そこにある時間
「出逢うのが遅すぎた」
絶対にそんな事は思わない。この人生で出逢えたこと自体が奇跡だもの。
「あの人」と過ごした今までの「時間」、そしてこれから過ごせるはずの「時間」を自分のための思いでとして綴っていこうと思います。
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とっちゃんだけなのか、それとも男性はそうなのか分からないけど・・・。
とっちゃんは私とセックスをするとき、いつも私をうつ伏せにする。
そしていつも後ろから入ってくる。
その後腰をつき上げさせ、普通にバックでくる。
いつも後ろから、私を抱きしめながら行為を行う。
たまに肩あたりに歯型がついている。
今もついてる。
なぜいつもバックからなの?
私の顔を見たくないから??
それとも単純にその体位が好きだから???
一人運転しながらそんな事を考えていた。
そしてつい、昨日の事を思い出し、ジン・・・と熱くなる。
今日は逢える予定じゃないのに、とっちゃんと同じ車種のトヨタのノアを結構みる。
「なんでかなぁ・・・?」
と思いつつ、1週間前とっちゃんと一緒に行ったケーキ屋さんにロールケーキを買いに向かった。
と。
反対車線からとっちゃんと同じ色、年代のノアが来た。
念のためナンバープレートを確認してみると、それはとっちゃんの車のナンバーだった。
そして運転席に素早く眼をやると、やっぱりとっちゃんだった。
昨日と同じ、最近お気に入りのキャメルカラーの上着を着ていた。
彼女に買ってもらったのかなぁ?
あの時間に、あの場所ですれ違うなんてある意味すごいと思った。
嬉しかった。
だけど少し悲しくて寂しかったのはなんでだろ・・・。
Toっちゃん
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