こぞのさくら...

 

 

ことのはじまり - 2005年06月26日(日)

部屋に入ると、後ろから抱きしめられた。
20センチほどの身長差のある彼に抱かれると、
彼のあごの下にすっぽり収まる。
うしろから抱かれるのって大好き。
どうしてかな。
自分の意志ではうしろから抱かれることってできないからかも。
彼が彼の意志で私を求めてくれている喜び。

でも私の髪に鼻をうずめる彼の気配と
肩ごしにまかれた腕の力強さに、
我慢ができなくてすぐにうしろを振り返り、唇を求める。
彼が首を少しだけ前にだして、私は少しだけ背伸びして。
ふたりの周囲の空気の密度が一気に濃くなる瞬間。

唇の間から優しく差しだされた舌を上唇と下唇でそっと挟んで吸い込む。
私の口の中でしばらく遊んでいた彼の舌が、ルージュの剥げかかった私の唇のすき間からでて、首筋へ降りていく。
肩を抱いていた手のひらが私の胸元へ移動する。
ホルターネックのタンクトップを着ているから、 下着は肩ひもをはずしてある。
ずり落ちてしまわないように、パットがしっかりしているタイプの下着。

「ウソの胸だけど」
「じゃあ、ホントのやつちょうだいよ」

彼がそういいながら、タンクトップの首にかかった紐をそっとほどいて、下着の上部に手をかけて、半分だけ下にずらす。
小さな胸の中心に、不釣り合いに自己主張する大きく固くなった艶のある乳首がぽろりと飛びだす。
今の私の心の中を全部表現している突起。

ココニキテ。

彼が首を更に深く折り曲げて、その先に舌を巻きつかせ、口にふくむ。

んふぅ。。

腰の力が抜けて崩れ落ちそうになる私の体を、彼の腕が支える。
私も彼の首に腕を巻きつかせて、体勢を保とうとするけれど、
腕を上にあげたら、更に胸の露出が激しくなって、彼は口に乳首をふくんだまま、その胸のささやかな隆起を手のひらで優しく揉みしだく。

もれる吐息とともに私の腰骨は存在しなくなる。
軟体動物になってベッドに体を沈める直前の恍惚の時間が今まさに。







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