雑念だらけ
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2006年09月13日(水) 一番長い夜

帰り道、彼からメールが。

《気が変わった、もう帰る。買い物をしたいならH駅前で待て》

返事を送った。
《夕飯のおかずはあるよ》

すぐに彼からの返信が来た。
《面倒くさいんならいいです》

あ〜やっぱり・・・みたいなメールだった。
買い物があるなら待ち合わせだ、と言われたら、ありがとう待ち合わせましょう、と答えなくてはならないのだ。
私の用事があるから出掛ける、私が行きたいから行く、じゃないとダメなのだ。

面倒くさいよ、と思いつつ
《行きます》
と返事をしたら
《最初からそう言え》



私にとって これまでで一番長い夜が始まった。



彼と駅で落ち合ってひと通り彼の行きたい買い物コースを歩いた。
それから帰って食事の用意。

夕食を済ませ、私は携帯を彼に気付かれないように部屋着のポケットに入れた。
携帯の設定は既に サイレント、バイブなし、着信イルミネーションなし、にしていた。
明日朝会う約束の友人Kさんからメールや電話がかかるかもしれない。
彼に見られたりしたらどうしようもない。

食器を拭き終わってそっとポケットを覗いたらメールが。
トイレで水を流しながら読んだ。
(彼は携帯の開け閉めのカチ、という音や操作の音にさえ敏感だった)
案の定、友人Kさんから。

《明日朝の待ち合わせを30分遅くしてもいい?なんなら明日朝はっきりした時間が決まったら電話しようか?》

じょうだんじゃない〜〜〜
電話はするな〜〜〜

《時間はそれでいいよ。私、待ってるからゆっくり来て。電話は、悪いけどしないで欲しい、ごめん!》

返信して、携帯を風呂場の洗濯物の中に隠し、私はすぐにシャワーした。
部屋に戻る時は脱いだ服の中に隠して、着替えを片付けるふりをしながらバッグの中に戻した。

シャワーの間に携帯を見られないようにしなくては・・・と思っていたのでクリアー出来てホッとした。
頭の中で、明日の朝することを繰り返して確認してたら

「お前、携帯は?」

彼が言った、ドキリ、としたが


バッグにあるよ
なんで?


「いや、見あたらねーなあ、って思って」


ほら、と見せたら フウン、と鼻で笑うような返事。


セーフ!
心の中で叫んだ。


今日が給料日だと彼は知っている。
私は彼の前に3万5000円置いた。
家賃半分と文句を言われないだけの光熱費だ。
私は今払った分を使う事は無い、が、給料日に渡すことに決まっていた。

くれてやる、これで自由になるなら。

ありがとう、と彼はそれを自分の財布にしまった。
「2馬力だよ」と、言う彼。

それからニヤニヤし始め、その日あったことを思い出したらしく話しだした。

「今日〜同業の知り合いに会ってさ、
○○さん(彼)、彼女出来たんですよね〜って言われてさあ〜・・・」




メールは受け取っておりません。すみません。

[LINK] 「モラル・ハラスメント被害者同盟」
モラハラで苦しむ方々へのメッセージや皆さんの体験談があり
私の心の支えとなりました。

ヨウ