そこにある時間
「出逢うのが遅すぎた」
絶対にそんな事は思わない。この人生で出逢えたこと自体が奇跡だもの。
「あの人」と過ごした今までの「時間」、そしてこれから過ごせるはずの「時間」を自分のための思いでとして綴っていこうと思います。
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| 2008年05月02日(金) |
5月2日、13時55分から18時20分まで |
今日はとっちゃんからと逢う日。
と言っても、この頃連続で逢えているから、「今日も」と言うのが正解かも。
いつものマッサージ屋で朝からとっちゃんのお父さんに遭遇して驚いたっけ。
とっちゃんと同じ、やさしいクリクリ目のお父さん。
その後とっちゃんと出逢った喫茶店にてコーヒーを飲んでいたら、とっちゃんからの着信を知らせる着うたがなり、見るとメールだった。
タイトル「何してる」
内容 「今からでも逢うか?? 電話して」
私は喫茶店の外にで急いでとっちゃんに電話。
どうやら今日中に片付くはずだった問題が終わらず、一事が万事状態で何もすることがなかったらしい。
だから私は急いで支払いを終え、とっちゃんが待つ場所へ向かった。
「今日も車の中で話しするだけかなぁぁ・・・?」
そう思っていた。
場所に到着すると、「お前の車に移動するわ」
そう言って私の車に乗ってきてくれた。
雨が降る中、「とりあえず移動しよう」、そう言ったとっちゃんの言葉通り私はとりあえず車をだした。
片付くはずの問題が片付かなかったとっちゃんは気晴らしにどこかに行きたかったみたい。
昨日逢った時、カラオケに行きたいと言っていたとっちゃんの言葉を思い出し、駅近所のカラオケ屋に行くことにした。
今気づいたけど、今日行っちゃったらもう一緒にカラオケ行けないのかなぁ・・?(汗
とっちゃんと私は、とりあえず2時間だけ歌うことにしてボックスへと入った。
そして連続してとっちゃんは演歌をどんどん入れ始めた。
若いころ、添乗員していたし、スナックにしょっちゅう行っていたとっちゃんは演歌をたくさん知っている。
増位山太志郎さん、鶴田浩二さん、渡哲也さん、堀内孝雄さん、谷村新司さん、前川清さん、桑名正博さんなどなど・・・
でもどれもこれも上手いんだよねぇ。
とっちゃんが4曲歌う間に私が1曲ちょろっと歌ったりしていたっけ。
●前川清さんの「雪列車」「恋唄」
●桑名正博さん「月のあかり」
●鶴田浩二さん「街のサンドイッチマン」
●谷村新司さん「群青」「君を忘れない」
●堀内孝雄さん「影法師」
●増位山太志郎さん「そんな女のひとりごと」「そんな夕子にほれました」「昔の名前で出ています」
●渡哲也さん「くちなしの花」「みちづれ」
●黒沢明とロス・プリモス「生命のブルース」
●古都清乃「和歌山ブルース」
●フランク永井さん「霧子のタンゴ」
●北島三郎さん
などなど。
我ながらよく覚えていたなぁ、タイトル。
後はとっちゃんはビギンの「涙そうそう」が好きだから歌ったりしていた。
とっても甘くて素敵な声。
私のために谷村新司さんの「君を忘れない」を歌ってくれたり、アニメ「どろろんエンマくん」のテーマソングを歌ってくれた(笑)
「忘れないよって言ってもらえるのって嬉しくない?」
と言われたけど、「私はまだまだ思い出じゃないよ」って言ったら、笑っていた。
「当たり前や」って顔してね。
私が米米クラブの「君がいるだけで」を歌ったら、「演技でもない歌歌うな」と言われたの。
最初、少しショックだった。
「あぁ、私がこんな歌を歌うのが重いのかなぁ・・・・」
そう思っていたら、どうやら違った。
この歌はカールスモーキー石井さんがその当時お付き合いし結婚の約束までしていた南野陽子さんのために歌った歌だったのに、その後石井さんから別れを切り出した歌だから、
「演技が悪い」
だった。
私たちもそんな風に別れたらあかんから「演技が悪い」って言ってくれたのかなぁ・・?
なんて都合よく考えてみる。
歌いに歌った4時間。
途中、とっちゃんから
「しゃぶらせるぞ!」
「あー、ここでお金使っちゃうからラブホ行くお金無くなっちゃった。残念!」
なんて言ったっけ。だから思わず、
「大丈夫!今日行けなくても、機会はまたすぐやってくるし♪」
と言ってやった。
少しでもとっちゃんの気が晴れてくれればいいなぁ。
気晴らしの相手に、私を選んでくれたことが嬉しかった。
彼女さんじゃなく、私を選んでくれたんだ。
今日はね。
こっそりとっちゃんの歌声と、そしてとっちゃんと私の会話をこっそりこっそり録音。
これは内緒、内緒。
絶対にないしょ。
私の宝物。
私はまだまだ、とっちゃんの思い出じゃない。
これはとっちゃんが言ってくれたもの。
とっちゃん、今日も逢えて嬉しかった!
Toっちゃん
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