにある時間


「出逢うのが遅すぎた」

絶対にそんな事は思わない。この人生で出逢えたこと自体が奇跡だもの。
「あの人」と過ごした今までの「時間」、そしてこれから過ごせるはずの「時間」を自分のための思いでとして綴っていこうと思います。


DiaryINDEX今までこれから


2008年05月19日(月) 結局は

朝8時過ぎにとっちゃんと出逢った喫茶店に向かった。

すると、やっぱり止まっていたのはとっちゃんの車。

昔はよくとっちゃんの席の隣にあえて座っていたけど、最近じゃめっきり避けるようになったっけ。
うっかり「二人の会話」になったらマズイからねぇ。

とっちゃんはカウンター席に座り、私は後ろの席に。

とっちゃんはいつもどおり漫画の雑誌を読んだり新聞を読んだり。

そして私はババジの本を静かに読んでいた。


とっちゃんは一度も私に目をくれることなく、10時前に店を出て行った。

私ももちろん見ない。 だって後で逢うことをお互い知っているから。


10時11分、とっちゃんからのメール。


「昼過ぎに逢おう」


私は、「うん、わかった!」って送り返した。


本当はその後違う場所に移動し用事を済ましてからとっちゃんとの連絡を待とうと思っていたけど、喫茶店のママの頼みをクリアーするためにその後しばらく喫茶店にとどまった。

なんとかママに頼まれたことをクリアーしホット一息ついていた12時46分。

とっちゃんから、この前待ち合わせたパチンコ屋の駐車場へ向かった。


今日のとっちゃんの格好は半そでだから大丈夫。

格好は昨日と同じ格好。



とっちゃんの車を見つけて、隣に止めた。

するととっちゃんはニコニコ笑顔で乗り込んできてくれた。

いつもの笑顔、やさしい笑顔、大好きな笑顔。


とりあえず私はいつもどおり車を駐車場から出し、なんとなぁく目的を決めず走り始めた。


 「どこ行こうか、●●さん」 − わたし

 「そやなぁ、とりあえずまっすぐ行っていよか」 − とっちゃん


私はいつもはとっちゃんの事を、とっちゃんの本名で呼ぶ。

そしてとっちゃんは私のことを「ゆみ」や「おい」などと、まるで慣れた夫婦のように呼ぶ。

途中、こんな会話があった。


 「もし一緒に駆け落ちしてくれって俺が真剣に言うたらお前どうする?」 − とっちゃん

 「そりゃ●●さんが言うなら、私とでもいいなら私は何もかも捨ててついていく。」 − 私


彼女さんじゃなくて、相手が私って言うのがすごくうれしかった。

私はとっちゃんとならどこにだって行く。

それが天国でも、地獄でも・・・・・。





なんとなくまっすぐ走っていたら、左手側に「道の駅」が見えてきた。


 「おもしろそうや、入ってみようっ!!」 − とっちゃん


平日の昼間なのに混んでいた。

二人で仲良くテクテク歩いて店内へ。
店内にはたくさんの野菜、果物、花・・・・思わず二人であれやこれやと今晩の晩御飯のメニューのために野菜を真剣に見ちゃった。

とっちゃんはレッド・オニオンとわさび菜、そして私は切干大根。

まるで夫婦みたいに、二人で列に並んでいたっけ。でも途中でとっちゃんは並ぶのが嫌い。
だから私はとっちゃんに、

 「私がいるから外で煙草吸いながら待ってて」

そう促した。

400円を私の掌に乗せて、ニコっと笑顔で外に出て行ったとっちゃん。

そのあと少し園内を二人で歩き車に戻った。

同じ場所に駐車したままで少し話して、そしてまた走り始めた。


たまたま見つけたゴルフの打ちっぱなし場。

クラブなんか持っていないのに、「やりたいなぁ。」なんて話していた。

 「俺、もうクラブ7,8年握ってない」 − とっちゃん

 「私も5年以上握ってないなぁ」 − 私。

だから今度二人で行こうって約束したの。

そのあと、いろいろ話していたの。


だいたいグルゥって運転して、結局カラオケに行こうって事に。

とりあえず3時間で申し込み、早速とっちゃんが一曲目をいれた。

タイトルは覚えていないけど、中国語の曲。

詳しくは分からないけど、「私のために歌ってくれていたら嬉しいのになぁ・・・・」って思う曲だった。

この前とは違ってとても楽しそうにしてくれているとっちゃんを見て、私もすごく幸せになれた。

私のリクエストした曲も2曲ほど歌ってくれたしね。


今日は3時間ほど歌ったのかな?

締めの曲はいつもどおり「ドロロンえんまくん」と思いきや、キテレル大百科の「はじめてのチュウ」だった。

時折私の方を見ながら歌ってくれたってことは、私のためにか?

いやいや、そんな事はないだろう(笑)



でもとても楽しい時間を過ごすことができてうれしかった。

まるで、恋人同士のように

まるで夫婦のように。

たとえ帰る場所が違っても、私の心はとっちゃんとともにいつもある。



「私はとっちゃんを救うために、楽しませるためにここに帰ってきたんだから」


あなたの笑顔が私の幸せ

たとえ、その笑顔が私に向けられたものでなくても


私はあなたが笑っていてくれるなら、それで幸せなんですもの。




ね、とっちゃん。

明日も楽しい時間を過ごそうね。



ね、とっちゃん!


Toっちゃん

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