雑念だらけ
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【whoisMy】をOFF設定にしています。
帰り道、彼からメールが。
《気が変わった、もう帰る。買い物をしたいならH駅前で待て》
返事を送った。 《夕飯のおかずはあるよ》
すぐに彼からの返信が来た。 《面倒くさいんならいいです》
あ〜やっぱり・・・みたいなメールだった。 買い物があるなら待ち合わせだ、と言われたら、ありがとう待ち合わせましょう、と答えなくてはならないのだ。 私の用事があるから出掛ける、私が行きたいから行く、じゃないとダメなのだ。
面倒くさいよ、と思いつつ 《行きます》 と返事をしたら 《最初からそう言え》
私にとって これまでで一番長い夜が始まった。
彼と駅で落ち合ってひと通り彼の行きたい買い物コースを歩いた。 それから帰って食事の用意。
夕食を済ませ、私は携帯を彼に気付かれないように部屋着のポケットに入れた。 携帯の設定は既に サイレント、バイブなし、着信イルミネーションなし、にしていた。 明日朝会う約束の友人Kさんからメールや電話がかかるかもしれない。 彼に見られたりしたらどうしようもない。
食器を拭き終わってそっとポケットを覗いたらメールが。 トイレで水を流しながら読んだ。 (彼は携帯の開け閉めのカチ、という音や操作の音にさえ敏感だった) 案の定、友人Kさんから。
《明日朝の待ち合わせを30分遅くしてもいい?なんなら明日朝はっきりした時間が決まったら電話しようか?》
じょうだんじゃない〜〜〜 電話はするな〜〜〜
《時間はそれでいいよ。私、待ってるからゆっくり来て。電話は、悪いけどしないで欲しい、ごめん!》
返信して、携帯を風呂場の洗濯物の中に隠し、私はすぐにシャワーした。 部屋に戻る時は脱いだ服の中に隠して、着替えを片付けるふりをしながらバッグの中に戻した。
シャワーの間に携帯を見られないようにしなくては・・・と思っていたのでクリアー出来てホッとした。 頭の中で、明日の朝することを繰り返して確認してたら
「お前、携帯は?」
彼が言った、ドキリ、としたが
バッグにあるよ なんで?
「いや、見あたらねーなあ、って思って」
ほら、と見せたら フウン、と鼻で笑うような返事。
セーフ! 心の中で叫んだ。
今日が給料日だと彼は知っている。 私は彼の前に3万5000円置いた。 家賃半分と文句を言われないだけの光熱費だ。 私は今払った分を使う事は無い、が、給料日に渡すことに決まっていた。
くれてやる、これで自由になるなら。
ありがとう、と彼はそれを自分の財布にしまった。 「2馬力だよ」と、言う彼。
それからニヤニヤし始め、その日あったことを思い出したらしく話しだした。
「今日〜同業の知り合いに会ってさ、 ○○さん(彼)、彼女出来たんですよね〜って言われてさあ〜・・・」
メールは受け取っておりません。すみません。
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「モラル・ハラスメント被害者同盟」
モラハラで苦しむ方々へのメッセージや皆さんの体験談があり
私の心の支えとなりました。
ヨウ
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