ちいさな暮らしをひとつづつそれは毛糸のひと編みと同じちいさなあゆみひと編みごとのいつか何かが出来るかもそれとも途中であきらめるかもそれすらわからない けれどひと編みひたすら 重ねゆく日々も同じいち段 終われば毛糸だまから 糸を引くその軽い重さに生きているちいさな手ごたえを感じたり