雑念だらけ
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2006年09月25日(月) 少しずつ平穏な日々へ

次の日も友人の携帯に彼からのメールが。


《彼女から連絡がありません、携帯を解約したのかもしれません、
別れは彼女の意思とは今も思えません、あんなに愛し合っていたんです、
今は自分のふがいなさを責めるばかりです、僕は最低ですね
彼女の気持を分かってなかったのでしょう、
もう一度彼女と話し合いたいです
なんとか連絡がつかないでしょうか、
あなたのことを彼女は頼りにしていました
必ず連絡があると信じてます
僕への連絡、そして僕の気持を伝えて下さい》


なんじゃこりゃ

綺麗すぎる。



友人も言った。
「言葉はすごく綺麗で、事情を知らない人には彼がすっごい善人に思えるだろうね・・・
でも穴だらけだよ、コイツの言ってる事。

コイツさあ
私のとこにヨウさんが居るって前提で話をしてるよね、
コイツのメールをヨウさんも読んでるって前提の文章だよ」


元々外面のいいヤツだ。
誠実で真面目で純情な男を演出するのは慣れていた。


何度も何度も、友人にメールがきた。
これは予想外のことだったし、彼女には申し訳なかった。

連絡があったらそっちに伝えるけど今のとこ何もありません、と彼女は返事をしてくれた。



その日、私が最後に送った荷物が届いた。
それまでの分と合わせてみて足りない物を買った。
ブラシ付きのドライヤーがどうしても欲しくて大型家電店で一番安いのを購入。
たしか670円。
無事動くので今でも使ってる。


その日の夜、友人と話した。
彼はここ(友人宅)まで確認にやって来るだろうか、と。


確信しない限り来ないと思う
恥ずかしいことをしたくない人だから
あなたに「彼女が居なくなりました」ってメールしたのが彼のなりふり構わない行動の限界だと思う
何かをするとしたら彼じゃなくてお母さんだろう
でもあのお母さんも知らない土地に行けない人なんだよ、
だから、灰色のうちは誰も行動しない、そう思う


彼女は、
「アイツの性格を一番知ってるのはヨウさんだから、ヨウさんがそう思うならたぶん当たってるだろうな。
ただ、逆上した人間はメーター壊れてるから、気を付けて過ごすに越したことはないね。
▲▲さん(元ダンナ)には私から気をつけるように言っておくよ。

ヨウさんがあいつのとこに居ないって分かったら、遠慮なく慰謝料の請求を始めるかもしれないけど。

それはもう仕方ないことだから。
ヨウさんが口出ししちゃダメだよ」


次の日あたりから 彼から友人へのメールが減った。
一週間くらい過ぎると2日に一通くらいの割合に。

私はその頃には 友人の協力を得て、新しい仕事新しい住処を探していた。
自分の足で立たなくてはならない。

『幸せになるんだよ』という前の職場のオバチャンの言葉を時々思い出した。

友人の住んでいる地域は近所付き合いが盛んなので、不審者は目立つしすぐに話題になるような雰囲気だった、
でも外に出るときは友人も私も一応辺りに気をつけた。



それでも精神的にずいぶん安定したのが自分でも分かってきた。
彼からのメールも減り、友人もホッとしたと思う。



メールは受け取っておりません。すみません。

[LINK] 「モラル・ハラスメント被害者同盟」
モラハラで苦しむ方々へのメッセージや皆さんの体験談があり
私の心の支えとなりました。

ヨウ