雨がしとしとふっているあのひとは 鳴らない電話を朝からずうっと待っている軒先のしたたるしずく数えながら雨のふる日は後悔ばかり旅立った人を 思い出すキンモクセイの咲く道で話していたねギターの音色がぽろりぽろり 窓つたう雨はふり止まない会いに行こうかゼラニウムの真っ赤な花びらつめたいしずくで散る前に